竹原さんを応援しようあらすじ
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ファイトクラブ5-2あらすじ
TBS系 火曜21:00放送(一部地域を除く) 見逃してしまった方のために、あらすじをご紹介します。
1期生 網野 ケイ 浜中 宮崎(プロテスト合格)
2期生 太 藤野(プロテスト合格) 小松崎(プロテスト合格) 
    斎藤(プロテスト合格) 箕浦(プロテスト合格)
3期生 山中(プロテスト合格) 都丸 加藤/兄 
    加藤/弟(プロテスト合格)竹中(プロテスト合格)
4期生 梅宮 丸山 西村 谷野 白岩(プロテスト合格) 小谷(プロテスト合格)
5期生 權代 伊藤 増田 加島 板橋(プロテスト合格) 飯尾(プロテスト合格)

■02年8月20日放送分
合宿から戻り、再びジムでの練習を再開する4・5期生。そこへ国分と長瀬が現れる。ジムに入ると、リングの上には懐かしい顔が、2期生の藤野と斉藤がジムで汗を流していた。話を聞くと、藤野は前回の試合でのケガをリハビリをしていたらしい。しかし、10月の世界戦の前座で2度目の試合が決まったという。しかも、斉藤も同じく10月に3回目の試合を迎える。国分と長瀬は、OB生達が5期生達の良い刺激になればと思い、指導の話を持ちかける。しかし、藤野や斉藤が5期生に話しかけても、完全無視で話にならないという。
藤野と斉藤が来たのは、2期生の箕浦が今日沖ジムに訪れるからだという。箕浦は新人王戦に勝ち進み、先日中日本の準決勝戦を行ったばまり。準決勝戦の試合は、1Rは両者相手の様子をさぐりながらの出だし。続く2Rは、両者いよいよ本格的な撃ち合いになるが、流石に準決勝の相手、激しい攻防が続くが両者とも決め手は出ない。そして3R。互いに一歩も譲らない試合展開が続く中、偶然のバッティングで箕浦の左目の上が切れる。ドクターチェックを受けて再び試合が始まるが、出血がひどいとストップされる危険もある。しかし、箕浦は果敢に攻め込み、徐々に相手選手の顔の左が腫れてくる。そして4R。ここでも激しい打ち合いが続く、結局試合は判定へ。止血をしながら結果を待つ箕浦。レフェリーが読み上げた結果は、2-1で箕浦の勝利。箕浦はついに中日本新人王準決勝へ進むことになった。中部での様子を国分と長瀬が聞いてる間に、箕浦がジムへやってきた。久しぶり、と声を掛け合い、健闘を讃え合う。初めてあった4期生にも「俺もがんばるから、みんなもがんばって」と気さくに声をかける箕浦。1期生に始まり、今は5期生。一緒に練習をしたことはなくても、同じファイトクラブ出身という絆が感じられる?国分と長瀬は、箕浦の来訪をなんとか5期生の成長に繋げたいと思い、伊藤に話しかける。「せっかく箕浦が来てるんだから、少し練習を見てもらわない?」しかし、5期生は受け入れない。「俺らには関係ない」と突っぱねるばかり。それを見た竹原は「ほっといていいですよ」と口を挟む。しかし、そこで意外な人物が口を挟む。なんと藤野が「・・・教わっても損はないだろう。教わるのがいやなら、スパーを見るだけでも」とさとす調子で5期生に話掛ける。しかし伊藤は「せっかくですけど、ロードワークなんで」と言ってジムから出ていこうとする。あまりの態度に、怒る藤野だが、竹原は冷静に「そいつらは箕浦のスパーを見るのが怖いんだ」と言い捨てる。この言葉には流石の伊藤も怒りが隠せない様子で、竹原に食ってかかる。それを見た竹原は伊藤の首に手を掛けると「じゃ、日程が分かっていれば、ちゃんと見るのか?だったら・・・次の箕浦の決戦を5期生全員に見せてやるよ。スパーじゃなくて、華やかなプロの試合だ」と竹原は言った。


■02年9月3日放送分
箕浦の試合の前日に国分と長瀬が沖ジムを訪れた。明日の試合について竹原に聞くと、クラブ生全員を連れて、試合を見に行くと言う。国分が「箕浦が負けた場合を考えると・・・」と、逆効果にならないかと不安そうに言うが「勝っても負けても関係ありません。ボクシングにビビってるだけですから」と答える竹原。翌日、クラブ生を連れて名古屋を訪れる竹原。いよいよ中日本新人王戦に箕浦が挑む。相手の山本選手は、ここまで全てKO勝利のハードパンチャーだ。1Rが始まった。スタートと同時に両者の激しい打ち合い。山本の回転の速いパンチが飛び込んでくる。しかし、箕浦も負けていない。前に前に打ち込んで行く。そして、箕浦の激しい右ストレートが相手の顔面にヒット、一瞬ダウンかと思われる程、膝を折り曲げる山本。しかし、すぐに体勢を建て直して攻撃を仕掛けてくる。ダメージがあるうちに追い込もうと箕浦が果敢に攻めたその時、偶然のバッティングで、耳の上から出血する箕浦。ドクターストップは免れるが、流れが途絶えてしまい、1R終了。2Rは1Rのダメージを取り返そうとするかのように、山本が攻め込んでくる、そして重いパンチが箕浦の顔面にヒット、思わず後退する箕浦。そして3R、両者激しい打ち合いとなる、箕浦があてれば、山本が返し、山本が打てば箕浦が返す。両者一歩も引かぬ打ち合い。そして最終ラウンド。両者が持てる力の全てを出して戦いを続ける、その姿を声も出さずにじっと見つめる5期生達。そして試合は判定へ。いずれにしても微妙な判定になるだろう。静かに結果を待つ箕浦に、判定の声が。結果は2-1で箕浦の勝利。嬉しそうに立ち上がり、リングの上で腕をレフリーに上げられる。下で見ていたOB生と4期生も嬉しそうだ。
