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観戦メモ 2001年夏期リーグ

最新のものが一番うえに来るように並べていますが、
同じ背景色のメモは上から下の順番で試合を見てメモを書いています。



親善試合 メキシコvsブルガリア
Mexico vs Bulgaria 0 - 2

モレリアのホームのミチョアカンで代表が試合をするのは15年ぶりだったそうです。ミチョアカンの人たちもさぞかし楽しみにしていたでしょう。特に、今回はモレリアから3人が選ばれて、期待が高まっていたことだろうと思います。

しかしふたをあけてみれば大失望の1戦となりました。

ブルガリアも決して良い状況ではありませんでした。特に前半はゴール前迄楽々とボールを運ぶことができましたし、シュートもミドルシュートばかりでメキシコを完全に崩してのゴールではなかったのです。しかし、メキシコ代表はそれ以上に「おそまつ」でした。

トップはボルゲッティとオソルノ。このコンビネーションは、私もうまくいくんじゃぁないかと最初は思いました。というのも、ボルゲッティのシュートは左足だと凄くパワーがあって成功率も高いのです。彼はボールを左からもらうのが好きな選手なのです。オソルノが左からボールをフィードすれば、うまく行くはずと思われました。しかし、実際はオソルノがボールを持つとドリブルで中へ切り込んで来てしまい、何度も何度もブルガリアのディフェンスにボールをカットされてしまいました。そして、本来ならゴール前で張っていたいボルゲッティが右から右足でセンタリングをあげる始末。

「早くオソルノさげてくれ〜」とテレビの前で叫んでしまいました。

後半ペセダに変わってパレンシアが登場。彼はまた右サイドしかプレーできないので、本来ボルゲッティが好きなボールはフィード出来ません。しかし、スピードがあって、とりあえず「前へ」進むので多少は期待が高まりました。

そのパレンシアは、後ろにボールをはたいたら、前に走って行ってオープンスペースにパスをもらいたい選手なのです。しかし、今回はボールをパベルにはたくと、パベルが左にいるスアレスにパスしてしまい、パレンシアは何度も空回りしていました。

スアレスも後半になって、焦ってきてドリブルで正面から突破しようと試みていました。それが、ブルガリアのディフェンスに戻る時間を十分に与えてしまっていたようにも思います。

それぞれがユーティリティープレーヤー「じゃない」というところに問題があると言えなくはないですけれど、それはそれで仕方がないとして、最善の組み合わせを考えて連係の練習をしないといけないんじゃぁないかと感じました。1週間後にはコロンビアとの親善試合が待っています。

自信を取り戻すべく頑張ってほしいものです。



 
メキシコリーグ
第3節 Atlante vs Celaya 2 - 1

ぱっとしない同士の対戦は、何となくぱっとしないままアトランテに軍配があがりました。(でもこれがアトランテの今シーズン初勝利だそうで、アトレンテにとっては嬉しい1勝となりました)
試合を最初に動かしたのはセラヤ。コーナーキックを決めて0-1。カンポスとれなかったかなぁ…という気もしなくはなかったですが、難しいバウンドだったんでしょう。

アトランテはアランヒオのあんまり格好よくないけど、なんとか押し込んだ1点で同点。最初のシュートをキーパーが弾き、それがポストに跳ね返ってきて、それを狙おうとしたアブンディスがキーパーを潰し、ボールは今度はバーに当たり、そのボールが落ちて来た所をアランヒオがつま先で押し込んでやっとボールはゴールへ納まったという経緯でした。

アトランテはコーナーキックで、セラヤのディフェンダーがアトランテの選手を引きずり倒したというファールでPKを得ました。蹴るのはアブンディス。キーパーも正しい方向へ飛んだのだけれど、ボールはそのままゴールイン。

アトランテは、攻撃に時間をかけ過ぎてるなぁというのが印象です。セラヤのディフェンスが数が揃わないうちにドリブル突破でもなんでもすればいいのに、バックパスをして時間をなぜか稼ぎ「さぁ攻撃」という時には、既にセラヤが自陣に戻ってしまっているという場面が沢山ありました。
それが出来ていれば、昨シーズンもうちょっと良い戦績になっていたんでしょうけど…。


