◎アゼルバイジャンが国際試合に出場停止

 

 4月16日(現地時間)、セルビア・モンテネグロ(以下SCG)の地元紙『スポルト』は、アゼルバイジャン代表チームが国際試合に出場できなくなったと報じた。

 アゼルバイジャンでは政府がサッカー協会に介入し、代表チームを大幅に変更。FIFAはこれを認めず、アゼルバイジャン代表チームの権利を一時停止するというコメントを発表した。これはすぐに効力を発揮するため、現在行われているユーロ2004の予選における同国との対戦成績はすべて無効となる。この結果、グループ9はウェールズが勝ち点6、SCGが勝ち点4、イタリアが勝ち点4、フィンランドが勝ち点0となる。

 FIFAのコメント通りに決定されるのであれば、一番損をするのはウェールズ。アゼルバイジャンとはすでに2試合を消化しており、勝ち点6を順当に稼いでいた。そして得をするのはSCGだろう。アゼルバイジャンに対して唯一引き分けを演じてしまっていたのがSCGだからだ。

 SCGとしては棚からぼた餅のような話。今まで政治によって被害を被ってきたプラービ(SCG代表チームの愛称)だが、今回は始めて政治によって利益を得ることができるかもしれない。  ただし、アゼルバイジャン政府が代表チームに関する権利をサッカー協会に返還して代表を元に戻せば、この出場停止は解かれるとされているため、今後の動向が注目される。