2000年度 川崎ジャイアンツ

打撃成績(イースタン・リーグ)

*左打 +両打 ■規定打席数270

  選 手













  大野  倫 80 329 296 39 95 4 44 2 28 0 36 7 0.321
  永池 們多 71 281 247 28 73 7 30 1 19 3 26 8 0.296
* 宮崎 一彰 94 395 333 43 92 3 26 27 44 3 80 8 0.276
  福井 敬治 94 345 302 46 83 13 49 0 22 8 42 10 0.275
* 渡辺 政仁 85 295 278 37 76 14 54 0 9 3 43 7 0.273
* 高野  忍 71 284 250 29 67 13 44 0 25 7 53 0 0.268
〜 規定打席数未満 〜
  二岡 智宏 7 34 30 6 11 2 7 3 3 0 1 2 0.367
  清原 和博 14 49 44 8 16 2 6 0 5 0 7 0 0.364
  田辺 路朗 40 107 96 8 29 3 11 0 8 2 15 1 0.302
  吉村 将生 25 16 14 8 4 0 1 0 1 0 5 0 0.286
* 川中 基嗣 68 231 209 32 53 4 17 8 13 2 24 8 0.254
* 斉藤 宜之 5 18 16 2 4 0 1 0 1 0 1 0 0.250
  川相 昌弘 2 7 4 0 1 0 0 0 2 0 0 1 0.250
  佐々木明義 45 154 131 22 32 1 12 6 21 1 27 9 0.244
  堀田 一郎 72 252 207 38 50 8 29 16 24 9 37 1 0.242
  小田 幸平 69 182 161 20 38 5 17 2 12 3 21 1 0.236
  光山 英和 15 34 30 1 7 0 2 0 4 0 6 0 0.233
  原  俊介 45 91 83 11 19 3 6 0 7 1 18 5 0.229
  十川 孝富 52 84 75 15 17 2 8 2 6 2 13 4 0.227
* 大場 豊千 67 131 125 12 28 3 16 0 2 3 36 2 0.224
  加藤  健 49 129 121 8 25 3 16 0 2 1 26 2 0.207
  山田 真介 53 110 95 16 19 3 8 3 8 6 26 0 0.200
  杉山 直輝 2 6 5 1 1 0 0 0 1 0 1 0 0.200
* 後藤 孝志 5 17 14 1 2 1 2 0 2 0 3 0 0.143
+ 鈴木 尚広 30 20 15 11 2 0 0 7 5 0 4 2 0.133
  田中健太郎 9 8 8 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0.125
  選 手













  投手陣 134 120 3 14 1 8 0 4 0 54 10 0.117
  チーム合計 100 3743 3309 445 859 95 414 77 278 54 607 88 0.260

投手成績(イースタン・リーグ)

