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ブロディからの言葉
プレッシャーに打ち勝て!!

―少年時代テレビでプロレスを見ていましたか?
ブロディ:私の育ったデトロイトは、非常に冬が長く寒い地方だった。 アメリカの少年なら誰でもそうするように、私も冬の間、家にこもってテレビのスポーツ番組を食い入るように見ていた。(〜中略〜)
土曜の夕方4時からはプロレス中継があって、ザ・シーク、キラー・コワルスキー、ザ・ブルーザーなんかが出ていたのを記憶している。まさか自分がレスラーになるとは夢にも思わなかったがね(笑)。子供っていうのは本当にスポーツが好きなんだ。例えば、今日空き地で友達とフットボールやレスリングをやったりすれば、その子供たちは明日もその空き地に戻っていって遊ぶ。それがあんまり楽しいから、永久に楽しめると思ってプロになることを夢見る。そして大人になった時、それが間違いだったことに気がつく。
―どうしてですか?
ブロディ:プロになって金を取ったら楽しいという感覚は消える。あるのはストレスだけだ。そして、そのプレッシャーに打ち勝った者だけが真の成功者となる。

"好きなことを仕事にする” というのは、仕事をする上での理想だと思う。ただ、多くの人が食べていく為にそれを捨て、自分の好きじゃない仕事を嫌々ながら"仕事だから仕方ない”と割り切ってしているのが現状なんだと思う。好きなことを仕事にしている数少ない方がもし読んでいたら、プレッシャーに負けずに成功して欲しいですね。



印象を植えつけろ!

―そろそろチェーンを卒業しても・・・との声もありますが
ブロディ:プロレスファンは当然、俺のことは知っているな。
―はい。
ブロディ:ただ、都会でも地方でも、これまた当然だが、生まれて初めてプロレスを見に来る年配の方もいるね。
―もちろん。
ブロディ:でだ・・・。"あのチェーンをブルブル振り回すのは誰だっけ”と名前がわからなくても、そういう潜在意識を植えつけること・・・もう、それで俺の勝ち。

第1印象というのは非常に重要だと思う。恋人を選ぶ時や会社の就職、新規開拓営業なども、なんだかんだ言っても第1印象がポイントですからね。没個性という考え方は、もう古い!個性を前面に打ち出して,相手に自分を売り込もう!

向上心を持て!

―私の印象では、ドロップキックのハイト(高さ)が、去年と今年では全然違いますよ。
ブロディ:実に良い点を見ていてくれてる。日本のファンというのは実にレスリングをケアフリィ(注意深く)見ているから、我々アメリカのレスラーにとってはやりがいがある。インプルーブ(成長)を忘れたレスラーは、もはやレスラーではない。

なぜ、このコメントを載せたかというと、今の自分の周りを見まわしても向上心を持ち合わせているタイプの人間が非常に少ないような気がするんです。"とりあえず給料貰ってればいいや!”みたいなヤツや、会社の上の人間が間違ったことを言っていても文句の一つも言えないイエスマンだとか。そういうタイプの人間は、リストラされてしまえば一発でアウト!そうならない為にも、向上心を持って成長し続けることを心掛けて欲しい。


失敗から学べ!

―あなたは、プロレス界に存在するマネージャーというものを、どう思いますか?例えばニック・ボックウィンクルについてるボビー・ヒーナンみたいな・・・
ブロディ:基本的に、私の生き方として、誰にもクリティサイズ(批判)されたくない。誰もがウィークネス(弱点)を持っている。それを補うためにマネージャーをつけるんだろうが、私は大きく、若く、強く、グッドシェイプである。(〜 中略 〜)
ファースト・ハンド・イクスペリアンス……何でも自分で失敗し、そして学ぶことだ。私のことは私が一番良く知っている。

成功して学ぶことっていうのは少ないけど、失敗から学ぶことは非常に多いと思う。高い授業料を払って失敗しろとまでは言わないけど、失敗を恐れずにチャレンジして欲しいと思う、バーニング・スピリットを持って。人生に無駄なことなど何一つないぞ!

ポリシーを貫け!!


優勝がほぼ確実視されていたIWGPタッグの決勝戦をボイコット。この事件に関してブロディは後にこう述べている。

人生でも最も大切なものはマネーなんかじゃない。(〜中略〜)俺はブルーザー・ブロディとしてレスリングをすることに対してマネーは貰っていたが、マネーを貰うことによって、魂まで売るつもりは全くなかった。"チェーンを使うな”“流血ファイトはやめろ”とか、俺のファイティング・スタイル…つまり魂に関わることをニュージャパンは要求してきた。プロステテュート(売春婦)はマネーさえ貰えばなんでもするが…彼らがプロステテュートのように俺を扱おうとしたことが怒らせた最大の理由だ。(〜中略〜)自分が正しいと思ったら最後まで、それを貫き通す人間になって欲しいとブロディが言っていたと伝えてくれ。

社会に出ると特に営業マンなんかはそうなんだけど、自分の本位ではない仕事をしなければならない時が必ず出てきます。前に話したイエスマンの話じゃないけど、自分のポリシーに反する場合はきっぱり“No!”と自分の意見を貫ける人間でありたい。なんでも金で動く今の世の中、ブロディのような骨太の人間が増える世の中であって欲しい。

家庭を大事に!!

わたしにとって1番大切なのはファミリーであり、第2にフランク・ゴーディッシュであり、ブルーザー・ブロディは第3番目だ。考えてもみたまえ、私が人生の中でブルーザー・ブロディでいるのは恐らく20年くらいだ。それ以外の人生の方がはるかに長いんだよ。

ブロディほどのレスラーだと、当然メジャー団体から高いファイトマネーを提示されてのオファーも多かった。彼は、それを敢えて断り、インディペンデンス(弱小)団体のマットに上りつづけた。それは、彼が自分の家庭をまず第一に考えた結果でもあった。彼が死ぬ間際に残した最後の言葉に、彼の家族愛の深さがうかがえる。

『私は、私の妻(バーバラ)と息子(ジェフリー)を心から愛している。愛しの息子よ、神を信じよ。ワイフを頼む・・・』

アメリカでは、40代で第一線からリタイアして、余生をのんびり家族と過ごすという人生観がごく普通に存在しているが、日本ではまだ"家族”を中心としたビジネス観は土壌がようやく出来てきた程度の状態。高齢化社会が進むにつれ、親の介護問題など、家族の事を真剣に考える時期が確実に近づいているような気がします。収入面などを考えると現状では難しいんですけど、ブロディのような家族中心の人生観を日本人もそろそろ考える時が来たのかもしれない。

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参考文献:週刊ゴング・週刊プロレス・「プロレスアルバム39 ガッツシリーズ5 ブルーザー・ブロディ 」
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