 
第3節 Atlas vs Tecos 4 - 1

アトラスは昨節に続き、グアダラハラ同士の対決です。正確にはテコスはサポパンというグアダラハラ郊外がホームですが、両者の距離はバスで20分程度ですから、お互いに負けられません。このところアトラスの連勝を許しているテコスは、「お得意さんだと思ってるかもしれないけど、そうは問屋がおろさないからね!」と試合前息巻いていたのですが…。結局は大差がついてしまいました。

ただ、この試合は線審を含めて納得し難いジャッジが多く、後半は選手が審判を信用していないというのがありありと見て取れました。そういう時の試合は後味が悪いです。

アトラスの1点目は、完璧なオフサイドの見落としからの1点。2点目は「これがPK?」という判断からのPK。ここ迄で15分程度のあっと言う間の出来事でした。そして、3点目も「え〜?これもPK?」というPKからの追加点。テコスも1点を返しましたが、これも完全なオフサイドの見落としからの1点でしたので、お互い様?そして、アトラスがもう1点追加して4-1。その後、「え〜〜??これも?」というPKがありましたが、テコスのキーパーが守って追加点ならず。

アトラスはワンタッチ、ツータッチでパスを繋ぎ良い攻撃の形を作ってました。対するテコスは、いつからロングパスを多用するチームになったんでしょう?前線に孤立したナヴィアに縦パス1本の連続。「あれ?こんなチームじゃあなかったのに」と思ったら、中心選手が一人出ていなかったのです。ゼンコ・ムフ。体調が万全じゃぁなかったのかもしれません。途中から出てきて、その後は多少中盤らしい形になりましたが、時既に遅し…。

今シーズンのテコスは苦労しそうです。


 
第3節 Guadalajara vs Cruz Azul 2 - 1

満員のハリスコスタジアムで行われたチバスvsクルス・アスルは、クルス・アスルのディフェンスミスおよび、雑な攻めで、チバスが勝利しました。(チバスのサイドから表現すると、クルス・アスルの右サイドを幾度となく崩して、良い形で攻めることが出来ました。またクルス・アスルのディフェンスがずれた所を見のがさず、数にしたらクルス・アスルよりも大分少ないチャンスをきちんとものにしました。偉いぞ!チバス)満員のハリスコスタジアムのお客さんも楽しく家路につけたものと思います。

チバスの1点目は完全にクルス・アスルのキーパー、オスカル・ペレスのミスでした。チバスの選手が蹴った的外れなパスをバックパスと勘違いし、チバスの選手が詰めて来たのに慌てて、ディフェンダー、オマール・ロドリゲスにボールをキック。(ここを手でとっていれば失点しなかったのになぁ…。)しかし、モラレスがパスカット。シュートがゴールをゆらしました。

その後、ボールを支配していたのはクルス・アスルだったのですが、いくつコーナーキックを蹴っても、ラストパスをフィードしても、ボールはゴールを揺らしません。やっと動いたスコアは、アンヘル・”マテュテ”・モラレスの個人技から。ボールを一人で持ち込んで、ディフェンダーをかわしながらゴール正面へやってきてシュート!この時パレンシアが弾道そばにいたのですが、彼が触らなくて本当に良かったと、個人的には思っています。

そして、最後のチバスの1点はクルス・アスルのディフェンスがずれていて、気がついたらチバスの選手がフリーで3人もいたという、これでチバスも「ゴールを入れられなかったら問題だよ」という場面をナポレスがきちんと決めて勝ち越し。たぶん、グティエレスを外して、エミリオ・モラを入れて攻撃を厚くしたのはいいのですが、ディフェンスの受け渡しがうまくいってなかったんでしょう。気がついたら左サイド、まさにグティエレスがいるはずの辺りがポッカリとフリーになっていたというわけです。

