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(注意)同情報は独自に入手した情報です。あらゆる媒体への無断転載等を一切禁止します。
また、これら情報でさえ豪州で発生した事件のごく一部でしかない事をここに断っておきます。

また、下記情報もしくは「多州・特定地区の治安情報」について詳しく知りたい方はモンド・コンタクトフォーム
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(注)質問殺到の為、数日間の猶予を頂きます。






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〜下記から選択してクリックして下さい〜


第1話「 世界中で異常犯罪発生!?SPG出動せよ!!シドニーで立て篭もり事件 」


第2話「NSW州及びシドニーで、ここ数日間で発生した犯罪を追う」


第3話「ギャング、その実態」


第4話「次から次へと凶悪犯罪が発生〜in シドニー」


第5話「シドニーで遊んでみたら.....」


第6話「日本の治安・ロシアの治安」


第7話 「日本で頻発する異常殺人事件/シドニー日本人街に武装強盗!SPG出動!事件がライブ・オンエアー!」


第8話 「日本で近日発生した殺人事件〜防ぐことは出来なかったのか?」


第9話 「シドニーから帰国。日本で犯罪連続発生?」


第10話 「シドニー近況報告」


第11話「奈良女児誘拐殺人事件」


第12話「クライム IN 2004〜2004年を振り返る <その一>」」


第13話「クライム IN 2004〜2004年を振り返る <その二>」


第14話「シドニー現地情報サイト追加」


第15話「凶悪犯の心理」


第16話「いつまで続く?学校での凶悪犯罪」


第17話「相次ぐ岐阜の不審者目撃情報について」


第18話「相次ぐ岐阜の不審者目撃情報について〜続報〜」


第19話「訪豪外国人殺人事件の真相」


第20話「シドニーで銃撃戦発生!!!」


再始動!A.C.I.〜オーストラリア治安調査〜



日豪治安情報をキーワードで検索出来ます。 


≪シドニー・マップサーチ≫

ここをクリックしてシドニー詳細図をチェック!

↑地図をクリックしてシドニーの詳細な地理情報を見てみよう。
使用方法:地図をクリックの後、 現れた地図のシドニー部分を再度クリック。
又、町名から検索も出来ます(TOWN SEARCHをクリックし、町名を入力)。
そして、ストリートを調べる場合は同様にSTREET SEARCHからストリート名を入力する。
〜提供:www.willmap.com.au〜





2004/8/6

第1話「 世界中で異常犯罪発生!?SPG出動せよ!!シドニーで立て篭もり事件 」



 最近、韓国はソウルにて連続殺人事件があった。7月20日地点で26人が殺害され、次々とソウル市内各所に埋められていたのだ。 殺害動機は、社会に対する怨恨(実際は風俗嬢に対する怨恨だとも言われているが)であるという。 

 そして、日本でも同様な連続殺人事件が発生してしまった。日本では昨今、子殺しや親殺しなどの親族間での異常殺人事件が増加しているが、その中での最悪のケースとなってしまった。 兵庫県加古川市で発生した七人刺殺事件では、47歳の男が親類の男女七人を次々と牛刀で殺害した。
 その後、容疑者の男は車に乗り込んで逃走、警察のパトカーに出くわしたためそれを回避、自分から 壁に車ごと突っ込むと車は大破炎上した。車には燃料が積み込まれていたと言う。

 容疑者は当時、被害社宅近くのプレハブに住んでいて、常日頃から被害者ら親類と土地の境界線を巡ってのいざこざが絶えなかった。 情報筋によると、被害者らは事前に警察に相談していたが何の進展も見られなかったという。 今回の事件には以前から予兆があったと地元民は言う。容疑者は、以前からいざこざの他に、地元民に対しても 同様のことをしており、物を投げつけたり、包丁を持ってうろついたり、暴言を吐いたりしていたという。
 同事件の容疑者は殺害を実行する際、家の玄関からではなく、脚立を使用して二階から侵入している為、計画的犯行であった可能性が高い。 このような異常犯罪が発生している昨今、家族というものの意味が再度問われているような気がしてならない。

 さて、頻発する連れ去り事件や学校への侵入者に対抗するべく、日本全国で実施されている危機管理であるが、このほど本巣、大洞などの岐阜全域でも7月末にかけて地元警察による護身術指導が実施された。同講座では、連れ去り防止研修の他、幼稚園や保育園への侵入者を食い止めるための「刺股(さすまた)」の使用法等が教授された。
 池田セーフティーネットワーク 等もそうであるが、国家規模での「防犯対策」が行われていることは非常にすばらしいことだと思う。これを機会に全ての市町村が 危機管理により一層の努力をしてもらいたい。

 さて、それでは豪州はシドニーにて発生した事件を見てみよう。まず、前回発生した私の知人の親友が関与した立て篭もり事件の全容を伝えたいと 思う。

 事件の発端は7月1日、木曜日に発生した(殺害されたのは水曜日だとされる)。同日午後4時30分、コガラーはグラッドストーン・ストリート上の住宅にて 21歳の女性の遺体が見つかった。死因は射殺。翌日金曜日、警察は殺人事件の容疑者として浮上した被害者の女性の元ボーイフレンド宅へ向かった。
 バンクシアはバンクシア・アベニュー上の容疑者宅に到着した警察は、容疑者(23歳)とコンタクトを試みるが、容疑者が発砲してきたため一時退散。容疑者の父親が到着するも交渉成功ならず。

午後2時、容疑者の男は自宅内から外に向かってなおも続けて発砲する。ネゴシエーターズ(交渉人)とSPG(state-protection-group=クライムファイルズ内を参照)が完全武装で到着。

 午後4時、容疑者と再度コンタクトを図るため、ロボット先端部に携帯電話、カメラ、ノートを装着し、容疑者宅に送り込む。
 午後6時、容疑者と電話でのコンタクトに成功。

 午後10時30分、またも容疑者は発砲。その直後、警察の武装突入車ベアキャットが現場に到着、準備状態に入る。 その状態で膠着状態に入る。

 土曜日の午後7時、容疑者の男は自身を拳銃で撃って自殺。事件は幕を閉じた。

 ここに事件の発端を整理してみよう。ここでは「ありのまま」を伝える。

 事件の被害者の名はジェシカ、ニュージーランド生まれでマオリ族系の21歳。オーストラリアはシドニーに到着後、気のみ気のままの生活を送りだす。
 当時、ジェシカは周囲のプレッシャーに押しつぶされ、定職につかず、住居も無く、大麻にのめり込んでいた(ジェシカは友人に「幼少時から大麻を吸っていた」と伝えている)。
 後にジェシカと2000年のパーティーで知り合ったのが、今事件の主犯ネイサン、マセドニア系オージーの23歳であった。ネイサン(知り合った当時20歳)はいわゆる良い子で、ジェシカと知り合った当時麻薬にも手を出さず、スポーツ万能、ハンサムで気立ての良い子だった。
 両親は離婚してしまったが、それにめげることもなく、一生懸命に働き、働いて稼いだ金銭は全て、ジェシカ(知り合った当時18歳)に貢いでいた。その金銭はジェシカへのプレゼントの宝石や、ニュージーランドへの帰郷代に消えていった。

 ネイサンの父は言う、「ネイサンはジェシカの事を深く愛していた。そう、崇めていたんだよ。ジェシカはブロークン・ガール(どうしようもない娘)だけどね。 私は反対していたんだ、でもどうすることもできなかった」

 やがてネイサンとジェシカはお互いの不一致から別れることになるが、ネイサンはジェシカのことが忘れられず、麻薬「アイス」にのめりこむことになる。 その頃から、ネイサンはネガティブになっていく。

 別れてから3年後、ネイサンは意を決する。忘れられないジェシカの家に行くとジェシカを射殺した.....後は伝えたとおりである。
 報道というものはすばらしいものである。今回の事件のように犯人のネイサンにも殺人を犯すそれなりの理由があった事が報道から分かった。
 勿論、絶対に正当化されるべきではないが、事件にはそれなりに発端があり、理由というものがあるのだ。今はジェシカ、ネイサンの冥福を祈るばかりである。

 では、他の事件を見てみよう。目だった事件では、女性警備員による強盗射殺事件があった。
 主水のシドニー治安調査でも書いたとおり、 私自身もライセンスを所持しているが、警備員はある状況において拳銃を所持することが出来る。
 また、自分自身が身の危険、もしくは第三者が危険にあり、 それを回避できない場合は、拳銃を使用することが出来る。その際には、威嚇射撃をすることは出来ない。ターゲットを撃たなければならないのだ。
 抜いたら撃つ、それが警備員、セキュリティー・オフィサーの拳銃使用の原則である。

 さて、今回発生した事件であるが、その警備員の女性は、事件当時、某所を警備しており、拳銃を装備していた。 そこに強盗が侵入、女性をメリケンサック(拳につける凶器)で不意に襲い、頭部等を損傷させた。強盗は逃亡したが、警備員の女性も 朦朧とした意識の中強盗を追跡。車に乗って逃げようとしている強盗の後頭部を拳銃で撃ち死亡させた。

 現在同事件は捜査中であるが、警備員の女性が殺人罪になる可能性もある。なぜならば、通常、そういった状況に陥った場合、追跡せずに 警察に通報するのが常だからだ。
 しかし、実際は最初の時点で、強盗に不意に襲われ、頭部を狙われた場合(もしくは命の危険があった場合、またそう感じたとき。それは武器を持って接近してきた場合にもあてはまる)、 その場で強盗を「撃って止める」(射殺するとは言わない)こともできたはずである。すべては法廷で、また警察にどう説明するかによるのだ。

 今回の件では警備員の女性の不注意であったというより他はない。なによりも護身の本質は「事前察知」「事前防御」なのだから。主水

立て篭もり事件で出動したSPG隊員

今回の立て篭もり事件で出動したSPG隊員たち。立て篭もった容疑者を包囲した。
(写真:2004年7月6日付 LEADER紙 より)




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2004/8/13

第2話「NSW州及びシドニーで、ここ数日間で発生した犯罪を追う」


 ではここ数日間で発生した事件を追ってみたいと思う。

 8月5日、ウェザリル・パークにて麻薬ディーラーが逮捕された。警察が同容疑者の家宅捜索を行ったところ、ヘロイン、拳銃、スタンガンが見つかった。警察は同容疑者関係の男をもう一人検挙した。


 6日、西方シドニーのシルバー・ウォーターにて銀行強盗があった。拳銃等で武装した3人組の強盗は、銀行に入ってくるなり店員を脅し、カウンターを跳び越すと金庫から大量の金銭を奪って逃走した。警察は防犯カメラに写った映像(静止画像)を公開した。同静止画像は ここ からチェックして下さい。 警察はこれら2人が事件の主要な情報を握っているものと見ている。

 同日午後7時、南方シドニーはベックスレーにある宝石店に3人組の覆面を被った賊が侵入し、店員をバット、大型ハンマーと拳銃で脅すと宝石類を奪って逃走した。


 7日午後3時頃、イーストウッド駅にて18歳の男性が、数人の少年らに殴る蹴るの暴行を受け、病院に搬送された。警察は現在、18〜16歳の少年らの居場所を探している。


 8日午前3時、ダーリングハーストにて女性が何者かに暴行を受け、叫び声を聞きつけた付近の住民に通報された。警察は女性を保護し、数人の男に事情聴集をした。その後、警察は21歳の男を逮捕した。


 9日午前1時頃、ランドウィックの住宅に拳銃で武装した2人組の覆面男が押し入り、当夜寝ていた2人の女性(17歳と22歳)が男達に揺り起こされた。その後、男達は女性らをひもで縛り上げると家の中を捜索し、金銭等を強奪し逃亡した。女性らはその後自分達でひもをほどき、警察に通報した。

 同日午前1時30分頃、ボンダイジャンクションにあるコンビニに二人組の男が侵入し、ハンマーでドアを粉砕すると、店員二人を脅し、金銭を奪って逃亡した。目撃者の話では男達はターバンのようなものを顔に巻きつけ、目だけ開けた状態だったという。