そして、クラブ生達が沖ジムに戻ってきた。それを待ちわびていた国分と長瀬が声を掛けると、藤野が本当に嬉しそうに「凄かった」と感想を言う。しかし、5期生達は一言も発せずに、ジムの隅の方に座り込む。すると竹原が5期生に「お前ら、どうだった。約束の1ヶ月も過ぎたし、いつでもやってやるぞ」と5期生を挑発する。黙ったままの5期生を見た国分は「竹原さん、僕らと5期生だけで話をさせてもらえませんか?」と竹原に提案。竹原は聞き入れて、5期生以外のクラブ生を連れてジムから席を外す。国分・長瀬、そして5期生だけになったジムで、国分が静かに5期生に話しかける。「みんないなくなったし、正直に腹を割って話そうよ。試合を見てどう思った?」と言うと、伊藤が静かに口を開いた。「・・・確かに凄いなと思ったよ」他の5期生も同じように思ったようだ。その様子を見た国分が「じゃ、プロテストはどうするの?」と聞くと、しばらく考え込んでから伊藤が「・・・正直迷ってる。始めは4期生や竹原を倒してやるって思う気持ちもあったけど・・・そんなんじゃないんだなって。今やっても勝てないのは分かったし、それでファイトクラブを辞めていくのも・・・」と、素直な自分の気持ちを語る伊藤。それを聞いた長瀬はしばらく考え込んでから「お前らが頭を下げられないなら、俺が話してみるよ」と言って、竹原を連れて来た。そして、竹原に「こいつらも竹原さんに勝てないことは分かっているんです。・・・それにプロテストについても考えたいみたいなんで、4期生プロテストが終わるまで、時間をもらえませんか」それを聞いた竹原は、「頭を下げるやつを殴るほど、俺だって悪人じゃない。4期生達のプロテストが終わるまで、お前達は好きにやっていいから」とだけ言うとジムを後にした。


■02年9月24日放送分
国分が沖ジムを訪れた。4期生は間近に迫ったプロテストに向けて熱心な練習を続けている。その横で5期生は自主トレを続けている。竹原の話によると、今日は他ジムの選手と4期生でスパーリングをするという。さらに「例の人も来ますよ」と話をしていると、辰吉が同じジムの戎岡彰を連れて沖ジムに姿を見せた。挨拶をすますと、国分が4期生と5期生の印象を二人に聞いた。すると「4期生についてはがんばってるが、5期生は・・・口数が多すぎるな」という答えが返って来た。とりあえず4期生とOB生がシャドーをしているのを辰吉が見ることに、1Rを見ると辰吉は「ずいぶんコンパクトになったな」と印象を口にする。そして、中に入っていくと一人一人のウイークポイントを的確に指摘し指導を始めた。そして、その間に戎岡は5期生の様子を観察している。特に何か言うわけではないが、ゆっくりと歩きながら、一人一人を観察している。そして、權代の練習をしばらく眺めると、ふいに「ずいぶん熱心に練習してるな。強くなりたいのか」と声を掛けた。權代が「まだ分からない」と曖昧な返答をすると「強くなりたいからやってるようにしか見えないけどな。がんばろうな」と言った。そこへ角海老宝石ジムの練習生達が訪れた。挨拶をすますと早速ウォーミングアップを始める。それを見た戎岡は5期生に「勉強になるから見ような」と促した。
4期生の対外試合が始まった。まずは西村から、相手も同じ練習生だ。勢い付いて攻める西村。しかし、それを見た辰吉は「強弱がないな、すぐスタミナ切れするぞ」と言った。そして、その言葉通り何度か激しく攻める場面はあるもの徐々にペースダウンしていく西村。それを静かに見守る5期生に言葉はない。次に小谷。しかし激しく攻め込む相手にたじろぐ様子が伺える。「手を出して」と竹原から声がかかるが、どこか逃げ腰。結局、力の差を見せつけられる形で終わる。辰吉からも「言葉もでない」という感想が。そしてラストは梅宮。しかし!!フェイントを交えながら、冷静にスタートするものの、打たれるのを嫌がって前に出れない。さらに打ち囲まれているうちに防戦一方になっていく。それを見た辰吉は「可哀想だから、もう倒してあげて」と角海老の選手に声を掛ける始末。結局3人とも惨敗の結果に終わった。自分たちが太刀打ちできない4期生達の惨敗に、5期生達も考え込む。