クルス・アスルもまだ安定していない感じです。特に今日はパレンシアが、ウイングのポジションというよりも得点を狙っていたのですが、雑なシュートともキーパーへのパスとも言えないキックを連発したのは閉口しました。(好きな選手の悪口を言うのもなんですが、今日はひどかったぞぉ!)オマール・ロドリゲスが右サイドを上がってきてシュートすると、ゴールの枠外はるか彼方を飛んで行くことが多いのですが、今日もそれを再現していました。また”マテュテ”・モラレスが前半は下がった所にいて、攻撃にあまり参加してなかったのも、得点出来なかった原因かと思います。アドマイティスの運動量が豊富で、好守に貢献していただけに残念です。

後半にもボール捌きでミスをして、あわやというシーンのあったオスカル・ペレスはいたたまれない気持ちだったんでしょうね。自分のミスから招いた失点で負けてしまうのはたまらなかったに違いないです。(でも、攻撃陣はそれ以上の得点を入れるべきとおもいますけどねぇ)最後のコーナーに上がってきていました。

そうそう簡単に勝たせてはもらえないという、良い教訓になったかと思われます。次節は、アトラスを迎えての1戦。気持ちを引き締めて、昨シーズンの恨みをはらしてほしいもんです。


 
第3節 Toluca vs America 1 - 1

本来ならこの試合は、今週末に行われるはずではありませんでした。トルーカは、ロサンゼルスでチャンピオンズカップの優勝戦を戦っていないといけないはずだったのですが、失意の緒戦敗退で急きょ日曜日に試合が行われることになりました。

昨節サモラーノのハットトリックでサントスを玉砕したアメリカは勢いに乗ってます。トルーカのホーム、ボンボネーラもかなり黄色くなっています。この週最も注目のカードがはじまりました。

立ち上がりは、お互いスピードに乗ったスリリングな攻防になりました。両チームとも、寄せが早く、ぼんやりしているとすぐにボールを取られてしまうのでワンタッチ、ツータッチでのパスが続きます。最初に均衡を破ったのはアメリカでした。しかし、それは自殺点だったのです。コーナーキックのヘディングクリアが見事ネットを揺らしてしまいトルーカ先制。

注目のサモラーノとマッチアップしていたのは、アトラスから移籍したサラサールです。サモラーノは一度バーにあたって地面に落ちてくるシャープなシュートを放ちましたが際どい所でゴールインしませんでした。またクリスタンテの好守もあり、この日はゴールならず。サラサールvsサモラーノはサラサールに軍配があがったと思います。サラサールがもっと馴染んでくれば、トルーカの守備の問題も解決されるかもしれません。

今日のアメリカの最前線はサモラーノではなくて、エルナンデスだったと思います。髪の毛をブリーチし直して、ゴールへ果敢に挑みましたが得点ならず。「枠へ飛ぶ」「相手キーパーを脅かす」という点において、やっぱりサモラーノに一日の長があるなぁとちょっと感じました。

後半、今度はアメリカがコーナーから1点を決めて同点としました。その後は、アメリカの運動量が落ち、ボールはほとんどトルーカにあったのですが、トルーカも追加点をあげる迄にはいたらず。

トルーカはこの3試合無得点(自殺点は除く)が続いています。全体のバランスが崩れているのかちょっと深刻な感じがします。


CONCACAF チャンピオンズカップ
Toluca vs Olimpia 0 - 1

トルーカはオリンピアの策略にはまったとも言えますが、どっちが勝ってもおかしくない試合でした。
ホンデュラスのオリンピアは勢いのあるパスを繋いでくるサッカーで、一度ボールが渡るとあっという間にゴール前まで攻めてくる、特に前半は良いサッカーをしてました。対するトルーカもリーグ戦よりもサイドチェンジを多用して、ドリブルを短かめにしてパスを繋いでくるサッカーをしていて、「リーグより調子いいのかなぁ」なんて思わせる程でした。ただ、初めから気になったのがヴィクトル・ルイスのパスミスです。彼の調子は良くなかったと思います。何度か簡単なパスミスを続けてしまい、あわやのピンチを招いていました。

最初の大きなポイントはカルドソがディフェンダーに引きずり倒されてPKを得た場面でしょう。蹴るのはヴィクトル・ルイス。しかし、ボールはキーパーに弾かれてしまいゴールならず。