 同日、午後2時25分頃、ローズヒルの銀行に3人組の賊が押し入り、金銭を強奪された。賊は外で待機していた車に乗り込むと逃走した。

 同日、午後8時30分頃、シドニーはペナントヒルズにあるサービス・ステーション(ガソリンスタンドのようなもの)にライフルで武装した男が押し入り、金銭を強奪すると逃亡した。

 同日、午後9時30分頃、3人の男がロックデールにある住宅に押し入りオーナーの男性3人のうちの1人に殴る蹴るの暴行を働いた。通報を受け、警察は現場に直行したが、警官2人も暴行を受け軽傷を負った。その後、33歳と35歳の男2人が家宅侵入罪、公務執行妨害、暴行傷害罪、強盗罪で逮捕された。

 同日午後10時35分頃、ローズミドウにあるファミリーレストランに、斧と鉄パイプで武装した男女3人組が押し入り、店員2人を暴行すると金銭を奪って逃走した。男性店員が暴行を受けた際、斧で頭を切りつけられ軽傷、病院に搬送された。

 10日午後3時50分頃、サンクチュアリー・ポイント(NSW州)にある銀行に、ナイフを持った賊が侵入し、金銭を巻き上げると逃走した。

 さて、これらが最近「目立って」発生した事件である。これら紹介した事件は最後の10日のを除いて全てがシドニーで発生している事件である。
 事件を見ていくと、強盗事件が多いことが分かる。9日は特に多く、至る所で強盗事件が発生していた感じである。また、これら事件を見ていくと、強盗の殆どが覆面をし、拳銃等で武装、かつ複数であることが分かってくる。

 また、9日午前1時にランドウィックで発生した侵入強盗、いわゆる「ホーム・インベーション」と言われる犯罪は、シドニーの犯罪史では珍しくない。
こういった犯罪では決まって賊が数人で、拳銃、ショットガン、ライフル、ナイフ、マシェット(山刀)、トマホーク(小斧)等で武装し(本当に決まって同じもので武装する傾向がある)、家に侵入、金銭や高価なものを奪っていくのだ。よって家にいるから安全というわけではないのである。
 シドニー南部に位置する犯罪多発地区「レッドファーン」の住宅は鉄格子、金属製のドアで防護されているが、その理由がなぜだかわかるはずだ(実際はレッドファーンのみでなくシドニー中の住宅にその傾向が見られる)。

 また、誰でも出来る護身術でも紹介したが、強盗には「事前察知」「事前防御」である。そしてもし、あなたがシドニーを訪れていて強盗に運悪く遭遇したのならば絶対に抵抗してはいけない。当然、抵抗は無駄に終わるだろうし、助かる命まで助からなくなってしまうからだ。

  以上挙げた事件を記憶にとどめて、オーストラリアを来訪される予定のある方は注意・警戒して頂きたい。主水



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2004/8/21

第3話「ギャング、その実態」


 さて、今回はシドニーで発生しているギャング関連事件について伝えていきたいと思う。

 ギャングとは「群れる」「群集」の意があるが、その通り一人で犯行を犯す者はギャングとは呼ばれない。ギャングにもピンからキリまである。
 シドニーのケースでは、若年層ギャングから組織的ギャングまで、「クライム・ファイルズ」を見て頂くと分かるように大きく2つに分かれている。

 では話はそれるが、日本にもこういった「ギャング」は存在する。日本では「暴力団」「暴走族」「チーマー」「カラーギャング」と大体が分けられる。この中でも、カラーギャングは99年頃から本格的に台頭してきているようだが、それについての詳細は TOKYO THUG NIGHTさんが詳しいので、そちらを参照されたし。
 これら犯罪組織(上記一部は犯罪組織とは呼びがたいが)はすでに日本全国に波及しており、民間人は注意をした方が良い。

 実際に日本であったカラーギャング関連の犯罪では、警視庁少年事件課と池袋署が2003年2月5日までに、傷害や凶器準備集合などの疑いで14〜19歳の少年2グループ(カラーギャング)計25人を逮捕、また、県警少年課と市原、茂原両署は今年12日までに、「レッドギャング」と称して盗みを繰り返していた市原市の無職少年(15)ら15〜21歳の計18人を窃盗などの疑いで逮捕している。
 これらは全てカラーギャングと呼ばれる(全て自称であるが)若者の犯した犯行である。日本の治安神話も崩れ去ったということかも知れない。

 ではシドニーのギャングとの共通点はどうだろうか。当然、シドニーにも「カラーギャング」は存在する。ようは欧米圏、もしくはアメリカの影響を受けた国に出現すると見てよいだろう。
 例えば、日本でも「カラーギャング」と呼ばれるものは「CRIPS〜クリップス(青ギャング)」「BLOODS〜ブラッズ(赤ギャング)」の2つが主であるが、これらギャングは、私の調査ではシドニーにも確認ずみである。
 クリップスはトンガ系が主流で、ブラッズは又の名を「REDS(レッズ)」とも呼ばれ、サモア系で占められている。
 しかしながら、日本で発生しているように、金属バットや特殊警棒で武装し、集団乱闘を繰り返す程度で、主に麻薬の領有権を巡って抗争を繰り広げている、他の組織的ギャングには敵わないと見て良い(アメリカでの同ギャングは全く違うが、豪州に限ってという意味である)。

 では、日本で発生しているギャングと、シドニーで発生しているギャング達の違いを挙げるとしたら、それは武器の一言に尽きると見て良い。
 やはり、「拳銃」の存在だろう。豪州に於いて、ギャング達が拳銃を手に入れるルートは大体が決まっている。裏ルートで海外から密輸入された拳銃、もしくは警備会社に侵入窃盗を働き拳銃を手に入れる、そして豪州で法律範囲内で売られている他の拳銃を不法に入手する場合である。
 そういった何かしらで入手した拳銃で武装し、街を闊歩しているからタチが悪い。よって些細な口論から撃たれる事件が続発しているのだ。
 また、シドニー(もしくは豪州の)のギャングの特色に"人種"、"国"の違いが見られる。豪州で展開しているギャングには次のようなものがある。


1.バイキー・ギャング(欧米を源としたギャング。オージー・ギャングとも呼ばれる)
2.中東系ギャング(レバニーズ・ギャングと呼ばれるものが主流)
3.トライアッド(アジア系ギャング。ベトナム系、中国系・韓国系が主流)
4.コロンビアン・ギャング(コロンビア系)
5.ロシアン・マフィア(ロシア系)
6.ユース・ギャング(若年層ギャング〜人種雑多=カラーギャング他)


 上記に於いて、当然全てが要注意であるが、日本で言う「暴力団」に相当するものは上記1〜5である。これらは、麻薬密売・拳銃密売他、強盗団や窃盗団を束ね、売春斡旋も行う凶悪犯罪組織である。
 6に至っては、上記5つの犯罪組織の「ランナー(使い走り)」と呼ばれるもので、末端で麻薬等を流しているのだ。

 上記の中でも、最近台頭してきているのが5のロシアン・マフィアである。ロシアン・マフィアは世界を股にかける「巨大犯罪組織」である。
 よって「ギャング」という言葉を使うに値しないとして「マフィア」とした。
 ロシアン・マフィアとは、旧ソ連邦当時から「国家」と太いパイプを持ち、国家自体を裏から支配していたノーメンクラツーラ(特権階級組織)である。当時から、ノーメンクラツーラは*軍産複合体との結びつきが認められ、世界政治の裏の顔として実在しているのである。

 さて、難しい話になったが、ようは豪州にも大量にロシアン・マフィア関係者が流入しているという事実なのだ。
 特に同マフィアが関係している犯罪に売春斡旋がある。シドニーで言えば、Bなどは同マフィア関係の店があるといわれる。また、東欧系女性を学生ビザで大量に入国させ、そのまま売春させるというのが同マフィアの手口である。
 しかしながら、同マフィアが売春のみに集中するわけではなく、麻薬密売や拳銃密売の元締めをしている場合が殆どだ。豪州警察としても、同マフィアは大規模な組織を持っていることから、掃討作戦を展開するには少々荷が重いのではないだろうか。

 次に、シドニーに於いて二極を担っているのが「中東系ギャング」と「トライアッド」である。これらギャングは有名ギャングとして、いつも新聞紙に掲載される。

 トライアッドに限っては「三合会」とも呼ばれ、当然全世界そして日本には絶大な影響を誇っている。全世界に中華街が存在するが、それは中華系トライアッドとの接触点を持つことが多いのだ。
 勿論、シドニーも同様である。シドニーにも小規模ながらもチャイナタウン(中華街)があるが、やはり強盗・恐喝・ギャング抗争等の犯罪に晒されるケースが多い。

 これら二極のギャングで、危険性が高いのがレバニーズ・ギャング(レバノン系)とベトナミーズ・ギャング(ベトナム系)である。これらギャングは、ユース・ギャングの持つ凶暴性に加え、しっかりとした犯罪組織構造を持っており、抗争でいきなり街中で銃撃戦を始めたかと思うと、地下に潜って組織的な拳銃及び麻薬密売・輸入をする傾向にある。

 さて今回は、シドニーに存在するギャングについて一端を講じてみたが、とにかく「麻薬は絶対使用しない」「麻薬を使用している友人・知人には近づかない」「麻薬密売をしているような地域には近づかない」事がギャングとの接触を避ける唯一の方法ではないかと思う。
 邦人のワーキングホリデー・メーカーや学生が興味半分で大麻やエクスタシーなどのソフトドラッグを使用している状況が多々見られる。
「一体何の為にオーストラリアに来ているのか、自分の人生で一番大切な時期をくだらない事で潰しても良いのか」自分の胸に手を当ててしっかりと自問自答する必要性があるのではないだろうか。主水


*軍産複合体(Military-industrial complex)=巨大軍需産業(企業体)と各国軍部が癒着し活動している状態、またはその組織。

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2004/8/24

第4話「次から次へと凶悪犯罪が発生〜in シドニー」


 本当にシドニーの犯罪は留まるところを知らない。ここ2週間程の間にとんでもない量の事件が飛び込んできた。ここではその一端を紹介する。

8月15日:午前12時30分頃、クロヌーラのバーにて口論から、男性一人がビンで殴られ重傷を負った。警察は31歳の男と22歳の女を逮捕した。

同日:午後8時、ノースシドニーのオフィスビルに侵入しようとしていた男が住民からの通報により警察によって逮捕された。

16日:午後11時、ハンターズ・ヒルにあるホテルに3人組の強盗が入った。強盗らは拳銃、鉄パイプ、ナイフで武装していた。強盗らは店員4人を脅すとレジから現金を奪って逃走した。

17日:警察は現時点で、7月〜8月にかけてリバプール、カンレイベール、カブラマッタ、フェアフィールド、メリーランズ駅もしくはその付近で発生した10件の強盗事件について捜査している。警察は少年ギャンググループと思われる防犯カメラ映像を公開した。

18日:午後3時40分頃、リバーウッドの郵便局に3人組の強盗が乱入し、拳銃で脅すと金銭を強奪した。

午後3時15分頃、警察はマリックビル上の住宅を家宅捜索し、大麻を押収、54歳の男を逮捕した。 同日:午後7時20分頃、バードウェルパーク上の店に拳銃を持った男が押し入り、女性店員を脅すとレジから金銭を奪って逃走した。

19日:チッピングノートンにて路上売買価格約300万豪ドルの大麻を栽培していたとして、警察は同所無人の住宅を捜査・大麻を押収した。同所では1000本程のカンナビスが栽培されていた。

同日:午後4時20分頃、パディントンはオックスフォード・ストリート上の店にナイフを持った強盗が押し入り、金銭を強奪、逃走した。

21日:午後11時25分頃、セシルヒル上の住宅に向かって数発の弾丸が発射された。目撃者情報によると、犯人が車上から撃ってくる「ドライブ・バイ・シューティング」であった。当時、住宅には大人6人と子供2人がいたが、運良く怪我は無かった。警察は現在捜査中である。

