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観戦メモ8

一番新しいものが先頭に来るように並べていますが、
同じ背景色のメモは上から下の順番で試合を見てメモを書いています。



 
 
メキシコ2001年夏季リーグ決勝戦第2戦
Santos vs Pachuca 3 - 1

35度の炎天下の下、両チームとも死力を尽くした好ゲームとなりました。サントスもパチュカもスターティングメンバーは第1戦と同じメンバーでした。パチュカはキーパーのカレロ、左サイドからヴァルデス、デ・アンダ、ヴィドウリオ、ロドリゲスのディフェンス。ソサ、カバイエロ、ヴィクトリーノ、ガルセスの中盤、そしてチティバとサンタナのフォワード。迎え撃つサントスはキーパーのマルティネス、ディフェンスがロペス、アルタミラノ、カレオン、ロメロ、中盤がヨハン・ロドリゲス、レイエス、トルヒーヨ、カリーニョ、フォワードがルイスとボルゲッティというメンバーです。

先に得点を入れたのはサントスでした。左サイドからロドリゴ・ルイスのロングサイドチェンジをトルヒーヨがトラップ。ゴール前に詰めていたボルゲッティにパス。ボルゲッティが弾道の低い球をヘッドで押しこんで1点勝ち取りました。これで、サントスとパチュカの総合得点は対になりました。しかし、前半の残りを支配していたのはパチュカだったと思います。アルベルト・ロドリゲスが右サイドをドリブルで上がり、ヴィクトリーノが左右を自由に動き回ってサントスの中盤をかく乱。チティバが左サイドを突破。という具合です。サンタナのバーに当る惜しいシュートもありました。そして迎えた30分頃だったと思います。ガルセスがバランスを崩しながらもオープンスペースにパス。そこへ調子よく走り込んで来たサンタナがマルティネスを撃ち破ってゴールを決めました。1-1になり、パチュカのリードで前半終了です。

後半はサントスのキラルテ監督が、早めに勝負に出ました。右サイドのディフェンスのアルタミラノを下げてロブソン・ルイスを入れ攻撃を厚くすると同時に左サイドの中盤レイエスを下げてグットを入れました。両者ともパスの精度とかシュートの正確さには欠きましたが、暑さで疲れが溜ってくるタイミングで投入されて、スピードを上げてのドリブルでパチュカの中盤をかき回しはじめたため、パチュカにとっては非常にやりにくい相手だっただろうと思います。そして、パチュカも左サイドのチティバとガルセスを下げてピネダとアレヤノを入れました。結果的にはこの交代は効果的ではなかったと思います。チティバもガルセスも疲れてはいたものの、攻撃を続けていたのです。アルタミラノが外れたスペースをうまく突いて攻撃するのであれば、チティバとガルセスを交代させるより先に、疲労の見えていたヴァルデスをかえるとかしたほうが良かったのではないかと思います。

そして、またもロドリゴ・ルイスからのサイドチェンジで右サイドにいたカリーニョにパスが渡り、カリーニョがゴール前へグラウンドのクロス。ボルゲッティが外してパチュカのロドリゲスが弾いた所を詰めて来たトルヒーヨがゴール。サントス追い付きました。

そして、勢いに乗るサントスはロペスを代えて、カンポスを投入。ディフェンスのスピードを保持しました。そして、35分ぐらいになってパチュカの足が止まったところからサントスが中盤を支配。何度も惜しい場面を迎えます。そして40分、左サイドからのクロスをロブンソン・ルイスが振り向きざまにシュート。ついに勝ち越したのです。スタジアムは歓喜のうずに包まれました。

パチュカも後半42分に突進して来たデ・アンダがマルティネスと1対1になり、パチュカ最大のチャンスを迎えましたが、マルティネスの奇跡的なキャッチによりゴールにならず。そして、得点3-1で合計4-3でサントスが勝利しました。


 
審判の試合終了の笛が響き渡った時、チリ人フォワードのロドリゴ・ルイスがボールをキープしていました。彼はボールを高くけり上げ、歓喜のランをはじめました。そして、首にかけているクロスにシャツの上からくちづけをしたあと、芝生にくず折れて喜びの涙を流しました。そして、起き上がりいつもチリの国旗がかけてあるコーナーに向かって走って行きました。人々は「ポーニ」と彼のニックネームを連呼。そして、ファンが彼にチリ国旗を手渡しました。チリの国旗と共に走る彼は喜びに満ちていました。

ボルゲッティは報道陣に囲まれて、感想を興奮しながら語り、キラルテ監督は涙ながらに優勝の喜びをスタッフや選手の面々としっかりと抱き合って分かち合いました。


 
AP伝によりますと…

ロドリゴ・ルイスはパチュカのディフェンダーにとって本当に悪夢としか言い様のないプレーを続けました。ひらりとディフェンスをかわしてはフォワードの待っているまさにその場所へボールを供給するからです。彼自身のゴールはありませんでしたが、サントスの多くのゴールは彼のアシストによるものでした。

「すべてのこと、チャンピオンになれたこと。本当に神様に感謝している」そう語ったルイスは8年前メキシコシティのネサというチームでグアダラハラと決勝戦を戦って優勝を逃しているのです。

「泣いたけど、もう今は喜びで一杯だよ」そう語って、喜びを体一杯にあらわしたとのことです。