アマ野球観戦記


2002年度


東北福祉大VS愛知学院大(2002年11月15日明治神宮大会)

東北高校戦の余韻を残しつつ、続くは北の強豪東北福祉大の試合。
スタメンが塩川と北川以外、オール4年生だったのが、来季を占う意味で見てる身としては、残念だったが、
彼らとしては、学生最後の試合なだけに文句は言えないか・・・。(^^;
しかし、その中で2年生遊撃手3番打者塩川達也(右投げ右打ち 178cm77kg)が光った!
聞く所によると、塩川は、1年でこの強豪チームのレギュラーショートを奪ったそうな・・・。
確かに随所で見せるバッティング技術は唸るものがある。スラッガータイプではなく、中距離ヒッター。
基本線は、外野の間を抜くバッティングで外の変化球を上手くおっつけ、内角直球を引っ張る事ができる。
ショート守備は、派手なアクションは無いが、堅実で、肩はそこそこ強い。スナッピングもキッチリできているし、
コントロールも良い。グラブ捌きも実に丁寧で守備力で言えば、来年のドラフト候補遊撃手である岩館に匹敵する。
何というか、プレー全体に野暮ったさが残って、イマイチ華が無いのが珠にキズだが、
実力は2年後には、自由枠クラスの評価を受けていてもおかしくないと思う。
もう一段階上のスピードがつけば、目玉クラスになれる選手。

愛知学院大の筒井和也(左投げ左打ち 181cm74kg)の球威は目を見張るものがある。
軟投派だと思われがちの筒井だが、意外と球全体に力があるのが驚いた。
武器は2種類の変化を見せるスライダーとストレート。どちらもキレ味が鋭い。
縦に小さく落ちるスライダーと横滑りのスライダーはプロでも飯が食えるレベル。
課題は、セットになると乱れる制球力。四球連発で押し出し、置きに行った球を痛打されるのは頂けない。
一つ一つの球は全国レベルなだけに、それをまとめる力が今一歩なのが残念。
来年の自由枠とも噂されているが、それは今後の成長次第じゃないだろうか。
少なくても現時点では、自由枠の評価には首をかしげざるを得ない。

この日、注目を集めている東北福祉大の山本隆司(右投げ右打ち 185cm81kg)の登板は残念ながらなかった。
ブルペンで投げている姿を見たが、うなりを上げる様な球威は、横で投げている福田(1年、後述)には悪いが、
比べると、大人と子供の投球レベルの差があった。
まず腕の振りの速さが違う。クイックも上手い。そして、うなりを上げて、打者のインロー、アウトローにビシっと決まるストレート。
これぞ自由枠!これぞドラフト1位!という素晴らしい球威だった。
実戦を見ないと最終的な判断は下せないが、香月、馬原も良いが、山本隆司に特級の評価を与えたい。

そして、その隣で投げていた福田聡志(1年 右投げ右打ち 180cm75kg)。
ドラフト好きなら覚えているかもしれません。和歌山伊都高校の福田です。
惜しくもドラフトで指名を受けませんでしたが、東北福祉大でその素質は着々と開花させている様でホッとしました。
この日、一回だけ登板。その1イニングでMAX147`を叩き出すセンスは素晴らしい。
一年生で、色んな面で粗削りだが、それだけ伸びしろがあるという事で先々は楽しみ。
順調なら、東北福祉大のエース、そして自由枠という路線が見えてくるでしょう。

終盤、代打で末木晃(一年 右投げ左打ち 176cm71kg)が出てまいりました。
こちらもドラフト好きの方には、覚えがあるでしょう。広島広陵高校で4番遊撃の末木です。
オープンスタンスで振り子打法はイチローばりで、坪井の様な一本足振り子ではなかったですね。
球の見極めも見事で、同期の根元(花咲徳栄高校卒)に一歩リードしたかもしれませんね。
結果は四球で出塁。出塁後は、常に次の塁を伺う姿勢が非常に良いです。
塩川の控えはちょっと勿体無い気がするが、塩川からショートを奪うくらいの気概で頑張って欲しいです。
今日は、サード守備に入りましたが、無難にこなしておりました。肩も強いですし、やはり遊撃で勝負して欲しいです。


東北高校VS平安高校(2002年11月15日明治神宮大会)

注目のダルビッシュ有投手(右投げ右打ち 194cm78kg)が見たくって楽しみにしてた今日の観戦。
本当に楽しみで楽しみで、熱出して倒れてしまいました・・・・遠足楽しみにしてる子供か?俺は!!(^^;
というわけで、午前中は医者で点滴を打って、いつか死ぬな・・・と思いつつも午後の東北高校戦に間に合う様に神宮へ到着。
感想は、いやぁ〜行って良かった♪というものでした。
まずダルビッシュ有の凄まじいこと。
もっと素材に頼り切った荒々しい選手を想像してたんですが、全く違う。
フォームはスリークォーターから剛速球を投げ込む木佐貫に非常に良く似ています。非常にキレイ。
下半身が細いのが気になりますが、まだまだ一年生。これから太くしていけば、いいんです。
聞く所によると、成長痛がこの秋になってようやく止まったから、秋〜春にかけてウェートを中心にやっていくそうです。
スリークォーターからの剛速球に加え、たまに横手から速球、スローカーブを投げ込んでいきます。
阪神のムーアが縦横から投げる変幻投法で話題をさらいましたが、ダルビッシュは、高校一年でそれを実現しました。(^^;
元になるスリークォーターが完璧なフォームだから横手から投げても全然気にならない。
結局、この試合をMAX147`12奪三振で完封するんですが、内容は恐ろしいくらいです。
のらりくらりと、変化球でかわして、ポンポンポンとアウトを取るリズムの良さ。
ランナーを背負うと、スライダー、横手からスローカーブ、そして剛速球。完璧に振り遅れて三振。
緩急の使い方、投球術。高1レベルじゃないですね。
言うならば、木佐貫のフォームと球筋と速球+川尻の投球術+ムーアの変幻投法=ダルビッシュ有
怪物ですな・・・・。松坂とどちらが評価が上になるか、比べてみたいですね。個人的にはダルビッシュを推します。
投球も怪物ならバッティングも怪物クラス。足を高々とあげる打撃フォームに「当らんやろ」とタカを括ってたら、見事にミート。
その後の打席でも快音が聞かれた・・・・天才はつくづくわからんなぁ〜と思った。。
ここまで書いて思い出した。ダルビッシュにここだけは治して欲しい所。走るフォームです。
走るフォームが外へ外へと向かう足・・・・つまりガニ股走法で、いかにも怪我しそうな走りかたです。
内転筋は鍛えられるかもしれないけど、ピッチ走法を身につけて欲しいと思います。

