1999年度 戸田スワローズ

打撃成績(イースタン・リーグ)

*左打 +両打

  背番号   氏名   試合数 打数 安打 本塁打 打点 盗塁 失策 打率
捕手 27   古田 敦也 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
捕手 32   小野 公誠 (ヤ) 29 65 16 1 13 1 1 0.246
捕手 33   カツノリ (ヤ) 66 155 38 4 16 4 6 0.245
捕手 44   青柳 進 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
捕手 57   鮫島 秀旗 (ヤ) 27 55 7 1 3 2 3 0.127
捕手 67   阿部 茂樹 (ヤ) 55 141 30 3 9 3 9 0.213
捕手 69   上野 忠 (ヤ) 29 32 5 0 4 0 0 0.156
内野手 1   池山 隆寛 (ヤ) 9 23 2 0 0 0 0 0.087
内野手 4   馬場 敏史 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
内野手 5   土橋 勝征 (ヤ) 8 22 6 0 6 0 0 0.273
内野手 6   宮本 慎也 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
内野手 7 小早川 毅彦 (ヤ) 42 63 16 2 14 0 0 0.254
内野手 8   辻 初彦 (ヤ) 23 55 12 0 1 1 1 0.218
内野手 9 ペタジーニ (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
内野手 28   城石 憲之 (ヤ) 2 9 1 0 0 0 0 0.111
内野手 35   三木 馨 (ヤ) 53 145 30 4 9 7 9 0.207
内野手 36 住友 健人 (ヤ) 79 215 50 3 23 5 9 0.233
内野手 38 本郷 宏樹 (ヤ) 96 337 87 6 47 6 15 0.258
内野手 42   ツギオ佐藤 (ヤ) 33 57 13 1 6 0 6 0.228
内野手 47   度会 博文 (ヤ) 66 252 90 1 20 3 8 0.357
内野手 48 岩村 明憲 (ヤ) 12 40 11 0 4 0 2 0.275
内野手 54 大脇 浩二 (ヤ) 69 153 32 1 12 1 11 0.209
内野手 56   大山 貴広 (ヤ) 44 61 7 0 7 2 1 0.115
内野手 68   宇佐美 康弘 (ヤ) 56 160 32 1 10 8 4 0.200
外野手 00   佐藤 真一 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
外野手 2   飯田 哲也 (ヤ) 7 23 7 0 2 0 0 0.304
外野手 10   スミス (ヤ) 6 14 5 2 5 0 1 0.357
外野手 25 副島 孔太 (ヤ) 43 168 48 4 20 5 2 0.286
外野手 26   橿渕 聡 (ヤ) 48 133 32 1 16 1 4 0.241
外野手 31 真中 満 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
外野手 41 稲葉 篤紀 (ヤ) 16 39 14 2 6 0 1 0.359
外野手 50   高梨 利洋 (ヤ) 66 229 58 7 29 2 6 0.253
外野手 55   津川 力 (ヤ) 97 339 94 4 45 7 2 0.277
外野手 60   高橋 智 (ヤ) 0 0 0 0 0 0 0 ERR
外野手 65 ユウイチ松元 (ヤ) 46 75 21 0 7 1 1 0.280
外野手 66 高橋 郁雄 (ヤ) 52 80 17 0 3 7 5 0.213
      チーム試合数   100              

投手成績(イースタン・リーグ)