同日:午後9時45分頃、ミラーにある住宅にて16歳の誕生パーティーが開催されていたが、同所にいきなり数人の若者が入ってきた。そこで、同家のホストが出て行くように言うと、一旦は出て行ったが、やがて鉄パイプとバットを持って戻ってくると、男性二人を殴り倒し、同家の前にとめてあった車2台のカーウィンドウを破壊し逃亡した。その後、警察は現場付近を歩いていた15歳の少年を逮捕した。

22日:午前1時頃、パラマッタのオコーネル・ストリート上にある駐車場にて25歳の男性が数人の男達と口論になった挙句、ナイフで3回上体を刺された。男性は病院に搬送され命に別状はない。警察は逃走した男達の行方を追っている。

同日:午後9時45分頃、ベルモアにあるテイクアウェイ・ショップの店員男女二人が強盗に遭った。被害者らは当夜、店を閉めた後自家用車に乗ろうとしたところ、後部からいきなり近づいてきた2人組の男に拳銃を突きつけられた。男達は女性を掴むと地面に叩き付け、強引に彼女の持っていたバッグをひったくるとそのまま逃走した。

23日:午後9時頃、ブラッドベリー上の住宅に斧で武装した2人組の賊が侵入し、同家在住の男性(21歳)を斧で切りつけた。男性は下半身に重傷を負ったが、病院搬送後、男性の容態は安定している。警察は男達の行方を追っている。


 またか....そう言わざるをえない状態のシドニー犯罪発生状況であるが、やはり強盗・暴行傷害事件が多い。これらは、警察によって検挙・通報され、事件となり、かつ「報道用」にピックアップされたもの「のみ」である。よって「暗数」に至っては膨大な量になってしまう。
 強姦事件に関しても、被害者が通報していないだけなのだろう。
 さて、これら事件を見ていくと、17日の事件がギャング関連事件であることに気付くはずだ。警察はすでに容疑者らの防犯カメラ映像を公開している( ここをクリック)。

 画像を見れば分かるが、アジア系の少年らが容疑者だ。同少年らは恐らくヤング・ギャング(ユース・ギャング)で、トライアッドのメンバーである可能性が高い。トライアッドについては前回の項ですでに述べたし、クライムファイルズの「SPGとギャング達」を参照して頂きたい。
 同少年らには連続強盗の容疑があるが、トライアッドのメンバーであれば、奪った金は吸い上げ式である。よって若年層から年長等のリーダーへ金銭が渡っているはずだ。
 これらトライアッド・メンバーによる恐喝・強盗事件は多いが、もしあなたが遭遇してしまったら絶対に抵抗してはいけない。ナイフ程度は全員持っているだろうし、最近は大口径拳銃のみでなく、ペン・ガン(ペン式拳銃)やキーホルダー・ガン等(〜式拳銃)の小口径偽装拳銃も出回っている
 身体に穴があくよりは、財布を渡してしまったほうがずっと安上がりになるだろう。主水

シドニーで出回っているキーホルダー・ガン実際に使用する際の様子

↑左がシドニーで出回っているキーホルダー・ガン。見た感じは車のドアロック・リモコンのようだ。
右、実際に使用する際の様子。銃口は2つあり小口径ながら殺傷能力は十分にある。
<写真:豪州デイリー・テレグラフ紙より>


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2004/8/30

第5話「シドニーで遊んでみたら......」


 「シドニーは安全です」こんな事を書いたら皆から「今まで言ってきた事はなんだったんだ?」と言われそうだが、今回は今までと少し趣旨を変えて、シドニーの「安全さ」に触れてみたいと思う。

 先述したが、シドニーが危険な場所であるのは紛れも無い事実である。シドニーを訪れる方はそれなりに予防対策をして頂きたいし、事前察知に勤めて頂きたいと思う。しかしながら、ただ無闇に怖がっているだけでは、せっかくのシドニー生活(豪州)が台無しになってしまう、という事を配慮して今回は趣旨を変えてみる。

 まず始めに、シドニー(豪州)に出かけられる方、特に観光の方に対して。「ツアー」を組み、ガイドの下に従って忠実に観光スポット(市内中心)を見て周る場合は特に問題はありません。ただ、スリや置き引き等の窃盗には十分に注意して下さい。観光客であるということは見ただけで分かりますから。
 次に学生・ワーキングホリデー・会社員等、働いておられる方。先述した観光スポット、そして友人・知人数人と昼夜問わず、人通りの多いところ(大通り)を歩いている際には全く問題はありません(これはどの国にもいえる事ではあるが)。

 *やってはいけない事:夜中に一人で出歩く。バー・ナイトクラブ等に一人で行って飲む。夜中、バス亭や駅のプラットフォームで一人ぽつんと電車・バスを待つ。市内から離れて一人出歩く。女性の場合は2人でも危険性がある。

 殆ど安全だと考えられる場所:シドニー市内(特に昼間:窃盗には注意する)。
 危険だと考えられる場所:全て危険だと考えられるむきもあるが、ここではあえて大まかな場所を記載する。また、ここでは特に観光される方へ紹介したい。
 シドニー市内を西・東・南と取り巻いた地域は危険性があります。特にインナーシドニーと呼ばれる地域ですが、"観光地"キングスクロスを取り巻いた地域には注意してください(むしろキングスクロスよりも)。
 また、シドニー市内に限っては「ロックス」が観光スポットであるが、夜中に一人で飲むような事はしない方が良いでしょう。また、同地は暗がりが多く、市内でも要注意スポットだと言えます。

 次に観光スポット「オックスフォード・ストリート」ですが、ここは同性愛者・クラバー(ナイトクラブ愛好者)・時に麻薬常習者が特に集まるスポットです。
 ここへは夜、絶対に一人で行かないで下さい。行く際には現地人同伴で行くことをお勧めします。当然、オックスフォード・ストリートを取り巻いた地域も薦められません。

 そして、現地に赴いたらば必ず噂を聞くのがレッドファーンですが、ここは噂通りの危険地帯です。昼夜問わず行かないで下さい(行く必要はないと思いますが)。
 また、西方地域ですが、ギャングや麻薬密売・精製関連の事件が圧倒的に多いため注意が必要です。間違っても「不審な集団」と口論等トラブルを起こさないよう注意して下さい。ただ観光客として来られた方は、シドニー市内を離れて遠出をしよう、というのはあまり薦められませんが、男女数人で、「昼間」であれば犯罪に遭遇する確率は少なくなるでしょう。

 しかしながら、現地に精通している方であれば、「*一部を除く」、すべての地域に関して、昼夜を問わず「*男女数人(4〜5人)=現地人同伴だと尚良い」で行く際には全く問題はありません。これは永住者・学生・仕事でこられた方全てに言えることです。

 シドニーは素晴らしい場所です。世界中の食べ物を食べることが出来、世界中の人々と触れ合うことが出来ます。自然と触れ合うのも一つの楽しみでしょう。
 上記のことを守って充実したシドニー生活を送りましょう。主水


*一部を除く:シドニー・シティー近郊の某所は、昼夜を問わず「麻薬常習者」「浮浪者」の溜まり場となっている。
 シドニー西方某所には別名「ギャング通り」と呼ばれる通りがある。 また、ギャングの集まるビーチも点在する。

某所に関して、ここではその危険性を考慮し、あえて記述しない。

*男女数人:例え現地に精通している者(長期滞在者)でも、一人での夜間の行動(自動車での移動は良い)は薦められない。"*やってはいけない事"は絶対しない方が良い。

 私自身、永住者・現地人の方で犯罪被害(強盗・傷害等)に遭われている方を多く知っている。例を挙げれば、"いつもの"西方への帰宅途中の電車の中で、男数人に取り囲まれ首絞めから数度刺された挙句、財布を持っていかれたもの(オージー)、夜間帰宅途中、いきなり現れた男に後方からナイフで何度も刺された邦人(長期滞在者)。

 「私は絶対大丈夫。長いし現地の事を良く知っているから」という"幻想"は捨てましょう。実際、邦人の方でこういう方が多いのには驚きます。犯罪と言うものは、毎日通っていた電車の中で、通勤通路で発生しています。
 間違っても初めて豪州を訪問された邦人の方等に「安全だから」というのは止めましょう(ごく一部の方だと思いますが)。


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2004/9/6

第6話 「日本の治安・ロシアの治安」


 最近、ニュースで騒がれているのが、ロシアの学校占拠事件だろう。北オセチア共和国内の学校で起きた同占拠事件では、実に300人以上もの人質が犠牲となった。

 情報筋によると、事件の人質は全部で1000人以上、学校を占拠した武装集団は26人以上いて、彼らは全員射殺されたとの事。武装集団の出自は現時点では不明だが、情報筋では「チェチェン武装勢力」であるとの事だ。また、政府筋は「アルカイダ」との関連を示唆しているという。
 同事件では、罪もない少年・少女が人質の大半として死亡している。同事件中、人質の一部が逃亡を図ったため、武装勢力が人質に向かって無差別に発砲。それを機に特殊部隊が強行突入を行い、テロリストを次々に射殺していった。
 また、テロリスト(女)の巻きつけていた爆弾が爆破。同じく、他の女テロリストは爆弾を起爆しようとする前に射殺された。

 今回の事件は正に修羅場の様相を呈し、現場は阿鼻叫喚に包まれたことだろう。しかし、前回発生したチェチェン武装勢力における「劇場占拠事件」にも見られるとおり、現在のロシアは常に危険区域にある。
 私は以前、ここで世界の紛争地帯を書いたが、それにも述べたように、こういった東欧諸国を訪れるときはそれなりの覚悟をした方が良い。残念ながら現時点では政情安定は期待できないだろう。
 また、現在のロシア(事実は全欧州だと言えるが)がロシア・マフィアの脅威を受けていることは以前にも述べたが、東欧マフィアの一つであるチェチェン・マフィアも「今そこにある危機」そのものである。
 チェチェン・マフィアもロシアン・マフィア同様、軍産複合体と深いつながりがあり、闇ルートでの武器・麻薬密売、紛争協力など、その凶暴さは他の犯罪組織以上のものである。今回の事件の背後にチェチェン・マフィアがいることは確実だと言えるだろう。しかし、何にせよ、いつの時代にも子供が真っ先に犠牲になるのは悲しいものである。

 子供といえば、岡山県津山市にて小3女児が何者かに刺殺された。現時点では警察が捜査中であるが、女児は胸と腹部を数回刺され死亡していたという。
 捜査では、自宅の鍵や窓が壊された後はなく、鍵の掛かっていなかった玄関から侵入した可能性が高いことが分かった。また、襲撃から逃げようとする際に必ずつくと言われる、被害者の手や背中には傷がなかったことから、顔見知りによる犯行ではないかとの事。

 この事件では、学校から午後3時頃帰宅した女児が襲われている。やはり、連れ去り事件の場合もそうであるが、保護者なり、隣人なり、大人がこういった児童を守らなくてはならない必要性があるのではないか。自治体ぐるみでこういった犯罪を防がなくてはならないのだ。

 次に今月2日に発生した大阪府茨木市のタクシー運転手殺人事件である。同事件では60歳の被害者が茨木市桑原の運動場入り口の門扉にネクタイで首を縛り付けられた状態で窒息、死亡していた。警察は、二人組による強盗殺人事件として捜査している。

 さて、こういったタクシー運転手が強盗に遭遇する事件はシドニーでは日常茶飯事である。あるメディアでも言っていたが、現時点では防護板のついているタクシーは殆どないという。しかしながら、犯罪の進んでいる豪州・シドニーでは防護板のついたタクシーが殆どである。
 よってタクシー運転手に金銭を払うときは防護板の隙間から渡すことになる。防護板は運転手と助手席の間、後部と運転手を守るように備え付けられているが、やはりあるのとないのとでは違うらしい。
 やはり、日本も豪州を見習って、防護板等の対策をした方がよさそうだ。