ダルビッシュだけではなく、他の選手にも目を向けてみましょう。
ダルビッシュの球を受けていたのが、2003年度のドラフト候補である佐藤弘祐捕手(185cm76kg)。
4番捕手で頼れるチームリーダーといった感じです。塁間送球は2秒弱。高校2年にしては上出来。
肩はまさに全国クラスですね。伸びる二塁への送球。球の回転がキレイでコントロールも良い。素材としては申し分ないです。
課題はキャッチング。ダルビッシュが投げる回転の速いボールをミットの芯で受け取れません。
良い球が来てるのに、パスンパスンいうミット音は、聞いてて悲しくなってきますね・・・。
高井、ダルビッシュと好投手が揃ってるわけですから、佐藤は、良い練習相手がいるんです。
彼らの球を芯で受けられる様になれば、プロでも十分にやっていけると思います。
春までに何とかミットの芯で取れる様にして欲しい。
バッティングのセンスは悪くない。身体能力があるせいか、パワフルなスイングを見せてくれる。
ただ、ちょっと打ち気に急いでいるというか、大振りになってるというか、粗いという印象です。
高校生だからこのくらい荒々しい方が良いのかな?と思う反面、
基本に立ち返って、センター中心にコンパクトに振って欲しいな・・・とも思いました。

センターの大沼尚平中堅手(右投げ左打ち 174cm69kg)は、見事なホームランをかっ飛ばしていた。
まだ、この選手一年生なんだが、右肩でキチンと壁を作って、左腕の服部の変化球を上手く合わせて、
左方向へ打球を飛ばしたのは、素晴らしいセンス。実はセンター守備でエラーを記録した直後にきちんと結果を残したわけで、
その切れない集中力は非常に面白い存在だと思う。一年生だし、まだまだ身長も伸びる。
1年間は身体をしっかり作れば、2年後はダルビッシュと共にドラフトの目玉になるかもしれません。

一方、平安高校にも逸材はいましたねぇ〜♪
3番打者西村拓也左翼手(右投げ右打ち 180cm83kg)。
ダルビッシュ相手に唯一、バッティングで奮闘しておりましたね。
うねり打法風に言えば、釣り込む、引き込むまでは、完璧。うねり込む・・・・つまり、軸から腰の回転がちょっと甘い。
スイングスピードはそれなりにあるんですが、上半身主導なのは、否めない。
軸から腰への回転が上手くバットに伝わってないので、スイング、そしてインパクトの瞬間の爆発力に物足りなさが残る。
上半身だけでも、これだけバットが振れるんだから、ヘッドがもう少し抜けても良いと思う。
今日は二塁打が多かったけど、彼の本来のスタイルはホームラン量産型のスラッガーだと思う。
春までにどの程度、腰の回転が出てくるか、非常に楽しみなバッターです。

もう一人。原康彰捕手(173cm64kg)。
俊足の一番打者で捕手という異色の選手。
フットワークも良く、多少コントロールを乱してもアクロバティックな捕球で決して後ろに反らさない所が気に入った。
リズムが非常に良く、投手の服部が物凄い投げやすそうだったのが東北のバッテリーと比べても、顕著だった。
声も良く出すし、こまめに投手に声をかける気遣いも◎。捕球はミットの芯でキチンと受けていた。
さほど速くも重くも無い球がドシンドシンと重そうな音を立てるのは、捕球が上手い証拠。
惜しいのは、2点。地肩が弱い所と、バッティングが当て逃げな所。アマチュアの方が彼の持ち味が生きるかな・・・?


2001年度


三菱ふそう川崎VS横浜シーレックス(2月26日ベイスターズ球場)

ここでは、アマ野球の観戦記をつけたいと思います。
と、言いつつも、いきなり球場を間違えるという大失態・・・・。(^^;
横浜スタジアムへ行ってしまいました・・・。(^^;
慌てて、ベイスターズ球場へ向かうも到着した時点で、回は既に7回まで進んでました。。
もう笑うっきゃないですねぇ・・・あははは・・はぁ〜・・・。
それでも収穫はありました。
全くの予備知識無しでの観戦。三菱ふそう川崎は、リリーフに左腕の谷村を投入。
この谷村が非常に良かった。
球速は、目測ながら130`前後も、癖の無い投球フォームから、上下左右のコーナーへビシっと決める抜群の制球力。
ドロンとしたブレーキの効いたカーブでシーレックス打線を翻弄。
特に対左打者に関しては、球の出所が見えづらく、カーブとのコンビネーションでバットが面白い様にくるくる回った。
小池に一発を食らうも他の打者には、出塁も許さず。
ドラフトは、年齢が不祥の為、なんとも言えないが、球威次第では、左のワンポイントとして、非常に面白い素材。
シーレックスは、8回に中野渡→前田へ継投。
前田はMAX149`というふれ込みで、確かに球は速いが、制球に課題が残り、
カーブとストレートとのフォームの違いが一目瞭然の為、非常に打ちごろな投手。
事実、前田に変わり、三菱ふそう川崎の打線が爆発。9回に一挙3点を獲る。
2アウト後、なおもランナー2・3塁でヘルメット粉砕のデッドボール。。(^^;
一瞬、場内が騒然となったが、ぶつけられた本人(名前を忘れました。すんません)はいたって平然。
2アウト満塁で、2番打者に7・8球粘られて、何とかセンターフライに討ち取る。
正直言って、前田は少し厳しいね・・。
逆に三菱ふそう川崎の3番打者の梅原は、前田の甘い球を打ち損じるも、スイングスピードも速くパンチ力もある。
サード守備も軽快で悪くない。1打席立っただけで前田の癖を見破るなど、その注意深さも注目に値する。
4番合田もスイングスピードは速いが、アピールに欠ける様な気がする。
捕手の池田は、野球小僧にも名前が出ている捕手で、期待してたが、こちらもアピール度はいまいち・・・。
肩は確かに強いっぽいけど、送球の軌道が上ずって来るなど、制球に欠ける部分もあり、刺すのが仕事の捕手としては、?