辰吉は「ボクシングをやめた方がいいね。無駄足だった」と4期生への感想をもらすと、「自主トレしていいですか」と言って戎岡ととともに練習を開始した。その様子を見た4期生達も辰吉とともに練習を開始する。しばらくすると、辰吉が突然座り込んで見ていた5期生に「君らは練習せんの?」と声を掛けた。慌てて練習を始める5期生達。4期生達も戎岡への辰吉の指導を横目で見ながら練習を続ける。徐々に活気づくジム内。と、指導をジッと見ている5期生にも辰吉は簡単な指導をし始める。そして「君らプロテストはどうするの?強くなりたいんじゃないの?」と5期生に問いただす。即答できないでいる5期生を見て「色々言ってるみたいだけど、受かってから言おうよ」と言葉を残して帰る支度をし出した。国分が辰吉の元へ行って「5期生にまで指導してもらってありがとうございました」と言うと「興味があるから、食い入るように練習を見てたんでしょう」と答え、それから5期生に「素直に分からないことがあったら、竹原君に聞くんだよ。応援してるから」と声を掛けてジムを後にした。竹原は5期生の元へ行くと、「辰吉さんはああ言ったけど、4期生のプロテストが2週間後に決まったから。それまでに答えを出すように」と言うとジムを後にした。
が、残された4期生は5期生の元へ行くと思わぬ事を言いだした。なんと「もうタイムリミットだ。決着はどうするの?」と言い出したのだ。しかし伊藤は「今やっても結果は分かっている」と静かに答える。しかし梅宮は「俺達は全員、もしもプロテストに落ちたらファイトクラブを辞める。だから時間がないんだよ」と言い出した。それを聞いて黙り込む5期生達。その様子を見た梅宮は「まぁ、もう少し遊んでやりたかったけど、そういうわけだから、お前らもがんばれよ」と言うとジムを後にしようとした。しかし、伊藤は4期生を呼び止めて「時間なんて関係ないだろう。落ちたらやめるなら・・・受かって俺らを待てばいいじゃないか」といいだしたのだ。しばらく考え込んだ梅宮は「俺達に・・・がんばれって言ってるのか。有り難い激励の言葉だと思って受け取るよ」と少し考え込んでから言うと、ジムを後にした。


■02年10月8日放送分
プロテストの数日前になった。国分がジムに訪れと4期生達が必死に練習に励んでいる。それもそのはず、明日は4期生唯一のプロテスト合格者、白岩の試合なのだ。白岩に話を聞くと「前回のようなみっともない負け方はしませんよ」と力強い返事が返って来た。さらに「プロテスト前の4期生達に、自分のがんばりを見せたい」と答える。そして、翌日。白岩の試合の日となった。この試合への決意を固めてリングに上がる白岩。表情にも闘志がみなぎる。1Rが開始された。前回とうってかわって冷静なスタートだ。ジャブを打ちながら、相手の様子を見る白岩、しかし相手選手が激しく攻め込んで来ると、白岩も冷静に応戦、重そうなパンチがヒットする。そして2R。1Rの堅さが取れ、開始すぐに打ち合いになる。相手も激しく打ち込んで来るが、白岩も負けていない。徐々に相手を追いつめ、ついに相手がバランスを崩したところで、白岩の左フックが綺麗に相手の顎にヒットする。そして、相手はダウン。すぐに立ち上がるが、足もとがふらついている。さらにここぞとばかりに激しく打つと、ついに相手は後ろに仰け反るばかり。ここでレフリーがストップ。白岩は2RTKO勝ちとなった。嬉しそうにバックテンに2回して、客席にいるクラブ生達にガッツポーズを決める。4期生やOB生達も嬉しそうに、立ち上がって喜びを分かち合う。
試合の後、ジムに戻ってきた、4期生と5期生達。竹原がすぐに練習を促すと、それぞれすぐに練習へと向かう。国分が試合の感想を竹原に聞くと、「相手のパンチが見えていた。次にもつながる勝負だったと思う」と口にする竹原。さらに4期生に感想を聞くと、小谷は「いい刺激になった。ずっと一緒に練習してきて励ましてもらったけど、今日の試合が何よりの激励だった」と答えた。そして西村も「かっこ良かった。俺達も続かないと・・・」とそれぞれの決意を口にする。さらに海宮は国分に「俺はやりますよ」と短い言葉を残すと、リングに上がって練習を始めた。そこへ、竹原の厳しい檄がとぶ。


■02年10月15日放送分
プロテストの前日、国分と長瀬が沖ジムを訪れた。リングの上で練習に励む4期生達。国分が話しかけると、「悔いが残らないように、がんばるだけです」と想いを語る。そして竹原から最後の「解散」の声がかかった。練習が終わると梅宮が、5期生の所へ来て「明日は見に来るんだろ」と話しかけた。「見てたらプレッシャーにならないか?」と權代が聞くと「ならないよ。あれだけ言ってきたんだから、見届ける義務があるだろう」と答えた。「じゃ、見届けてやるよ」と權代が言うと、梅宮は汗を拭いながら、ジムを後にした。
