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2001年メキシコ旅行記

美味しいものを食べ
サッカーを堪能し
素敵な人たちに出会って
いろいろなことを考えたメキシコ旅行の記録です
2001年メキシコ旅行の目次
出発(08/09/2001)  
お昼御飯とサッカー観戦 (08/10/2001)
憧れのエスタディオ・アスル
赤い悪魔のいるトルーカ (08/11/2001)
大学都市でプーマの雄叫びとサン・アンヘル (08/12/2001)
ソナ・ロサと再びエスタディオ・アスル (08/13/2001)
チャプルテペックとモンテズマの呪い (08/14/2001)
アスタルエゴ メキシコ またね (08/15/2001)


8月9日 出発


 なんせ忙しかった。出発の日の午前2時迄仕事。ポータブルのパソコンとネットワークのおかげで家でも仕事ができちゃうって、いいんだか悪いんだか考えもの。そして短い睡眠の後にいそいそと起きだして飛行場へ。国際線に乗り継ぎなので2時間前に到着したものの、これから乗るのは国内線。とりあえずヒューストン迄の2時間40分の旅。コンチネンタル航空はノースウエスト航空と業務提携しているので、ノースウエストのマイレージクラブ、ワールドパークスエリートメンバーのパワーが効いた。ファーストクラスにアップグレード成功。短いフライトとは言ってもこの違いは大きい。

ヒューストンは巨大な空港だ。「大きいこと」を誇るテキサスの人たちが作った空港だから無闇に大きい。でも滑走路の向こう側でまだ拡張工事をしていた。大きいことは必ずしもいいことばかりでもないというのはこの空港でいつも思うこと。乗り換えが非常に遠いのだ。ワシントンD.Cのダラス空港みたいにターミナルの間をバスで乗り継ぐという程の不便さはないけれど、歩く歩く。去年グアダラハラへ行った帰り道乗り継ぎ時間がなくて非常に辛かったのも思い出す。あの時は走る走るだった。

 空港の中で待っている人たちの髪の毛の色、話す言葉、肌の色…南に来たのだなと感じる。メキシコ迄もう少し。ここからもアップグレードに成功。2時間強と更に短いフライトだが快適に過ごした。飛行機は徐々に高度を下げる。山並が切れるとびっしりと家並みが続きはじめる。これが世界一巨大な都市メキシコ・シティなんだと思う。チャプルテペックパーク、エスタディオ・アスルと闘牛場プラザ・デ・メヒコを通過して転回してから滑走路に着陸した。

 ゲートを抜けると出迎えの人たちがぎっしりと並んでいて家族の到着を楽しそうに待っていた。その人波をくぐり抜け、ATMマシンでペソを引き出しタクシーチケットのカウンターでチケットを買ってタクシーに乗り込んだ。今回は利用しなかったけれどメキシコではドルからペソへの両替は現金の方がレートがよい。それも100ドル札とそれ以外だとレートが違ったりする。100ドル札はアメリカ国内では非常に使いにくい紙幣なのだがメキシコでは大歓迎という訳である。

 最初の宿は市の中心部ソカロに面したMajesticにした。タクシーが走り出すや否や強烈なディーゼルの匂いが鼻をつく。「これが世に有名なメキシコシティの大気汚染か…」と思う。「東京や神奈川の国道ぞいを歩いているようなもんだな」と考えて気にしないようにつとめた。

 20分程走るとだだっ広い空間が現われた。巨大なメキシコ国旗がはためく。これがViva Mexico!で有名なプラザ-ソカロ-なんだと分かった。ついにやって来たんだという実感が沸く。正面に見える建物のバルコニーから独立記念日に大統領が「Viva Mexico!」と叫ぶわけなのだ。ホテルは本当にこの建物パラシオの真向かいにある。ガイドブックのLoney Planetには「非常にうるさいので外に面する部屋は取らないように」とあった。しかし、中に入ってみるとまぁ大丈夫そうなので、窓からソカロが見える部屋で合意した。

 ホテルもまた古い建物で、入ると青いタイル、高い天井、カーブを描く階段、そして格子戸のある旧いエレベーター、と古き良き時代を思わせるゆったりとした建物だった。スペインやメキシコに多い中庭-パティオ-のある建物だが、パティオの部分にも屋根をつけてパティオをロビーに使っていた。

 一息ついた後にソカロの周辺を歩く。ついでに水も調達。ひったくり等の危険があると言われたので、少し緊張しながら歩く。横道にそれた所にジャズ・バー、レストランの並ぶところがあった。「クルス・アスルvsレアル・マドリッド見られます」と宣伝するレストランがあった。この試合はアメリカでは見られないが、そうかメキシコなら見られるのか!と希望が沸く。店の人に聞いた所明日の2時からとのこと。明日の予定は決めていなかったが、お昼の予定はこれで決まった。

 ファーストクラス乗り継ぎのため食事は十分だったので、夜食にはVipsというファミリーレストランでビールとポソレを注文。ポソレはトマト系スープにとり肉のほぐしたものと巨大なとうもろこしの実が入ったスープ。ちょっとスパイシーで、ちょうど良い量だった。

 さて、どれぐらいうるさいんだろう…、と気になりながらベッドに潜り込んだ。メキシコシティ初日の夜が更けて行く。