*左投

  背番号   氏名   試合数 勝利 敗戦 投球回数 被安打 被本塁打 自責点 防御率
投手 11 アキラ (ヤ) 8 0 0 7.67 8 2 10 11.74
投手 12   斉藤 充弘 (ヤ) 28 4 9 63.67 69 8 32 4.52
投手 13 加藤 博人 (ヤ) 3 0 0 11.00 10 1 3 2.45
投手 14   廣田 浩章 (ヤ) 1 0 0 1.00 1 0 0 0.00
投手 15   岡林 洋一 (ヤ) 12 1 4 60.00 59 0 19 2.85
投手 16 石井 一久 (ヤ) 3 0 0 8.00 8 1 3 3.38
投手 17   川崎 憲次郎 (ヤ) 1 0 0 2.00 0 0 0 0.00
投手 19 山部 太 (ヤ) 4 0 2 18.00 24 1 8 4.00
投手 20 ハッカミー (ヤ) 0 0 0 0.00 0 0 0 ERR
投手 21   伊藤 智仁 (ヤ) 2 1 0 7.00 3 0 1 1.29
投手 22   高津 臣吾 (ヤ) 0 0 0 0.00 0 0 0 ERR
投手 24   エーカー (ヤ) 0 0 0 0.00 0 0 0 ERR
投手 29   三上 真司 (ヤ) 28 1 9 71.33 85 15 55 6.94
投手 30   河端 龍 (ヤ) 29 4 2 43.00 39 4 6 1.26
投手 34   北川 哲也 (ヤ) 25 0 2 30.33 40 2 12 3.56
投手 37   石堂 克利 (ヤ) 17 3 6 58.67 67 8 38 5.83
投手 39   田畑 一也 (ヤ) 2 0 0 2.33 10 0 6 23.14
投手 40   高橋 一正 (ヤ) 12 2 2 62.33 53 2 22 3.18
投手 43   宮出 隆自 (ヤ) 11 5 3 56.00 43 8 27 4.34
投手 45 山本 樹 (ヤ) 0 0 0 0.00 0 0 0 ERR
投手 46   牧谷 宇佐美 (ヤ) 1 1 0 2.00 5 0 2 9.00
投手 49 松田 慎司 (ヤ) 14 1 2 10.67 14 2 10 8.44
投手 51   松元 繁 (ヤ) 21 3 3 46.33 36 6 21 4.08
投手 52   増田 政行 (ヤ) 23 2 6 40.33 41 1 37 8.26
投手 53   五十嵐 亮太 (ヤ) 11 0 1 31.00 21 2 7 2.03
投手 58 山崎 貴弘 (ヤ) 44 2 3 65.33 65 1 37 5.10
投手 59   丹野 裕樹 (ヤ) 3 0 0 7.33 3 0 2 2.45
投手 61 石井 弘寿 (ヤ) 10 1 3 31.00 21 3 18 5.23
投手 62   丹波 幹雄 (ヤ) 37 1 4 51.67 57 2 16 2.79
投手 63   押尾 健一 (ヤ) 11 0 2 45.67 55 2 29 5.72
投手 64 高木 晃次 (ヤ) 4 2 0 31.00 28 2 9 2.61
投手 23   バチェラー (ヤ) 4 0 0 9 8 1 4 4.00
      チーム試合数   100 34 63 864.67 865 73 430 4.48

【1999年戸田スワローズを振り返って・・・】

  昨年はイースタン制覇、またファーム日本一にもなった。しかも若手育成を全面に押し出した結果があの位置をキープ。今季もそのコンセプトは変わらない。今季は昨年規定打席に達した主力メンバー、「五十嵐亮太高梨利洋岩村明憲小野公誠松元秀一郎三木馨津川力」のうち、五十嵐亮太岩村明憲他の一軍昇格、松元秀一郎BWへ移籍もそれに代わる新戦力台頭を期待したが、まさかの怪我人続出はそう予想できなかった。結果だけ見れば総じて裏目裏目の一年であった。#一軍への戦力補強、若手投手陣投壊、怪我人続出等が今回の最下位の原因だろう。
  ファームはあくまで「育成」がメインなので結果は置いといて各選手を振り返る。

