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観戦メモ6

一番新しいものが先頭に来るように並べていますが、
同じ背景色のメモは上から下の順番で試合を見てメモを書いています。



第17節 Cruz Azul vs Necaxa 1 - 3

アルベルト・”フラコ”・マシアス、フォワードで意地を見せる。そんなタイトルが似合いそうな試合になりました。試合を見る前に結果を知っていたので、「どうやってクルス・アスルは負けたのかなぁ」というおさらいをしたのですが、不運と采配のミスだったかなぁという気がします。

16節不調のトルーカにぼこんぼこんにされたクルス・アスルはグループで3位に転落。上にいるチームが負けてくれて、アスルが勝てばリギージャに臨めるかもという条件のもとホームにネカッサを迎えました。ネカッサは今シーズン絶不調で、同じグループの残りのチームがいずれも絶好調だったため、随分前から優勝を狙うという意味ではシーズンオフに入っていました。

出だしはアスルのペースだったと思います。しかし、得点を入れたのはネカッサでした。ネカッサはアスルの弱点である左サイドから効果的に揺さぶりをかけます。そして、ディフェンスラインが一瞬混乱した隙にゴール。クルス・アスルはますます窮地に追い込まれます。そして、さらに左サイドバックのマリンがネカッサの選手がキーパーと1対1になる所をファールで引きずり倒したとして、一発レッドを食らってしまい、退場になりました。

実はこの審判は私の嫌いな審判その1と呼んでいるひとで、一方のチームにPKを沢山与える傾向があり、睨まれた方のチームは何をやってもその試合は勝てないということが多いのです。ひとり目の退場が出た後、ネカッサの選手が強烈なファールをクルス・アスルのトマス・カンポスに蹴りこんだのですが、退場にはなりませんでした。

それでも、1点のビハインドを覆すべく、クルス・アスルは攻撃にでました。前半はそのままスコアは動きませんでした。後半に入り、次の退場者が出ました。クルス・アスルのフリオ・セザール・ピニェイロがゴールでハンドをとられ退場。弱い左サイドがいよいよ苦しくなってきました。それでも、すぐ後にアスルはパレンシアのゴールで1点返し引き分けに追い付きました。

試合はそのまま膠着し、アスルのトレホ監督がアドマイティスを下げてエルナンデスを入れ、トマス・カンポスを下げてメンドーサを入れてディフェンスを固め、パレンシアを下げてエミリオ・モラを入れて前線で走り回るように指示をしました。意図は分かるのですが、これが裏目に出てしまったのです。人数的に不利もあり守備的な布陣にしたため結果的に最終ラインがずるずると下がってしまい、本来の守備スタイルである早めからのチェックが全くできなくなってしまったのです。そして、あっと言う間に2点とられてしまいました。

最後にはディフェンダーのアルベルト・マシアスが相手の最終ラインでボールを追い掛け、味方からのロングパスを受けてゴールを狙い続けました。「勝てない」とは思ったでしょう。でも、「ボールを上げておかないといけないんだ」と、いつも後ろからフォワードを見て思っている彼が、若い選手ばかりのチームに体で示して鼓舞し続けたのには「じん」ときました。

こうしてクルス・アスルの2001年夏季リーグは終了しました。平坦な道のりじゃなかったし、頑張ってたのはわかったから「ご苦労様」とという気持ちです。


 
 



 
第16節 Tecos vs America 1 - 3

この試合はチリ代表フォワードのサモラーノvsナヴィアが見どころでしたが、軍配はアメリカのサモラーノに上がりました。テコスは昨シーズン、正キーパー、ロベルト・ズニガーが負傷中に大量失点で負け続け、失点がリーグ一という不名誉な記録を残しています。(ちなみに正キーパーが帰って来た瞬間から連敗が止まりました)今シーズンも昨節より実は正キーパーが負傷していて、時を同じくしてテコスも負けています。これってやっぱり関係あるんじゃぁないかと勘ぐってしまいます。

敗因はテコスの攻撃が単調になってしまったこと-すなわちナヴィアをマークしておけば他はさしたる脅威でないというところにありました。またテコスの守備の要レイナルド・パルクスが昨節退場してしまって、この試合に出ていなかったというのも原因だと思います。アメリカは特別いつもと変わった感じは受けませんでした。