 さて、次回はシドニーで発生した事件を紹介したいと思う。


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2004/9/16

第7話 「日本で頻発する異常殺人事件/シドニー日本人街に武装強盗!
    SPG出動!事件がライブ・オンエアー!」


 さて、ここ数週間で、日本では凶悪な異常殺人事件が続発した。

 栃木県小山市で児童4歳と3歳が誘拐された事件があり、現時点では3歳児が思川にて遺体で見つかった。警察は全力を挙げて捜査をしている真っ最中である。
 また、逮捕された男の供述から、遺体発見へと結びついたのであるが、男の尿から覚醒剤反応が出たことから、麻薬に影響されての殺人事件であったことが明るみになった。

 しかしながら、同事件では以前から同児童に対し、男からの暴行傷害等の虐待が続いていたことから、関係者の間では「なぜ止めることが出来なかったのか」という不満が爆発しているのが実情だ。
 最終的に男は、覚醒剤影響下の中、車を走らせ、途中で児童二人を殺害、遺体を車外に出すと、橋の上から思川に向かって放り込んだのだ。
 警察は現在も、被害者4歳児の遺体を捜索中である。

 愛知県豊明市では母子四人が自宅で何者かに殺害、放火された事件があった。情報筋によると、犯人は恐らく複数で、被害者宅に深夜侵入、就寝中の被害者らを刃物やバールのようなもので刺殺・撲殺した。
 殺害後、持ち込んだ灯油をばらまき火をつけた。
 しかし、同事件では不明な部分も多い。番犬を飼っていたのに、事件当時、全く吼えられずに侵入したこと。最終的に放火したのに、なぜ殺害後、遺体全体に布団をかぶせるようなことをしたのか。財布からは現金を抜いた形跡があったらしいが、なぜ宝石類を取らなかったのか。
 犯人像は現時点ではおぼろげだが、犯人の目的は一体何なのか。怨恨なのか、それとも強盗なのか。

 また、刺殺した際に使用された刃物は「サバイバルナイフ」であることが判明した。それは犯人が、刺殺した際に強く刺したことから、遺体に骨折した形跡があること、また刃が欠けた形跡がないことから頑強な刃物、つまりサバイバルナイフ等が使用されたことが分かったのだが、そういった物を使用してまで殺害しなければならなかった理由とは一体何だったのか。
 不明な点ばかりだが、やはり警察の捜査結果を待つしかないようだ。

 そして少し遡って九月八日、長野県高森町ではパート従業員の女性(74歳)が自宅で何者かに刺殺された。女性は玄関先で死亡していたが、玄関には鍵が掛かっていた。
 また、同事件と酷似した殺人事件が、この事件現場から2キロ以内のところで発生していた。この事件では69歳の男性が同様に自宅で殺害されたが、殺害方法は刺殺。玄関は施錠されていたが、遺体は玄関先で発見された。現時点では未解決事件となっている。

 私は護身、ということを考慮に入れた時、愛知県の四人殺害事件や長野県の事件は、双方ともホーム・セキュリティーの問題ではなかったか、と思う。
 双方とも犯人は「衝動的」にではなく、「計画的」に殺人を行っている。例えば、愛知県の事件では、被害者宅は高い塀で囲まれていたが、セキュリティーということを考えた場合、家を取り囲む「高い塀」や「木々」は犯罪者(主に窃盗犯)の絶好のターゲットになりやすい。
 なぜならば、一端侵入してしまえば最期、隣家からの干渉を受けずに済むからだ。

 また、長野県の事件も同様である。被害者宅の位置するところは田園地帯にあり、街灯も殆ど無く、人通りも少ない場所であった。よって死角にあったと言って良い。
 ホーム・セキュリティーを考えた場合、当然そういった「死角」を作ってしまうものは積極的に排除すべきなのだ。
 自宅の位置関係、配置なども「護身」として大事な要素であることを覚えておいて頂きたい。

 では、オーストラリアの事件を追ってみるとしよう。はじめにメルボルンで発生した事件である。メルボルンでは近年、ギャングによる抗争が激化、死亡者(ギャング関係者)も出ている。
 今回の事件では、メルボルンはブライトン上にあるガソリンスタンドにて、午後7時頃、24、25、28歳の3人の男性が撃たれ、病院に搬送された。現時点では何者かに撃たれたのか、お互いに撃ち合ったかは不明である。

 さて、シドニーでは2週間ほど前に、シドニーの日本人街と呼ばれる「ニュートラル・ベイ」の、メイン通りに位置する「セントジョージ・バンク」に2人の拳銃で武装した覆面強盗が入った。
 事件発生が午前10時頃だったため、事件には警察・報道用のヘリも出動、ライブ放送(生放送)され、人質が内部にいたため、SPGも出動する大騒ぎとなった。
 SPG隊員は現場に到着すると、同銀行を包囲、装甲車も現場で待機した。その後、現場付近に住んでいた住人を全て退去させると、事件解決に望むことになる。事件現場のニュートラル・ベイのメイン通りである、ミリタリー・ロードは普段から出勤等で車の行きかいが非常に多いところであるが、警察が完全に同メインロードを止めてしまったため、一時は渋滞し、殆どの乗客が車内に残ることとなった。

 11時頃、SPGが待機している中、2人の人質が解放された。SPG隊員と警察は現場で犯人らと睨みあいをしていたが、最終的にSPG隊員が突入、しかし現場はもぬけの殻で犯人らは逃走してしまった後だった。
 警察の捜査によると、犯人らは、深夜から早朝にかけて同銀行付近住居に侵入、そしてドリルやハンマーを使用して「穴」を掘り進め銀行内に侵入した。また、逃走経路として、同穴から逃走したものと情報筋は語っている。

 今回の事件では、日本人街と呼ばれる同所で起こっている。私の日本人の知人も多く同所に住み、働いているが、私自身、日常生活でニュートラル・ベイを良く訪れている。
 事件のあったセントジョージ・バンクのATMは行きつけの場所であり(下記右側リンク内写真に写っているATM)、事件が発生した時はショックというよりも呆れて物が言えなかった程だ。そして、シドニーの犯罪発生率の高さがよく理解できた事件であった。

同事件の詳細写真・記事は こちら こちらから。主水


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2004/9/30

第8話 「日本で近日発生した殺人事件〜防ぐことは出来なかったのか?」


 近日、日本全国で数々の殺人事件が発生した。
 先述した、愛知県豊明市では母子四人殺人事件や長野での強盗殺人事件に加え、その後発生した福岡県大牟田市での四人殺人事件、岐阜県土岐市の市営アパートでの主婦殺人事件など、なぜか多い。
 ただ単に昔と違ってメディアが発達したからこういった事件が、早く、そして広く国民の目に触れるようになった、と言えばそれまでかもしれないが、こういった事件を見てみると、その殆どが被害者の自宅で発生している点が実に興味深い。

 さて、こういった殺人事件は、通常の強盗や窃盗などと違って、まず出遭うことはないと言える。また、これら殺人事件は人間関係が巧妙に絡み付いていることが多く、よほど人間関係に問題がなければそれほど考えることもないかもしれない。
 しかしながら、先ほども述べたとおり、近年の殺人事件は強盗による住宅でのものも多く、誰しもこういった事件に遭遇する可能性は十分あると言えるだろう。
 では、こういった事件を未然に防ぐには一体どうすればいいのだろうか?ここでは具体的に説明していこうと思う。

 長野での強盗殺人事件、愛知県豊明市母子四人殺人事件、岐阜県土岐市の主婦殺人事件について言えば、ホーム・セキュリティーが多く関わっていると言える。
 警察の捜査によると岐阜県土岐市の事件では、事件当日訪ねてきた犯人を間違って自宅内に迎え入れたことから発生しているし、長野県の事件では無施錠だった為発生、そして愛知県豊明市の事件は総体的にホームセキュリティーが甘かった点が考えられる。

 当サイトの「誰でも出来る護身術講座」や、「護身術クイズ」内でも記してきたが、これら三件の事件を見れば分かるように、「自宅にいれば安全だ」という浅はかな考えは止めた方が良い。
 現時点の日本の治安状況を見てみれば分かるが、例え「郵便配達です」や「警察です」と言ってもチェーン・ロックで応対するのは当然であると言える。
 この応対法だけでも、土岐市の事件や長野の事件も防げた可能性は高くなるだろう。何度も言っているが、玄関のドア一枚があなたの運命を決めている場合もあるのだ。

 では、愛知県豊明市の事件はどうだろうか。事件はまだ現在進行形で、警察の捜査も続いている最中だが、被害者には非常に失礼かもしれないが、同事件から私達が学ぶことは非常に多い。
 まずは、先程も言ったようにホーム・セキュリティーの問題である。事件は寝込みを襲われている、というのが重要なポイントだ。では事件を少々整理してみたいと思う

ここでは箇条書きに記してみた。


●事件発生場所は閑静な住宅街。事件現場は大きな敷地を持った二階建ての住宅。

●事件発生以前から、被害者宅の玄関を何者かが開けようとしたり、車上狙いにあったりした経験があった。

●事件後現場周辺には血痕が見られなかった。

●犯人は被害者宅の主人が出勤で不在だった時を狙った(車庫には主人の車がなかったのを確認?した可能性がある)。

●被害者宅、東側物置には勝手口の鍵が置いてあったが触った形跡は無かった。

●犯人は被害者殺害後も、貴金属や金銭を殆ど奪っていない。
 しかし、二階寝室には物色された跡があり、引き出し内が捜索され、引き出しは机の上に乗っていた。特定のものを犯人が捜索していた可能性が高い。

●殺害にはサバイバルナイフのような堅強な刃物や、バールが使用され、それが被害者等に容赦なく使用されていた(主婦・長女はナイフによって、長男・次男はバールによる撲殺と考えられている)。

●短時間で殺害していることから複数犯の可能性が高い。

●事件後、持参していた灯油を使用し、それを万遍なく振り撒くも、住宅を焼いた。

●事件当時、番犬は全く吼えていない。

●被害者での人間関係の目立ったトラブルは全く見られていない。

●事件当時、近隣で女性の叫び声や、何かで住宅内を破壊するような大きな音がしていた。

●警察の捜査によると、侵入経路として、窓ガラスを割っての侵入が考えられる。

●被害者宅の塀にマーキング(スプレー等による落書き)がしてあった。


 以上が同事件における詳細であるが、これらを見てみると、捜査員・事件関係者が首を傾げたくなるのも良く分かるように思う。

 同事件は以前発生したような某国留学生における、複数犯による「強盗殺人事件」を彷彿とさせる感がある。私も愛知県の事件を知ったとき、事件後家を放火していることから、強盗の線ではないか、と思った。
 シドニーで発生している強盗事件では決まって犯人は事件現場を放火する「癖」がある。例えば、事件に車を使用してもである。犯人らは決まって車を(盗難車であるが)放火する。そのために燃料を必ず持参している。これは欧米における強盗犯の共通点であるかもしれない。

 放火する「理由」として、「証拠隠滅」が挙げられる。「仕事」を済ませた強盗犯は「指紋」や「足紋」、そして証拠品(毛髪や衣類等)を焼却し、隠滅しようと試みるのだ。事実、警察の捜査を遅滞させる効果があるようなので、強盗犯らは行っているのであろう。
 これは強盗犯が好んで行う方法であるが、今回の愛知県の事件が強盗目的としたならば、なぜ、金銭等を持っていかなかったのであろうか?であるならばなぜ家族四人を殺害する必要があったのか、ということになる。

 しかしながら、はじめから殺害するのが目的であれば、筋が通るのかもしれない。放火した理由はやはり「証拠隠滅」なのだろうか。
 事件発生当時、番犬が全く吼えなかったのはなぜか。それはいろいろなことが言えるのかも知れない。番犬の体調が悪かった・もしくは犯人に気づかなかった、犯人が餌づけを行った等、挙げればきりがない。しかし、まず言えることは「犬がいるから安心だ」というのは考えない方が良い、ということだろう。

 シドニーでも、侵入してきた強盗が、番犬の首をナイフでかき切って殺し、そのまま住宅に侵入してきた、というのがあったくらいである。
 また、日本でも、「熟達した」窃盗犯の中には番犬を手懐ける方法を知っているというから、益々「番犬」を信用しない方がいいのかもしれない。