そして、いよいよプロテスト当日となった。リングの上でウォーミングアップをする4期生達。しかし、その様子を見ていた国分がリチャードに話しかける「どうした?体調が悪いのか?」しかしリチャードは「別に・・・」と話を流すだけ。しかし、いつもの動きと違うのを見た国分が執拗に訪ねると「仕事中に、右足の親指を骨折して。一応竹原さんには言ってあります」と言い出した。驚く国分。「何でプロテストを受けるのを延ばさなかったんだ」と言うと「逃げてるように思われたくない」と答えるリチャード。その後、国分は5期生の元へ行き、リチャードの骨折について話をした。すると伊藤は「知ってたよ。同情をしてるようになりたくないから声はかけてないけど、足を引きづってる感じがしたからね」とあっさりと返事が返ってきた。国分が考えこんでいるうちに、受験者集合の声がかかる。番号を言われ、次々と対戦相手が決まっていく。が、なんと重量の関係で、梅宮と小谷が別の受験者も加えて三つ巴で対戦することになった。波乱が続くプロテスト。しかし、小谷も梅宮も「相手が誰でも自分の為にがんばるだけ」と堅い表情で答える。そして、いよいよリチャードのテストが始まった。1R開始、綺麗なワンツーを決めるリチャード、相手を徐々に翻弄し、追いつめる。しかし、1Rの後半に入ると、足の痛みが増したのか、徐々に動きが悪くなる。足が止まり、手数も減るリチャード。そして1Rが終了する。異変に気づいたレフェリーがリチャードに話しかけるが、リチャードは続けると言う。そして2R、竹原から「ジャブを出して」と檄が飛ぶが、思うように体が動かない。徐々に相手のパンチを受けるだけになっていく。そして見かねたレフェリーからついにストップの声がかかってしまった。悔しそうにリングを降りて廊下に座り込むリチャード。薄暗い廊下で、バンテージをはずしているリチャードに国分が歩み寄ると「悔しい・・・」と涙を拭いながら、リチャードは答えた。


■02年11月5日放送分
リチャードが無念のテストリタイヤの後、いよいよ西村のテストが始まった。国分が「練習通りに」と声をかけると、西村は引き締まった表情で「はい」と答えて、リングに上がった。1R西村はワンツーを果敢に攻め込むが、ほぼ互角の展開が続く。そして2R。相手選手も力強く攻め込んで来て、互いに決め手がないまま、2Rが終了した。その後、梅宮がそっと5期生の元へ行き、「俺達これで最後かもしれないから、応援よろしく」と声をかけた。伊藤はうつむいたままだ。そして、いよいよ小谷の番になった。巴戦で3名が戦うが、まずは小谷がリングへ上がる。ゴングがなると、勢いよく両者がパンチを出す。しかし、意気込みすぎなのか、動きの堅い小谷。が、1R開始2分頃、小谷の強烈な右ストレートが、相手にカウンターで入る。すると、相手選手の足がふらついた。それを見た、レフェリーはダウンをとる。これで、肩の力が抜けたのか、その後徐々に動きが良くなって1R終了。巴戦の為、小谷は一度リングを降りる。続いて梅宮が竹原に「ありがとうございました」と一礼をしてリングに上がった。次に対戦する小谷の為にもいい試合をしなくては。しかし、相手選手は細かいジャブを付き、思い通りの動きをさせてくれない。それでも、手を出し続ける梅宮。そして、梅宮の1Rが終了した。そしていよいよ史上初、小谷対梅宮のクラブ生同士の対戦となった。両者とも胸中は複雑な想いがあるに違いない。しかし、そんな気持ちを吹き飛ばすかのような、激しい打つ合いが3分間続き、テスト終了となった。廊下で座り込む梅宮に国分が歩み寄り「どうだった?」と声をかけた。梅宮は「小谷のパンチが一番効いた。あいつの受かりたい気持ちが強かったんだと思う。後は結果を受け止めるだけ」と、汗を滴らせながら答える。言葉とは裏腹に、その表情は清々しい。
そして翌日。テストの合格発表の日になった。後楽園ホールに集まるクラブ生達。合格発表の掲示板の前に、4期生達が並ぶ。落ちれば脱退を宣言している4期生達の運命がついに決まる。国分が「それじゃ自分の目で確かめてきて」と優しく声をかけると、竹原が「じゃ、リチャード」と声をかける。静まりかえる廊下をリチャードが掲示板に向かい歩く。そして、掲示板を無言で見つめると戻って来た。リチャードは俯きながら、「なかったです」と答えた。怪我さえなければ・・・そんな想いを誰もが思い浮かべる。しかし、リチャードはそんな言葉を口にしない。「しかたないです」それだけ言うと、TOKIO・竹原・宮下会長に「今までありがとうございました」と、頭を下げた。そして、次は西村が掲示板へと向かう。戻って来た西村は「名前は・・・ありませんでした」と、言った。重苦しい空気が続く。涙を必死に堪えながら「やれることは全部やったので、しょうがないです」と言う西村。続いて小谷が掲示板へと向かう。黙って掲示板を眺め、静かな足取りで戻って来た小谷。そして「・・・受かってました」と小谷が言うと、小さく拍手の音がする。竹原・宮下会長も嬉しそうだ。「この結果は・・・今まで自分を支えてくれたみんなのおかげです」そう、かすれた声で言う小谷。そして、ラスト。梅宮が静かな足取りで掲示板に向かい、しげしげと眺めた後、戻って来た。そして「ダメでした」と梅宮が言った。重い空気が再び周囲を包む。国分が「落ちたら脱退の気持ちは変わらないの?」と聞くと、かすれた声で、しかしキッパリと「一度決めたことだから」と言った。