新日鉄君津VS西武(2月28日西武ドーム)

今日は、新日鉄君津VS西武戦を見てきました。
まぁ、結果から言うと2対7で西武の圧勝なんですが、
どうも両軍ともミスの連発で、見てる途中でアクビをかみ殺してみたり。。(^^;
といいつつも、夕暮れの西武ドームは寒くって寒くってそれどころじゃなかったけど・・・。(^^;
寝たら死んでたな・・うんうん。(爆)
冗談はさておき、両軍通してこれは!!!という選手があまりいませんでしたね。
西武の水田と高山久はさすがですねぇ〜。この二人は二軍の野手の中でもちょっと抜けてます。
いつ一軍に合流してもおかしくはないですね。谷中・芝崎も何で二軍にいるの?って感じでした。(笑)
西武では、目についたのは、この4人だけ。
特に水田は、お勧めですよ〜♪足も速いし、守備範囲も広い。打撃もタイムリーヒットを放つなど勝負強いです。
プリンスホテル解散で特例のプロ入りでしたが、これは西武は、良い買い物したねぇ。
谷中は、6回まで新日鉄打線を3安打無失点に抑える好投。非常に粘り強い投球でした。
さて、気になるのは、新日鉄君津の方なんですが、スタメン野手の中で、光ってる選手はいませんでしたねぇ。。
打者一巡して、この中で頭一つ位抜け出してるのは、4番ファーストの矢口でしょうね。
スイングスピードも他と比べるとやや速いかな?という位ですか・・・。
5番センター古川の足は速いが肩が弱く、打撃も平凡だった。
ちょっとガッカリして見ていたら、何のなんの!スタメンにゃ居ないが、控えに光ってる選手がいました♪
青木と松中。
松中は右打者で球を引き付けて、引き付けてガツンと引っ張っる打撃は良いですね。
速球を待って変化球に対応という基本も出来てるし、まぁまぁ面白い選手。
青木の方に僕は興味を持ちました。
左打者なんですけど、今日は、代打で起用。初球の甘い球を思いっきりフルスイングして右中間へクリーンヒット。
非常に奇麗なスイングで、自分の軸をしっかりと持ってますね。プロでもあんなに奇麗なスイングは年に何回かでしょう。
多分、自分でも会心の打撃だったんじゃないでしょうか?次の打席でもキチンと基本にそったスイングをしていましたし、
なかなかスイングスピードも速い。なんで新日鉄君津は、彼をスタメン起用しないのか不思議だ。。。
投手陣では、新日鉄君津は、意外と粒が多い。
先発の飯島、南・桜井の両左腕に抑えの吉元。
いづれも有望な選手達です。
まず飯島は、サイドからキレのある130`前後のストレートとスライダーのコンビネーションが売り。
一打打たれても連打を許さない上手さがある。
南は、実はブルペンでは一番良い投手だなぁ〜、と思って見てたら、なんとなくマウンド上では、萎縮した感じをうけた・・・。
所謂、ブルペンエースというやつでしょうか?伸びのあるほんとに良い球を放ってて、目測では、135程度は出てるんじゃないか?
と思いましたが、マウンドに立って、実際に投げてみると、ストレートが130`にも満たない。。
最初は、変化球を投げてるのか?と疑った程・・・。(^^;
ストレートが125`程度じゃプロは抑えられないですよ・・・。もっと球速をつけにゃ・・・。
最低後球速を5`〜10`増をしなければ、ドラフトなんて夢のまた夢。
逆に言えば、球威さえなんとかなれば、即プロ入りしても使えると思う。
桜井の調子はよかったですね。速球も力があり、130〜135`位で、ストレートでガンガン押すタイプ。
ブレーキの効いた良いカーブも持ってるんだけど、多投はしません。
というより、多投は出来ないのかな?この投手。投げる時に「ウイ!」と言って気合をいれるのが、癖なんですけど、
この気合で球種がなんとなくわかってしまうんです。つまり、速球だと気合の声も大きい。
しかしながら、変化球などは、気合の声は小さい、もしくは言わないという事があります。
これは、もしプロ入りを狙ってるんなら、改善すべきでしょうね。。
吉元は、この投手陣の中では、唯一の速球派でしょう。135`〜140`のストレートにスライダー・フォーク・カーブと球種も豊富。
球のキレもあり、勢いもあるし、腕の振り自体も良いんですが、変わりっぱな、連打を浴びて3失点。
これは、全て吉元の弱点である、肩の開きの速さが問題なんだろう。
肩が速く開くと球がシュート回転して、力の無い甘い球になるし、制球もつけにくい。
また、肩の開きが速い事で、球の出所が見え易くなり、その結果、球の速さの割にはあっさり安打を許してしまう。
吉元はこれを矯正し、腕を振りきる事を心がければ、まだまだ球も速くなると思う。
そうすれば、ドラフトを充分意識できるだけの選手に成長するだろう。


