2000年度 ナゴヤドラゴンズ


打撃成績(ウエスタン・リーグ)

*左打 +両打 ■規定打席数270

  選 手













  原田 政彦 85 270 233 50 80 7 41 34 32 1 21 6 0.343
  高橋 光信 77 304 263 42 90 11 70 4 24 7 15 1 0.342
* 善村 一仁 94 311 262 49 82 7 42 6 34 6 28 4 0.313
  筒井  壮 71 276 238 39 69 6 36 2 32 1 27 7 0.290
* 森野 将彦 78 294 269 26 74 9 47 3 15 1 47 16 0.275
  幕田 賢治 90 305 281 39 72 6 26 5 14 2 71 2 0.256
〜 規定打席数未満 〜
  種田  仁 7 26 22 7 10 1 2 0 4 0 1 3 0.455
  李  鍾範 15 37 61 17 25 0 14 5 5 1 0 0 0.410
  安田 秀之 60 92 84 12 32 1 14 1 6 1 8 0 0.381
+ 荒木 雅博 50 188 171 35 63 1 24 20 6 0 19 3 0.368
* 益田 大介 61 160 134 30 47 3 27 3 23 2 25 0 0.351
* 福留 孝介 10 37 32 4 11 2 9 3 4 0 5 3 0.344
* ディンゴ 45 174 146 23 50 9 32 0 24 0 16 1 0.342
* 井上 一樹 1 3 3 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.333
  渡辺 博幸 19 73 63 7 20 2 11 3 8 1 5 0 0.317
  井端 弘和 5 15 13 2 4 0 1 1 2 0 0 0 0.308
  大西 崇之 40 92 73 22 22 1 9 20 11 4 12 0 0.301
  藤井 優志 70 215 181 27 54 5 33 7 26 6 29 4 0.298
  吉原 孝介 21 41 37 5 11 0 1 0 2 0 5 0 0.297
  蔵本 英智 83 90 79 26 23 2 12 10 8 0 12 2 0.291
* ショーゴー 72 262 230 45 65 2 14 5 26 3 40 2 0.283
  中野 栄一 41 83 71 11 19 2 16 0 8 2 13 2 0.268
  三輪 敬司 23 18 15 1 4 0 2 1 3 0 7 0 0.267
  神野 純一 25 84 69 11 17 0 9 2 15 0 16 2 0.246
* 山田 広二 69 90 84 9 19 1 5 0 4 0 16 4 0.226
  選 手













  清水 清人 41 111 94 11 21 3 11 1 8 1 19 1 0.223
* 峰   秀 32 37 32 4 7 0 1 0 5 0 11 1 0.219
  鈴木 郁洋 26 85 74 5 16 1 6 5 7 1 20 1 0.216
* 久慈 照嘉 1 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.000
* 愛甲  猛 5 3 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0.000
  投手陣 176 122 6 12 0 4 0 9 0 55 9 0.098
  チーム合計 100 3956 3442 565 1020 82 519 141 366 40 543 74 0.296

投手成績(ウエスタン・リーグ)

*左投 ■既定投球回数80

  投 手




投球回











  矢口 哲朗 16 10 3 0 84 +1/3 77 6 14 5 46 26 24 2.56
  山田  洋 21 7 3 1 100   96 3 59 7 95 51 45 4.05
〜 既定投球回数未満 〜
  鈴木  平 3 0 0 0 3 +2/3 2 0 1 0 2 0 0 0.00
  落合 英二 1 0 0 0 1   2 0 0 0 1 1 0 0.00
  武田 一浩 2 2 0 0 7   1 0 0 0 5 0 0 0.00
  福沢 卓宏 17 6 2 0 67 +1/3 57 3 24 3 52 20 17 2.27
  正津 英志 5 1 0 1 14 +1/3 11 1 4 1 7 4 4 2.51
* 佐藤 康幸 29 5 0 1 47 +2/3 45 2 16 1 15 18 15 2.83
  遠藤 政隆 37 0 1 6 47   39 4 18 1 45 16 15 2.87
* 山北 茂利 21 3 1 0 39   27 2 22 1 33 15 13 3.00
* 小池 秀郎 9 5 0 1 43 +2/3 32 5 19 1 38 16 16 3.30
  カールソン 11 4 1 0 45 +1/3 37 4 22 2 41 21 17 3.38
* 日笠 雅人 23 1 0 0 24   29 1 9 1 12 9 9 3.38
* 今中 慎二 19 2 1 0 34   28 0 19 0 12 13 13 3.44
  呂  建剛 19 2 2 1 39   34 2 27 5 25 18 15 3.46
  鶴田  泰 9 6 1 0 41 +1/3 45 0 13 1 31 17 16 3.48
  朝倉 健太 9 2 0 0 35   28 0 22 5 18 15 14 3.60
* 小笠原 孝 14 1 1 0 19 +2/3 16 1 11 0 12 9 8 3.66
  中山 裕章 19 2 1 4 21 +1/3 21 1 9 1 7 10 9 3.80
  宮越  徹 13 4 2 0 61 +2/3 61 12 23 3 18 30 27 3.94
  佐野 重樹 28 2 1 12 30 +1/3 40 3 6 1 16 16 14 4.15
  小山伸一郎 19 0 3 2 28   28 1 15 3 29 15 13 4.18
  投 手