4名がテストを受け、1名が合格という現実をさらされた後、竹原が5期生に「5期生はどうするんだ。今日が期限だ」と投げかけた。5期生は押し黙ったままだ。すると、急に梅宮が5期生に歩み寄り、伊藤の胸ぐらを掴むと「お前らどうするんだ。これで終わりじゃないよな」と迫った。最後まで争いムード。しかし、以前とは違う。伊藤は捕まれた服を離そうともせず「・・・俺達は終わらないよ」と静かに梅宮の目を見て答えた。そして權代も。それを聞いた梅宮は、つかつかと竹原の元へ行き「俺からの最後のお願いです。あいつらにボクシングを教えてやって下さい」そう言って深々と頭を下げる梅宮の頬を涙がつたう。そして、再び5期生の元へ行くと「お前らのことは最後まで気に入らなかった。でも、待っててやれなくて、すまなかったな。がんばれよ」梅宮はそれだけ言うと、他の4期生と共に、後楽園を出ようとした。すると、その様子を見た權代が「俺達のプロテスト見に来いよ」と4期生に声をかけた。長かった4期生と5期生との争い。しかし、最後にボクシングを通して分かり合えたのかもしれない。


■02年11月12日放送分
4期生のプロテストのすぐ後、箕浦の新人王戦が福岡で行われた。箕浦はすでに中日本新人王。今回は西部日本新人王高橋選手との対戦となる。そして、今回から試合は6回戦。箕浦にとっては初めての経験となる。「新人王を獲ります」と力強く答えた箕浦は、リングへ上がる。いよいよ試合開始。相手はフットワークを使った戦い方をするアウトボクサー。1R開始、両者相手の力を探り合うかのような、静かな立ち上がりだ。しかし、1R後半になると、徐々に相手の素早く正確なパンチが決まり出す。そして2R。なんとか打ち合いに持って行きたい箕浦だが、高橋は打っては引き、打っては引きで箕浦にペースを掴ませない。その後3R・4Rもほぼ同様の試合運び。高橋は打っては引きのヒットアンドアウェを繰り返す。しかし、4R後半に入ると、徐々に高橋が打ち合いに応じるようになって来た。カウンター気味でパンチをもらう箕浦。しかし、打ち合いに持ち込めれば、箕浦にも1発のチャンスが訪れる。そして、5R。確かに高橋は打ち合いに応じてくる。パンチ力では負けない箕浦は、逆転のチャンスを掴むため、攻め込んでいく。しかし、徐々に箕浦のペースになって来たところで、ゴングがなった。そしてラストの6R。ポイントではやや不利かと思われる箕浦。必死になって打ち込む。が、高橋は危うくなると距離を取る。さすがにうまい。そして、必死の攻防の中、ゴングがなった。試合終了。判定の結果を待つ、両選手。判定は、3-0で高橋の勝利。判定を聞くと、納得した清々しい表情で挨拶をして、リングを降りる箕浦。が、リングを降りて少し歩くと、悔しさがこみ上げて来たのか、涙を必死堪えながら、会場を後にした。
翌日、箕浦の試合結果を聞いた国分が沖ジムを訪れる。竹原と話をすると「プロとしていい経験になった」と昨日の試合を振り返る竹原。その横で、練習に励んでいる5期生にも話を聞くと「勝って欲しかった」と素直な言葉が口から出る。それを聞いていた藤野が5期生に話しかける。「5期生は、元気がないなぁ。箕ちゃんは負けたけど、次は俺が勝ってKOを5期生にプレゼントしてやるから」と言った。話を聞くと、数日後の世界戦の前座に藤野が出るという。


■02年12月3日放送分
10月9日、クラブ生が代々木に集まった。今日は藤野の2回目の試合が行われる。国分はウォーミングアップをしている藤野の元へ。「調子はバッチリだ」と元気に答える藤野。1人しか受からなかった4期生、負けてしまった箕浦、それらを背負ってリングに上がるつもりのようだ。そこへ畑山も激励に訪れ藤野にエールを贈る。5期生達が見守る中、藤野がリングへ上がった。特に緊張した様子はない。相手選手は長身の角村選手、リーチ差18センチの相手だ。藤野が相手の懐に入れるかどうかが、試合の鍵となる。1R開始のゴングと共に、激しく打ち合う両選手。藤野はリーチ差などお構いなく果敢に攻め込む。そして1R後半、接近して打ち合う藤野の拳が角村の顎をとらえる。思わず下がる角村。1Rは藤野の優勢で終わる。そして2R。