スポニチ大会第1日目第一戦(西武ドーム)

四国銀行
日産自動車 ×
四国銀行 DH
田中 四之宮 亀井 大久保 吉田 東谷 竹本 谷脇 筒井 東出
伊藤 四之宮 吉浦 岡本 小山 宮崎 塩田 山本 武田
日産自動車 DH

スポニチ大会緒戦。昨年の王者日産自動車VS四国銀行の対戦です。
その王者日産自動車がよもやの苦戦。3回に2点を先制される。
しかしながら、それでも王者の意地を見せる。5回に四之宮が起死回生の満塁弾を放ち一気に逆転。
次の6回に大久保の2点タイムリーで同点に追いつかれるが、7回。
岡本のタイムリーで伊藤がホームイン。四国銀行の守乱でさらに2点。しまいに宮崎のタイムリーヒットで、この回一気に4点追加。
これが結局決勝点となり、辻が四国銀行を完投で下す。王者が底力でねじ伏せた感じ。

◎四之宮(日産自動車)

やはり目立ったのは、この人。昨年の若獅子賞にも輝いた実績もあり、今年の全日本にも選ばれた。
一人だけ役者が違う感じがする。セカンドとしての動きは、プロで即戦力。
リードオフマンタイプだが、上手さでスタンドまで運ぶ技も持っている。この日、逆転満塁本塁打を放ったのもこの人。
足も速く、バットコントロールも上手いのでセカンドに困ったらドラフトで指名することをお勧めする。
良い2番打者に育ってくれるだろう。守備的には、鎌田実2世@古いか?(^^;

辻(日産自動車)

来年で27歳だが、充分即戦力として使い物になる。
今年のドラフトが最後のチャンス。140`前後(目測)の速球でグイグイ押すタイプで強気のピッチング。
ピンチには、逆に気迫あふれる投球を披露するなどハートの強さは一流。
ベテランらしく投球内容も老獪で、フィールディングも上手いし、牽制では走者を刺すなど、上手さを見せ付けた。
カーブも良くまがり、カーブを中心とした緩急の使い分けも上手い。
即エースが欲しい球団は獲得にいくべし@特に近鉄がね・・・。(^^;

伊藤(日産自動車)

ショートとしての動きはなかなかセンスがある。
特に四之宮とのニ遊間は絶品です。
足が速く守備範囲も広い。ただ惜しむのは、年齢が来年で30歳・・・。(^^;
ドラフト候補とは言えませんね・・。(^^;
打撃は少し苦労するかもしれませんね。。

吉浦(日産自動車)

昨年のMVPと首位打者を獲得した選手。
3番を打つが、本質はトップバッターで、リードオフマンタイプ。
スイングが柔らかく、なおかつ確実性をもった選手で、最適。
外野守備も俊足・強肩なので、好選手には違いないです。第2の坪井となれるか???

武田(日産自動車)

ドカベンタイプの捕手。バットコントロールはうまい。


スポニチ大会第一日目第2試合(西武ドーム)

JR東日本
日本通運
JR東日本 DH
須納 青塚 良島 高根沢 池原 八長 片岡 守谷 湯澤 堂前
下窪 佐川 牧田 四十万 渡辺 山崎 山本 中村 岡本 茂木
日本通運 DH

スポニチ大会第2戦目の対戦はJR東日本VS日本通運です。
JR東日本といえば、F1セブンの筆頭ともいえる赤星が去年まで在籍していたチームですね。
なるほど、JR東日本の全体の印象としては、「あ、プチ赤星がいっぱいいる・・・・。」という感じですね。(^^;
要するに足を絡めた攻撃が多いという事です。(^^;
対して日本通運は、バランスのとれた布陣です。足が速い選手がまわりを固めて主軸に大きいのを打てる選手という布陣。
実力は拮抗していて、どちらが勝つかわかりませんでした。この勝敗は運の差でしょうね。
そういえば、関係無いですけど、僕は、JR東日本の応援団にかなり圧倒されてました・・。(^^;
JR側の席に座ってたんですけど、宗教か?と思う位統率が取れていて・・・・。(^^;
思わず席を移動してしまいました。。
閑話休題。
さて、試合は3回裏に佐川のタイムリーで下窪が生還し、日通が先制です。実はこの直前に岡本がゲッツーを食らってたんですよ。
これが無ければ、試合展開がもう少し変わってたかもしれません。惜しい。
4回表、JRの攻撃でヒット・ヒット・バントの後、5番池原がスリーランを放って逆転。
5回裏、日本通運は、岡本がソロを放って1点追いすがるが、ここまで。
チャンスを作るが、得点ならずの稚攻を繰り返した事が大きな敗因ですね。
7回表にJRは片岡のソロと守谷二塁打→湯澤バント→須納タイムリーでこの回ダメ押しの2点を追加。
結局、堂前が完投勝利で試合終了となった。

堂前(JR東日本)

肘の出て行かないいわばアーム式の投球フォームで、140`前後の速球を投げ込む。
フォームだけ見ればそんなに良いとは思えないのだが、球筋は何故か良い。
巨人の岡島みたいなタイプなのかもしれません。フォークの落差は使える。

茂木(日本通運)

身体の使い方は遠山・成本に似て非常に柔らかく好印象をもった。
右のサイドだが、キレは充分ある。球速は恐らく130`台中盤といった所か・・・。
葛西に似た投球フォームだが、葛西と違ってスピードを出そうと反動をつけて投げようとするから、
微妙なコントロールを失っている。制球が安定すれば、プロの中継ぎとして充分通用する。

四十万(日本通運)

身体が大きくどっしりした体型。その体格があらわす通りの長打力を秘めている。
来年28歳・・・。厳しいか?