 また、事件当時、被害者の叫び声を近隣の人々が聞いていた。にも関わらず、処置は施されなかった。これは、自分の身は自分で護らなくてはいけない、という良い例なのかもしれない。やはり、他人事で済まされてしまう場合があるからだ。
 しかし、何よりも、同事件が発生した理由は、「家」にあると私は見ている。それが今回提起した「ホーム・セキュリティー」なのだ。

 それでは対処法を記してみたいと思う。ここでは主にホーム・セキュリティーについて箇条書きする。


●はじめに、ホーム・セキュリティーを行う際に大切なことは、「起こることを前提に考える」ことである。それが考えられない場合、どれだけ護身具や、セキュリティー用品で固められていようとも意味は成さない。

●犯人にとって入り難い家にする。

●周囲の隣宅から家の周囲が見えやすいようにする(家の中ではない)。

●家(土地)を購入する際、辺鄙な所に家を構えないこと。人通りは多すぎることなく、また少なすぎることもなく、また、夜も電灯が多い場所が良い(長野県の事件はこれに当てはまっていた〜電灯・人通りが少なく、畑に囲まれた地域であった)。

●訪問者は誰であろうとも必ず事前にチェックする。チェック方法として、チェーン・ロックをした状態で話す、ピンホールで外を見る、カメラ、インターホンでチェックする等がある。

●セキュリティー用品で全てのドアを完全防備する。


これらを踏まえた上で今度は愛知県の事件を検証したいと思う。

今回の事件現場であった住宅・敷地内構造は北を表門とし、敷地北半分が住宅、南半分が柿畑、また、北には表門を起点とした塀が備え付けてあった。
 そこに塀と融合した形で車庫があり、その車庫のちょうど裏手には番犬のいた犬小屋があった。また、住宅の東方には勝手口があった。

●住宅敷地の北半分を囲っていた「塀」を取り除き、周囲から見えやすいようにする(敷地に塀は決して備え付けてはいけない。犯人が侵入したら最期、外からは見えない為、自由に行動することが出来る)。
 替わりにワイヤーを周囲に張る。この際に周囲の隣人の迷惑が掛かるような危険なワイヤーは使用しないが、網目状ワイヤーを使用する。

●敷地南半分を占めていた柿畑を排除する、もしくは葉等を切っておき、見えやすいようにする。排除しなかった場合は、畑両側から赤外線センサー等を設置し監視に当たる。

●柿畑側の住宅外側には主に感知センサーライトを2つ付け、柿畑に入った侵入者を照らせるようにする。

●住宅窓全てにダブルロック・衝撃感知式警報器を施し、外側にはカメラを設置する。それで360度カバーする。

●番犬は正面及び柿畑の方に1匹ずつ常駐させる。

●住宅内各部屋のドアは全て内側からロックする。

●何かあったときのために各部屋・トイレ等には携帯電話・子機等を置いておき、内部から電話をかけられるようにしておく。

●何かしらの護身具を各部屋に常備しておく。


さて、今回は日本で発生した殺人事件を元に対策法をたててみた。とにかく、こういった犯罪に遭遇しないようにする為には、「事前防御」に徹するしかない。次の被害者はあなたになるかもしれないのだ。主水


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2004/12/3

第9話 「シドニーから帰国。日本で犯罪連続発生?」


 シドニーから取材を終えて帰国したが、その直後に見たものは連日メディアを賑わす犯罪の二文字。

 国士舘大学サッカー部による集団少女暴行事件に始まり、津市では男が小学生に包丁を突きつけた挙句、中学生からバッグをひったくった。
 奈良では悲劇にも小学女子が誘拐されその尊い命を絶たれた。それだけではない。十五歳の少女が暴力団員の勧めで覚醒剤を使用・逮捕された。少女は二日に一度の割合で使用したと言っている。
 また、中学生による偽札偽造事件も発生した。その他にも多数あるが、日本は一体どうなってしまったのか。ただ単にメディアが騒いでいるだけならば問題は無いのだが、残念ながら事実犯罪は発生している。
 今回一部の地区で青色回転灯を使用した防犯パトロール車が許可され、自治体による防犯活動もすでにスタートしている。しかし、それらはすでに事後策ではないだろうか。今までになくなった命は帰らないのだから。

 事件が起こってからでは遅すぎる。前もって犯罪の芽を摘むのが絶対に大切なことだと私は思う。これからも、事前防御を徹底して行って頂きたい。
 さて、これから徐々に元の軌道に戻して行きたいと思うので、どうか宜しくお願い致します。次回はシドニーの犯罪状況を紹介していきたいと思う。 主水


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2004/12/9

第10話「シドニー近況報告」


今回はオーストラリア及びシドニーでの近況報告をしたいと思う。始めに、都市シドニーに限っては表通りを見た感じでは、ホットスポット(犯罪スポット)にしてみても以前に比べかなり良くなったのではないかと思う。
 しかしながら、裏通りでは未だに犯罪は横行しており(詳細は省くが)、政府機関によるクリーンアップ作戦は進行していない。また、麻薬事例は絶えることが無く、シドニー某所では未だに変わらず横行している。また今月、シドニー中心部のミルソンズ・ポイントにて警察の麻薬一斉摘発があり、13人が逮捕された。警察のオペレーション・ムーンダンスによる摘発だった。現場は某パブ内等で、大麻が密売されていた。
 麻薬事例は、シドニーに限らず、サウスオーストラリア州に於いてもオーバードウズ(麻薬多量摂取)により昏倒した患者が続出しており、その中では「レッドミツビシ」と呼ばれる新種のMDMA麻薬を常習していた事が分かった。
 そしてそれら若者による麻薬摂取事件の最大の理由は、毎年11月末に行われるスクーリーズ(卒業旅行パーティー)である。それは全豪各所で行われるが、主にゴールドコーストで行うのが主流だ。
 毎年、この「スクーリーズ」から、ニューイヤー・パーティー(新年パーティー)にかけてが要注意で、主に若者を中心に酒や麻薬が多量摂取され、興奮状態から暴力行動に走る。困ったものである。
 さて、今月3日、シドニーはノーザンビーチズのバックパッカー「アバロンビーチ・ホステル」にて殺人事件が発生した。容疑者は27歳の邦人男性Nで、被害者は地元ケンプシー出身の24歳のオーストラリア人男性。
 事件当日、目撃者は少なくとも3名いたが、言語上の問題から地元警察による捜査は難航した。
 被害者は就寝中の所を首や顔など十二箇所刺され、死亡していた。  容疑者は、他の日本人グループと北方から移動していたが、数日前から同バックパッカーに泊まっていた。
 情報筋によると、同殺人事件には「麻薬」が関与していた可能性があるということである。情報では、目撃者によると容疑者Nは事件前日から不審な動きをしており、路上を歩いては刃物をちらつかしていた。また、本人等の証言から、レイブパーティー(神出鬼没パーティー)にて麻薬「エクスタシー」を使用した可能性が高まっている。
 容疑者自身は警察に対しあいまいな証言をしており、事件当日のことを殆ど覚えていないと供述している。

「麻薬」の二文字は豪州犯罪にとって不可欠な要素である。豪州をこれから訪れる方は決して麻薬には手を出さぬよう注意して頂きたい。  また、バックパッカー事件と同じ12月3日、シドニー北方のチャツウッドをパトロールしていた警官に向かって数発の弾丸が放たれた。弾丸ははずれ、警官には怪我はなかったが、犯人ら二人(18・24歳の男)は即座に逮捕された。
 オーストラリア、主にシドニーにおいては未だに反社会的な行動が目立つ。豪州警察には徹底的に取り締まって頂きたいと思う次第である。 主水


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2004/12/15

第11話「奈良女児誘拐殺人事件」


今回発生した奈良女児誘拐殺人事件。現在も犯人逮捕に至っていないが、住民の間ではいらだちも積もり、現時点でも、1500件もの「犯人に対する怒り」や「警察への激励」のメールや電話が奈良県警に送られている。  
また、それらの中には目撃情報も含まれてはいるが、犯人逮捕に直接繋がる情報は未だないようである。
そして、とうとう犯人からの脅迫メールが被害者の母親の携帯電話に入ったようである。「今度は妹をもらう」、犯人は警察に挑戦状を叩きつけた。
 しかし、警察は全力で犯人を追っている。犯人逮捕はまじかに迫っているのではないだろうか。犯人は慎重に事を運んでいるようだが(そう思っている事だろうが)、所々でミスが見え隠れしている。
犯行に使用されていた車両は黒か紺のハッチバック型小型車(恐らく日産マーチ)であることが、現場付近に備え付けられていた防犯カメラ、そして目撃情報によって明らかになっている。また、被害者の衣服に付着していた毛髪・唾液から警察はDNA鑑定を行い、犯人は20〜40歳の男で、血液型はB型であることが分かった。
そして、児童の使用していた携帯電話を犯人は所持している事から、電波(携帯電話)の発信(中継基地)を探知・調査。位置の割り出しを行い、犯人のプロファイリング(犯罪情勢分析)も行われているはずである。
犯人が被害者の携帯電話を通じて送ってきた被害者の遺体画像の中にも捜査対象物が含まれていた。遺体の髪が濡れていた事から、被害者殺害直後に撮影が行われたことが判明。その上被害者の死因は、水死であることが強く裏付けられた。
もう一つは、被害者の遺体近くに写っていたクッション(MIO?の文字が入っている)、被害者が横たわっていたグレーのカーペット等を分析し、製造・販売ルートを警察は追っている。
事件解明に向けて警察は全力を注いでいる。犯人が逮捕される日は近いだろう。

しかし、なぜこういった犯罪者は憑かれたように犯罪を犯してしまうのだろうか?警察に逮捕されるのは目に見えているというのに。
 こういった殺人犯には主に二つの型があると言われている。一つは「秩序型」、もう一つは「無秩序型」である。殺人事件での犯人のプロファイリングには必ずこれらが調査される。
人間にもいろいろなタイプがいるが、犯罪を犯す場合に於いて、「衝動的」に犯罪を犯す人間と、「計画的」に犯罪を犯す人間に分けられるのだ。
「秩序型」は、計画的に事を運び、主に無関係者を殺害。被害者と、接触、会話等をし、死体を隠す傾向にある。また、証拠品は必ず処理する。頭脳は明晰、社会を意識し、人付き合いも良い。職はあり、普段から自身の感情をコントロールすることが出来る。そして、マスメディアの行動は逐一チェックする。
それに対し、「無秩序型」は社会性が無く、知っている人間を殺害する可能性が高く、死体を隠さない。証拠品は処理せず、衝動性が高いゆえに被害者の遺体を隠すことは少ない。また、定職につかないことが多い。そして、マスメディアには興味を示さない。
以上がプロファイリング(殺人)の際の主な二点であるが、私はこの間に「中間型」が存在していると思う。中間型とは、文字通り秩序型と無秩序型が混じっていることである。しかしながら、混じってはいても、秩序か無秩序のどちらかに傾倒するものであるから、実際は「中間型の無秩序型寄り」、「中間型の秩序型寄り」と言えるのではないだろうか。
 奈良の事件についてもしかり。犯人は現場に被害者の遺体を残した。わざわざ見つかりやすいように車で乗り付けてきて、車を目撃されていることから「衝動的」に事を行っているように思える。それは明らかに「無秩序型」だと言える。
しかし、被害者遺族に被害者の遺体の画像を送りつけたり、「妹を連れ去る」と「挑戦状」を叩きつけるあたり、犯人の「自信」が強く感じられる。ということは犯人はよっぽどの自信家か精神異常者、もしくは狡猾な知能を備えた「秩序型」犯罪者である可能性が高い。

 だが、これらすべての型に言えることは、犯罪者らの当局に対する「軽視」が犯罪を起こす最大の原因であると思う。「自分は絶対に捕まらない」そういった思いが心の片隅にある限り、こういった犯罪は無くならないのではないか。
最後に、同事件の被害者の冥福を祈ると共に、事件の早急な解決を強く望み、締めとしたいと思う。 主水  


