スポーツマネジメント

 

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                      スポーツマネジメント

アメリカのある大学院でスポーツマネジメントを専攻している。

「スポーツマネジメントって何?アスレチックトレーナーとかと一緒?」なんてよく聞かれる。あるいは「ああ、あれでしょ、トム・クルーズが演じた選手のエージェントやったりするやつでしょ?」とか。

スポーツマネジメントっていう言葉はあいまいで、日本とアメリカでもその意味するところは微妙に違う。大学で「スポーツマネジメント学科」と名していてもコースの中身はまちまちだし、だいたい「スポーツマネジメント」でドクターをとった人なんてまだほんの一握りだから教える先生もバックグランドは様々。

じゃあ、結局スポーツマネジメントって何なのか?

簡単にいえば、「スポーツに関するビジネス」。

でも、ビジネスっていったってお金もうけだけじゃないよ。非営利団体だってりっぱなビジネスだし。

でも「スポーツ」や「ビジネス」の意味するところが広いから混乱するし、人によって解釈がかわるのかな。

大学でのスポーツマネジメント/アドミニストレーションの学科でいうと、カリキュラムは以下の領域を含みます。
スポーツチームのマネジメント/アドミニストレーション
選手のマネジメント
スタジアムのマネジメント/アドミニストレーション
スポーツ団体のアドミニストレーション
スポーツを通しての商品、企業のマーケティング、プロモーション(スポーツイベントの企業スポンサーシップ、選手との個人契約)
スポーツそのもののマーケティング、プロモーション(グラスルーツスポーツの推進等)
スポーツメディア(スポーツに関する放送、報道)
スポーツ用品のマーケティング、プロモーション
スポーツに関わる法律(Title9, Liability, Risk Management)
スポーツマネジメントのコースカリキュラム、テキストづくり(大学)←比較的新しい学問領域なのでまだまだ発展途上です。

MBA(Master of Business Administration)がビジネスを一般に学ぶところであるように、スポーツアドミニストレーション(特に大学院レベル)はマーケティングやプロモーション、ヒューマンリソース(人事)などを含むスポーツに関するビジネスを学ぶところです。

ここでまたあらたな疑問。

マネジメントアドミニストレーションって何が違うの??

ちなみにうちの大学では大学(Undergrad)はスポーツマネジメント学科、大学院(graduate)はスポーツアドミニストレーション学科と厳密に区別している。

私の教授曰く、「アドミニストレーションの人間がマネジメントの人間を雇うんだ…。」 ――うーん、簡潔だ。アメリカ人らしい発言。

たとえば、選手のエージェントやスポーツイベントの企画運営はマネジメント、それを包括する団体や企業の経営管理がアドミニストレーション、ということか。

となると、FUKI曰く、「現場の人間(マネジメント)が働きやすいようにバックアップするのが経営側(アドミニストレーション)の役目」。 ――私ってとっても日本人的??

「縁の下の力持ち」になるか「目の上のたんこぶ」になるかはその人しだいというところでしょうか。

しかしながら、マネジメントとアドミニストレーションの区別は曖昧で、日本では全てをひっくるめてマネジメントといっているようです。

でもここでひっかかるのが、日本のスポーツの認識

日本のスポーツって学校の体育の授業から始まるところが大きいじゃない?あるいは課外授業=クラブ活動。小さい頃から少年野球やスイミングに通ってても、結局、○○高校、○○大学の△△選手って学校所属になっていくでしょ?

だからなんとなく

スポーツ=体育=教育⇒文部省⇒お金儲けはダメ!

という図式ができる。

欧米ではオリンピックだって、ワールドカップだってりっぱにビジネスとして大きなお金が動いてるのに、何をいまさらって感じなんだけど、日本はスポーツマン精神とか、スポーツの神聖が尊重されてて、企業としては商業目的にスポーツを利用しづらいところがあるでしょう。でも、これって逆にスポーツの振興や発展の障害になってると思う。

赤字経営のスポーツ団体や地方スポーツイベントにスポンサーする企業が少ないから、そういう競技をしたい一般市民の参加する場がかなり限られてくるんだよね。スポーツってプロやオリンピックレベルの選手の人達だけのものじゃないのに、今の日本は(少なくとも今までの日本は)、スポーツっていうとスポコン、とか体育会系とかいって歯を食いしばってトレーニングってイメージで、一般の人が気楽に楽んだり、健康のためにつづけたりっていう感覚があまりないよね。場所も機会もかぎられてるし。

スポーツマネジメントっていうとどうしてもプロスポーツやアメリカでいうとNCAA(カレッジスポーツ)やワールドカップ、オリンピックと大きなものに目がいきがちだけど、じつは地方自治体が主体になったスポーツやリクリエーションのイベントの企画なんていうのもスポーツマネジメントの領域なんだよね。

一般の市民がスポーツに参加できる環境に関して先進諸国のレベルに比べてかなり遅れをとっている日本でも、最近ようやく市民や一般の人(つまり競技者以外の人)が楽しめる機会や環境が増えてきた。テニスやラグビーなんかはプロや実業団レベルの人達が一般の人達とスポーツを楽しむ機会を積極的にもとうとしてるし、自治体が主催の”どこでも、だれでも、いつまでも”参加できるスポーツ・リクリエーションのイベントも増えてきた。女子サッカーとか女子野球とかも日の目をみてきて、純粋にやりたいから、好きだからって参加できる機会が増えてきたように思う。でもまだまだ課題は多い。

スポーツマネジメントって広く浅くのようで、実はとっても奥の深いものなんじゃないかと思う。

このFUKIのHPでは私の知る限りで私なりにスポーツに関して紹介してきたいと思います。あくまで個人的なサイトですので気楽にみてくださいね。

    

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