前半ルナのヘッドでアメリカが1点先制し、テコスもムフの受けたファールからPKを得たのですが、パラシオスの蹴ったボールをアメリカのキーパー、リオスがセーブして得点になりませんでした。これが決まっていればその後の展開も違っていたのでしょうが…。

これにより、テコスは勝ち点差を使い果たしアメリカとグループで並んでしまいました。首位争いは次節にもちこしです。


 
第16節 Toluca vs Cruz Azul 5 - 1

木曜日にウルグアイで試合をして、帰って来てすぐに試合では体力もたないなぁというのが良くわかる試合でした。Cruz Azul のトレホ監督は、ピニェイロ、モラレス、アドマイティスの3外国人をウルグアイに帯同しませんでした。そのかわりこの試合での活躍を期待したのです。しかしふたを開けてみれば、ピニェイロとアドマイティスが大した活躍が出来ず、早々に交代させなければならないという大誤算となりました。

試合は開始1分、ヴィクトル・ルイスがクルス・アスルの寄せが一瞬遅れたすきをついて、右斜めからきれいなカーブを得描いてゴールにボールを放り込みました。それから30分程はクルス・アスルの攻撃が続きましたが、30分を過ぎた辺りから選手が上の空になって来ているのがテレビからでも良くわかりました。それでも、前半は1-0で終了。

後半早々得点したのはトルーカでした。マシアスのクリアボールをカルロス・マリア・モラレスがゲット。ネットに叩き込みました。その後はクルス・アスルの足が止まったのを利用してトルーカがうまくゴール前で左右に振って、ディフェンスラインが崩れた所をうまく突いてゴールを重ねました。クルス・アスルのマテュテ・モラレスが意地の1点を返しましたが、それで勢いを振り返せる程の体力は残っていませんでした。

トルーカのホームが真っ青に(クルス・アスルサポーター)なって「アースル」の連呼が響いたのですが、その応援だけでは長旅の疲れを跳ね返すには十分ではなかったようです。トルーカが不調なこと、アスルにとってはこの試合がとても重要なものだったこと、そしてトルーカがシティから比較的近いことが作用してのことでしょうが、トルーカのスタジアムがアスルになってしまったのは実に印象的でした。


 
第16節 Santos vs Leon 5 - 0

激しいグループおよびリーグ首位争いをしていて、負ける訳にいかないサントスと、アトランテが勝ったことで降格がいよいよ迫って来て負けられないレオンの1戦は、ボルゲッティがレオンのキーパー、イスラスの壁を破れるかというところが見どころかと思われましたが、ふたを開けてみると思わぬ得点差、それもボルゲッティはノーゴールなのに…になりました。

昨節サントスはクルス・アスル相手に大敗し、退場者も出した都合上、今日はいつもと違うスターティングラインアップで臨みました。前半試合は圧倒的なサントスのペースになりました。素早い寄せからボールを奪い、細かいパスでレオンを翻弄します。特に今日は右サイドのヨハン・ロドリゲスが活躍していました。また、アスル戦はいまひとつだったホアキン・レイエスも左サイドで大活躍でした。ロドリゴ・ルイスはいつも通りの活躍で、本当にこの人がいなかったらサントスは「ど〜でもいい」チームになっていることでしょう。チリ人は多数メキシコリーグで活躍していますが、サントス程チリの国旗がはためく場所はないと思います。ファンの皆さんもロドリゴ・ルイスを愛してることがよくわかります。

1点目は、そのロドリゴ・ルイスのコーナーキックが直接入ったものでした。そして2点目、3点目は大活躍ヨハン・ロドリゲスが決めたものです。2点目はロドリゴ・ルイスのサービスをボルゲッティがヘッド。イスラスが弾いた所をヨハンが詰めてゴール。3点目はゴール前で混戦のところからちょっとはなれた所にいたヨハンへパス。それを抑えの効いたシュートでゴールイン。