相手選手の動きに変化が現れた。足を使い、リーチの長さを生かした戦い方に切り替えてきたのだ。しかも、途中偶然のバッティングで、藤野は左の目の上をカットしてしまったのだ。激しい出血にドクターストップが懸念される。しかし藤野はひるまない。バックステップで、距離をとろうとする相手選手を、どこまでもどこまでも追いかける。そして2Rが終了。とらえきれない。しかし激しい攻め合いに5期生の口から自然と大きな声援が。そして3R、藤野は相手の懐に飛び込み何度も上下へヒットとばす。そして、ついに藤野の拳が相手の顔面をとらえ、ダウン。藤野は2試合目にしてKO勝ちを手に入れた。顔を血だらけにしながらも嬉しそうな表情を見せる藤野。予告通りのKO勝ちだ。さらにリングの上の藤野を見て、5期生達も立ち上がって歓声を贈る。試合の後、控え室に国分が行くと、藤野に試合の感想を聞いた「KO勝ち出来て気持ちよかった」と興奮さめやらぬ様子で答える藤野。国分が「5期生も後半すごく応援してたよ」と言うと「あいつらもこれから少しずつボクシングの魅力にハマって行くよ。5期生にボクシングが見せたくてがんばったんだ」と藤野は答えるた。その後、会場の外で国分は5期生に藤野が言っていたことを伝えた。すると「俺達だってあんな試合を見せられたら・・・分かっているよ」と伊藤が答えた。


■02年12月17日放送分
国分・長瀬が沖ジムを訪れた。真剣に練習を開始した5期生達に、竹原の熱のこもった指導が行われている様子だ。国分・長瀬が様子を聞くと、竹原は「これからスパーをするので、それを見てもらえれば」という返事が返って来た。そして、5期生とOB生のスパーが始まった。まずは、小谷対板橋。が、もともと経験者の板橋は、プロテストに合格した小谷にひけをとらない技術を見せつけた。その後、斉藤対飯尾のスパー。こちらもほぼ互角と言っていいスパーを繰り広げる。2人の実力に驚きの表情を隠せない国分・長瀬。「すごいじゃないですか」と思わず国分が口を開くと竹原は「この2人はいいんですが・・・」と口を濁す。そして次に藤野対權代。しかし、開始1分を過ぎると權代は防戦一方になってしまう。さらに、白岩対伊藤・・・、と続けられるが、未経験者4名はプロテストにはかなり厳しい実力なのが、国分・長瀬にもハッキリと理解出来たようだ。「厳しいですね・・・」と国分が素直な感想を言うと、竹原は「一応、1ヶ月半後のプロテストにはエントリーしているんですが」と答えてから、何かを考え込んでいる。そして急に「板橋と飯尾以外は、俺とスパーだ」と言った。まずは權代、加島・・・と過酷なスパーが続けられる。次々にへたり込む5期生達。全員のスパーが終わると、竹原はスパーを見ていたOB生達を集めてなにやら相談を始めた。ぐったりしながらその様子を見守る5期生。話が終わると、5期生の元へ来た竹原の口から、意外な言葉が飛び出した。なんと「プロテストを延ばさないか?」と言い出したのだ。動揺する5期生達。しかし5期生は「それは出来ない。4期生にテストを見に来いって約束してるんだ」と激しく突っぱねる。だが、竹原も「それで本当に勝てるのか?」と5期生に詰め寄る。その言葉を聞いて考え込んでしまう5期生。しかし、何を思ったが急に權代は正座をして竹原に頭を下げ「何でもします受けさせて下さい」と言い出したのだ。続く伊藤も「無駄な時間を過ごしたのが悪かったのは分かってます。でも、どうしても受けたいんです」と哀願しだした。その真剣な様子を見た竹原は、さすがに考え込む。そして「・・・もう一度合宿に行こう。その様子を見て、どうするか決める」と、静かに宣言した。


■02年12月24日放送分
1週間の強化合宿が始まった。この合宿で、プロテストをどうするか決めると宣言している竹原の表情も険しい。ついて早々、往復10キロのロードワークを命じられる5期生達。そして終わるとすぐにシャドー。さらに竹原とのスパーリングと、延々と続く練習。しかし、5期生は命じられるまま黙々と練習をする。そして、厳しい練習が4日間続いた。国分が様子を聞くと「時間がないのでかなり厳しく練習をしている」と答える竹原。さらに今日は畑山と入れ墨ボクサーこと、大嶋が練習を見に来ると言う。OB生・5期生が練習をしていると、畑山と大嶋が現れた。国分が挨拶をして「今日はコーチをしてもらえるんですか」と聞くと「5期生に言いたいことがある」と答える大嶋。少し不安そうな表情を見せる国分。夏の合宿では畑山と5期生はしこりを残したまま、さらに大嶋は5期生に話があるという。素直に練習をしている5期生に、何もなければいいが。しかし、畑山と大嶋に5期生を紹介すると、畑山はすぐに「5期生はプロテスト受けるの?ボクシングの先輩として半端な気持ちで受けて欲しくないんだよね」と言う畑山。