晩夏の小豆島スカイライン
 2003年8月29日、午前中の姫路での用事を済ませたら、後はフリー。翌日は土曜。というわけで、昼過ぎの便で小豆島へ。
 姫路港からは家島諸島の脇を抜け100分の航海で、小豆島北部の福田港へ。船内は、混雑せず、かといってがら空きというほどは空いていない。つまりほどほど。
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【日時】2003年8月29、30日
【行程】[ ]はGPSレシーバーからの標高データ
※29日
 香川県内海町福田港[15]16:58 -17:57橘峠[106] - 18:14内海[3]
※30日
 内海[3]8:27 - 9:01土庄[7]9:10 - 9:51黒岩(スカイライン入り口)[167] -
 10:22銚子渓[328]10:33 - 11:53美しの原[772] -
 12:22寒霞渓ロープウェイ山頂駅[604]29 - 12:49寒霞渓道路分岐点[643] -
 13:06福田
【距離】58.6km(17.5+41.1km)
【車種】MTB(TREKTREK6500)スリックタイヤ仕様
【天候】晴(^o^)
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◎8月29日 小豆島上陸・福田〜内海
福田港 海沿いのアップダウン 夕暮れの海
 15時を過ぎて日が傾いてきた。港のある入り江の小さな集落から、時計回りに海岸のアップダウンを越える。晩夏の遅い午後。人のいない砂浜。
 橘峠を越えれば、内海湾岸へ一気に下る。内海の市街地を走り抜け、草壁港を過ぎて、小豆島オリーブユースホステル(以下YH)に到着。
 道を隔ててすぐ前が海。その内海湾を隔てて対岸に見える半島の先が「二十四の瞳」の舞台となった分教場の場所。
 夜は、近くの道の駅「小豆島オリーブ公園」で温泉にはいる。オリーブ石鹸でお肌つるつる。
橘峠から内海市街へ 小豆島オリーブYH 土庄へのシーサイド
◎8月30日 小豆島スカイライン
 翌朝は、朝食を終え8時過ぎにスタート。朝から暑い。
 池田・土庄と市街地が続きクルマも多い。土庄のコンビニで行動食を買う。クーラーで快適。
 そして、進路を北にとる。内陸部へ向かえば登りとなる。北岸への下りに差し掛かるところ、つまり稜線を越える峠付近から小豆島スカイラインへ入る。島の東西に延びる脊梁山脈の稜線をたどる道だ。
 スカイライン手前から暑さで参っていた上に、この小豆島スカイラインの尋常でない急勾配が追い打ちをかける。銚子滝・銚子渓の辺りには「15パーセント」前後の道路勾配の標識が立ち、下り方向の車線の脇にはブレーキトラブルの時に逃げ込むジャンプ台のようなスロープがある。このスロープは、自動車の免許を取るときの学科講習で、フットブレーキを使いすぎると加熱で効きが悪くなることがあるからエンジンブレーキを多用せよ、ということを習った際に写真で見たことがあったが、現物を見るのは初めてだ(最近のブレーキは滅多なことでトラブルは起こらない、といわれて久しいので、そうしたスロープは需要がなくなってきているのだろう)。また、この辺りはその名に反して滝や渓谷という雰囲気ではなく、稜線付近の斜面に付けられた道路。谷側をのぞき込めば、下の方に渓谷が見えたのかも知れない。それよりも、流れ落ちる汗が滝のようだ。
 ヘアピンカーブを越えて登っていけば、ドライブインがあった。すかさず逃げ込んで冷たい飲み物を買って飲む。交通量は多くないが、こういった施設も少ないためかそこそこクルマが停まって賑やかな雰囲気。
徐々に登る いざ小豆島の屋根へ 内海湾を見下ろす
 さらに厳しい登りを越え、美しの原の辺りでようやく登りが落ち着く。標高776mピークへ寄り道して、展望台へ登る。半島に抱かれた内海湾が遙かに見下ろせる。
 さらに進んで、寒霞渓ロープウェイの山頂駅。寒霞渓とは渓という字が使われているが、神懸山南面の岩がごつごつした絶壁である。先ほどの展望台とはややアングルが変わり、足下の内海の市街地もよく見える。
 ベンチに腰掛けここでも冷たいものを飲むが、登りにずいぶん時間を食ったことが気になる。13時過ぎのフェリーに間に合うだろうか。次のフェリーはその2時間後。乗り過ごしたら、小さな集落では時間を持て余してしまう。乗船中とあわせて3時間以上もぼーっとして過ごさねばならない。
 再スタートを切るが、稜線のアップダウンになかなかはかどらない。寒霞渓で星ヶ城山の北側を越え、福田方面の分岐に差し掛かったところで、福田港の入り江が遙かに見下ろせた。あとは一気の下りだが、フェリー出航まで30分を切っている。さあ、時間との勝負だ。交通量が少ないのがラッキー。ブレーキの強力なMTBでよかった。ランドナーなら怖くてスピードが出せない。
 さすがに下りは早く、気が付けば水平線が目線の高さまで上がってきた。福田の集落もすぐそこだ。そうなると勾配が緩むのだが、そのまま必死にペダルを回す。
寒霞渓の上に立つ ロープウェイ越しに海を遠望 あと30分で下らねば
 稜線から20分弱で福田港に降り立った。フェリー出航まで10分。滑り込みセーフだ。すぐに切符を買って乗船。がらがらの船内で、のんびり過ごす100分。
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