投球回











  大塔 正明 6 0 0 0 6 +1/3 5 1 7 1 0 6 3 4.26
  島崎  毅 23 2 1 0 23   27 2 8 1 6 12 12 4.70
  川上 憲伸 2 0 0 0 7   6 3 1 0 9 4 4 5.14
  川添 将大 13 0 1 0 14 +2/3 11 1 10 4 6 9 9 5.52
  曹  竣揚 8 0 1 0 11   17 1 4 0 10 8 8 6.55
  チーム合計 100 67 26 29 896 +2/3 822 59 383 48 591 379 339 3.40

【2000年度ナゴヤドラゴンズを振り返って・・・】

ここ数年2軍での安定感(1999年2位/1998年2位/1997年4位/1996年5位/1995年6位)は群を抜いていたが、中堅所と若手の底上げが他のチームを凌ぐ形となったウエスタン制覇であった(1990年以来10年振りの優勝)。今季もタイガースと共にやや完成しつつあるチームがファームを引っ張った。

 特に打撃陣の破壊力は追随を許さないものがあり、チーム打率0.296は2位のタイガースの打率0.264を大きく引き離した。牽引車は荒木雅博、ショーゴー、高橋光信、筒井壮、ディンゴ、原田政彦、藤井優志、幕田賢治、森野将彦、善村一仁等々の一軍にあと一歩と迫る立場である彼らの原動力という点がやや歯痒い気持ちでもあるのが正直ではなかろうか。ただ来年以降彼らの中の何人かが一軍ベンチに腰を落ち着くことが出来ればそれも杞憂に済むのだが・・・ややマイナス思考で見てしまったが、彼らを主力メンバー、そして期待組から抽出して回顧してみたい。

■森野将彦(中)
 先ずは一軍にも昇格して売りの打棒を見せてくれた森野将彦には、ホッとしたした今季だった。ルーキー時、ブロスから右翼席に叩き込んだ柔らかさを兼ね備えた打撃は久しぶりの大器と見たが、それから3年も時間が経ってしまった。打撃フォームは一度構えたバットの位置を下げ再度、持ち上げる、、、そうヒッチ(#ヒッチしても振り遅れたり、アッパースイングにならなければ良いと思います、それぞれのタイミングの取り方ですから)している、しかしそれにも増してバットコントロールの非凡さに惹かれるものがある。福留孝介の怪我・不調のキッカケもあって今季の出番を見出した。守備は遊撃手本来の機敏さというよりかは三塁手がベターに思えるが、やはり柔らかな打撃を磨いて打ち勝っていくしかない。

■幕田賢治(中)
 森野将彦と言えば同期の幕田賢治も気になる・・・昨年は代打や守備固めが目立ち打数を稼げなかったが、今季はチーム一の281打席に立った。そして今年の打撃フォーム改造を語らずに彼を語れない。そう今を時めく中村紀洋(近)独特のバットを高く構え、しゃくり上げるような打撃、それをそのまま取り入れた(模倣から始めるのは日本文化の特長か!?)。中村紀洋ほどの器用さは無いが、打撃での弱さから脱却すべく方向性が確立した年になったかも知れない。

