・プラービ、フィンランドに完敗

 

 7日(現地時間)にフィンランドのヘルシンキで行われた欧州選手権予選グループ9のフィンランド対セルビア・モンテネグロ(以下SCG)戦は、フィンランドが3対0で完勝した。

 フィンランドは前半19分にCKの流れからヒーピアのボレーで先制。その後24分にSCGのミハイロビッチが相手選手を突き飛ばして、レッドカードで退場になったこともあって、試合はフィンランドが支配する。そして前半終了間際、左サイドからのクロスに対し、SCGのGKイェブリッチのミスを犯し、プラービは追加点を奪われてしまった。

 後半、プラービは1人少ない中で反撃を試みようとするが、逆にロングボールを受けたフォーセルがプラービ期待のDFビディッチを鮮やかにフェイントでかわして3点目をゲットした。その後もフィンランドはカウンターから決定的なチャンスを作る。結局プラービはほとんどいいところがなく試合を終えた。

 この敗戦でSCGは予選グループ9で4位に落ち、首位通過はおろか2位通過の可能性もかなり低くなった。

 

・サビチェビッチへの批判高まる

 

 フィンランドに3−0で敗れるという屈辱的な敗戦から一夜明けた6月8日(現地時間)、セルビア・モンテネグロ(以下SCG)の各紙では「カタストロフィー」「どこまで恥をかくのか」といった代表批判の見出しがスポーツ面の一面を飾った。

 内容は相手選手を突き飛ばすという軽率な行為で退場になったミハイロビッチへの批判や、ミスをしたGKのイェブリッチ批判から始まり、代表監督デヤン・サビチェビッチ批判へと続いている。

 地元紙『ブリッツ』では、キャプテンながら軽率な行為で退場となったミハイロビッチが謝罪をしている。 「私はチームメイト、サッカー協会、そしてすべての人々に謝りたい。すべての罪は私にある。もし私があのような行為をしなければ、チームがあそこまで打ちのめされることはなかっただろう。私たちは、もはや自分たちで自分たちの運命を決定することはできなくなった。残されたのは、われわれの対戦相手たちの結果を見ることしかない」

 また、同紙には批判に対するサビチェビッチ監督のコメントと、前半で交代させられたミヤトビッチの監督批判ともとれるコメントも掲載された。

・サビチェビッチ 「私の辞任についてはだれも心配する必要はない。その時が来れば私は自分から辞任を申し出る。私は代表監督として代表チームの結果に対してすべての責任と罪を負うつもりだ」

・ミヤトビッチ 「私は、自分のキャリアの中で、けがをしたときを除いては一度も交代を申し入れたことはない。それは今回も同じである。私のプレー内容が、他のチームメートと同様に悪かったのは認める。ポルトガルでの欧州選手権への出場に関して、われわれが難しい状況に追い込まれていることは自覚している。われわれはすべてを失ってしまったが、あきらめる必要はない。フィンランドが水曜日のイタリア戦で、私たちとの試合のように良いプレーをして勝つことを願うのだ」

 SCGは、フィンランド戦での敗戦で国際試合4連敗となった。また、その前の試合でも格下のアゼルバイジャンにホームで引き分けている。次のアウエーでのアゼルバイジャン戦で、もし勝ち点3を逃すようなことがあれば、サビチェビッチ監督はチーム不振の責任を辞任という形で取るしかなくなるだろう。