・イタリア戦に向けてのプラーヴィが発表されました

・GK

ドラゴスラブ・イェブリッチ (フィテッセ:オランダ)

ドラガン・ジュイリッチ (サルティド:ユーゴ)

・DFとサイドアタッカー

ゾラン・ニェグシュ (セビージャ:スペイン)

オグニェン・コロマン (ディナモ・モスクワ:ロシア)

ネマニャ・ビディッチ (レッドスター:ユーゴ)

ゾラン・ミルコビッチ (フェネルバフチェ:トルコ)

シニシャ・ミハイロビッチ (ラツィオ:イタリア)

ムラデン・クルスタイッチ (ベルデール:ドイツ)

デヤン・ステファノビッチ (フィテッセ:オランダ)

イビツァ・ドラグティノビッチ (スタンダール:ベルギー)

・MF

デヤン・スタンコビッチ (ラツィオ:イタリア)

プレドラグ・ジョルジェビッチ (オリンピアコス:ギリシャ)

ゴラン・トロビック (パルチザン:ユーゴ)

イゴール・ドルリャイ (パルチザン:ユーゴ)

・FW

プレドラグ・ミヤトビッチ (レバンテ:スペイン)

サヴォ・ミロシェビッチ (エスパニョ−ル:スペイン)

マテヤ・ケジュマン (PSVアイントフォーヘン:オランダ)

ダルコ・コバチェビッチ (レアル・ソシエダ:スペイン)

以上です。

国内ではサビチェビッチ監督に対する評価は地に落ちていて、そのへんのおっちゃんにまで「俺が監督した方がいいぜ」と言われる始末です。はたしてこのタレントがFWに集中しているメンバーでイタリアに対してどのような布陣をしいてくるのか楽しみです。

 

・イタリア対ユーゴは1−1のドロー

 ユーロ2004の予選、イタリア対ユーゴが10月12日ナポリのサン・パオロスタジアムで行われました。結果は1−1のドローでした。アウェーのイタリア戦、ユーゴとしては勝ち点を取って帰っただけで十分でしょう。

 イタリア戦の記録です

・得点者 ユーゴ:ミヤトビッチ(28分) イタリア:デルピエーロ(39分)

・イエローカード  ・ユーゴ:ラゼティッチ、トロビック、コバチェビッチ、ミハイロビッチ  ・イタリア:トンマージ

・ユーゴスラヴィア

イェブリッチ

ビディッチ

ミハイロビッチ

クルスタイッチ

ラゼティッチ

ミルコビッチ 負傷のため9分からドゥリャイと交代

スタンコビッチ

トロビック

ドラグティノビッチ

ミヤトビッチ 66分からケジュマンと交代

コバチェビッチ 73分からミロシェビッチと交代

・イタリア

ブッフォン

パヌッチ

ザウリ 81分からオドと交代

カンナバーロ

ネスタ

ピルロ 79分からアンブロジーニと交代

ガットゥーゾ

トンマージ

ドニ 46分からモンテッラと交代

インザーギ

デルピエーロ

 ・戦評: ユーゴのフォーメーションは3・5・2でした。GKはイェブリッチ。3バックが右からビディッチ、ミハイロビッチ、クルスタイッチ(たぶん)で、ミハイロビッチがセンターに入ってスイーパーをしてました。中盤は守備的ハーフがトロビックとドラグティノビッチ(たぶん)で、トップ下がスタンコビッチで、右がミルコビッチ(たぶん)で左がラゼティッチ(たぶん)だったと思います。2トップが大方の予想を裏切りミヤトビッチとコバチェビッチでした。開始早々にミルコビッチが負傷したため、代わりにドゥリャイが入ってきて彼が中盤の守備的な位置に入りました。そのためドラグティノビッチ(おそらく)が外にまわりました。

 この布陣の注目点はやはりミハイロビッチのスイーパー起用と2トップでしょう。裏をとられやすいミハイロビッチを最後尾に余らせることでその弱点をカバーし(オフサイドトラップはしばしば危なっかしかったですが)、彼の左足のパスから展開しようという考えからの起用だと思われます。僕はもうミハイロビッチの使いどころはこれしかないのではないかと思っています。そして2トップですが、いろいろ言われていましたがミヤトビッチを使ってきました。あとはトップ下のスタンコビッチですかね。彼は10番つけてました。

 対するイタリアは前試合がアゼルバイジャン相手に2点しか取れなかったこととホームということから、トラパットーニができうる最も攻撃的な布陣、4・3・1・2できました。これは今年のミランが採用しているフォーメーションとほとんど同じものです。Gkがブッフォン。4バックは右からパヌッチ、ネスタ、カンナバーロ、ザウリです。中盤は右にガットゥーゾ、左にトンマージ、守備的ハーフにピルロ、トップ下がドニでした。2トップがインザーギとデルピエーロです。ガットゥーゾとトンマージはしばしば中によって3人の守備的ハーフのようにもなります。

 イタリアの注目すべき点はピルロを中盤の一番底で使ってきたという点でしょう。今年のミランでやっているポジションで、昔のアルベルティーニのように深い位置から中距離パスをちらしてゲームを組み立ててました。

 ゲームは序盤からホームのイタリアがピルロを中心にボールを回して押し込みます。ですが、ユーゴもミハイロビッチが守備に徹してあがってこなかったせいもあってしのいでいきます。そして前半半ば、ミハイロビッチの浮きパスをミヤトビッチとネスタが競り、ネスタがミスったおかげでミヤトビッチがゴール左の角度のないところでフリーになりました。そこからブッフォンのタイミングを計りながら、浮かしたシュートを右足で決めました。ゴールが決まった直後のサビチェビッチ監督はいい笑顔してました。その後はまたイタリアが押す展開で、前半の終わりにデルピエーロのFKが壁にあたってGKの逆に決まり同点。で、そのまま前半終了。後半はピルロがあまり絡めなくなってユーゴが押し込むシーンも増えてきました。ユーゴが一番おしかったシーンはコバチェビッチがゴール前でネスタを切り返しでかわして放った左足のシュートです。これはブッフォンに止められましたが、この日のコバチェビッチとミヤトビッチの2トップはそこそこよかったと思います。

 そして、ユーゴは2トップを代えて攻撃に変化をつけようとしましたが、ミロシェビッチとケジュマンの2トップは機能していたとは言いがたかったと思います。イタリアは後半半ばから疲れの見えるピルロを代えてアンブロジーニをいれて「引分けでよし」のサッカーに変えてきました。そしてアウェーのユーゴもそのながれに合わせて試合終了。

 ユーゴとしてはグループ一番の強敵イタリアからアウェーで勝ち点を取れたのだから満足できる結果でしょう。ただ、気になったのはスタンコビッチが全然ボールにからんでいないということです。彼はトップ下なのですが、引き気味で戦っていたのもあるのですが、それでもかなり引いていて、いざ攻撃といった場面で全然でてこないのです。ミヤトビッチが下がってそういう仕事をしていたのですが、このスタンコビッチの使い方には疑問が残りました。

 次はホームのフィンランド戦。せっかく得たアウェーでの勝ち点を無駄にしないようにホームではぜひ勝っておきたいところです。