*左投 ■既定投球回数80

  投 手




投球回











  鄭  民哲 15 5 3 0 81   66 4 16 1 80 24 22 2.44
* 小野  仁 28 10 3 2 123 +2/3 101 9 67 3 136 57 47 3.42
〜 既定投球回数未満 〜
* 柏田 貴史 8 0 0 3 8 +2/3 10 0 2 0 7 0 0 0.00
  南 真一郎 14 0 0 10 14   6 0 6 0 11 0 0 0.00
* メ   イ 1 0 0 0 3 +2/3 2 0 1 0 4 0 0 0.00
  斎藤 雅樹 3 1 0 0 6   3 0 2 0 4 0 0 0.00
* 野村 空生 16 1 0 0 19 +2/3 14 0 4 0 20 4 1 0.46
  内薗 直樹 40 4 0 11 47   21 0 19 1 43 5 4 0.77
  趙  成民 8 3 0 1 21   10 0 5 1 22 5 4 1.71
  入来 祐作 16 8 0 1 69 +2/3 57 3 21 3 65 22 17 2.20
  三沢 興一 2 1 0 0 12   8 1 4 0 7 3 3 2.25
  入来  智 6 0 0 0 7 +2/3 7 0 3 1 9 2 2 2.35
  ガルベス 7 1 2 0 34   26 3 7 0 30 11 9 2.38
* 平松 一宏 22 4 2 2 37 +1/3 31 0 15 2 41 10 10 2.41
  西山 一宇 21 7 4 3 72 +2/3 71 4 14 2 70 21 20 2.48
  安原 政俊 15 1 5 0 27 +1/3 27 1 9 2 21 13 8 2.63
  河原 純一 9 4 1 0 50   37 3 17 1 36 17 15 2.70
  背尾 伊洋 8 2 1 0 6 +2/3 5 0 6 1 5 2 2 2.70
  進藤  実 15 1 1 0 46 +2/3 43 5 21 2 41 19 16 3.09
  酒井 純也 10 0 1 0 19   16 1 16 0 7 9 7 3.32
  佐藤  充 27 3 3 1 53 +1/3 52 0 15 2 37 26 20 3.38
  條辺  剛 11 2 3 0 31 +1/3 33 2 9 1 24 14 13 3.73
  投 手




投球回











* 佐藤 宏志 13 1 1 1 25 +2/3 16 3 18 1 36 11 11 3.86
* 河本 育之 9 0 0 1 11 +1/3 8 2 2 1 20 5 5 3.97
  中村 善之 10 1 0 0 16   10 2 10 2 13 10 8 4.50
  上原 浩治 1 0 0 0 3   4 0 0 0 6 2 2 6.00
  槙原 寛己 2 0 0 0 3   3 1 0 0 5 2 2 6.00
  橋本  清 8 0 1 0 9   11 3 5 2 9 8 8 8.00
  玉峰 伸典 14 3 1 1 21 +1/3 29 3 10 4 21 22 19 8.02
  谷  浩弥 5 1 0 0 7 +2/3 13 0 7 0 6 9 9 10.57
  木村 龍治 2 0 0 1 3   7 0 1 0 2 4 4 12.00
  チーム合計 100 64 32 38 892 +1/3 747 50 332 33 838 337 288 2.90

【2000年度川崎ジャイアンツを振り返って・・・】

 昨年前半爆走の鎌ヶ谷ファイターズをあわや差しきる強引な強さを終盤に見せたが、今季は昨年以上に高い戦闘能力でイースタンを完全制覇した。ジャイアンツは2勝1敗ペースの64勝32敗で、それ以外のチームで貯金のあるチームが存在しなかったぐらい群を抜くものだった(所沢ライオンズが辛うじて五分)。
 個々にみると育成でチーム力は押し上げられているが、如何せん一軍の戦力の壁に弾かれ二軍が飽和状態の域に入っているようにも感じられる。しかしルーキー組に活きの良い選手も現れた彼らの力はその厚い壁を数年後崩すことが出来るのか?今後も見守りたい。

■宮崎一彰(巨)
 今季ドラフト7位で入団した米国独立リーグ帰りの宮崎一彰は活きの良さを見せてくれた。小柄でずんぐりむっくりした体格、左打席から太めのバットを短めに構え打球を押し潰すような打撃スタイル。足もかなり速く(27盗塁)、守備も攻撃的。この手の選手は今までに何度かファームに出現(近年では前田、出口、高村)したが、緒方耕一(マイクを持った盗塁王!?)までは及ぶことはなかった。この位置を狙えるかもしれない、そして打撃でもいいミートをしている。今季は一年を通して試行錯誤の打撃フォームであった。先ずはすり足でスタート、大きく足を上げてのタイミングを取り入れパンチ力も意外に!?見せた。叩き付ける走り打ちから、振り抜く一段高い打撃にも挑戦!シーズン終盤にはすり足気味に戻すもスタイルの確立は出来たのかもしれない。歳も歳(今季開幕して25歳)だけに来季は一軍アピールを!