前半に3-0とリードしたので後半は、サントスは余裕のプレーでしたが、レオンが攻撃に厚みをかけてきたところをうまくカウンターでついて2点を追加しました。いつもならボルゲッティの為に働いているといっても過言でないチームメートがどんどん得点出来て、サントスも攻撃に変化が出て来てよかったんではないかと思います。リーグ制覇もゆめじゃないかも。。

レオンはいよいよ後がなくなってきました。



 
親善試合 メキシコvsチリ (2001年4月11日)
Mexico vs Chile 1 - 0

夜10時半から始まった放送で、前半の途中に「録画してるし、後で見ることにして寝ようかなぁ」と考えたぐらいつまらない試合をしていました。メキシコのスターティングラインアップでは中盤が完全にブレーキになっていました。守備的ディフェンスにヘルマン・ヴィジャ(右)とヴィクトル・ルイス(左)が入り、攻撃にアレジャノ(右)とマルコ・アントニオ・ルイス(左)が入りました。ヴィジャとヴィクトル・ルイスが全く押し上げないため、アレジャノとマルコ・アントニオ・ルイスが一人でドリブルで「長旅」をするしか攻撃の方法がありません。その攻撃にしたって、一人旅ではすぐにチリのディフェンスに囲まれてしまい、展開がさっぱり見えて来ないという始末です。また、ヴィクトル・ルイスは押し上げがないだけでなく、再三チリにパスをし続け、スタジアム中が深いため息に満たされました。彼のミスパスは昨節のトルーカ大敗の一翼を担っており、同じパターンのミス続発にスランプの深さを印象づけました。

守備はパチュカのヴァルデス選手が左サイドを、カルモナ選手が右サイドを。中央をスアレス選手とダビーノ選手が固めていました。ヴァルデス選手は本来ならもっと前目の位置で使ってあげたいところなので、彼の持ち味があまり活かされることがありませんでした。「ヴィジャどけてヴァルデスあげたらどうか?」とも思いましたけれど、前半の終了まぎわはヴァルデス選手が自発的に上がってました。

対するチリも悩みの深さがよ〜〜〜くわかるプレー振りでした。ナヴィア選手が力任せにゴールへ突進しようとしますが、さすがに一人の力ではどうにもならない様でした。サモラーノ選手もぱっとしませんでした。

後半になって、親善試合なので沢山の選手が交代しました。アトラスの選手4人(カブート、ファン・パブロ・ロドリゲス、オソルノ、セペダ選手)が入りモレリアのチャベス選手が入りました。「最初からこれにしておいてくれたらよかったのに」と思うぐらいスピードが出て来て、面白くなってきました。チリもナヴィア選手に代えてUNAMのマウリシオ・ドノッソ選手を投入。できればナヴィアードノッソラインを見てみたかったのですが、それは出来ませんでした。ドノッソ選手も孤軍奮闘してましたが、効果的な攻撃につなげることが出来ず、チリ選手は疲れからか二人が危険なファールを犯したとして退場処分になりました。

前半より改善されたものの得点の気配が感じられないまま84分。ついにスコアが動きました。ロドリゲス選手の押上から右サイドのセペダ選手へパス。セペダ選手がゴールラインぎりぎりで勝負して長めのセンタリングをあげました。ボールはゴール前に詰めていたデ・ニグリス選手を通り越して左へ。左サイドにいたオソルノ選手がこれを決めました。

「これが練習試合でよかったよ」というのが実感です。わがままを言わせてもらえれば、ヴィジャとヴィクトル・ルイスはもう十分みたのでこれっきりにしていただきたいです。


メキシコリーグ夏期リーグ2001年


第15節 Cruz Azul vs Santos 4 - 0

このカードを見るにあたって実は非常に複雑な心境でした。というのもどっちもお気に入りのチームだからです。14節クルス・アスルは同じグループのモレリアに負けて3位に転落。4試合勝ち無しという不調。残すカードを考えるとリギージャに残るのは苦しいかもしれないなぁ…という感じ。「むしろリーグのことは忘れてリベルタドーレス杯に専念してもらった方がいいのかな」と考えるとサントスに頑張ってもらうのもいいかなという気もします。でもやっぱりリーグも頑張ってほしいなぁという気持ちも捨て切れません。方やサントスは14節同じグループの首位モンテレイが破れた為現在首位。しかし、ここでサントスが負けてしまったらモンテレイが負けることはなさそうだから、また突き放されてしまうし…。という具合。だから、キックオフから試合終了迄案外冷静に中立的に観戦することが出来ました。