さらに權代の所に歩み寄ると「大阪のにいちゃん、この間の続きでもしようよ」と權代を挑発しだした。しかし、權代は低姿勢で争いを避ける。さらに畑山は伊藤を挑発するが、伊藤も落ち着いた様子で挑発に乗らない。その様子をみた畑山は、5期生をリングに上げシャドーをさせる。何かを確かめる様子で眺める畑山。そして、スパーが終わると竹原に「これなら大丈夫じゃないですか」と言った。どうやら、5期生のやる気が本気かどうか試したかったようだ。そして大嶋を呼ぶと「本当は大嶋もテレビでお前らを見て、ぶっ飛ばすって言ってたんだよ。けどお前らが真剣にやる気があるなら、それに応えたい」と言った。しかし、隣の大嶋の表情は硬いままでリングへ上がって来た。そして、「お前らはどういうつもりでボクシングをやってるだよ。ボクシングを舐めてるやつがいるだろう?お前らが本気がどうか今日は見させてもらうからよ」とピリピリした口調で言い出した。押し黙る5期生達。5期生達が竹原・畑山の元、練習を開始した。その横を険しい表情で歩き回る大嶋。そして2時間ほど様子を見ると、大嶋が竹原に「コイツらに1カ月後にテストを受けさせるつもりなんですか?」と言った。熱気のこもった練習を冷めさせるかのような厳しい言葉。しかし実力で言えば受かるのが難しいのは当然ともいえる。竹原は「合宿が終わったら決める」と答えるが、それを聞いていた伊藤が、「それは大嶋さんが言う事じゃないじゃないですか」と言い出した。しかし大嶋の口調は険しいまま「そんなレベルでテストを受けられても、現役でやってる人間が迷惑するだけなんだよ」と言った。止めに入った藤野にも「お前もプロだったら分かるだろう。そんな甘いもんじゃないんだよ」と言い返す、その言葉に藤野も黙り込む。さらに權代に「何を目標としてボクシングをしてるんだ」と聞いた。權代が「相手を倒すため」と答えると「甘いな。リングの上では殺すか殺されるかだ」と激しい言葉で切り返す。そして竹原と畑山に「俺はこれで帰ります。こんなしょぼいのを見てもしょうがない」と言って帰ろうとした。しかし、伊藤が大嶋を呼び止め「1日見て何が分かるっていつんですか?最後まで見ていって下さいよ」と激しい口調で大嶋を止めた。その言い方に大嶋も「そこまで言うなら見届けるよ。お前らが最後まで残っていればの話だけどな」と言った。
合宿5日目、大嶋もコーチとして参加することになった。しかし大嶋の言葉は「お前らをイジメるために残っただけから」と厳しい。ピリピリといた空気の中、厳しい練習が続く。大嶋もミットを持ち、5期生達に厳しい指導をする。歯を食いしばって練習に挑む5期生達。しかし大嶋は「いい目になって来たね。相手をぶっ飛ばすつもりで行くんだよ」とけしかける。そんな激しい練習が6日目も続く。しかし合宿終わり間近に、罵声に耐えてきた5期生がついにキレる。サウンドバックを打っていた權代を見た大嶋が、「そんな風に打っても無駄だから、ロードワークへ行って来い」と指示するが、一人ジムワークを止められた權代は納得が行かずに、言うことを聞かない。ついに、大嶋にくってかかる權代。しかし大嶋は「どうせテストに受からないんだし、喧嘩してやめた方がいいんじゃないのか?」と權代に2つの道を選ばされる。「そこまでしてプロテストを受けたいのか?」と突き付けられた權代は、冷静さを取り戻し「すみませんでした」と言うとロードワークに出ていった。その後も黙々とトレーニングが続き、ついに合宿も終わりとなった。最後に大嶋から一言「まぁ、お前らたぶんプロテストには落ちるだろうけど、・・・けど最後まで全員残ったからな。それは認めるよ。お前らがテストを受けるときは、見届けに後楽園まで行くから」と大嶋が言った。すると、5期生が揃って「大嶋さん、ありがとうございました」と大きな声が出た。それを聞いた大嶋は振り返ると、初めての笑顔で手を挙げ、ジムを後にした。その様子を見た竹原から「合宿は終わりだけど気を抜かないように。プロテストは1カ月後だ」と静かに言った。


■03年2月18日放送分
ついに、5期生のプロテストの前日になった。外は既に真っ暗な中、国分が沖ジムに姿を現した。最後の調整を今までにない真剣な面もちで望むクラブ生達。その時、大きな挨拶と共に畑山が沖ジムにやって来た。まだ練習を続けると聞くと、自らミット打ちをしよう、とクラブ生に持ちかける。時間ギリギリまで熱心な練習をして、いよいよ練習が終わりとなった。クラブ生達がジムを後にすると、国分が竹原に「正直どうですか?」と聞いた。竹原は「まぁ・・・厳しいですね。もし誰も受からなかったら自分も考えますよ」と言うとジムを後にした。