■福井敬治(巨)
 今季ワンランクアップしたのは福井敬治。左足を高く上げてタイミングをとり当たれば大きいのも打てるという感じであって確実性に欠けていた。今季も打席で落ち着きがなさそうなぐらい右足そして左足を小刻みに上げ下げしてタイミング(右派氏曰く「ペンギン」のようだ。これは正にその通り!)を取り最後に大きく足を上げる打撃フォームも左足の上げ幅を少なくして安定感(広角打法擬きも意外と成功!?)を増した。効果は現れ打率と本塁打共にアップ!!打点と併せて自己最高の数字を残した。(1998年は0.288の打率も2本塁打、1999年は8本塁打も打率は0.212という具合で「パワー」と「確実性」が相容れなかった)。来季は更なるパワーアップと・・・まだまだ粗い守備力の改善だ。

■渡辺政仁(巨)
 15年目のベテランに一度はスポットライトを!の密かな願いも今季で遂にユニフォームを脱いだ渡辺政仁をこの位置で取り上げたい。今季も14本塁打54打点とチーム随一の数字。遡ること15年・・・桑田真澄・清原和博とも同期、渡辺政仁と言えば、北陽高時代の本格派左腕ぶりが蘇る、荒々しさを垣間見せながらもストレートとカーブは楽しみな逸材と思ってた。その大器投手を期待しながら、打者転向!これまた高校時代より打者としても豪快であり吉村禎章(元G)の柔らかさも備えていた。それがイースタン屈指の安定感を持ったスラッガーであった。一軍の数少ないチャンスを生かすことが出来なかったが、少なすぎるチャンスでもあった。ユニフォームを脱ぐ前に晴れ舞台で活躍して欲しかった・・・来季はチームにスタッフとして残るそうだが、この経験(入団以来ほぼ2軍生活しかも15年も)は選手達に生きた教本となることだろう。<[お疲れ]

■大野倫(巨)
 来季福岡ダイエーホークスへチャンスをもらう!?大野倫もチームの中心打者であった(シーズンオフに吉永幸一郎(ダ)との交換移籍)。入団以来ファームでは安定した打撃を残している(常に0.280前後をマーク)。今季もそっくり返るような構え(ケツで間を取る)からタイミングを取り広角に打ち返す中距離型打者(今季は一軍でプロ初本塁打)。右に左にと「押し潰す」ように弾き返すしぶとさが彼の特徴と見ている。左投手との相性も良く、使い勝手もよさそうだ(失礼な話だが、控えとして重宝するんですよ、この選手)。己の力を第2の故郷福岡で飾ることを祈りたい。

■高野忍(巨)
 パワーはあるが脆さの目立った高野忍は、今季打撃の安定感を増し打率も「0.239 → 0.268」となり本塁打も13本と倍増した。ミートポイントが少なく、中からインコースよりの甘目の球には滅法強く、その巻き込む打撃は松井秀喜級の圧倒さと見間違うほどである。しかしその反面外角・抜く球を交えた投球にはからきし弱い・・・。今季の安定感は、弱点克服というよりかは長所が更に伸びたように感じた。来季は桁外れのパワーで一軍の隙間をこじ開けたい(2000年開幕一軍帯同もチャンス掴めず)。

■堀田一郎(巨)
 昨年とほぼ同じ成績を残した堀田一郎。以前より2軍から外野手を昇格させるなら「打」なら大野倫、「守」なら堀田一郎と思うほど、キビキビとした走塁・守備力、そしてガッツ溢れる食らい付く打撃(右打ちも巧み)は、大野倫と同じく控えとして重宝するであろう選手。数字的には頭打ちだが実戦派としてこちらも環境を与えれば一軍でもそう恥ずかしくない成績を残すことだろう(控えとしてだが)。

■永池們多(巨)
 バイプレーヤー永池們多が川崎ジャイアンツの遊撃手を張ってしまった。打っても守っても堅実なところをみせるが2軍に燻ってしまった。同タイプの佐々木明義に一軍枠を奪われる形をなってしまった。ここでも重厚なジャイアンツの戦力に感嘆せざるを得ないところなのか・・・。