湯澤(JR東日本)

強肩捕手。キャッチングにやや不安が残るが肩の強さは一級品。
ただ、取ってから投げるまでに無駄な動作が入る為、せっかくの強肩を生かせてない・・・。

佐川(日本通運)

俊足・巧打の選手だが、プロではもう一つ。
強烈なアピールポイントが欲しい。

本柳(日本通運)

二段モーションから力のある速球を投げ込む。制球にやや不安が残るが、先発タイプ。
フォークの落差が大きく、カーブはブレーキが効いてて使える球種。

伊藤(日本通運)

強肩捕手。二塁ベース低めへコントロールされた制球力は素晴らしい。


スポニチ大会第一日目第3試合(西武ドーム)

住友金属鹿島
トヨタ自動車 × 12
住友金属鹿島 DH
鴨志田 片山 吉川 青木 松本 井戸 浅田 高浦 福崎 平良
宮川 桑原 水谷 脇島 釜田 廣野 大橋 山井 日橋 安藤
トヨタ自動車 DH

1回鴨志田が内野安打で出塁。ニ盗・三盗をして、ノーアウト3塁で、二番片山の内野ゴロの間にホームイン。
1点を先制。余談だが、これが阪神が目指す野球なんだが・・・。(^^;
住友はどうもコツンと当てるだけの打撃が目立ちます。金属だからそれでも内野の頭を超すんですけど、
木製バットに変わったらちょっと苦労する選手が多いですね。。
2回裏トヨタが日橋・宮川の連続タイムリーで逆転に成功。
3回表今度は住友が吉川出塁で青木がタイムリー。トヨタのセンター宮川が好返球するも間に合わず同点。
つづく4回表。井戸のスリーベースから高浦のタイムリー再逆転。
その裏、日橋がニ遊間を破るツーベース&宮川のエンドランで1点。桑原のタイムリーでさらに1点。計2点を返して4対3と逆転。
5回6回に両チームとも1点づつ追加して、そのまま試合終了。
結果は5対4でトヨタがからくも勝利。

鴨志田(住友金属鹿島)

超俊足。赤星2世。初回に内野安打&2盗・3盗で味方の内野ゴロの間にホームイン。
まさに電光石火!あっと言う間に一人で1点を入れてしまったという感じ。(^^;
F1セブンの有力候補でしょう。
バットの振りもシャープで力負けする傾向があるが、身体が出来れば3割いける。

日橋(トヨタ自動車)

何でも法大から今年入ったルーキーの様だが、この日は2本のタイムリーを含む4安打の大暴れ!
スイングも速いし、バットコントロールもうまい。振り抜く打撃も好印象が持てる。
典型的な中距離打者で本塁打は量産できないが、2塁打が多そうなタイプ。
左打者で外野だが、安打量産型という点では坪井タイプかな?
今年ブレイクすれば、来年のドラフトの目玉になる可能性も!?


スポニチ大会第二日目第1試合(横浜スタジアム)

日産九州 11 13
日石三菱 10 17
日産九州 DH
今村 丸山 田中 高峰 井手林 中島 高井 杉本 谷口 藤井
石野 横川 池田 軽部 臼井 岩本 浅田 水上 巴田
日石三菱 DH

5回から観戦。
見ての通り、かなり大味な試合になりました。(^^;
6回谷口の本塁打、水上のヒット、石野のセーフティバント、横川のバント→お見合い→セーフでノーアウト満塁。
池田のタイムリーヒットで1点。なおも満塁で4番軽部が満塁弾。一気に逆転に成功しました。
7回表には、高峰のツーランと犠牲フライで1点。で日産九州が勝ち越し。
両チームともさらに1点ずつ追加でそのまま試合終了。。

石野(日石三菱)

セーフティバントは絶妙。ラインギリギリでピタっと止まる為、捕手も投手も手が出ない。
足が速いし、リードオフマンとしては、かなり使える選手。


スポニチ大会第2日目第2試合

東京ガス
NTT西日本 ×
東京ガス DH
新島 天野 千里 山口 有馬 真崎 高橋 久保田 三吉 徳村
一色 前田 西川 福井 井阪 三井 西田 幸本 中村 山本
NTT西日本 DH

基本線としては、投手戦でした。
ただし、安定感のある試合とはいいづらかったですね。
初回に徳村が2アウト満塁を背負ったり、3回に徳村が四球の後、暴投したり・・・。(^^;
8回裏までの得点は全て一発によるものでした。
8回の裏の2点目だけは、スクイズによる物で結局これが決勝点になりましたね。

宮崎(NTT西日本)

打撃に難ありだが、守備に関しては一級品。
軽やかなフィールディングは見物。


三菱重工広島 12
いすゞ自動車
三菱重工広島 DH
井口 中野 山田 摂津 平岡 伊藤 楊井 松本 福田 北浦
中村 山崎 藤澤 鈴木 本田 佐々木 佐伯 松本 桜木 植本
いすゞ自動車 DH

今回の収穫は三菱の先発北浦といすゞの中継ぎ(6回〜8回)天沼を見れた事ですね。
ここからは選手評だけにしたいと思います。

北浦(三菱重工広島)

20歳で先発を任されるだけあって信頼感はあります。
球の出所が見えづらいタイプで長身から投げ下ろす135`〜140`前後のストレートは威力充分。
その速球をさらに効果的にしているのが、110`前後のスローカーブと120`前後の小さく落ちるフォークである。
後5`〜10`球速が速くなれば、ドラフト中・上位級の素材。
課題は精神面と細かい制球力、カーブの際のフォームチェック。
打ち込まれると乱れ四球を連発する癖がある。これは直さねばならない。
後、失投が何球かあった。うち2球を本塁打されてる為、これも要矯正。
カーブを投げる際、抜こうとするあまり、腕の振りが鈍くなる。球種を教えてるようなもの。これも直すべし。

天沼(いすゞ自動車)

