3月5日
 9時ころ朝食。スクランブルエッグオントーストとインスタントコーヒーを食べ、すぐに美容院へ髪をカットに行った。そこは結構こぎれいにしてあり、なかなかよいところであった。女主人がなかなかきれいで、少しの英語がしゃべれるのが助かった。ほかの従業員も親切でよかった。カットとシャンプーで80バーツ。安いと感じた。ひげは剃ってもらわなかった。タイにきたら(外国にきたら)髪の毛を切るのがいいね。As you like. でOK。
 バスでチャイナタウンに行った。そこでサンダルを買い、「どろぼう市場」を見てきた。日曜日だったためかやたら人が多かった。昼食はよくわからない中国系の店に入った。ラーメンの汁無しのようなものを食べたが、日本人が珍しいのか俺たちの食べるのをずっと見ていた。コーラ一本付きで一人25バーツ。日本円にして約100円。安いではないか。
 話はちょっと変わるが、コーラといえばバンコクで初めてした買い物はコーラであった。確か一本10バーツだった。それがフレディーゲストハウスでは6バーツ。食べ物屋では5バーツである。日本の感覚では逆だろう。
 チャイナタウンのあとは、バスに乗ってワットポーに行こうとしたら、とんでもないバスに乗ってしまい失敗。そのあと訳のわからん所で降りて、違うバスに乗った。それはクーラ付きのバスでガイドさんがとても親切だった。
 ワットポーには寝ているお釈迦様がいた。でかかったけど、なぁんだこんなものかといった感じ。ワットポーの物売りは変な奴だった。タイシルクに絵の描いてある布を、はじめ3枚で1000円といっていたのに「5枚にしろ」と言ったらOKするし、こっちもちょんこづいて「10枚だ」と言ったらOKした。結局買わなかったけどインチキくさい物売りだ。気をつけよう。
 ワットポーのあとに大学に行き1バーツのコーラを飲み、カオサンロードの市場に向けて歩いていった。そこで短パンを買い、ブラブラしていた。女物の服しかおいてなかったのが残念。トゥクトゥクでホアランポーン駅まで行き、バスに乗って帰ってきた。セブンイレブンでシャンプーと歯磨きセット、赤のボールペン、チェリーコークを買った。本日は500バーツくらい使った。
 夕食は、ゲストハウスでFried Rice on Porkeを食べた。いわゆる豚肉入りチャーハンである。そのあと絵はがき2つと切手4枚を買って、飲みに行った。ビール2本と○○をたのんで
 140バーツ。一人70バーツだった。なんていったって英語が全く通じないのがいけない。こっちは英語しゃべっても向こうは全く理解してくれない。Can you speak English? といっても理解してくれない。困ったもんだ。
 ゲストハウスにかえって大久保君にはがきを書いた。無事日本に着いてくれればいいのだが。昨晩は暑くてあまり眠れなかったので、今日はゆっくり眠りたい。
 
 
〜追憶〜
 当時学生だった私は髪の毛もぼさぼさでした。まだ雪の残る長野にいたときにはぼさぼさ頭が逆に暖かくてよかったのだが、タイに行ったら非常に暑苦しく感じ、髪の毛を切ることにした。フレディーゲストハウス近くの清潔そうな美容院に入ったが、向こうも日本人の客は初めてなのか困っていたようだ。しかし、笑顔と身振りで何とかなるものである。一時間後にはさっぱりしたタイ風の髪型に変身した。ひげだけは剃ってもらわなかった。これは、やっぱりバックパッカーを気取っていたためひげは絶対に必要なものだと思ってたのだろう。数年後、再び丸山氏とタイに行ったときにはこの美容院はすでになかった。
 バックパッカーといえば足下のおしゃれはやはりサンダルである。現地調達ということで、「地球の歩き方」を見ながら「どろぼう市場」に向かった。黒い大きめのサンダルを買って履き替えた。暑い国ではやはりサンダルが重宝する。
 バンコクでの移動手段はバスが一番安い。しかし、路線が複雑で、慣れないととんでもないところにいってしまうことがある。丸山君がバス路線地図を購入し、それを元にいろいろ調べたが、地図そのものがタイ語で書かれているためよくわからない。試行錯誤の末、ホアランポーン駅からマレーシアホテル近くまで行くバス番号が41であることを突きとめた。バスの中には料金を徴収するおばちゃん、もしくはお兄さんがいて(不思議なことに若いお姉さんには一回も会わなかった)カシャカシャ小銭の入った円柱形の筒を持って徴収にくる。慣れればバスは便利で安全な乗り物である。
 ワットポーはいってみたい寺院の一つであった。タイに行って来ると家族に話したときに、うちの父が「いいなぁ、一生に一回は寝ているお釈迦さんを見てみたいなぁ」とうらやましそうに呟いたからである。確かに金ぴかできれいではあった。涼しくて気持ちよかったことが鮮明に思い出される。