後半は殆どの時間トルーカがボールを支配していました。オリンピアは完全に引いて守りの状態。トルーカは攻撃を厚くしたのですが、オリンピアの守備に穴を見つけられません。結局ディフェンダーの間でボールをまわし続け、全体のスピードが落ちまくって、悪循環が続きます。

均衡をやぶったのはボールを支配したトルーカではなく、オリンピアでした。後半41分フリーキックをヘッドで決められてしまいます。その後も、トルーカはわずかな時間反撃に出ようとしたのですが、一度止まってしまった足は動くことなく、そのままタイムアップ。


 
Pachuca vs Joe Public 1 - 0

この試合も試合運びはトルーカvsオリンピアと似ていたように思いました。ジョーパブリックはちょっと昔のイングランド系サッカーを彷佛とさせるパス主体のサッカーで、長身のしなやかな体から繰り出されてくる強烈なシュートは結構見物でした。パチュカは試合早々、バーに助けられる場面がありました。

パチュカも、リーグ戦よりドリブルを短かめに、そしてパスを多用して、相手の厳しいマークをかわします。パチュカも何度も惜しい場面があったのですが、ポストにあたったり、相手キーパーの好守にあって得点出来ません。

後半になり、ボールのキープは圧倒的にパチュカ。ジョーパブリックは引かざるを得ない状況。これもトルーカvsオリンピアと似ていますが、違ったのはパチュカの選手の足が止まらなかったことでしょう。パチュカの選手は前へ後ろへと動き回り、なんとか相手チームのディフェンスを崩そうと試みました。シュートも長短織りまぜて揺さぶり続けました。はっきりいって、こんなに良いサッカーしているパチュカを見たのははじめてです。

そしてついにスコアが動いたのが、これまたPKの場面なのです。ジョーパブリックのディフェンダーがたまらずゴールエリアでファール。パチュカにPKが与えられました。これをカバイエロがきっちり決めて1-0。スコアはそのまま動かず、試合終了。


 
Pachuca vs Olimpia 0 - 4

前の試合ではトルーカが、この試合ではパチュカがオリンピア相手に1点もとれず、完敗したのは、メキシコサッカーにとって屈辱的なことだろうと思います。

オリンピアの試合を2試合見て、オリンピアの「引いて守ってカウンター」というのが、彼等のプレースタイルなのだというのがわかりました。メキシコリーグには、そういうプレースタイルのチームはないような気がします。だから経験不足というのは否めませんが、メキシコのチームが世界レベルの試合で勝ち進んで行くためには、そういうチーム対策も必要だろうなと思いました。

試合は序盤パチュカがボールを支配します。(しかし、これはオリンピアにしてみれば作戦通りだったのでしょう。)ゴール前はオリンピアの「白だんご」状態。ピネダの周りには常に3人から4人のディフェンダーがうろうろしていて、パチュカはシュートに迄たどり着けません。パチュカはサイドラインすれすれの勝負を左右で挑み続けましたが、そこでとられるや否や、カウンターのロングパスがオリンピアのフォワードに渡り、パチュカのゴール前迄突進されてしまいます。

そんなやり取りが何度か続いて、やっとパチュカの攻撃が一瞬形になったかと思った矢先、こぼれ玉を拾われて、カウンターアタックをかけられてしまいます。パチュカは攻撃に厚みをかけていた瞬間だったので、ディフェンスが手薄で、そのまま1点とられてしまいます。

こういう「守ってなんぼ」のサッカーをするチームに先制点を与えたところで、形勢は大分不利になってしまいました。

後半そんな焦りがパチュカにあったのでしょう。しかし、その焦りがパチュカを自滅させたと言えるかもしれません。後半早々パチュカは「放り込み作戦」に出てしまったのです。これはやってはいけない基本だと思うのですが、焦る気持ちがそうさせてしまったんでしょうね。前線の白だんごに混じってパチュカの攻撃陣が3人も4人も1列に並び、中盤はそこへ後ろからボールを放り込む。「あぁ〜やめてくれぇ〜」とテレビの前で叫んでも、まぁもちろん届かないんですけどね…。つい叫んじゃいました。パチュカの監督も必死に叫んで支持を出しているのですが、放り込みは止まりません。