■吉村将生(巨)・鈴木尚広(巨)
 歳は一つ違い・同タイプ(俊足!)の吉村将生・鈴木尚広共に出場機会はあまりなく(故障なのかよく分かりません)、今一つの両者。素材的には、鈴木尚広にやや分があると感じている。その差は、スイッチも取り入れ打撃でセンスを感じるところだろうか。今季故郷福島での代走出場後そのままセンターへ守備に就き、その回相手先頭打者の当たりは左中間をぬけるか!?の大きな当たりも鈴木尚広はフェンスも恐れず果敢に後方へ飛び込む大ファインプレー!!球場に大喝采を呼ぶナイスプレーもあった。吉村将生共々打撃はもとより身体的なアップも求めたい。

■十川孝富(巨)
 ルーキー十川孝富は大阪商大出身のドラフト6位のルーキー右投右打の大型の選手(関西六大学ベストナイン受賞)。来季からは外野手としても起用の考えもあり出場機会は増えそうだ。あまり見る機会はなかったが、代打姿の彼は逞しく結果外野飛球も低い弾道で外野手を前進から後ずさりさせる勢いを見せた、勿論ワンプレーなのでなんとも言えないが、「身長184cm・体重80kg」から想像させるパワーはありそうだ、後はプロでの対変化球!

■山田真介(巨)
 3年前のルーキー時は前途有望と目された山田真介だったが・・・。昨年遊撃手から更に俊速と打撃を活かすために外野手に転向!しかし2割に満たない数字、今季は正に2割、、、何があったのか分かりかねるが一年目の輝きが失われているようだ。今季も試合出場の割に打数が稼げていないように後半からのサポート的役割が主であった。来季も縮小の年だと後がない・・・。

■大場豊千(巨)
 昨年打者としてのセンスに唸ってしまった大場豊千だが現実は厳しいようだ。昨秋キャンプには一時イチロー張りの振り子打法挑戦も馴染めなかったのかシーズンに入ったら昨年同様のすり足気味の足と腰でタイミングを取っていました。ボールの捉え方はなかなか非凡でパワーというより巧くバットに乗せて右に左に弾き返す#投手からの転向2年目。しかし彼の弱点・・・悲しいかな打撃以外は平々凡々・・・しかも大物打ちではないので起用方法に困る現状。打撃センスは相当のものなのだが・・・。

■川中基嗣(巨)
 3年前に鳴り物入りの逆指名入団し川相昌弘の後釜は決まったと目されていたが、その器ではなかったのだろうか。俊足(二塁から三塁へのトップスピードは目を見張るスピード!)は評判通りも、一軍を睨むと打撃が弱い・・・守備では内外兼で汎用性を見せるが、来季からは背番号も新人に奪われ尻すぼみ状態。特長を如何に出せるかが生き残る道!無い袖は振れない!

■清原和博(巨)
 球界でも屈指の実績を持つ清原和博が屈辱の2軍生活を送った。しかしここで顔が真っ黒に日焼けするほどに過ごした経験は彼の今までの野球人生に投げ掛けた新たな野球観を見たのではないだろうか・・・、それが良い方向でもあったようだ(※後にファームでの経験が自分のものになったと語っていた)。来季一軍での豪打が復活なのか、それとも一時的なものなのか・・・清原和博にとって転換期となる一年だっただろう。

■田辺路朗(巨)
 西武の黄金期に遊撃手を守っていたかつてのバイプレーヤー田辺路朗も光を取り戻すことはなかった。代打・指名打者を主に渋い打撃は二軍では出色であったが、一軍での手助けにはならなかった。来季からは文化放送での解説となるそうだ。(「オヤジ」と呼ばれながらまだ今季末で34歳、、、FA時代は選手自身のクビを絞める・・・嗚呼矛盾なり)