  打者陣では、ルーキー本郷宏樹に将来性を感じた。勝負強く長打力もあり、そして左方向への追っ付けるバッティングは魅力がある(不満も一つ・・・打席時のボールの見逃し方は堂々として大物感を漂わすものの、ボールを見過ぎるきらいあり)。その特長である打撃に反して守備では緩慢さが目立つ、内野・外野と汎用性はあるが、ファーストかサード、レフトが適正か!?(年間を通して試行錯誤もした)#タイプ的には稲葉篤紀副島孔太型と見る。打って活路を開く!
  今季は十数試合のみの出場でここへの登場も憚る岩村明憲は、堂々ファームを主席で卒業。一軍でも打率294、11本塁打と見劣りしない成績を残した。来季の目標は、3割・20本塁打・20盗塁と謙虚に?ブチ上げているが、現実的数字だけに最低限度の目標だろう、サード定位置確保に向けて頑張っているようだが、将来的には外野転向がいいのでは?と思う。俊足&強肩を武器に、走攻守揃った今後のスワローズを背負う若者だ。もう戸田で観る機会もないだろう・・・。
  度会博文は、規定打席ギリギリながらも首位打者を獲得。昨年は一軍に80試合以上も出場し今季は池山隆寛をも脅かす存在を期待していただけに拍子抜けとも感じる。ファームでは例年3割を越える安定した打撃を見せるだけに、右の代打、守備も外野を視野に入れつつ捲土重来か。
  三木馨も昨年に一皮剥けた打撃(打率273、8本塁打)は化けの皮でも被っていたのかという・・・粗さを露呈した(打率207、4本塁打)。守備は数字上、上手い部類なのだろうが、あれだけ粗い打撃を見せられるともっと欲張りたい。どっちにしても打撃向上目指すのみ。
  即戦力ルーキーと評判の橿渕聡は、評判と同時に木製バット(金属バットから変更)に適した打撃ではないのでは?とも言われていたが、後者の評にはまった形の一年だった。特に低めに落ちる球に弱く、ミートポイントの広い金属バットに馴れていた職業病か!?#アマ屈指の強打者も試練の一年・・・
  大脇浩二大山貴広宇佐美康弘の小粒ながらピリリとする内野手達はどうだろうか?大脇浩二の最大の売りは守備、一言で言うなら小気味よい守備だ。取ってから投げるまでが素速く堅実さを感じた。大山貴広は内外野を守れるそうだが、外野守備しか観る機会はなかったが、強肩が目に付いた。宇佐美康弘は、ガッツを全面に見せるプレーを連発との報告(目に付いたのが守備範囲の広さ。通常のセカンドなら、ボールに触れることもできないような、センターよりの当たりをす ばやい横方向へのダッシュと回り込みで、再三にわたって捕球(1個はじいたけど)。
そこからの送球も安定していて、見ごたえがあった。打撃でも、ボールに食らいつくような 鋭いスイングが光った)もある。三人に敢えて共通の課題を見つけるとすれば打撃力だろう。偏に相手に嫌がられる粘りの打撃、小技を確実にこなせるか?#一軍のセカンドが薄いのでつけいる隙が無いわけではない。
  ブラジルからの助っ人の一人ユウイチ松元は、T坪井に似た感じの振り子打法を操る好打者。高校時代はブラジル選抜のリードオフマンを張る程の選手でもあった、彼のバットにボールを乗せるセンスは非凡だ。まだまだ身体の線も見た目から細く、ストレートに差し込まれる場面も度々だが、甘いストレートや変化球には、カットで巧みに逃げ広角的に打ち返す打撃を見せた時は、唸るものがある。#走力・肩を含めた守備力が平均的なだけにどれだけ打撃を磨けるかが課題。同期のツギオ佐藤は、やや特徴に欠ける点が気になる#個人的に解らず・・・。打撃は素直でセンター方向に弾き返す。両選手共に出場機会が増えるだろう来季に一層の飛躍を期待する。
  副島孔太は怪我の影響もあり、リハビリも兼ねた充電の一年となった。今更打撃どうのこうのはないので完全復調後の一軍での働きを期待。
  捕手陣の誤算は、小野公誠の怪我と他捕手陣の力不足。元々今季は一軍での2番手捕手を狙うことで不在も予想されたが、怪我の影響でファーム出場すら僅か29試合と残念なものになった。他の捕手陣はカツノリ鮫島秀旗阿部茂樹といたが、それぞれ力不足を露呈・・・、鮫島秀旗は1995年には10本塁打、1996年には打率321(全体でも5位)も年々後ずさり。カツノリは、弱肩&捕手としても「?」マーク強いて言えば打撃か、来季は阪神タイガースへの温情移籍も立場は厳しい・・・。消去法からか阿部茂樹のマスク数が増えてしまった(意外と頑張ったと思う)。ドラフトで高校卒業の捕手を2名獲得したが、そうは期待できない。来季も小野公誠に任せる形になるのか?#捕手というポジションは経験に頼る部分が多いので高卒ルーキー捕手の登用数が数年先のチームを左右する。
  小早川毅彦辻初彦という大ベテランも次世代の選手達にプレーを見せる中「何か」を残して選手生命を終えた。辻初彦は来季から2軍守備コーチとして選手を導く立場となる。#名選手が必ずしも名コーチとは言えないが、彼の立ち居振る舞いから察するに大丈夫だろう。
  高梨利洋津川力住友健人他とまだ年齢的にも戦力的にももう少し見てみたい気もする選手達も、今後の伸び幅、これからの選手達に奮起を促すことからも戦力外となった。来季大幅な上積みを望めないだけに、やはり現存選手の底上げを期待。