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2004/12/15

第12話「クライム IN 2004〜2004年を振り返る <その一>」


年は変わって2005年。振り返って見ると、様々な事件が走馬灯のように流れていく。
奈良女児誘拐殺人事件も解決をみた。非常に良いニュースではあるが、反面、容疑者の内面(精神面)への不可解さを感じる。逮捕されたのは36歳の小林薫容疑者。事件現場周辺地域にて新聞販売員をしていた男だったが、逮捕目前の男のとっていた行動は不可解極まりある。
逮捕される前、小林容疑者はいきつけのスナックにて自身の持っていた携帯電話を使い、被害者の遺体画像を従業員に見せびらかしたり、事件について、「俺はB型で眼鏡もかけていて風体も似ているから容疑をかけられるのはいやだ」と言ったり、遺体画像についてはインターネットを通じて貰った、と言っていた。

奈良警察は容疑者の自宅にて女児の携帯電話、ランドセル等遺留品を押収。当初は誘拐容疑にて逮捕であったが、容疑者が被害者の殺害を認めた為、殺人容疑で再逮捕された。
小林容疑者の供述によると、帰宅途中の被害女児に車で横付けすると、「家まで送ってあげようか」と誘った。言われるままに車に乗った被害者は、そのまま小林容疑者の自宅マンションまで連れて行かれた。女児の携帯電話は、車での移動中に小林容疑者によって電源を消されていた。
容疑者宅で長時間過ごした後、女児と一緒に風呂に入り浴槽内で殺害、溺死させた。その後、容疑者は遺体画像を女児の携帯にて撮影するとそれを母親の携帯に送信した。

そして容疑者の逮捕。様々な憶測が飛び交ったが、警察の執念の捜査が実ったようである。当初言われていた犯人から送られていた画像に写っていたクッションの「MIO...」は「MICHIKO LONDON」であった。これは重要な証拠品となった。
また、警察の容疑者宅証拠品押収にて大量に見つかった100着近い女児の衣服・下着類。出所は捜査中とのことであるが、以前から容疑者の異常欲求はいつ爆発するか分からない状態だったのかもしれない。

事実、容疑者には前科があった。それでいてコミュニティーに一番身近な新聞配達業に携わっていたのである。情報筋によると、容疑者は連日、新聞配達の際「防犯パトロール中」と貼られたバイクで事件現場周辺を走っていた。
そして、某新聞記者に協力(情報提供)までしていたというから、正に灯台元暗しだったと言えるかもしれない。

同事件のプロファイリング(犯罪情勢分析)については前回述べた。やはり容疑者は中間型の「秩序型」寄りであったと言える。容疑者の勤めていた販売所の同僚によると、容疑者は激昂することが時々あったという。勤務態度も表向きはうまく振るまっていたが、隠れてさぼっていた。「とにかく自身の素性を隠すのがうまい」「口がうまい」ということに尽きる。
しかし、そういった「普通に」振舞っている影で、日々異常欲求を膨らまし、児童など弱者に対する征服欲を満たそうとする。それが、被害女児をわざと目に見える形で側溝に放置するに至った経緯ではないか。
容疑者の供述によると、事件発生後、母親の携帯に被害女児の遺体画像を送りつけたり、「今度は妹を貰う」などとメールを送りつけた背景には、「昔付き合っていた女性にも同じ年頃の(被害女児と)子供がいた」という思いがあったからだという。いわゆるコンプレックスの塊であったといえる。

最終的に犯人の逮捕には繋がった。しかし、今回の容疑者逮捕にて分かったことは、残念ながら被害女児が勧められるままに自分自ら、容疑者の車に乗ってしまったことである。
何度も言いたいと思う。「起こってからでは遅いのだ」と。事前防御・事前察知・事前警戒。まず実際に発生している事件を良く見、理解し、かつ自分自身の事(自身の子のことであると)何だと感じて真剣に対処しなくてはならないのだ。
もういい加減に目を覚ます時期が来ているのではないか。そう思うのは私だけだろうか。 主水  


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2005/1/4

第13話「クライム IN 2004〜2004年を振り返る <その二>」


さて、2004年は犯罪が目に見える形で現れた年であったが、それら事件の中でもドンキホーテ放火事件は日本犯罪史に残る事件であったといえよう。
昨年12月13日、さいたま市浦和市はドンキホーテ浦和花月店にて放火事件が発生。その際、従業員三人が同店から避難することが出来ず、帰らぬ人となった。情報筋によると、同店は深夜営業を行うことが目玉だったが、以前から同店内部構造が「迷路」のようであるとして国からの監査が入っていた。
その後日、今度はさいたま市は大宮大和田店にて放火事件が発生。ボヤで終わったが、事件当時現場付近にいた不審な女(47)が逮捕された。女は当時事件現場にて放火後、買い物籠を持ったまま逃走。そこを現場に居合わせた客に目撃され、かつ防犯カメラにも撮影されていた。

放火事件といえば、地元岐阜県でも連続放火事件が発生。地元民を恐怖の淵に落としたが、やがて男が逮捕され、一部の放火を認め余罪を追及されている。
また、前回、奈良女児誘拐殺人事件について述べたが、同事件と並行するように12月17日、愛知県豊田市森町の市道を下校途中の小学四年生の男児が突然襲いかかってきた男に羽交い絞めにされた。
男児が即座に男の足を蹴って腕を振りほどいたところ、男はナイフを取り出して男児の左手甲を切りつけた。男児は逃げることができたが、手の甲に2〜3センチの切り傷を負った。男児は幅4メートルの道路に入ったところいきなり襲われたという。
同月18日、大津市大平にて小学二年の女児が不審な男に声をかけられ、わいせつ行為を受けた。同日、滋賀県甲賀市にて小学三年女児が男に声をかけられた。男は女児に「お母さんが倒れた」と声をかけたが、女児は即座に逃げ助かった。

凶悪な事件はそれだけではない。12月15日には、愛知県安城市池浦町にある作業服販売店にて店番をしていた61歳の女性が、男にいきなり襲われた。男は女性に馬乗りになるとナイフで何度も切りつけ女性を殺害。やがて、悲鳴を聞いてかけつけた夫に取り押さえられた。35歳の男は通報を聞いてかけつけた安城署員に緊急逮捕された。

強盗事件もいくつか発生している。その中の一つに12月16日の事件がある。
16日午後5時頃、77歳女性宅に強盗が押し入り、女性にナイフを突きつけ脅したが女性が悲鳴を上げた為何も取らずに逃亡した。犯人は、郵便配達員を装い玄関ブザーを 鳴らし女性がドアを開けたところを押し入った。2004年は、このような警察官や郵便配達員などを装った強盗事件が頻発した。

強盗事件といえば、「心霊スポット殺人事件」は2004年末に発生した凶悪な事件だといえる。
12月22日午前4時頃、千葉県茂原市のJR茂原駅前で女子高生Tさん(17)が連れ去られる事件が発生した。事件当時、被害者は同年代の友人Aさんと同駅から帰宅しようとしていた。そこをいきなり現れた五人組に迫られ、Aさんは持っていたバッグを強奪された。しかし、それを見ていたTさんがバッグを取り返そうとした所、五人組はTさんを乗ってきた車に無理やり乗せて連れ去ってしまった。
事件発生直後、Aさんは千葉県警に通報。やがて千葉県警捜査一課と茂原署が地元不良グループを調べたところ、五人組が浮上。同署は殺人と死体遺棄の疑いで、十六歳の高校生ら少年三人を含む男四人を逮捕した。同不良グループは調べに対して「強盗をしたが、ばれるのがいやなので殺した」と自供。
同グループの自供どおり、同市から約十五キロ離れた東金市油井の現在廃虚になっているホテルにて遺体が発見された。遺体は自供どおり冷蔵庫の中で見つかった。
同現場は心霊スポットとしても有名で、ネット上でも良く知られた場所であったという。また、情報筋によると、犯人の不良グループは「青ギャング=クリップス」であり、地元でも有名な「ワル」であったという。青ギャングについては上記の第三話でも記述した通り、 TOKYO THUG NIGHTさんが詳しい。参照されたし。
しかし、日本でも豪州のように若者の生態がアメリカのそれに近くなってきているのは興味深い。豪州はシドニーでも同様にアメリカン・ギャングの影響を受け、今回のような犯罪グループを多数結成している。シドニーのギャングについては ここをクリックされたし。

さて、現在最も社会に暗い影を落としているのは2004年末に発生した「スマトラ沖地震」についてのニュースであろう。同地震では現時点でも15万人の死者が出て、邦人だけでも21人の死者が出ている。同地震はスマトラのみでなく、主にインド・東南アジア各国に対して牙をむいた。
中でも津波の影響は計り知れなかった。情報筋によると、津波が発生したところを「見物」していた人も多数死亡しており、緊急避難が出来ていなかったことがわかった。その上、被害国は津波警報に対する対処法が日本のように確立されておらず、津波警報に手間取ったことが仇になった。

以前、犯罪だけでなく「天災」に対する対処法を学ぶことも「護身術」の一環であることは述べた。天災は防御し難いと思われがちであるが、実際はそうではない。
「君子危うきに近寄らず」。地震や津波に対する警報システムの遅れている国に行った際はそれなりの覚悟がいるのではないか。「天災」も「犯罪」と何ら変わりはない。何度も言うように事前防御・事前察知・事前警戒である。「事前」という二文字を2005年は忘れないで頂きたい。
自分の身は自分で守る。それが生きていくうえでの基本なのだから。主水 <次回は「シドニーでの犯罪」について述べるつもりです>  


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2005/2/6

第14話「シドニー現地情報サイト追加」


シドニー現地情報について専用サイトを追加しました。よってこちらでは日本治安情報はもとより、豪州で発生した「主要」な治安情報を具体的に公開していきたいと思っています。どうか宜しくお願い致します。シドニー現地情報はこちらです。

さて、シドニー現地情報はそちらを参照して頂くとして、こうしている間にも非常に凶悪な事件が日本国内で発生してしまった。
今月4日午前10時40分ごろ、愛知県安城市のショッピングセンター「イトーヨーカドー安城店」2階子供用品売り場で、刃物を持った男が数人の子どもや大人を襲った。内、翔馬(しょうま)ちゃん(11カ月)が頭を刺され病院に運ばれたが、発生から約2時間半後に死亡。一緒にいた翔馬ちゃんの姉(3)も顔を切られるなどして1週間の軽傷。近くにいた女性(24)も顔を殴られるなどして2週間の軽傷を負った。
その後、男は現場から十メートル程離れた「ちびっ子」広場に向かうと付近にいた保護者や子供を殴る蹴るなどした。
 男は逃げたが、約1時間半後、県警安城署員が南東に約1.2キロ離れた路上で発見。男が翔馬ちゃんを刺したことを認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕された。

犯人は福島県出身で住所不定、無職、氏家克直容疑者(34)。氏家容疑者は住居侵入事件で1月末まで刑務所に服役、出所したばかりであった。事件を起こした理由について、「刑務所にいるときから"殺せ"というお告げがあった」と供述しているが、警察は無職であることから「むしゃくしゃ」して行動を移した可能性が高いと見ている。 刃物は事件現場と同様の2階の家庭用品売り場から万引きした「小型の刃物」であることが分かっている。また、その刃物は被害者男児の後頭部に刺さっていたが、それは刃物の柄と刃の部分2〜3センチを残して 突き立っていたという。

なんとも恐ろしい凶悪犯罪が発生してしまったが、被害者の家族のことを思うといたたまれなくなってしまう。ここで翔馬ちゃんの冥福を祈りたいと思う。

今回、このように最悪の事件が発生してしまったが、残念なことに現在の日本の治安神話は完全に崩壊していることの証明にもなってしまった。
また、今回のような事件が発生したとしても事件現場のイトーヨーカドー等店舗を責めることは決して出来ない。警備員の増強や刃物類の厳重保管等は求められるであろうが、個々人が注意・警戒しなくてはならないのは同じである。