翌日、緊張した顔つきで後楽園に訪れる5期生達。今日、リングの上で全てが決まる。リングを見上げる5期生達の元へ大嶋が近寄って来た。約束通りプロテストを見届けに来たようだ。さらに、後ろの方の席を見ると4期生達の姿が。ゼッケンを付け、対戦相手が決まり、刻一刻とテストが近づく。リングの裾でウォーミングアップをする權代へ大嶋が声をかける「思いっきりいけ、悔いを残すな」それを聞くと力強く「はい」と応える權代。いよいよテストが始まった。荒削りなボクシングだが、果敢に攻め込む權代。しかし打てば返され突破口が開けない。それでも決して下がらず手を出し続ける。そして1R終了。続いて2R。互いに手を出すが決め手のない混戦状態。しかし、最後まであきらめず手を出し続けて權代のテストは終わった。さらに加島、増田、伊藤・・・とテストは続く。練習に励んだ期間が短いだけに技術は未熟だが、みな決して後ろには下がらず必死に相手に食らいついてゆく。全員のテストが終わり、皆寡黙なまま服を着替え、後楽園を後にしようとする。するとその時、4期生達が降りて来て5期生の元へ歩み寄った。5期生達は自分たちの不甲斐なさに「笑いに来たのか?」と問いかける。しかし、梅宮の口から出た言葉は「結果はともかく、いい試合だったよ。もう仲間なんだから笑うなんて出来ない」と優しいものだった。それを聞いた伊藤は、少しうなだれ、去ろうとする4期生を呼び止めると「ありがとうございました」と声をかけた。4期生は振り返ると黙ったまま、笑顔を見せて後楽園を後にした。
翌日、合格発表を見るために、再び後楽園に皆が集合した。結果はすでに出ている。緊張した面もちで上の階へ上がっていく5期生達。まずは経験者の板橋。ゆっくりと掲示板を眺め、戻ってくると「受かってました」と落ち着いた声で報告した。5期生、竹原、宮下会長と、拍手で板橋を讃える。ついで飯尾。飯尾も戻って来ると「受かってました」と歓びの報告をする。そして、経験者の二人が合格したのを確認すると、続いて未経験者の加島。戻ってきた加島の口からは「落ちてました」という厳しい結果。しかし、加島は「・・・後悔はしていません」とハッキリとした感想が返って来た。そして続く増田も「載ってませんでした」という報告。やはり長すぎた遠回りが悪かったのか、皆が落胆の表情を浮かべる。その後、伊藤が掲示板へ向かう。そして戻ってきた伊藤の口からは「受かってませんでした」という返事。国分が結果について感想を訪ねると「自分で選んでやって来たことだから、落ちたけどプラスにはなりました」という言葉が返って来た。そしてラストは權代。掲示板をしげしげと眺め戻って来ると「・・・落ちてました」と沈んだ声で答えた。そして感想を求められると「・・・もっとがんばれば良かったな、という気持ちが・・・」と、素直な感想が返ってきた。そして「權代にとってファイトクラブは?」と問われると、堪えきれなくなったのか、涙を浮かべ「・・・色んな勉強になった。ボクシングでしか学べないことも・・・」と、口元を震わせ答える權代。しかし最後に出た言葉は「これでスッキリしました。楽しかったです。ありがとうございました」といった言葉だった。そしてそれを聞いた伊藤が「好き勝手にやって来た俺達を最後まで指導してくれた竹原さん、ありがとうございました」と言うと、顔を伏せて權代の話を聞いていた竹原が顔を上げ「・・・済んだことだ。俺も楽しかったよ。元気でがんばれよ」と5期生達に最後の言葉を伝えた。
国分、長瀬、竹原がジムに戻って来た。そして練習をしていた藤野と斉藤が、国分から未経験者全員の不合格という結果を聞くと「しょうがない」と答える藤野。それを聞いた竹原は俯き加減に「今回は何も残らなかった」と自らに語りかけるかのように呟いた。すると長瀬は「そんなことはないですよ。不合格だった4人もきっと何かが残ってる。それに・・」と言ってリングの方を見ると「合格してプロになった選手がいるじゃないですか」と竹原に言った。竹原はこみ上げる涙を拭いながら、リングをじっと見ると「・・・そうかもしれませんね」と答え、笑顔を作ると藤野に「久しぶりにスパーでもするか」と言って着替えに行った。
皆の心の中に3年間のファイトクラブの歴史がよみがえる。----初めてファイトクラブが出来た時のあまりの態度に悪さに机を蹴って激怒した竹原。1期生から唯一のプロテスト合格者宮崎のデビュー戦。いきなり加藤に殴りかかった竹中の告白。畑山が体調が壊してやけになった山中を励ましに行った時のグローブ。合宿で繰り広げられた厳しすぎる練習。オーディションでいきなり挑発し大乱闘を起こした梅宮。そして、何度も何度も繰り替えられた諍いの日々、そしてその先にはいつもボクシングに向かう竹原とクラブ生の姿があった。----
そんな全ての想いを振り切るように、国分のゴングで、竹原と藤野はスパーを開始した。

ファイトクラブ完
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