■高橋光信(中)
 来季を見据える上で、一番一軍に近い存在かも知れないのは、高橋光信この男だ。アマ時代では高橋由伸(巨)を差し置き4番を張っていたことは紛れもない事実、プロ入り後も2軍でその打棒は群を抜く。しかし太い腕っ節でひっぱたく打撃が目立ち、腰の回転がやや効いていないようにも見える。来季一軍に近い要因は主砲ゴメスに代わる「パワー」だ。助っ人や山崎武司に長い不調が続くようなら彼のレギュラーとしての出番も無きにしも非ず。終盤ではあるが、ツボにはまれば軽々とスタンドインさせる大物打ちの片鱗を一軍にて見せることが出来たのは心強い。来季は代打で確実に自分の存在をアピールして上を目指して欲しい。弱点は如何せん守備が頂けない・・・三塁挑戦もそのレベルではなく、消去法で一塁を専任している。#2位エイバットの48打点を大きく引き離す打点王(70打点)!

■原田政彦(中)
 首位打者を獲得した原田政彦の打撃も捨てがたい物があった。左足を振り子のようにして自分の前に大きく投げ出しタイミングを計る。打撃の巧さは一軍でもひけを取らないと思ったが、チャンスは巡ってこなかった。本人は辛いシーズンでもあったが切れずにシーズンを送ることが出来たことは来季に繋がると述べていたのは痛々しくもある。一度自由契約の身からここまで這い上がってきた苦労人!そんな彼を応援したくなるのは人の常か!?#34盗塁もただ者でない。こういう選手有用に使いこなしても欲しい。近年育成育成と声高らかに叫ぶ方も多いが、一軍に即使える選手の調整も疎かにすることは出来ない・・・奥が深い2軍なり。

■ショーゴー(中)
 3年目のショ−ゴーは、打撃改造で確実性(身体的には文句なし)を増したが、昨年の12本塁打から僅か2本に下げる格好となった。打撃フォームは、オープンスタンスから腕を上下に動かしタイミングを取り、バットコントロールも巧み!少し気になる点と言えば少しヒッチする点か。構えた腕が一度下がりボールが来るとまたバットが上がる・・・。高校時代の森章剛の打撃をビデオで見返したのだが、フォーム的にかなり変わった。が「しゃくり上げる」ところは変わっていないということは彼独特のタイミングの取り方ですし、後は己の間を身体に浸み渡せるのみ。#確実性のある中距離打者を目指す!また左打者ではあるが、バットのヘッドを効かせてレフトへ流すのではなく「引っ張る」感じで打球が飛ぶのも彼を見逃せない点だ。#高校時代の方が好きな打撃フォームであったが。

■筒井壮(中)
 昨年ウエスタン首位打者の筒井壮だが、今季も煮え切らない一年でもあった。偶然だが昨年と同じ「238打席」で安打数が11安打少なかった。気の強さが売りも年々その激情スタイルを見る機会がない・・・、一軍に割って入りチームを鼓舞する働きを期待したい。#今年のファーム選手権でのエラーに始るもその後の本塁打、適時打で獲得したMVPの片鱗をコツコツと見せられるか・・・。#種田仁復活は大きな壁か!?

■善村一仁(中)
 近鉄時代から注目している善村一仁は、2軍クラスとしては妥当な数字を残したが、今年も一軍の壁を越えるには至らなかった。1998年ブレイク前の松中信彦(ダ)がウエスタン19本塁打でキングを獲得し翌年以降に期待を結果で応えてくれたが、実は善村一仁も17本塁打で松中信彦に次ぐモノを残していたのだ。しかし翌年左中指亀裂骨折でシーズン前半を棒に振ってしまい今季に至る次第です。彼も売りは打撃なので、左の代打から入りたい。#二塁手・三塁手の守備は雑とまでは言わないが、身体のデカサも手伝って緩慢に見えてしまう。

■荒木雅博(中)
 今季は一軍でも出場機会も増してきた荒木雅博。ファームでは少ない打席数ながら0.350を越える高打率、何よりも左打席での力強さが徐々に付いてきたことは頼もしい(撫でる打撃は勘弁、まだ不満と仰る方もいるかな?)。俊足は彼の出場機会を更に増やしてくれる武器となるだろう。

