3月6日
 朝。今日もまた熟睡できなかった。体中がかゆくてかゆくて目が覚めた。ダニや蚊のおかげでたまらんわ。ほんとに。5時だぜ、5時。日本では7時だからね。いつもの癖で日本時間の7時に目が覚めちゃうんだろうね。今日はインド大使館に行ってビザを申請しなければならない。
 朝食はトースト、スクランブルエッグ、インスタントコーヒーの37バーツである。インド大使館のあと、ぜひとも日本の本を扱っている店に行きたい。日本語が恋しい。exchangeもしなければならない。たぶんこのフレディーゲストハウスも今日限りだろう。次はどこへ行こうかな。
 本日はインド大使館までビザを取りに行ってきた。場所は何とかなったが、なんていったってめちゃくちゃ混雑していた。原因の一つは役人の仕事ぶりがいかにもインド的であったためである。ひどいもんである。でも、とりあえず申請だけはしたので、あとは10日に取りに行くだけである。それまでは何をしていよう。 
 昼食はラーメン屋で冷やしラーメンを食べた。これがまたうまいのなんのって。お冷やもちゃんとつぎ足してくれるところがいかにも日本的でよかった。
 明日はこのフレディーゲストハウスを出て、カオサンロード周辺のゲストハウスに写る予定である。 
 蚊取り線香を買ってきたので今晩は静かにぐっすり眠れそうである。
 
〜追憶〜
 この旅行の目的はインドであった。多くの人は日本でインドのビザを取ってくるのだろうが、ビザを取るためには東京のインド大使館へ行くか、あるいは旅行代理店に手数料を払って取ってもらうしかない。どちらの方法もお金がかかる。貧乏旅行者の我々には手痛い出費となってしまう。ということで、タイのインド大使館で取ることにした。
 インド大使館までは「地球の歩き方」の地図を参考に、バスを乗り継いでいた記憶がある。メインロードから少し入った脇道にそれはあった。
 インド大使館には予想を大きく上回るたくさんの人がいた。みんなインドのビザを取りに来たのだ。日本人もいれば西洋人もいる。インド人らしき人もいる。たくさんの人がいるにもかかわらず、受付窓口の向こうではお茶を飲みながらのんびり談笑しながら仕事をしているインド人スタッフがいる。日本人の感覚だと、お客がたくさんいるのだから一生懸命必死に仕事をするのが当たり前という感覚であるが、そうではないらしい。何人いようが、彼らには関係ないのである。いわゆるインドの特徴である、「ノープロブレム」なのである。申請用紙には全く日本語がない。当たり前のことであるが、英語で書かれた申請書を前にして、やっぱり世界の公用語は英語だなぁ、英語をしっかり勉強しなければ、と改めて思ったものである。
 お昼は久しぶりに日本食を食べた。日本を発ってまだ4日しか経っていないというのに日本食が恋しくなったのである。大使館からバスで行ったのか、それとも歩いたのか今となっては思い出せないが、日本食店に入って冷やしラーメンを食べた。ここには日本の新聞、雑誌が置いてあり、週刊少年ジャンプを読んだ記憶がある。
 午後は何をしたのか日記にも書いてないし、思い出せない。たぶんフレディーゲストハウスでごろごろしていたのだろう。とにかくタイの昼間は暑い。直射日光を浴びればすぐにグタッとしてしまう。なので外に出て活動するのは涼しくなる夕方からである。これは観光客だけでなく、地元のタイ人もそうである。夕方になると仕事を終えた人々や夕涼みに出てきた人々でにぎやかになる。
 タイはビニール袋の文化でもある。ジュース類はナイロン袋の中にぶっかき氷をいれてジュースを入れてわたされる。その袋にストローいさして飲む。昼食や夕食のおかずをビニール袋にいれてぶら下げて持ち帰る人々の姿もタイの日常的風景である。  
 フレディーゲストハウスの最後の夜である。翌日はバックパッカーの聖地(?)であるカオサンロード周辺にあるゲストハウスに移ることを決め一日の活動を終えた。