私は常日頃から「事前察知・事前警戒・事前防御」が大切であると当サイトでも告げているが、それをもっと深く理解し「実践」する時期がもう来ているのではないか。
物事100%ということは決してない。しかしながら、自分の身の回りを「事前警戒」していれば察知できることもあるのである。それが、少しでも自分の、はたまた家族の命を守る機会となるのならば、迷わず実践するべきである。
他人から「考えすぎじゃない?」「被害妄想でしょ?」と言われても良い。自分や家族の命に関わることならばそれに目をつぶるべきだ。

また今回の事件は「非常に稀な」事件だと勘違いしてしまう人がいるが、それは全くの間違いだろう。この日本にどれだけの「得たいの知れない人間」がいるかお分かりだろうか?
子供達がよく通学路で出遭う変質者の話は頻繁に聞くし、私達大人であっても不審者はよく見かけるではないか。私は「被害妄想」で「人間不信」になれとは言っていない。
逆にコミュニティーとの関わりを深め、最大限に五感を働かせて不審者及び犯罪者を警戒する、ということである。当サイトの「誰でも出来る護身術」等でも記述したが、人間その気になれば人ごみの中などから「異質な」人間を発見することは容易だ。

「その気になる」というのが大切な部分ではあるが。
「護身」というのは現代社会に於いて、必要不可欠なものなのだから。主水


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2005/2/7

第15話「凶悪犯の心理」


全世界で発生している凶悪犯罪の数々。今や日本でも凶悪犯罪とは決して無縁ではない。先の愛知県の事件は元より、千葉県松尾町で発生した男女8人ひき逃げ事件、そして郡上で発生した強盗殺人事件など、全くの無計画凶悪犯罪が目立ち始めている。
男女8人ひき逃げ事件では、容疑者の男は酒気帯び、時速70キロで同窓会中のグループに突っ込むと、男女8人を殺害して逃亡した。容疑者は、「酔っていたから全く覚えていない」と言うが何をかいわんやである、「車の前面が殆ど大破」していて覚えていないわけがない。
こういったことを平然とやってのける「異常者」は先の愛知県乳児殺人事件とだぶる。

郡上の殺人事件では、老夫婦が何者かに殺害され、現在も警察の捜査中であるが、血だらけの手で室内を物色、足跡を残していることからも「雑」で「凶悪な」犯罪であると言える。

まずこういった凶悪犯罪には必ず「自暴自棄」な性格を持った人間がいる。彼らは基本的に「エゴ」で、いつも自分自身が社会から拒絶され、自身のみが「不幸」なんだと思い込んでいる。
しかしながら、「不幸」であるならば、世の中もっと不幸で地獄のような生活を強いられている人がいるではないか。また、凶悪犯罪者は往々にして警察などの捜査当局に対する反感が強く、また当局を見くびる所がある。
例えば、先の郡上の強盗殺人事件に関しても同様のことが言える。「凶悪犯罪者」にとっては、自身の怨恨又は金銭の為に老夫婦を単に殺害しただけだと思っているかもしれない。だが、人の命を殺めたことによって当局が全力で自身を追うであろうことは彼ら凶悪犯罪者は「安易」に考えているのである。
警察当局には「科学捜査」というものがある。郡上の事件では、使用した刃物・鈍器等の特定(製造番号等からの割り出し)、現場に残された足紋、指紋鑑定、犯人の着ていた衣類の割り出し(現場に残された繊維を分析)、毛髪等からのDNA(遺伝子)鑑定等。
それプラス、捜査員が総動員され、聞き込み等が行われる。しかし、彼ら凶悪犯罪者は、そういった状況がくるということを全く理解しておらず、「軽い気持ちで」人の命を殺めてしまう。

法律による厳罰が必要だろう。凶悪犯罪者の人権などを尊重していたら、「被害者の人権」は一体どこへいってしまうのか。殺され損の世の中だと思うのは私だけだろうか。

やはりそういった被害者にならないためにも、自身で身を守らなければならないようである。主水


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2005/2/22

第16話「いつまで続く?学校での凶悪犯罪」


大阪・寝屋川市の市立中央小学校に今月14日午後、17歳の同行卒業の少年が包丁を持って学校に侵入し、教職員ら3人を襲い、教師の一人を刺殺した事件は記憶に新しい。
少年は特定の教師を訪ねて同校を訪れたが、結局、少年を不審に思った男性教諭にグラウンドまで誘導される。そして、それに怒りを感じた少年は同教諭を背後から刺したのである。
その後、少年は職員室へ向かう途中、女性教諭と女性栄養士の腹等を刺し重傷を負わせた。

動機に関し、少年は「当時の担任教師がいじめに遭った時に助けてくれなかった」と供述。警察の調べで、少年は中学2年頃、歯の矯正器具のことでからかわれるなど、ささいなことから不登校になったことを把握した。
しかしながら「具体的ないじめの事実はない」としている。

報道の中には少年が精神に異常をきたしたのは「ゲーム」が原因だ、というものもあった。事実、少年はゲームマニアであり、それにより引きこもりがちであった事が分かっている。
残酷なゲームが氾濫する中、少年の心が麻痺した、ということは考えられなくもない。しかしながら、それ以上に原因だと言えるものは、少年自身の「心の触れ合い」だったのではないか?私はそう思う。

現代はモノが氾濫しているが、その正反対に「心のゆとり」というものがない時代である。なんでも手に入るが故に物質文明に囚われ、精神的なものを軽視する傾向があるのだ。
現代の凶悪犯罪に無機質なものが多いのは、それが原因ではないのか?

犯人の少年は、「頭脳明晰」であったという。しかし、頭が賢いものほど、凶悪犯罪に走りやすいともいう。自身を意識しすぎるが為に、周囲の人間との間に壁を作ってしまう。そして、それは「被害妄想」に走らせたり、「登校拒否」などへと進ませてしまう。
その上、ゲーム等により(ゲームのみが悪いのでは決してないが)、家族・友人達との触れ合いの時間を失ってしまうのだ。

現代の教育にも大きな問題があると思う。全てに於いて試験・試験・試験。現在の教育機関に於いて、最も重要なことは偏差値であり、如何に試験にパスするかである。残念ながら、「人間性」は二の次となっている。
細かく突き詰めれば、仕事云々に於いてもそうである。如何に難関試験・面接にパスをし、ハイグレードの会社に入社することが出来るか。正に競争社会であり、そこにはやはり人間性は全く必要ないのである。

私は、同事件の犯人である少年こそ、正にその時代の被害者なのではないかと思えるのだ。そういった事を現代の教育機関はしっかりと理解し、出来るだけ多くの子供達を「人間的」に育てなくてはならない、そう痛感する。主水


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2005/3/10

第17話「相次ぐ岐阜の不審者目撃情報について」


地元、岐阜で相次ぐ不審者目撃。今月4日、岐阜市内の某小学校付近にて女子児童が刃物を持った男を目撃する事件が起こった。 
岐阜北署によると、目撃された不審者は30代くらいの黒っぽい服装の男で、包丁のような刃物を持っていた。小学校近くの公園の茂みから出てきたところを、女子児童2人が目撃したという。

そして、今月8日午後4時頃、今度はその現場から北に1.5キロ先某小学校付近にて同様の不審者が目撃された。男はやはり30代で黒っぽいジャンパーを着ており、刃渡り約15センチ程の刃物を持っていた。情報では、男はその後東方へ歩き去ったという。
当然、周囲は蜂をつついた騒ぎへと発展し、学校から通報を受けた岐阜北署は現場に署員ら約50人を出動させ、県警からは機動捜査隊員やヘリコプターも出動、男の行方を捜索。しかし、現時点では男の行方は分かっていない。

岐阜市教育委員会は7日、市内の小中学校や養護学校、幼稚園計75校に対し、不審者に対する被害防止を呼び掛ける文書を送っていた。

文書では「幼児・児童・生徒に対する被害防止指導」として、「できる限り複数で登下校する」「不審者に会った場合は速やかに逃げ、近くの「子ども110番の家」や民家に助けを求める」「必ず学校へ連絡するか警察へ被害届を出す」を指導した。子どもたちにも同様に指導をしていた。「知らない人についていかない」「「助けて」と大声で叫ぶ」「1人で遊ばない」など。これらはいずれも「事前警戒」「事前察知」「事前防御」と符合した、護身としての基礎ばかりである。

そして、9日午前7時半頃、岐阜市椿洞の路上で、自転車で登校していた市立中学2年の女子生徒が、軽乗用車の運転席から道を尋ねるふりをした男に腕をつかまれ、カッターナイフのようなもので右手の甲を切られ、軽傷を負う事件が発生した。
 その後、男は車で逃走し、岐阜県警北署では傷害事件として捜査している。
 同署の調べによると、男は30〜40歳くらい。紺色のジャージーを着て、ニット帽をかぶっていた。軽乗用車はワゴンタイプで、ナンバープレートが黒く塗りつぶしてあったというから、計画的犯行の可能性が高い。

 岐阜市北部地区では前述したような事件がすでに発生していた為、同事件との関連性があるかもしれない。

「日常」がいきなり「非日常」へと変化する時、大抵、人は完全に油断している。常日頃から危機管理を持って、生活しなければならないのだ。


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2005/3/14

第18話「相次ぐ岐阜の不審者目撃情報について・続報」


岐阜県にて連続した不審者目撃。上記2件で終わったものかと思われたが、なんとその後も目撃・被害が相次いだ。

今月9日朝、岐阜市椿洞にて登校途中の女子中学生が、男にカッターナイフにて切りつけられ手を負傷。また、11日午後2時55分頃、岐阜県大垣市三塚町にて下校途中の小学一年生の男児三人が刃物を持って立っていた挙動不審の男を発見。帰宅後母親を通じて警察に通報した。
目撃情報によると、男は黒いジャンパーに黒縁眼鏡をかけ、身長160センチ前後、30〜50代であったという。男児らは男のすぐ脇を通ったが、男は黙り込んで身動き一つしなかったという。
男の特徴は、前回あった二件の事件の不審者の特徴と酷似している事が分かる。もしかすると、コピーキャット、いわゆる模倣犯と呼ばれるものなのかもしれない。
そして、又もや同様の事件が発生。場所は岐阜県羽島市竹鼻町狐穴で、午後9時頃、被害者の女子中学生二人が自転車に乗って帰宅しようとしていた所、前方に懐中電灯と鎌を持って立っていた男を発見。
逃げようとした所、男は鎌を振り回しながら走って追ってきた。幸いケガには至らなかったが、被害者の精神的ショックは大きなものだっただろう。警察は現在もパトロールを強化しているが、犯人逮捕には至っていない。

相次いだ学校侵入事件であるが、愛知県一宮市の小学校で九日、不審者侵入事件があった。不審者は刃物を持った女で、侵入後すぐに教諭らの手によって取り押さえられたが、「今、なぜここにいるの」などと訳のわからない事を口走っていた。

これら異常ともいえる、こういった事件の犯人らは、必ず逮捕後自身の「精神異常性」を誇示する。そうすれば、罪が軽くなるからである。しかしながら、実にたちが悪いと言わざるを得ない。
こういった犯人らは自身が「何をしているか分かっていない」素振りをするが、本当は違う。先の岐阜の事件にしても、一連の学校侵入事件にしてもそうである。児童や女性といった「弱者」しか狙っていないという事は、犯人らは「弱者」を「弱者」とはっきり認識しているのだ。

本当に頭がおかしいのであれば、どんな屈強な人間にも立ち向かっていくはずである。それをしないのは「識別能力」に問題がないと言う事だ。

こういった事件の犯人らは、実に「狡猾」である。はっきり言えば、知能は低くはない。よって、こういった事件の被害者にならない為にも、頭を十二分に使って普段から危機管理に徹しなければならないのである。


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2005/3/22



第19話「訪豪外国人殺人事件の真相」


今年2月11日。NSW州はリズモアにて観光客として滞在していたドイツ人女性シモーネ・スト ローベルさん(24歳)が行方不明となった。目撃情報によると、シモーネさんは薄着で裸足と非 常にラフな格好で外を歩いていた所を最後に行方が分らなくなった。