野球小僧の小関氏の評には、ロスの多いフォームとされていたが、僕の印象は逆でした。
130〜135`の角度のあるストレートとカーブ、フォーク?等を持っている。
う〜ん・・・ぶっちゃけた話、わかりやすく天沼を説明すると左腕版カーライルです。(^^;
フォームがそっくりでちょっとクイックは苦手なタイプかな?まぁ、左腕だからクイックはあまり関係無いですが・・。
キレで勝負するタイプで三振がとれるタイプです。
先述した通り小関氏の評ではロスの多いフォームとされてましたが、僕は、天沼の持ち味はこのフォームにこそあると考えます。
つまり変則的なフォームで打者としては、非常にタイミングがとりづらい。
ミートポイントを微妙にずらして凡打の山を築く・・・といったタイプでしょう。
奇麗なフォームだけが投手の投球じゃないというわけです。


3月27日選抜高校野球
第3日目第2試合
関西創価VS東北高校(阪神甲子園球場)

注目の一戦の関西創価VS東北が行われました☆
結果は、8対1で関西創価の圧勝でしたが、7回まで1点差の素晴らしい投手戦でした。
野間口は、本当に素晴らしい投手ですね。
特に圧巻だったのは、3回裏の攻防。
四球、死球、フィルダースチョイスで1アウト満塁の場面。
相手は3番・4番のクリーンアップ。
高井・山崎という大会屈指の強打者を相手に、2者連続三振で切りぬけました。
ここで関西創価へ試合の流れが完全にいきましたね。。
続く4回から高井の調子が急に崩れ始めた事から、かなりショックだったんでしょうね。
4回裏に東北が野間口を攻め、3連打で1点を返しましたが、野間口が結構、油断してましたね。
この回だけは、甘い球が多かったです。
ただし、1点でキッチリ締め、完全にリズムに乗りました。
【選手評】
・高井について
高井は、腕の振りが一定では無いですね。。
基本は左のサイドスローだと思うんですが、
速い球になると腕が上がってスリクォーター気味になります。
暴投した時は完全にオーバースローになってましたし。。(^^;
変化球と速球の違いが腕の振りで分かってしまいます。
それと、多分、短気な性格なんじゃないかなぁ・・。
味方がエラーしたり、打ち込まれたりすると、顔が笑ってても投球が崩れます。
メンタル面での相違が勝敗に繋がった様な気もします。
打たせて取る投球ができれば、もっと良くなると思うんですが。。
高井は小さいですが、やはり投手だと僕は思います。
肩回りの筋肉などを見ると本当に松坂を少し小柄にした様な印象を受けます。
プロ入りしてもまず、1〜2年は、フォーム固め&基礎体力作りになると思いますが、
1軍昇格する頃には、常時140`台後半球を投げるんじゃないでしょうか?

・野間口について
野間口は噂に違わぬ非常に素晴らしい投手でしたね。
まずバランス感覚が素晴らしい。バランス感覚が良いので、フォームが崩れる事が無い。
フォームが崩れないので、制球も良い。
さらに、投げおわった際に、すぐに構える事ができるから、フィールディングが上手い。
次にテンポが良い。自分のテンポで投げるので、打者としては、打ちづらいし、
守備にも良い影響がでてますね。
守備でのテンポの良さがそのまま打撃に伝わり、良い結果が出てます。
最後に性格ですね。
1アウト満塁の場面でこの試合のMAX142`を左打者の膝元へクロスファイアで入れる。
最大のピンチで最高の球を投げる事が出来るのが野間口の最大の武器だと思います。
気迫のこもった、気合を全面にだした投球は好印象を持ちました。
注文は特に無いですが、出来れば、ワインドアップで投げている所を見たかったですね。
練習風景でチラっと見ましたが、試合では全てセットからの投球でした。
そのチラっと見た感じでは、投球の際に、目が一瞬捕手から離れてました・・・。
制球が乱れないのかな?とちょっと心配になりました。(^^;

・山崎について
山崎は、懐が深く、スイングスピードが速いですね。
こちらも噂に違わぬ好打者です。惜しくも野間口に4打数1安打と押え込まれましたが、
初回などは、ピッチャー返しで凄い当りを見せてました。(結果は投直)
もう少し見たかったですね。

9月8日(関甲信越大学リーグ)常盤大学VS白鳳大学、平成国際大学VS新潟大学

秋季リーグ第一弾の観戦は、関甲信越大学リーグでした。
おも〜えば、とお〜くへ来た〜もんだ〜♪という歌(by武田鉄也)がふと頭をよぎる程、道のりは遠かった・・・。
東京から電車で往復約5時間。こんなに遠いとは思わんかった。。(^^;
それはさておき、今日の目的は何と言っても常盤大学の3年生エース久保田智之投手。
MAX153`のストレートを武器に春季リーグでは最多勝の5勝をあげた豪腕投手だ。
MAX153`、常時145`前後との噂だったが、なるほど、確かにストレートに特徴のある投手だった。
フォームはトルネードとの事だったが、これはちょっといただけない・・・。
テークバックまでは確かにトルネード気味に引くが、本家のトルネードと違う点。
これは、球を隠す時間の長さだろう。トルネードの最も怖い所は、握りが見えやすい事である。
野茂は、これをグラブで隠す事で、克服していたが、久保田には、それが見られなかった。残念。
どちらかというと、テークバック後の久保田は、伊達によく似た投球スタイルだと思う。
肩が早く開き(一塁側に肩が下がり)、左打者には球筋が非常に見えやすいだろう。
ストレートが速い割には左打者に痛打される理由はこの辺にある。
変化球に面白みが無いのも痛打を食らう原因の一つだ。
小さく落ちるフォーク位で、緩急・スライド系に神経を使わなくて済む。
変化球に進境が見られなければ来年は自由枠級どころか、指名枠のボーダーラインだと思う。
第2試合の平成国際大学と新潟大学の試合は、先発が菊地秀俊(平成国際大学2年)と石井大(新潟大学1年)で始まった。
菊地は、180cm80`の豪腕右腕だが、上半身主導で下半身が全くつかえてない。
にも関わらず地肩の強さだけで常時145`前後のストレートは、ある意味脅威的な身体能力を誇る。
恵まれた体格をフルに使い切ったら・・・と思うとそら恐ろしい豪腕だった。2年後の隠し球として注目してみたい。
石井大は、菊池とは対照的に、キレイなフォームから、体全体で腕をしならせて投げ込む好投手タイプだった。
制球もよく、スローカーブでもストライクを取れるあたり、中々の逸材である。
球筋が素直な分、配球が読まれると痛打を食らうが、
フォームに何の問題もないのでウェートアップと共に球速・球威が増すと思う。
ストレートである程度押せる様になれば、プロから声がかかると思う。
今の所は、捕手の実力で結果が左右されるタイプかな。