■大西崇之(中)
 俊足と言えば、大西崇之だが、今季は審判暴行という彼の熱い性格が災いしてか一線を越える愚挙を冒してしまい2軍にも結果的に出場する機会が増えてしまった。俊足の荒木雅博と同数である20盗塁も少ない出場機会、代走で確実に二塁を奪う足は実践的、守備も文句なし!打撃も食らい付く姿勢といい一軍で使い勝手の良い選手。来季はドームで駆ける。

■益田大介(中)
 昨年に続き燻る形の益田大介のセンスある打撃は勿体ないと昨年から感じる。リードオフマンに補強ポイントがある球団は物色する価値おおいにあり(肩痛だけが心配だ・・・)。

■ディンゴ(中)
 今年一軍が巨人に追いつけなかった要因の一つであるのがディンゴの不振であろう。現役バリバリだから確実に日本で成功とはいかないだろうが、柔らかそうな打撃を見るにそうは的外れにはならないだろう・・・と素人ながら確信したのだが、2軍の試合テーブルに名を連ねる日々だった。夏前に身体のキレが戻ったのか打棒が上がってきたが、2軍レベルでも甘いコースのみ!と手厳しい報告も頂いた。本人たっての希望母国豪州での五輪大会出場も果たし、来季メジャーに帰る・・・!?

■蔵本英智(中)
 強肩と俊足が持ち味の蔵本英智は、昨年0.267も僅か30打席ではなんとも言えない、今季も79打席とまだ打撃に不安があると言わざるを得ない(一見して細い身体はまだまだです)。しかし代走・守備要員としてなくてはならない存在だ。三塁走者として、定位置前の犠飛に対して難なく本塁を突く足は評判通りという報告もあった。大西崇之に追いつけ追い越せ!

■秀峰(中)
 秀峰は僅か2年で戦力外になってしまった。彼は今年2軍中継で観る機会があったが、選手名鑑の寸評との違いにちょっと驚いてしまった、、、打撃フォームを改造したのか、バットをやや寝かせコンパクトに叩く「巧打者」を目指そうとしているように感じた。恐らく自慢のパワーも当たらねば何にもならないという訳で遠回りをせざるを得なかったのであろう。しかし伸び幅を見いだせなかったというところか。

■藤井優志(中)・中野栄一(中)・清水清人(中)
 捕手陣では、藤井優志・中野栄一・清水清人でほぼ回っているが、来期以降の捕手を強化するならば断然清水清人だろう。選手名鑑の身長(181a)体重(89s)のガタイは逞しく、捕手起用としても藤井優志、中野栄一に次いでで徐々に試合に出場している。前述の捕手と同じく打撃が売りでもあり、被るところから抜け出せないのか。個人的にはパワフルな打撃は買いと思っているので来季は重点的に起用してみたい。守備は投手からの信頼、フットワーク、リードとまだまだ物足りないが捕手というポジションは勉強の部分も多い。来季は一塁と掛け持ち捕手の上記2人を追い抜いて欲しい!#「1998年13試合 → 1999年19試合 → 2000年41試合」と出場機会が年々増えている、来季注目のポジション!
 清水清人に現時点で勝っている藤井優志・中野栄一であるが、捕手としての伸び幅は少ないものだろう。共に打撃を活かすために、一塁・指名打者を連ねる試合も少なくなかった。藤井優志は打撃とリードで最後まで清水清人と二軍正捕手争いを見せることが出来るか!?



■矢口哲朗(中)
 投手陣では若手の底上げが、来期以降の楽しみを増したことだろう。その一番手は、2年目矢口哲朗の投球内容だ。今季は右肘痛で少し出遅れたが、ほぼ一年間ナゴヤドラゴンズのローテーションを守り10勝3敗は立派。小柄ながら体全体を使い流れるようなムダのない綺麗な投球フォーム、球速は135`強ながらも緩いカーブでの緩急は有効、フォームからは制球の粗さは見えなかった。特に走者を背負ってからの落ち着いた投球は高卒2年目らしからぬマウンド度胸!ドラフト下位指名ながら数年後が楽しみ!今後は細かい制球を求めたい。