しかし、同月17日事態は急展開。同日午前9時頃、NSW州警察は辺り一帯を捜索し、リズモア 内の公園にてシモーネさんの遺体を発見した。警察は事件を殺人事件と断定し、特捜班「ハウイー 」を設置、現在も全力で捜査にあたっている。 また、警察は同月23日、事件の容疑者と思われる人物のディスクリプション(容姿・特徴)を公 開、目撃情報を募っている。 3月22日時点では捜査は継続されている。

世界でも「安全な国」、と「間違った認識」を受けているオーストラリアであるが、「軽く」過去 の事件を見てみるだけでも観光客が被害に巻き込まれている事件はぞくぞくと出てくる。

◎1992年から94年にかけてNSW州はベラングロ・ステートフォレスト一帯で発生したバックパッ カー連続7人殺人事件は豪州犯罪史に残る凶悪な事件(詳細は
こちら を参照)であった。殺害され た被害者はイギリス人、ドイツ人、イタリア人等世界各国から観光で豪州を訪れていたバックパッ カー達であった。警察は後に地元民アイバン・ミラットを連続殺人の容疑で逮捕した。

◎1996年4月に発生したタスマニアのポートアーサー事件(詳細は こちら を参照)では、観光地 を訪れていた世界各国からの観光客ばかりが30人以上、一度に大量殺戮された。警察は事件直後 マーティン・ブライアントを殺人容疑で逮捕した。

◎1997年9月、スキューバダイビングのため、ケアンズをワーキングホリデービザにて訪問して いた横浜市の奥山美智子さん(当時22歳)が、「郵便局に行く」と言って出たまま消息不明となっ た。
同年10月5日、奥山さんのアパートから3キロ離れたケアンズ郊外の沼地で奥山さんの遺体が発 見された(歯型により確認される)。その二日後、ケアンズ警察は、ケアンズに住む16歳の少年を殺 人及び死体遺棄で逮捕、そして少年が寝泊まりしていたケアンズ市内の倉庫を家宅捜索し証拠品を 押収した。

犯人の少年は20日、買い物から帰宅途中の奥山さんに声をかけ親しくなった後、アパートまで送 っていくと言って道案内をするフリをし、奥山さんの住んでいたアパートからさほど離れていない 空き倉庫に立ち寄ると、暴行を加えた。

その後、奥山さんは数日間、奥行き数メートルしかない金庫に監禁され、殺害された。奥山さんの 遺体はそのまま数日間金庫内に放置されたが、10月1日午後4時頃、犯人は遺体をゴミ収集箱に 入れると、3キロ離れた遺棄現場に捨てた。

◎同年、シドニーにて繁華街を夜一人で歩いていたチェコ人男性ジリ・ゾーファルさん(観光客)が ラファエル・ガブラノビック(当時21歳)に斧で惨殺された(詳細は こちら を参照)。

◎2001年8月南オーストラリア州アデレード市において、邦人留学生鈴木めぐみさん(静岡県出 身)が殺害された事件があった。
鈴木さんは、2000年10月からアデレードにある私立校の入学準備コースに留学し、2001 年8月、市内で友人と別れたのを最後に行方不明となり、同14日に警察が公開捜査に踏み切って いた。オーストラリアのサウスオーストラリア州警察は同26日、アデレード市北部のごみ処分場に 約200人を動員、鈴木さんの遺体を捜索し発見に至った。
同警察は、アデレード郊外に住む37歳の男を2001年10月末に鈴木さん殺害容疑で逮捕し、 男の供述などから、11月末から同市北部のごみ処分場で遺体捜索を続けていた所だった。

◎2001年、シドニーはキングスクロスの繁華街にて観光に来ていたニュージーランド人男性が地 元タクシー運転手との些細な口論から、同運転手に射殺される事件があった。

◎2001年7月、アリススプリングスから北にあたるスチュワート・ハイウェイ上にて、イギリス 人観光客ピーター・ファルコニオさんとそのガールフレンド、ショアンナさんがドライブ中、何者 かに誘拐されるという事件が発生した。
後にジョアンナさんは監禁場所から幸運にも逃げ出す事が出来、助けを呼ぶ事が出来たが、ピータ ーさんは状況証拠から殺害された事が判明した(現時点でもピーターの遺体は発見されていない) 。
警察は後に、メカニックである、ブラッドリー・マードック(45歳)を殺害及び誘拐・監禁容疑 で逮捕した。

↑左から、被害者が豪州旅行の際使用していたバン。中央、犯人のイメージ写真(左が事件当初のもの、右が最新のもの)、右は犯人の使用していた4WD自動車。



◎2002年4月11日、クイーンズランドはバンダバーグにて、イギリス人バックパッカー、キャ ロライン・スタトルさん(19歳)が何者かに殺害され地元の橋の下に捨てられた事件があった。 キャロラインさんはリュックを背負って一人旅をしていたが、何者か(恐らく強盗)に襲われ抵抗 した所橋から突き落とされたとの事だった。この事件に関し、現在も犯人は逮捕されていない。

↑犯人のイメージ写真。現在も逮捕されていない。


これらは紙面を大きく賑わせた事件ばかりであるが、その他にも探せばどんどんと出てくる。しか し、「アラ」ばかり探しても何の意味も無い。注目すべきは「2000万人程度」の国、豪州に於 いて発生する犯罪の「訪豪外国人被害者数」であろう。

さて、21日午後、アメリカはミネソタ州北部で、男子高校生が自身の通うレッドレーク高校で銃 を乱射し、自身を撃って自殺した。事件発生後、生徒の祖父母が射殺されているのが見つかった。 少年は元警官の祖父から銃を奪ったものとみられている。
少年は2丁の拳銃とショットガン一丁で武装し、乱射したが、これによって現在分っているだけで も10人が死亡、13人が負傷した(情報筋CNN)。
アメリカの銃問題は根が深く、また国民への銃の浸透率も高い。こういった事件はアメリカでは不 思議な事ではない。「銃があるから引き金を引く」単純な事である。銃規制を行えば問題は無いの であるが、「全米ライフル協会」や、「自身を護る権利」を主張する人間がいる限り、そういう訳 にもいかないのであろう。何とも難しい問題である。

こういった事件が報道されると、アメリカ=犯罪大国という図式がすぐに出来上がってしまいそう であるが、実はそんなに単純なものではない(詳細は こちら を参照)。

現在のアメリカの人口が約2億9000万人、オーストラリアが約2000万人である。人口が「3 億人」近いアメリカに於いてこういった事件がメディアにて「頻繁」に報道されるのは「当然」の 事である。
特に「アメリカ」で発生した事件は日本のマスメディアではどんな事件であれ高い確率で報道され る。強盗事件が良い例であろう(防犯カメラ映像・カーチェイス等)。実は、こういった事件はオ ーストラリアでも連日発生しているが、日本のマスメディアでは殆ど取り上げられる事は無い。こ れは「ネームバリュー」の違いであろうか。

二日前の3月20日、午前3時15分。シドニー・シティーはエリザベス・ストリート(マーティ ンプレース寄り)にて発砲事件が発生した。事件の発端は数人の男達の間の口論であったが、やが て乱闘騒ぎとなり、一方のグループが他方に向けて拳銃を何発も撃った。弾丸は道路を挟んで何発 も放たれ、内一発が相手方の男の肩に当たり負傷した。
負傷した男は事件現場付近にあったナイトクラブへ駆け込み、そこから救急車を呼んだ。警察は同 事件に於いて現在捜査中である。

同事件の発生した場所はシドニー都市部繁華街のど真ん中である。こういった事件はシドニーに於 いて、稀な事ではなくある一定の期間を於いて発生している。 現時点のシドニーに於いて、「銃撃事件」とはアメリカだけの専売特許ではもう無くなっている。 そして、そういった犯罪のトレンドとも呼ばれるものは、シドニーだけに限らずオーストラリア全 土にも及ぼうとしているのである。

多国籍国家、そして犯罪の増加。今、オーストラリアは第二のアメリカとなろうとしている。


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2005/3/24

第20話「シドニーにて銃撃戦発生!!!」


今月3月21日、シドニーはジャミソンタウン(ペンリース付近)はマルゴア・ロード上のグレイガムズホテル駐車場にてセキュリティー・ガードと強盗による銃撃戦が展開され、重傷者が出た。

情報筋によると、同日午後3時20分、同ホテル前にて現金を運んでいたセキュリティー・ガード(40)の前に突然車が横付けすると中から二人組の男が出てきた。 男達の内一人は357マグナム拳銃で武装しており、ガードに近づくといきなり発砲。それに対しガードは即座に携帯していた拳銃で応戦。
この1メートル以内の超至近距離でのガンバトルで、双方は重傷を負った。犯人の30代の男は胸と腹、そして足に重傷を負い、ガードは手と肩に重傷を負った。

事件直後、犯人の仲間の男は何も取らずに車で逃走。撃ち合った双方は病院に運び込まれたが、犯人の男は危篤状態であった。

こういった強盗事件はシドニーもしくは豪州都市部の専売特許だと言える。シドニーでは、以前も銀行前にて現金護送をしていたガード二人が強盗数人に襲撃され、強盗は拳銃を発砲。現場近くに立っていた女性が撃たれる事件等が発生していた。
また、今月始め、メルボルンの某銀行前でも同様の強盗未遂事件が発生しており、その際にはガードが襲撃者に射殺されていた。

今回の事件では超接近戦での銃撃戦だったという事であるが、たった一つ指摘するならば、ガードの「事前察知」能力が低かった点であろう。接近される前に気づいていればある程度の被害は防げた可能性が高い。

豪州でのセキュリティー・アカデミーでは、拳銃の扱いを徹底して仕込まれるが、特に中でも重要な部分が「撃つ前」と「撃った後」である。

通常、ガードは拳銃を腰のホルスターに下げている。襲撃してくる敵を事前に察知した後、腰の拳銃を抜きそして撃つ。先述したことがあると思うが、ガードにとって拳銃を一度抜いたならば絶対に撃たなくてはならない(相手に向ける威嚇及び威嚇射撃は認められていない→警告を発する場合はホルスターに入った拳銃に手をかけながらする)。 抜いた拳銃はそのまま真っ直ぐターゲットに向け、引き金を引き続ける。それは相手が倒れ続けるまでである。これが「連射必倒」である。よってこの時点で、今回の事件のガードは実に「正しい」処置を取っているのだ。正に「マニュアル」通りである。

今回の事件ではガードは事前察知を失敗していたが、もし、仮に相手のみが倒れた場合、そのまま「残身」の姿勢を取る。いわゆる「待て」の姿勢である(手に拳銃は持ちながら周辺警戒を続ける)。

今回の件でガードの放った弾丸が胸に当たっている点も興味深い。やはりガードの受ける射撃訓練では、ターゲットのど真ん中のみに弾丸を送り込むのだ。頭に当てる、足に当てるという事はない。
咄嗟の状況に追い込まれた場合、動いている体の末端に銃弾を送り込む事はオリンピック選手でさえ難しい(スポーツと犯罪現場では根本の意味が違うが)。
よって大きな的である体の中心を撃つのだ。襲撃者が防弾ベストを着ていたら、という疑問が残るが、「通常」の防弾ベストでは、弾丸を食い止める事は出来ても当たった際の衝撃(キネティック・エナジー)を止めることは出来ない。

とにかく、今回の件で負傷したガードは、事前察知は出来なかったものの、ベテランであった可能性が高い。超至近距離での銃撃戦を切り抜けたのだから。
逆を言えば、セキュリティー・ガードと犯罪者とのガン・テクニックの差が大きく出た。同事件では先手を取った強盗らの方が圧倒的に有利な筈であったが、357マグナムなどという大層な拳銃を扱うには素人過ぎたと言えば良いだろうか。

恐らく初弾で、ガードの放った弾丸が犯人の体の中心を捕らえていた可能性が高い。銃撃を受けた犯人の放った弾丸がガードの肩等体の末端を捕らえたのであろう。

とにかくシドニーは、あいも変わらず「ハリウッド映画」ばりの事をやってのける都市であるようだ。


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