9月9日(東京六大学野球リーグ)慶応大VS明大

2日続けての観戦。今日は、東京六大学野球秋季リーグを見に行きました。
しかし、僕が観戦すると何かが起こる。今日は、降ったり止んだりの変な天候で参りました。。(^^;
それはさておき、収穫はさすがにありました。
まず、慶応から。池辺啓ニ外野手(慶応大1年)。
言わずとしれた、智弁和歌山最強世代の4番打者ですね。
まず、目についたのは、選球眼の良さ。第2打席など一球も振らずに四球で出塁しました。
打撃フォーム的には、これは慶応の左打者の伝統なんでしょうか?足を高々と上げる、所謂一本足打法ですね。
一本足は、一端、フォームのバランスがずれると、修正するのが非常に難しい。
高橋由(現巨人)や坪井(現阪神)を見ると好調な時はいいが、不調に陥った時が散々な結果になる。
好不調の出来が激しくなるわけだ。池辺も恐らくそのタイプだろう。
打順的には、1番打者が合ってると思う。
スラッガーというよりは、プロでは俊足・好打でツボにハマれば一発もあるという、上坂タイプに成長しそうな感じがする。
外野は俊足を飛ばしての守備範囲の広さで好守備を披露する。
喜多隆志外野手(慶応大4年)は今や完全に復活しました。
一時、高橋由2世と言われ、本人も気にしたのか、足を高々と上げる高橋由スタイルにしたが、大失敗。
春季リーグでは、体調の不備もあり、打率1割台に低下。入退院の繰り返しで復帰したのが、8月。
よくぞ間に合ったという感じだが、これまでの不調を払拭するような、あざやかなヒットを量産してます。
フォームも足の滞空時間が短くなり、より2本足に近づいた。
よく球を呼び込み、引っぱたくという喜多スタイルを確立した。
体の線も言われる程、細くはないし、これなら自由枠を使っても惜しくないだろう。
今日の先発は清見(慶応大2年)だが、途中から長田秀一郎(慶応大3年)がリリーフ。
MAXが150`の豪腕だという噂だが、今日のMAXは139`。
昨日、完投したばかりだから、恐らくはセーブしての投球だったのだろう。
セーブした力でも明大打線を3回パーフェクトに抑えるあたり、素晴らしい投球である。
テンポと制球力であっという間に追い込んで、決め球・・・たぶんスライダーで討ち取る。
カウントが悪くならない。外野にも球が飛ばない。非常に安心感のある投球でした。自由枠級に太鼓判!!
一方、明治大学側では、先発が一場靖弘投手(明大1年)。こちらも桐生一高で旋風を起こした甲子園のスターですね。
投球スタイルは基本的に、高校時代は変わってません。肩の開きが凄く早いので球筋も見えやすいでしょうね。
前田新吾遊撃手(明治大4年)が野手では目につきました。
右の中距離打者で、俊足・好守。ツボにはまれば一発もある。
好調だからなのかはわかりませんが、バットが良く振れてるし、見逃し方も好感が持てる。
大学時代の的場レベルの物を持ってると思う。
高倉拓真捕手(明治大4年)は、かなりの強肩捕手だった。
リードも一年生の一場をよく盛り立てていたし、社会人では良い捕手になりそう。
本来ならプロに・・と言いたい所だが、173cmの体格では難しいし、大学レベルでも打撃は力負けしてる感がある。