■小田幸平(巨)・加藤健(巨)・原俊介(巨)
 捕手陣では、小田幸平・加藤健がメインでたまに原俊介がマスクを被った。昨年の「G振り返り」では小田幸平に期待の弁を述べたが、今年そこに割って入ってきたのが加藤健だ。昨年の黒潮リーグでは重点的に起用され、今季も2軍の公式戦にメインで登用されることもあった(左手甲死球で戦線離脱あり)。彼の特長である「強肩」を更に磨いていただきたい!送球そのものは低い弾道で二塁手を襲うものがあるのだが、捕ってから投げるまでの速さ、送球のコントロール、はたまた捕手として投手からの信頼を得るリードと課題もあるが楽しみな選手だ。
 小田幸平も加藤健に抜かれてなるものかとファーム正捕手争いが激戦の来季になりそうでだ(新人阿部慎之助・移籍吉永幸一郎とネームバリュー組にスタート時に後陣を拝すだろうが、常に取って代わる準備だけは整えておきたい)、年の功かリードに一日の長を見せている。村田真一無き後の捕手争いに割って入りたい#打撃は外角の見極めが甘く計算通りの内野ゴロのケースが目に付いてしまった。
 原俊介も捕手以外の守備も頻繁にやっており便利屋のポジションもやや強いが、捕手として小野仁を好リードすることもあった。高田2軍監督の「原俊介には選手としての可能性を探っている」との言葉もあったが、やはり心配!?本来ならファームで捕手張っていて欲しい逸材の筈だったことだろう(編成の思うようにいかないのは世の常だが・・・)、打撃も8番クラスに感じ、三塁手、一塁手だと弱い気がする。なんとか「やっぱり原俊介は捕手だな」と捕手一本で勝負させてもらいたいものだ。<もう手遅れの感は否めない。。。!?



■小野仁(巨)
 投手陣での筆頭は今年も・・・小野仁。チーム一の「123回2/3」を投げ10勝も防御率3.42と大きな期待に応えることが出来ない状態を打破するためにシーズンオフ遂にフォーム改造に踏み切った。思い切ってサイドスローに変え制球とボールのキレを模索する!今季も緩い変化球が低めに決まっているときは、もう相手チームもお手上げの内容を見せるが、長く続かないのが玉に瑕・・・走者を背負うとあからさまに投球に異変が生じる!?個人的にはフォーム改造よりかは、環境の変化が急務な気もするが、球団としてはフォーム改造に踏み切ることが最優先なのだろう。実に惜しい素材だ(あの「カーブ」は何処へ・・・)。

■西山一宇(巨)
 前半は小野仁と両輪を張っていたが、シーズン中盤には一軍での起用もされ来季に再度一軍投手陣に入ることも可能な立場に舞い戻りそうだ。今季は本人曰く「投球時力むと腕の回りが大きくなってしますので、気持ち腕をたたみかげんにして投げるように気を付けている」との記事も目にした。また決め球にはスライダーも多く、不利なカウント時・ランナーを貯めた場面に緩い球を放って自分に有利な状況に持っていくという内容もあった。アーム式のフォームに難ありの指摘も間々あるが、緩急と変化球を低めに集められれば十二分に残す可能性あり!<乗せたら怖い!?その逆も然り・・・。

■内薗直樹(巨)
 「剛速球」ルーキーの内薗直樹の片鱗が来季にどう繋がるか興味津々。「力みの感じられるフォーム」からストレートは噂通り速い、150`の剛速球でガンガン投げ込むが、課題は細かい制球を通り越した「雑」な制球難、折角の剛球ですがそこそこの制球も欲しい#短いイニングでボロもあまり出なかったという見方もありか(4勝負けなし、11セーブ)。2軍レベルではこの速球だけで飯を喰っていけそうな勢いだが、この勢いがそのまま一軍で通用するとは到底思えないのも事実か!?我慢して起用したいところだが・・・。