■福沢卓宏(中)・朝倉健太(中)
 福沢卓宏・朝倉健太高卒ルーキー組の台頭も数年来の調整が目立った投手陣には新鮮な輝きであった。ハードスライダーはプロでも飯が喰えるという評判も伊達ではなく、打者をキリキリ舞いさせた。早くも一軍で「福沢卓宏のスライダーここにあり!」を見せたが、そのまま定着していたら手痛い結果が待っていたかも知れない・・・。今後は宝刀スライダーに頼る部分を減らすこと、そしてスタミナ面での更なるアップが彼の課題。
 朝倉健太は球速(150`近い剛速球)では上回るもののその一本調子の投球は諸刃の内容を残す。特に打者を背負ってセットポジションになるとあからさまに球威が落ちる、また変化球の制球難(特に変化球かな)、フォーク多投による握力低下から来るストレート半減(スタミナ不足)等々課題も目に見えてしまう。福沢卓宏と並んで、ドラゴンズを背負う主戦投手となることを願う。#短いイニングでは十二分に持ち味を発揮する両投手だがワンランクもツーランクも上を目指して欲しい。

■宮越徹(中)
 4年目の宮越徹は今季初の一軍での登板を果たした。球速は135`前後ながらもチェンジアップなどの抜く球で打者をかわしつつ、意外に大胆にインコースを突いたりもする。一軍での登板では、適時打、そしてタラスコ(神)(なんかに)に一発を打たれるなどピリッとしなかったが丁寧な投球を心懸けたい。#テークバック時「右手」の返し具合が印象的。

■山北茂利(中)
 もう1人のルーキー山北茂利は社会人経由も育成優先の投手。入団後は腕の出をやや下げて、目指せランディ・ジョンソンとのことだが、今のところ共通点は長身左腕(身体は鉛筆のような細さ、私的にはシャープと言いたい)のみである・・・。制球難は置いといて大人しい球速は残念だ(目にしたときは130`後半であった)。また大柄な身体の割に右足の踏み込み幅も小さい、、、恐らく球速を抑えて制球を良くしようという狙いが、今後両立したらそら恐ろしい投手だ。#今のところ甚だ難しいとしか言えない!?

■小山伸一郎(中)
 今季2軍登板が減った小山伸一郎の躍進に期待したい。一軍では制球の乱れはそうはなかったと思うとともに腕もやや下げ、安定感を増した。そして140`台の速球・緩い変化球の緩急は健在だ!入団以来「抑え」の適正が是かと思っていたが、案外先発としての素質もあるかもと愚考し始めた今季であった。来季はファーム卒業でありたい。

■川添將大(中)
 育成過程である川添將大の今後もちと気になる。今季登板を観るにあたって非常に違和感を感じた投手であった。それは選手名鑑情報として「上背を活かしたストレート」と評されていたが・・・、確かに背の高い(しかも細い!)が、腕の出が完全なサイドでスライダー、シュート、シンカーを内外角に投げ分け・・・きってはいないが、軟投派の部類に思えた。これは後程ナゴヤ観戦の方からの報告で明らかになったが、元々高校生の頃はサイドで、プロ入り後オーバースローに改造したが制球も全然伴わず、心機一転馴れしたんだフォームに戻したそうだ。球団の目論見は外れたが、クセ球で勝負なるか!?

■呂建剛(中)
 将来性が頼りの中国からの先物買い呂建剛は上半身に頼ったピッチングでまだまだ発展途上との情報「上半身と下半身が上手く連動していないという感じです。ステップの時にいったん止まり、それから上半身の力だけで投げるというフォームです。下半身が蓄えたパワーをボールにうまく乗せることができないのでは?ただこれが解決すれば、すばらしいボールを投げることができるのじゃないかと期待を持たせてくれます。変化球もよく切れるのですが、変化が早く、もっと打者よりで変化するようになれば、文句無しです。左打者の膝元にいい角度で直球が飛び込むところが気に入りました。」もあった。<もう少し様子見

■小池秀郎(中)
 門倉健との3対3のトレードで期待も大きかった小池秀郎だが、よもやの調整で2軍登板もかなりあった。数字は「5勝0敗」と当然といわんばかりの結果も一発のポカをはじめ意外と脆さも出てしまったのが「5勝」という長期調整になったのだろうか。