  投手陣は、希望的観測の部分も多分にあったが、なかなか期待に沿うものではなかった・・・。
  2年目期待の三上真司は登板機会も多く与えられたが、今季の戸田スワローズを見ているようでもあった・・・。入団時のそっくり返り気味のフォームは体重移動もスムーズになり威力あるストレートを放る、しかし腕の振りは大きいというより、ロスが多そうだ。変化球はドロップのような大きいカーブが特徴だが、打者に見極められると球種が少ないだけに連打もしばしば、球持ちも悪いのか長打も割と喰らう。制球もやや不安定。課題は勝負球にも使える新変化球取得か!?#スタミナもあると思うので、来季はエース級の活躍を!
  ルーキー石堂克利は、身体的にはかなり大きく本格派を期待したいが、現時点では上半身で力任せに投げて体全体に力が入り過ぎるような感じにも見えバランスも悪い。だが腕は大きく振れており、今後下半身が追い付けば、球威とキレも自然と身に付くだろう。先ずはフォーム固定が先決だ。#マウンド捌きは堂に入っている。
  高木晃次は、上で9勝8敗、防御率3.79と安定した投球を見せたが、スタートは2軍でもあった。しかし春先その片鱗もしっかり我々に見せてもいたのだ。昨年までは主に中継ぎ・ワンポインとの役割であったが、今季下では先発起用で使われた。個人的には今更とも思っていたが、投球フォームを上手から横手からと駆使して打者のタイミングをずらしたかと思うとズバッとストレート(スピードもアップ)で撫で切ったりするのだ。フォームを一球毎に変えたりすれば制球にも影響が出るはずと思っていたが、殆ど影響なし・・・、この変幻自在の投球フォーム&緩急&制球力に古田敦也のリードが加われば・・・やはりという今季の成績だ。#ファームにはこういう選手も埋もれているのだ。
  一軍でも登板機会を増やした宮出隆自は、長身を活かした真上から振り下ろすアーム式のフォームで威風堂々している。右肩痛も治まり来季はより一層先発機会を得たいところだ。制球がそこそこ付けば、勝負球フォークで活躍できるだろう。
  山崎貴弘は、主に左のワンポインと中継ぎで働いた。球持ちが良く腕がワンテンポ遅れてでてくるような投球フォームのため、球の出所が読みにくいしカーブの曲がりも大きい。今季数試合一軍で起用されたが、今後彼の活躍の場は増えていくことだろう。#制球の安定感が増せばピンチの場面でも自信を持って投入出来る!
  河端龍は、本郷宏樹と同期で龍谷大ではチームメイトの間柄でもあった。上背はないが、サイドからキレの良い球も放る(特にテンポが良い)。使い縁のしないタイプのように見えるので中継ぎ役で重宝しそうだ。
  予想外の活躍を見せたのが、高橋一正。高卒ルーキーながら一軍で好投を見せた。いきなりピンチの場面で使われ不利なカウントとしながらも動揺を見せず内角シュートで投手ゴロとは心憎いマウンド度胸だ(対G石井浩郎)。明徳義塾卒業で在学中は2番手投手、そうM寺本四郎の控えだったのだ。フォームはアンダースローで、130`強のストレートとカーブ、シュートも全てにおいて実戦派、そしてフィールディングからも相当なセンスの持ち主ではなかろうか?後はシーズンを乗り切る体力強化か。#あの長い手から繰り出される内外角への変化球は非凡
  丹波幹雄は、横浜高校在学中に右肘痛もあり一時は野球を断念するが、プロ志望だった弟の急死・・・もあり、再度ユニフォームに袖を通した(右肘にもメスを入れた)。そしてクラブチームを通してスワローズに入団。そんな今季は中継ぎを中心に安定した数字を残した(38試合、防御率2.59)。巨体の割には荒々しさは感じず、変化球を低めに丁寧に投げる。長身から投げおろすストレートに威力が増せば・・・。
  斉藤充弘は、今季も中継ぎ・抑えを中心に起用される。フォームも入団時のオーバースローからサイドスロー、そしてシーズン前に再度オーバースロー転向もあった。ファームで結果を残しつつも、どうにも一軍の壁を乗り越えるまでにはいっていないのか!?#スタミナはあるだけに無茶な起用も厭わない・・・
  石井弘寿は、今季一軍で25試合登板、スピードはあるものの制球難・・・そしてキレがないように感じる。また打者としての素質もある。秋季練習から打撃練習も取り入れてもいる(これによって下半身の使い方が投手の役に立てば)。やはり150`近いストレートに左腕ということからも「投手」として頑張って貰いたい。
  アキラは左肩手術の影響もあるが昨年2試合、今年8試合というのは寂しい。未観戦のため特徴は判らないが、来季次第で辛い立場に置かれる。同じく右肩のリハビリから復帰を賭けた岡林洋一は、一軍で久しぶりの勝ち星を挙げた。一年の多くをファームで過ごし、内容も一言でいうと球威不足・・・しかし制球力、投球術に長けているのでこの辺に来季を賭ける。
  ルーキー牧谷宇佐美は、同期石堂克利の登板を後目に、体力強化に明け暮れる日々だった。球場でもボールボーイ役としてベンチ横に座る姿をよく見た、そしてキャッチボール姿からは、長身から投げおろす本格派にも見えた。来季はファームでその片鱗を見せる。

  特に近年ドラフトで獲得した高校出の上位指名選手に更なる奮起を期待。来季も厳しい戦いを強いられそうだが、数年先に良い経験を残せたと振り返るられるような年となるか。


ページの作成者: 健一