■平松一宏(巨)
 終盤一軍で力強い投球を見せた平松一宏、もっと早い時期でも出てこられるぐらい2軍での彼の投球は光っていた。足を上げるまではゆったりとしており、テークバックから投げ下ろすところは鋭い腕の振りをしているフォーム、指に掛かったキレのあるストレートは球速以上に切れを感じさせる。「緩急あるフォーム」が侮れない好投手!ルーキー時の翌年から故障もあり一軍では二年振りの本格復活となったが一回り大きくなり、来期以降も一軍で有用な左腕となることだろう。

■條辺剛(巨)
 ルーキー組では内薗直樹と同じく片鱗を見せた條辺剛もなかなかの投球だった。野手としても評判もあり、ガッチリとした体格から重そうな球質を感じさせる。高校時代はややスリークォーターだったがプロでは真上から投げ下ろすオーバースローに変え球速も140`中盤を越えるようになり制球も高校時代よりかは良くなったそうだ。売りはこのストレートと「スライダー」が良い。左足を上げてからの体重移動中にやや「ギクシャク」するところもあり、全般に「固い」イメージを醸し出すフォーム。#終盤一軍でも登板という経験も残す。

■谷浩弥(巨)
 即戦力との評も観戦時に驚愕を憶えた谷浩弥・・・。田村コピー出身のルーキー。長嶋茂雄監督には「田村くん」と憶えられるネタもそれ以降は音信不通、、、しかしシーズン終盤に彼の投球を目にしてしまった。故障もあったそうだが、先ず斎藤雅樹U世に偽りありのフォーム!サイドスローと呼ばれていたが似ても似つかないフォーム、もう少しサイドっぽい投球フォームかと記憶ありなのだが、そう、アンダースローに近い・・・彼はプロ入り後フォーム改造したのか??正統の下手投げではないがサイドでもない、しかも浮いてくるストレートも無し・・・右へ左へと切れもあまり感じられない変化球が目立った。下馬評の144`のストレートも全くなし・・・彼に何があったのか?<これがプロ入り後の定着している実力なら私はかなりのやばさを感じる・・・と辛口になってしまったが、逆指名まで獲得した前評判と違いすぎということでこのようになってしまった。偶然この時の投球が悪かっただけなのか!?来季もう一度確認してみたい。

■佐藤宏志(巨)
 もう1人のルーキー佐藤宏志は故障上がりだが、これを克服した時は大きな戦力になり得るのでは?と期待も持てた。開幕後、肩・肘共々調子悪く(故障上がり)7月の中旬に復活するまで約3ヶ月戦線離脱していた。気怠そうな?フォームから伸びのあるストレートは打者を手玉に取っていた。まだ長いイニングは投げていなかったが、もっさりしたフォームといい中継ぎよりかは先発タイプと感じた。また投球回数(25回)は少なかったが、36奪三振とチーム一の奪三振率!!140`弱のストレートも前述の通り球の伸び、そして緩い変化球と見た目以上に実戦派左腕!?

■酒井純也(巨)・安原政俊(巨)
 2年目組の酒井純也、安原政俊も来季に期待だ。酒井純也は昨年体力強化で僅か一試合の登板であったが、今季は10試合に登板、まだ投げるポジションはそう決まっていないが、先発としての才覚も感じた。私が観たときは制球重視の為なのか常にノーワインドアップで投球。それでも140`を優に越えるストレート。腕の振りが課題のようで、テークバック時ボールを握る右手と身体がMAXで離れた位置、腕の軌道それぞれがなかなか固定しないとのこと。これが決まっているときの投球は惚れ惚れだ。まだ制球も甘く、走者を背負うとまだまだの部分が顔を覗かせる。
 安原政俊は昨年シーズン中盤からセットアッパーに近い位置で起用された。気持ちスリークォーターの入った投球フォームで、腕の振りが非常に重くゆっくりとした感じ、その為なのか私にはズシリとした球威を感じた。今季は先発で負けも込んだがその経験値を来季に生かしたい<もっと身体を絞ったほうが良いと思う。