そして、オリンピアの思うつぼに…。こぼれ玉をうまく拾われてカウンターアタック。あっという間に2点とられてしまいました。

パチュカは選手を変えて、陣系を修正。左サイドは開いてセンタリングを上げることによって、コーナーキックを得られる様になりましたが、右サイドは相変わらず。

4点目は、攻撃に厚みをかけていたから、まぁ仕方がないのかも知れないけど、キーパーのカレラにはボールをこぼしてほしくなかったですね。それをオリンピアの選手に詰められて4点。

ピッチの状態は良くなかったです。所々完璧に禿げてました(なにかコンサートかなにかしたみたいな感じでしたね)。メキシコ代表のコロンビアとのマッチがここのスタジアムなので、その時には芝生をもう少しましな状態にしていてほしいものです。


第2節 Puebla vs Toluca 0 - 0

トルーカはいよいよ問題が顕在化して来た気がしました。攻撃の形がうまく作れないという印象を受けました。終盤は「華やかな攻撃陣」を全員投入して総攻撃をかけたにもかかわらず無得点。次節建て直しを期待します。


 
第2節 Cruz Azul vs Irapuato 4 - 2

クルス・アスルはやっと調子に乗って来ました。昨節は押されっぱなしでしたが、この試合は一転して90分を通じてボールを支配していたように感じました。

1点目はパレンシアがPKを得たもので、彼自身が決めて今期初ゴール。2点目はパレンシアのパスからピニェロが左足アウトサイドでキーパーの裏をかいて決めた巧みなゴール。3点目はモラレスの左サイドからの強烈なシュートをイラプアトのキーパーが触ったのですが、勢いが納まらず、ボールはそのままごろごろと転がってゴールイン!

イラプアトの2点はクルス・アスルのレイノソのクリスチャン・モラレスへのファールがPKになったものです。それでスコアが3-2となった所で、クルス・アスルのコーナーキックをレイノソがヘッドで決めてイラプアトを突き放しました。レイノソも自分のファールから2点を許したこともあり、このゴールは嬉しかったことでしょう。

その後パレンシアがもう一度PKを得ましたが、キーパーにはじかれて2点目にはならず。
荒れた試合という雰囲気はありませんでしたが、実に4回もPKのあった試合になりました。


 
第2節 Guadalajara vs Atlas 2 - 3

ホームを同じくするグアダラハラの2チームの1戦は最後迄はらはらの楽しい(サポーターにとっては胃の痛い)試合になりました。

アトラスがボールを支配してあっという間に2点を取って、「アトラスの圧勝?」と思った矢先、そのまま行かせてなるまいとチバスの反撃が始まりました。スタジアムも両方のサポーターが入り交じっての熱心な応援が続きます。そして、チバスが2点を返し、対に持ち込みました。

試合はそのまま両者一進一退をくり返して、引き分けかなぁと思ったところで、アトラスが追加点を入れて逃げ切りました。

昨シーズンの戦績を見るとアトラスの勝利は順当な気がします。しかし、プライドをかけた「なにがなんでも負けられない試合」には、それ以外のファクターも大きく入ってきます。この試合は本当にどっちが勝ってもおかしくない試合でした。

チバスには今シーズンアトランテからエルモシージョが、クルス・アスルからカスタニェーダが加入しています。彼等も90分戦っていましたが、まずまずの様に感じました。


 
第2節 America vs Santos 5 - 1

この試合の目玉はなんと言っても「イヴァン・サモラノ アステカに参上」でしょう。移籍が発表されてから、メキシコのスポーツメディアはこぞってサモラーノの動向を追ってきました。対戦相手のサントスもメキシコシティの空港やらスタジアムでメディアに囲まれて「対策は?」なんて散々言われたもんだから、必要以上に気負ってしまったものと思われます。だから、この試合は「確かにサモラーノすごかったけど、むしろ『サントスの自滅』」と言った方がいいと思いました。

