ランドヌールクラブみやぎ 2003/1/5作成

世界のブルベ開催方法

ランドヌール・モンデュ(ブルベの世界組織)のブルベ規定をベースに世界のブルベについて書きます。

○ブルベの認定
・ブルベの認定はオダックス・クラブ・パリジャン(ACP)が行う。1921年以来全てのブルベはACPに登録され、日付順にブルベ番号が割り振られる。

○参加資格
・アマチュアサイクリストなら誰でもブルベに参加することができる。
・所属するクラブは問わない。
・未成年者が参加する際には、ブルベの走行中における責任をACPや他の主催者に問わないことを承諾する保護者のサインが必要である。
・ブルベの直前6ケ月以内の健康診断書が必要である。
・過去にプロの自転車選手経験がある者は、2年以上前にライセンスを満了していれば参加できる。
・参加者はブルベの期間中有効な保険(傷害保険、損害保険、自賠責保険など)に加入していなければならない。

○自転車
・参加者自身の筋力のみで駆動するのであれば、いかなる種類の自転車でも使用してよい。

○ルートの設定
・ルートの距離は所定の距離を多少超過してもいいが、所定の距離に満たないものは認めらない。(距離についてはそれぞれの国のロードマップを使用してもいい。)
・ルートの途中でスタート/ゴール地点の付近を通過してはならない。
・交通量が少なく、場所を確認しやすいルートを使用する。
・ルートは(ジグザグに設定するのではなく)コントロールポイント間を可能な限りまっすぐ接続していることが望ましい。

○コントロールポイントの設定
・(中間)コントロールポイントはスタートとゴールの間に概ね一定の間隔で設定する。200kmでは2〜4個所、300kmでは3〜5個所、400kmでは4〜6個所、600kmでは5〜7個所、そして1000kmでは6〜10個所設定することを推奨する。
・参加者が大幅にショートカットすることができそうなルートでは、1〜2箇所のシークレットコントロールポイントを設定する(別紙に記載して添付して下さい)。ACPの会員は事前通知なしにシークレットコントロールポイントを設定できる。
・コントロールポイント(スタート、中間コントロールポイント、そしてゴール)の場所とオープニング時刻およびクロージング時刻を定める(時刻計算用の表を使用して下さい)。
時刻計算用の表:How to Calculate Opening and Closing Time for Checkpoints
コンピュータ計算:RUSAのTimes Calculator(参考)

○参加者の責任
・参加者は交通ルールを遵守すること。法規によって定められたところでは自転車用道路を走ること。
・走行中は全て自己の責任で対処すること。
・参加者は公序良俗に従って走ること。
・コース上では自動車などでの伴走やサポートは一切禁止する。コントロールポイントにおいてのみサポートが許可される。

○主催者の責任
・ACPやブルベの主催者はコース上で発生したいかなる事故についても責任は負わない。

○参加申し込み
・ブルベに参加するためには、登録用紙に必要事項を記入のうえ登録料を添えて申し込むこと。

○夜間走行
・自転車の前部と後部にライトをしっかりと固定すること。ライトは常に搭載されていること。スペアの電球も必要である。これらの準備が出来ていない参加者には出走が認められない。
・日没から日の出までの間、および雨や霧などで視界不良の時にはライトを点灯しなければならない。集団で走行している時でも必ず自分のライトを使うこと。
・夜間はリフレクタブルベストを着用すること。

○夜間走行の推奨事項
・予備のライトの携行を強く推奨する。
・反射式アームバンドや反射式アンクルバンドを使用したり、明るい色のウェアを着用することを推奨する。

○スタート
・参加者はスタートでブルベカード(carte de route)と、ルートとコントロールポイントの位置が示されたルートブック(cue sheet)を受け取る。ブルベカードには各コントロールポイントの開設時間(オープニング)と閉鎖時間(クロージング)がコントロールポイントに関する他の情報とともに記載してある。

○コントロールポイント
・コントロールポイントでは停車してブルベカードにスタンプを受けること。タイムを記載すること。
・コントロールポイントでのスタンプの受け忘れやタイムの記載漏れ、ブルベカードの紛失等については、記録を認定することはできない。各コントロールポイントでの必要事項が全て記載されているかどうかについては参加者自身が責任を負う。
・参加者は各コントロールポイントに開設時間(OPEN)と閉鎖時間(CLOSE)の間に到着しなければならない。ゴールでは制限時間以内に完走出来ていたとしても、全てのコントロールポイントで開設時間内にチェックを受けることが出来ていないければ認定されない。

○ゴール
・ゴールでは、参加者はブルベカードに自らのサインを記名し、主催者に返還すること。ブルベカードはACPで記録が承認されて認定番号が発行された後、主催者に返送される。主催者がブルベカードを紛失した場合は認定を受けることは出来ない。
・ブルベは競走ではないので順位付けは行われない。

○制限時間
・時間制限はブルベの距離に依存して設定される。200kmでは13時間30分、300kmでは20時間、400kmでは27時間、600kmでは40時間、1000kmでは75時間である。

○スーパーランドヌール
・スーパーランドヌール:1年間に一連のブルベ(200、300、400、600kmの全て)を完走した参加者には「スーパーランドヌール」という名誉の称号が与えられる。

○ステッカー
・ステッカーは自転車に貼るもので、これは200kmのブルベに完走しなければ入手することは出来ない。

○失格および追放
・コントロールポイントにおいてのみサポートが許可される。この規定に違反した参加者は直ちに失格となる。
・夜間走行に関する規定に違反した行為をとった参加者は直ちに失格となる。
・偽りやごまかしなどの不正行為や、故意に規定に違反した行動がなされた場合、ACPの全てのイベントから放逐する。

○苦情および質問
・ブルベやその運営に関する苦情や質問はゴールから48時間以内に書面を持って主催者に申し出ること。主催者はその書類に目を通してから、推薦状とともに、最終裁定を行うACPのランドヌール会議に転送すること。
・規定に明確に書かれていないことに関する質問に対しては、ACPの役員会議が最終的な判断を下すものとする。

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