■鄭ミン哲(巨)・趙成ミン(巨)
 新助っ人としても溢れるほどの戦力・・・鄭a哲も流石に助っ人の投球を随所に見せた(当たり前だ!?)。ガルベス・メイの助っ人投手枠もあってファームスタート。速球は140`前後だが、丁寧な投球は下手な助っ人投手よりも、また先々を考えても大きく期待が持てる。今季はキャンプ中に痛めた両足のけい骨骨膜炎の影響もあり満足行くキャンプを送れなかったので来春の準備期間を全うに送れば一軍帯同になるのではなかろうか。#しかしここに来てメイ残留&韓国からの新助っ人で来季限りか(2年契約のため)!?
 同じく助っ人枠に泣いたのが趙成a。故障が長引きかつての投球も忘れられるてしまう!?趙成aも長い投球回数ではなかったが上向きだ。スピードは鄭a哲を上回る140`後半!8試合に登板し3勝負け無し!来季以降を含めこの両助っ人が居座りそう「活躍」しそうな予感。

■入来祐作(巨)
 「8勝負けなし」しかも「防御率2.20」なのに何故か不安を感じてしまった入来祐作。一年目の浮き上がるような荒々しい投球が陰を潜め、その代わりに低めへの制球と安定感を手に入れたようだ。いくら躍動感あるものを見せても勝てなくてはなんにもならないことなので私の杞憂であろう(^^;)。上で活躍できるか再度検証する機会が必要か。また入来祐作の特徴ある投球フォームはリニューアルされた#投球フォーム中の「背中の丸まり」がなくなり遠目からだと誰か一瞬判明出来ないこともあった。ちょっと「肥えた」かな。放出するなら今が売りか!?

■河原純一(巨)
 ガラスの細腕エースこと河原純一はファームでの安定した投球(それにも増して右肩&右肘好調)を引っ提げて一軍で4勝無敗と登板期間を開ければ計算できる!と思われたが、またしても右肩痛でリタイア・・・今現在復活に向けてリハビリ、そして栄養補助食品を積極的に摂取し体質改善に務めているようだが、、、。才能に恵まれながらも故障に泣かされるのは辛い・・・。

■佐藤充(巨)
 ファームでは安定した投手なんだが・・・、これといって一軍に割り込む術を持ち合わせていない(層の厚い巨人だからこそ)。テークバックは小さくなって少しこじんまりした印象、制球優先の球の出し入れとシュートが持ち味だと思うので、割り込むなら中継ぎ!しかし現在の一軍中継陣に備わっている力強さがなく「かわす」投球・・・なかなか抜擢されないだろう。<環境を変えてやるべきだろう


 今季は昨年同様小野仁・西山一宇の両輪のうち西山一宇が中盤以降一軍に昇格したこともあったが小野仁が年間を通して居着いてしまったことは残念。抑えでは平松一宏、内薗直樹等々がほぼ完璧にこなした。それ以外には河原純一、入来祐作、鄭a哲が調整の名の下に結果を残した。
 戦力層の歪みを指摘されることも多いが、1〜2年目の若手選手(條辺剛・安原政俊・酒井純也・加藤健)の起用も目立った。打撃陣もやや固定化するきらいがあったが、福井敬治、宮崎一彰の台頭は目覚ましかった。福井敬治の安定感のなさが打撃に関しては結果が付いてくるようになってきた。#あの忙しないタイミングの取り方が上手いこといったのか?
宮崎一彰も一軍のスピード&チャージとやらに見合うモノ打と思うが、なかなか割って入れないのは辛い・・・。やはり一軍の戦力が充実している今こそ「大器」の高校生野手を大量に獲得した方が賢明だと思う。毎年即戦力というのもそれはそれで補強作戦だと思うが・・・(^^;)


ページの作成者: 健一