1節に比べるとサントスのチームプレーは明らかに崩壊していました。ディフェンスは怖がってどんどんラインを下げてしまうものだから前線との間にポッカリと穴が開いて、そこを良い様にアメリカにボールをまわされてしまいました。だから局所的な数的優位を作ることができず、反撃の決め手に欠きました。

確かにサモラノの決定率は非常に高かったです。あっという間に3得点たたき出し、8割方埋まっていたアステカスタジアムからスタンディングオベーションの賞賛を得ました。サントスのストライカーでメキシコ代表のボルゲッティも霞んで見えました。(ついでに言うとボルゲッティは昨シーズンの得点王だったりします)

サモラーノの実力は1試合ではきめられません。これからが楽しみです。


第1節 Atlante vs Tigres 1 - 1 

昨シーズンを非常に不本意な成績で終わり、監督も変わったアトランテと、昨シーズンの最終節惜しい所でテコスに破れリギージャに進めなかったティグレスとの一戦は、引き分けに終わりました。

光っていたのはアトランテの23番アブンディスだと思います。アトランテの1点につながる絶妙なセンタリングを始め、自分自身も果敢にゴールを狙っていました。そのセンタリングはディフェンダーの裏を完全にとって、ボールをそのディフェンダーの股抜きをした後にあげたものです。ティグレスのディフェンダーにとっては「超むかつく」類いのプレーだったことでしょう。


 
第1節 Toluca vs Pachuca 3 - 5

誰がこの試合でこんなに沢山ゴールが入ると予想したでしょうか。昨シーズン準優勝に終わったトルーカとリギージャに残りながら結果を出せなかったパチュカの楽しみな1戦はゴール量産の試合になりました。

90分を通じて、ほぼパチュカのペースで試合が運びました。昨シーズンからトルーカのディフェンスの脆さはあちこちで指摘されていましたが、その脆さは改善されないまま新しいシーズンに入ってしまった様です。

パチュカからは「うっわ〜つよい」って感じを受けなかったのですが、なんだか気がついたらゴールが入ってるって感じでトルーカをどんどん引き離していきます。

トルーカはディフェンスだけでなく攻撃もバランス悪くなってきているように思いました。一端カルドーソにボールが渡ると、他の選手が「後はゴールよろしくね」って感じで全然フォローが入らないのです。いくら優れたストライカーでもゴールはやっぱりチームのサポートあってこそ。今後の試合はこびが心配されます。

パチュカも4点入ったところでいい加減リラックスしてきて、カルドーソに対するマークも甘くなって来たところで、カルドーソの2点。パチュカは本当は手加減したらいけないと思いましたが、勝ったからいいのかな…。


 
 
第1節 Monterrey vs Cruz Azul 1 - 1

昨シーズン、リーグをぶっちぎり(?)首位で抜けて、ホームでは負け無しだったくせに、勝ち抜き戦(リギージャ)、それもホームゲームで8位のアトラスにまけるという情けないクルス・アスルと、モンテレイの1戦は、モンテレイが勝てる試合を逃したという結果に終わりました。

クルス・アスルは昨シーズン最後の状態をそのまま引きずって、走れないわ・パス繋がらないわで、モンテレイに押されっぱなしの状態。特にアドマイティスの運動量の低下が気になりました。彼が「おぉ走ってるじゃ〜ん」ってプレーしたのは、プレリベルタドーレスのタチラ戦が最後のような気がする…。

それでも、モラレスが1点入れて対にしたのは「底力」と呼ぶべきかな…。


 
 
第1節 Tecos vs UNAM 2 - 1

この試合は「ホアキン・ベルトランのついてない日」で片付けられる試合でした。
テコスの1点目はベルトランの自殺点。テコスの2点目はベルトランのファールでPK。彼は2枚イエローをもらって退場。

(結果を知っていたので)眠い目をこすって、「どういう試合展開になるわけ?」という、ただそれだけのために夜更かししたのに、なんだか裏切られたような気がしました。

まぁ、テコスの為に良いこと言うとすれば、「この試合はUNAMのディフェンスの要・ベルトランがてんてこまいしないといけなかった位テコスが攻撃してました」とも言えますけどね……。