快晴の蘇武岳
※これは、コースガイドではありません。勝手な個人の主観です。行く人の体力、技術、その他天候や雪の条件などによってタイムなどは左右されます。また、地図やGPSレシーバーのデータは掲載しませんので、自分で地図を見て判断できる人、あるいはそういう案内人がいる人のみ訪れて下さい。何が起こっても、私にはいっさい責任がありません。

 2月中旬以降、週末ごとに寒波来襲。さらに3月初めの週末は好天に恵まれたにも関わらず、風邪でダウン。
 彼岸の連休は好天の予報。これまでのうっぷんを晴らすべく満を持して出動。まずは、植村直巳ゆかりの山、蘇武岳へ。
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【山 名】蘇武岳[1074m](兵庫県日高町・村岡町)
【日 時】2005年3月19日
【行 程】[ ]内はGPSによる標高データ(単位:m)
 10:43万場高原スキー場リフト乗り場[332]…(スキーリフト)…
 11:40奥神鍋スキー場最上部[915] - 11:45広域基幹林道蘇武・妙見線[903] -
 13:29蘇武岳山頂[1074]13:51 - 14:11名色への尾根の分岐[912] -
 15:50名色スキー場最上部[782] -16:45名色高原スキー場ベース部[362]
【距 離】約18.3km
【天 候】\(^O^)/ 快晴 \(^O^)/
【地 図】2万5千分の1栃本、
     昭文社 山と高原地図氷ノ山 鉢伏神鍋
【資 料】白山書房改訂山スキールート図集2
     山と渓谷社中高年向きの山100コース 関西編
【用 具】エッジ&うろこ付きバックカントリースキー(KARHU「PAVO」 190cm,73-63-69),
     プラブーツ(SCARPA「T3」),3ピン式ビンディング(Rottefella「SuperTelemark」)
【メンバー】はいかい(単独)
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スキー場から静寂の山へ
スキーリフトで登る 林道の向こうに山頂 林道から氷ノ山と鉢伏山
 万場高原スキー場のパトロールに登山届を提出。万場の最上部から奥神鍋に滑り込む。昨日の新雪が白く輝いているが、強い日差しにすでにべちゃついている。奥神鍋の最上部に登り、栃の木ゲレンデを少し下って、林道に滑り込む。今シーズン最後の営業となる3連休で、混雑とまではいわないがそれなりににぎわう奥神鍋ゲレンデを後に静かな山にはいる。
 万場のパトロール事務所では、2人組が先に入っているという話だがトレースはない。どうやら万場のゲレンデから直接登っているようだ。万場のゲレンデトップは低いので登るのには時間がかかるのだ。
 すぐに万場から登ってくる林道と合流。やはり、そちらから2人組にトレースがついていた。しかし、短い板のようだ。ミニスキーっていうやつみたい。
 そのトレースは山の中に消えていった。私は林道を行く。林道は、それまでの稜線の東側(神鍋高原側)から、西側(氷ノ山側)へと移動し、1007mピークを迂回している。山の中の登山道はそのピークを直登して林道をショートカットするのだが、実際に歩いてみれば林道の方が早い。
 鞍部を横断し稜線の西側に出ると扇ノ山や氷ノ山、鉢伏山が見える。林道の先にはこれから登る蘇武岳も見える。また、ハチやおじろのスキー場ゲレンデも、新雪をまとって輝いている。
 しばらく行くと先ほどのトレースが林道に降りてきた。先行のトレースを追いかけるように林道をアップダウンして行く。新雪は薄く、その下はしっかり固まっているので、ラッセルなし。トレースを避けて、平らな雪面に自分の跡を付けていく。
樹氷と大展望の山頂
樹氷越しに氷ノ山 山頂の樹氷 山頂の斜面と雪庇
 林道から山頂の山肌へとりつく辺りで先行の二人の後ろ姿を発見。追いつくべくペースを早めるが、その二人は山頂の手前で滑降開始。すれ違いざまに挨拶。
 私は、山頂へ。毎年できる雪庇だが、今年は特大だ。
 雪庇をさけて山頂の南側へ回り込んで登頂、バンザーイ!
 山頂の木々は、樹氷をつけている。山頂の碑が頭だけ雪の上に出ているので、それをテーブルにしてインスタントラーメンを食べる。
 氷ノ山、扇ノ山、三川山、妙見山、来日岳、床ノ尾山、藤無山など但馬の山々、大江山連峰、磯砂山、高竜寺ヶ岳、依遅ヶ尾山の丹後の山々、そして日本海が見える360度の大展望。足下には神鍋高原や、今たどってきた林道。そして、これから下る名色への尾根を頭に入れる。
尾根を下ってスキー場へ
ブナ林の尾根を下る 尾根から山頂を振り返る 静かなスキー場へ下山
 山頂を満喫した後は、下山開始。山頂直下の斜面は、昨日の新雪だが日差しでやや重くなり、板が引っかかってテレマークターン不成功。アルペンターンでクリア。ダブルキャンバーのうろこ板は、シールもいらず歩くのはいいがやはりターンには向かない。
 林道に降りて少し来た道を戻る。先行の2人のトレースは、稜線の登山道をたどっている。
 小ピークを越えた鞍部で、稜線のすぐ東の林道から稜線を越えて西にのびるブナ林の尾根を下る。間違えて別の尾根を下ると大変なので、地図を広げてルート確認。すぐ先に先行の2人がいてやはりルートの確認をしているようだった。
 初めの内は緩やかで、ほぼ同じペースで進んだが、細く急なブナ林になると彼らについていけない。私の板の半分もない短い板でくるくるターンをして見えなくなってしまった。標高は1000mを割り、べたべたの雪に苦労しながらスローペースで下る。
 先行の二人は中年の男女(夫婦か?)で、女性の方がルートナビゲータのようだった。何度過去の尾根を下ったことがあるそうで、彼らのトレースを信じて間違いなさそうだ。
 ブナ林を抜けると背の低い針葉樹林帯に出て、目的の名色のスキー場トップの携帯電話のアンテナが見える。先行者の見事な小回りターンのトレースを見ながら、新たなトレースをつけていく。数mおきに転けた跡があるのが、私のトレースの特徴だ。
 ターンは厳しいが、アップダウンのあるコースなので、私の板もそれなりに役立っているのだ。
 再びブナ林を登って降りて、林道に合流。スキー場まではもうすぐだ。
 名色のスキー場は、昨秋の大型台風の土砂崩れの被害で下半分のみの営業。上部ゲレンデは急斜面で、全層雪崩が起こっている。ずれ幅は数10cmだが、クレバスに落ちたくないので、近づかないように。やはり踏まれていないので、中は濡れザラメの弱層になっているようだ。ストックは果てしなく沈んでいく。
 悪雪でターンができないので、斜滑降キックターンで下る。それでも、専攻の2人のトレースは気持ちよさそうに続いている。
 下の方は営業しているが、雪面が荒れて滑りにくそう。さすがに客も少ない。駐車場には私のクルマも見える。ああもう少しだ。                          …さらに氷ノ山へと続く
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