■山田洋(中)
 ドラゴンズで一番登板(100イニング)したのが山田洋。本来は一軍での活躍を期待したいのだが、まさかの長期滞在となった。確かに球速は140`を軽々越え、フォークは鋭く、カーブもブレーキが効いていて素質的には是非我がチームへ!と思ってしまう投手なのだ。しかし穏やかな顔付きから判断するにメンタル的な部分に負うところもあると感じられるしかし冷静に見ると不利なカウントから制球を整えようとする甘い球を痛打されるところが、防御率にも表れているし、この現状ではないだろうか?シーズン途中から這い上がってくる彼を想像できかねるので、キャンプ時から飛ばして結果を残しアドバンテージを見せつつ一軍帯同復帰が常道か!?

■遠藤政隆(中)・佐野重樹(中)
 山田洋と被るところもある馬力型の遠藤政隆も同じく近年2軍ずれしている・・・抑え役として2軍で6S、2年前の1998年も5S、上では中継ぎに割って貰いたいが、環境を変えてやるのも一興か。抑え役として、近鉄から交換トレードで獲得した佐野重樹も2軍の抑え役止まりであったのだろうか?中継ぎで一世を風靡した力が一軍で見られなかったことは残念だ(2000年末戦力外通告)。

■鶴田泰(中)・佐藤康幸(中)
 右肘手術を2度敢行した鶴田泰はシーズンオフにトレード第一段として紀藤真琴(広)との交換に相成った。2軍では開幕から安定した投球で復活(6勝1敗)かと思われたが、一軍ではそう結果は出なかった。はまった時のピッチングは惚れ惚れする。仙一−浩二の友情トレードが共に再起に少しでも繋がればドラファンも本望だろう。
 佐藤康幸は軟投に次ぐ軟投で打者をかわしまくった・・・数字は立派だが1軍と2軍の差なのか伸び幅を感じられず戦力外・・・来季は新天地で活路が見いだせるか・・・。

■今中慎二(中)
 ここで扱うのも憚れるが、現状では致し方ない・・・今中慎二は、ストレートのキレあってのドロンと来るカーブも皆さんの報告ではストレートの威力半減に、復活の厳しさを感じる。しかしファンは、「NEW」今中慎二に期待している。どんな形であれ一軍の復帰を待ちたいし、応援したい!!#今季末には契約が出来たとの話題が出るほどなので彼に残された時間はそうもない・・・来季が正念場である。

■カールソン(中)
 なんだったんだ!?カールソン・・・。まさかのディンゴの紹介でドラゴンズにやってきた。見かけは「アンダーソン(元ドラ助っ「投」)」の軟投派・・・一軍で使えなければ途中退団も致し方なし。


数年前から固定された若手〜中堅所を擁した打撃陣に、投手陣では矢口哲朗、宮越徹、福沢卓宏の若手が登用され結果を残したのは今後に繋がることだろう。朝倉健太も中盤から起用された。序盤は鶴田泰、佐藤康幸、カールソン、そして調整の小池秀郎とそんなところで投げてどうする!?の投手達が力投(^^;)・・・。投手陣の育成に関しては及第点をあげられるのではないではないか?また福沢卓宏、朝倉健太、宮越徹の場馴らし的な部分も多々にある起用法も今後に繋がるはず。#しかも優勝争いの中でもある(もう離されとるがな)。

打撃陣に関しては、どうにも一軍の戦力固定の煽りか、はたまた所詮2軍なのか、2軍で実績を残しても昇格出来ていない数年来の現状は些か釈然としないものを感じる。上げて結果が出なければ降格なら単純明快で判りやすいが・・・。森野将彦の昇格も福留孝介の怪我(右足くるぶし亀裂骨折)による代役ですし、高橋光信も昇格後本塁打を放ちましたが、ちょっと登用が遅いのでは?と思わざるを得ない。この打撃は一年目から大きく変わっていないと思うし、右の代打で十分戦力になると思われる。要は『起用に躊躇するところが見られたと(二軍首脳陣と言うより一二軍共に)・・・思われるここ数年だ。』

今後の選手層のシャッフルに期待!!


ページの作成者: 健一