9月9日(東京六大学野球リーグ)法政大VS東大

続いて、法政大対東大。
正直言って、東大には興味をそそられる選手はほとんど居なかったので、割愛させてもらいます。(^^;
法政大は、人材の宝庫です。
まず、注目は、阪神が狙ってると言われている浅井良捕手(法政大4年)。
強肩捕手と言われてましたが、スローイングを見る限りでは、それほど肩は強くありません。
可もなく、不可も無く、普通といった所ですかね。
その分は、取ってから投げるまでの送球スピードで補ってます。
これが異常に速い。もしかしたら、送球スピードだけなら大学球界NO1じゃないだろうか?
しかしながら、油断してる所に走られると、平凡な捕手に成り下がってしまうのは残念。。何事も経験かな?
送球スピードが速いという事は即ち、キャッチングの姿勢が良いということ。
フットワークも含めて、これなら後逸は滅多に無いだろうな・・と思う。投手は、安心して縦の変化球を投げられるんじゃないだろうか?
地肩の強さ以外は、捕手としての守備力は合格点でしたが、浅井の売りは、守備よりむしろ打撃にあると思う。
日本人には珍しいクラウチングスタイルだが、腰の回転で球を打つ事を心がけている様に見える。
腰の回転が上手く機能すれば、長打を連発できる様になる。
クラウチングスタイルには、賛否両論があると思うが、
浅井はこれで成績を上げたのだから、これが浅井に合ってるスタイルなんだろう。
できれば、内角打ちを見てみたかったが、今回はチャンスが無かった。残念。
次に注目してたのが、史上最年少三冠王である後藤武敏三塁手(法政大3年)。
ずんぐりむっくりした如何にも長距離打者的な体格をした選手で、右の大砲として期待したい。
ただ、今は、絶不調で伸び悩んでいる。打席の中で多少、迷いがある様な気がするのは僕だけだろうか?
打ち損じが多い。初心に帰ってみるのもひとつの手だと思う。
守備は、だいぶサマになってきたと思うけど、今後の努力次第でもっと伸びると思う。
清水昭秀遊撃手(法政大4年)は、智弁和歌山の前々回の優勝時の主力メンバーの一人。
智弁和歌山カルテットと呼ばれ、高塚(現近鉄)、中谷(現阪神)、喜多(慶応大)、そしてこの清水である。
元々、素材は一流。ショートとしては、足は決して速い部類ではないが、守備位置と強肩で補っている。
巨人の元木の様に、打撃でアピールすれば、プロで一軍レギュラー獲得も夢じゃない。
河野友軌外野手(法政大3年)は春のリーグ戦では、法大NO1の打率.362を残し、核弾頭として活躍。
初のベストナインも獲得した。バットにボールを乗せるのが上手く、ポンと合わせて内野の頭を抜くという、
ワザありの打撃を披露。上手い。
普久原淳一(法政大1年)外野手は、思いっきりが良いバッティングが最大の売りですね。
一番打者が初球をいきなり、引っぱたくという図太さがあります。まだまだ未熟ながら、
俊足で足を生かした打撃もできる点で、核弾頭としては、面白い存在だな?と思いました。
と、ここまで書いて、多井清人外野手(法政大4年)の名前が出てませんね。
そうです、実は今日は、多井は居ませんでした。ベンチ入りすらしてませんでした。
理由はわかりません。怪我じゃなければいいんですが・・・。
多井は日本生命に就職が決定したと聞きました。社会人で頑張って欲しいですね。
先発の加藤光教投手(法政大1年)は、187cm80`は、大型右腕ですね。
まだ高校生から脱皮しきれてませんでしたが、長身を生かした高いリリースポイントが最大の武器です。
手も長いし、球持ちもいい。4年後には、確実に台頭してくる大型右腕です。要チェック!


9月17日(東都大学2部リーグ)国学院大対専修大、立正大対国士舘大

というわけで、国学院の矢野外野手(3年)と立正大の林外野手(4年)を狙い撃ちで観戦。
しかし、寝不足と疲労で、あくびをかみ殺し、極悪なくらいぽっかぽかの陽気。。寝ろと言わんばかりの状況である。
第2戦の立正大戦でちょっと落ちた気がするが、それは置いておいて。。。(^^;
国学院大の矢野謙次外野手について。
強肩・好守・強打のスラッガーと聞いてたが、噂通り身体能力が素晴らしい外野手だった。
地肩の強さはさることながら、キチンと手首を使ったスローイングができる点に注目。送球もそんなにそれる事がないだろう。
足は、スタートダッシュこそはあまり速くないが、一端、スピードに乗り始めるとグングン加速する。
盗塁より走塁の方が得意そうなタイプ。外野の守備範囲も結構広いんじゃないかな。守備機会があまりなかったけど。。(^^;
問題は打撃。如何にもスラッガーな打者だが、ハッキリ言って、まだ自分の打撃スタイルが確立されてないと思う。
最初のスイングを見た時には、「あら〜・・アッパースイングだよ・・・」と思ったが、
次の瞬間には、レベルスイングで中前打。。(^^;
結果を出す時だけ良いスイングをする。逆に言えば、良いスイングをすれば、結果が出るわけだね。
後は多少ヒッチする癖があります。大きいのを打とうという意識があるのかもしれない。
まぁ、多少なんで矯正できる範囲内だから、大丈夫でしょう。
今日の収穫は、何と言っても上岡剛投手(3年)が見れた事。左投げの投手で、とにかくストレートが速い!!
ボールが指にかかった時なんて、目測で少なく見積もっても145`は出てる。
下手したら既に150`越えもしてるかも。。体格が体格なだけに(178cm75kg)、あまり期待してなかったが、
逸材ってやっぱりいるもんだなぁ〜・・・。スピードガンで正確な数字が欲しいな。。
ただ残念なのは、変化球に良い所がなかった・・・。たぶんカーブだけしか持ってないんだろうけど、
そのカーブがとてもじゃないけど、プロで飯が食える球じゃない。ほとんどが真中に入ってくるホームランボールで、
それを痛打される場面が何回かありました。最後の方は、ほとんどストレート一本勝負で、それでもキッチリ抑えてました。
なかなかできる芸当じゃないですな。これで武器になる変化球が最低1つあれば、自由枠級なのになぁ・・・。
2回戦は立正大です。春季リーグでは、12試合で9本塁打17打点という猛打の林稔幸外野手に注目。
パワーヒッターを想像していったら、意外とスリムな体形(179cm76kg)でちょっと驚き・・・。
スイングもドアスイングでは無いし、どこからそのパワーが?って感じでした。
スイングは、極めてオーソドックスなレベルスイングでしたが、リストがかなり強そうです。
強すぎてインパクトの瞬間にこねる癖がありましたが、この強靭なリストがどうやら長打力の秘密っぽいですね。
打撃全体に関しては、ちょっと打席の中で余計なしぐさをしてます。足を上げる時に蹴る様にあげるんですが、
こうゆうちょっとした動作の一つ一つで、スイングする流れが妙に忙しくなってるんですね。
この選手の場合は、守備が大変な問題だと思う。ちょっと守備に関する意識が薄すぎる。
試合前のノックでは、真剣さがあまり見られないのが、残念だった。
フライをぽろ、ゴロをトンネルでは、しょうがない。肩もそれほど強く無いし、足も際立って速いわけでもないから、
せめてボールの処理や取ってからの送球スピードに磨きをかけて欲しい。素質があるのに勿体無い・・。


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