試合は思わぬ一方的なスコアになってしまいました。これはクルス・アスルが今迄の問題をきちんと整理して来たのに対して、サントスは作戦ミスを犯した結果だろうと思います。アスルの問題は中盤が良くても相手の最終ラインのところで止まってしまって、守備を崩し切れなかったところにありました。今迄は最終ラインにやって来てから、細かいパスを繋いでディフェンスの裏をかこうとしていました。これで再三ゴール前にボールを持ち込んでも跳ね返されるばかりだったのです。この試合では細かいスルーパス作戦は形をひそめラインがすっと開いたタイミングでゴールからたとえ離れていてもどんどんミドルシュートを打って行くという作戦に切り替えてきました。これが当って、ピニェイロの2ゴールが生まれました。クルス・アスルは先攻逃げ切り型なので幸先よいスタートを切りました。

一方のサントスはクルス・アスルの速い寄せに対して効果的なパスを繋ぐことが出来ませんでした。サントスの攻撃は左サイドのホアキン・レイエスとロドリゴ・ルイスに寄る所が大きいのですが、対するアスルの右サイドはメルビン・ブラウンが累積出場停止から開けて、早々に攻撃の芽を摘み、レイエスはボールにほとんど触れませんでした。だからサントスは右サイドからの積極的な攻撃が必要だったのです。アスルの左サイドはメンバーが固定出来ず、右にくらべると揺さぶりに弱いのです。サントスはいつも後半に投入するロブソン・ルイスを早めに投入して揺さぶりを駆けるべきでした。しかし、いつも通り温存して前半を終了してしまいました。

残りの2点は2点のビハインドを跳ね返そうとしてラインを不用意にあげてしまったサントスの裏をアスルがうまくかいて得たものです。4点目のパレンシアの1点は、普段一対一になった時にパワーショットをキーパーにぶちあてるのが落ちだったのですが、めずらしく冷静にキーパーのマルティネスをかわしてゴールを決めました。

第15節 Atlas vs Monterrey 3 - 3

このところ絶不調でもう負けられないアトラスが、やはり首位争いから負けられないモンテレイを迎えての一戦は最後迄熱い戦いが繰り広げられる試合となりました。

均衡を破ったのはアトラスでした。カスティージョのゴール。それに対して、モンテレイもすぐに追い付きます。アレジャノがニグリスのセンタリングをうまくあわせて1点。それでもアトラスには意地がありました。カスティージョを中心に、攻撃をくり返します。そして、長いドリブルからゴールを狙っていたオソルノがシュートを決めて勝ち越し。その後の試合はアトラスペースだったのですが、乗っているニグリスがヘッディングシュートを決めて同点に。一瞬静まるハリスコスタジアムでしたが、それでも気を取り直して攻撃を続けました。そして、すぐに3点目を決めたのです。「あぁやっと勝った」とスタジアム中が思ったと思います。しかし、ニグリスがその希望を見事に打ち砕きました。終了まぎわゴールを決めて対に持ち込んだのです。

調子に乗っているってこういうことをいうんだなぁと、モンテレイの「勢い」を強く感じた試合でした。


 
 
第15節 Pachuca vs Atlante 1 - 0

降格の危機に面しているアトランテはなんとしても勝ちたかったのですが、リギージャに残りたいパチュカとしてもまける訳には行きません。かなり激しい、特に1点パチュカが入れてからはファールの嵐の様な試合になりました。

1点はカバイエロが決めましたが、チーム全体としてはマルコ・ガルセスが随分と頑張っていました。それでも、パチュカはストライカーが不在というのは否めません。対したアトランテもアブンディスに効果的にボールを繋ぐということが出来ず、ゴールに向かっているもののどうやってゴールを決めたいのかなんだかはっきりしないのです。エルモシージョの穴というよりは全体のシステムの問題という気がします。