涼しい長老ヶ岳MTB登山
 暑い季節は、風を切るダウンヒルで締めないと、汗だくのまま帰路に就くはめになる。だからシングルトラックにはなかなか向かう気にならない。しかし、このコースは最後に標高差200mの舗装路で空冷できるし、登りもほとんど舗装路で山頂まで行ける。これはいい。全体の標高差も600m強でお手頃。
 というわけで、昼に京丹後を出発。不安定な空模様。道中、雨がパラパラと来たり、薄日が射すほど空が明るくなったり。
 携帯電話で降雨レーダーの画像を随時見ながら行く。あらかじめ天気予報を頭に入れた上で、降雨の範囲とその強さを継続的に見ることで、目的地の様子が伺える。便利な世の中になったものだ。
 和知でR27から府道12号線、51号線とつないで山を分け入り、仏主(ほどす)へ。集落の奥の林間の登山口にクルマを停める。山頂の無線アンテナの管理用道路を登り、「森林ふれあいロード」として整備された登山道を下る。
************************************************************************
【期 日】2007年9月6日
【行 程】[  ]はGPSレシーバに内蔵の高度計からのデータ
 京丹波町仏主登山口[295]14:06 - 15:19山頂北東鞍部[803] -
 15:29山頂西側鞍部[853] - 15:37長老ヶ岳山頂[915]15:44 - 15:45西側鞍部 -
 16:01標高750m分岐点[742]16:17 - 16:31標高680m展望台[674]16:37 -
 16:54植物採取園[511] - 17:02登山口
【車 種】MTB(TREKTREK6500)ブロックタイヤのオフロード仕様
【メンバー】はいかい(単独)
【距 離】11.4km
【タイム】2時間56分(実走時間:1時間50分)
【天 候】曇り時々霧雨、風があって涼しい(^^)
【地 図】2万5千分の1「和知」「島」
************************************************************************
沢沿いのアンテナ管理道 ガスの山頂 木目の案内板
 駐車ポイントからのアンテナの管理道路は、いきなり急勾配。インナーローにギアを落として、ゆっくりと回す。路面は濡れているが水が浮くほどではなく、想定通り。登山道も泥がはねるほどぬかるんでいないはずだ。時折体にあたる霧雨が心地よい。どうせ汗で濡れるんだし、雨も気にしない。登り舗装路でコース全体の乗車率は高し、通り雨にも備えて、足下は裸足にサンダル履き(ビンディングペダル対応)だ。暑い時期は靴も履きたくないので、このサンダルこの夏重宝した。北海道のキャンプツーリングにも履いて行った。
 長老ヶ岳は、3度目。'96年10月に乙見から。'98年11月に今日の下りのコースを登り、美山に下りている。MTBは今回初めて。9年間にはMTBで登山道を、なんて思いもしなかったが、当時の記録には何とも整備された登山道、と書かれている。その翌週には初めてのMTB登山として氷ノ山に登っているのだが、長老ヶ岳の登山道は下半分が階段の連続なのであまり連想しなかったようだ。
 さて、以前に訪れた頃にはダートだったアンテナ管理道路は、今は完全舗装。ほとんどはアスファルトだが、一部コンクリート舗装。おそらく土砂の流出防止のため、早く舗装された部分がコンクリートだろうと思う。つまり、コンクリートの部分は非常に勾配がきつい。前輪が浮いてしまうほどの勾配のため、サドルの前寄りに腰掛け引き手を使わずに脚力だけで漕がないといけないからつらい。路面も濡れた落ち葉や苔で滑りやすい。息が切れて立ち止まると、再び走り出すのが大変だ。
 谷を行くコースでは、GPSレシーバーの測位が遅れがち。沢を越えるところやカーブで地図を広げて等高線を読んで現在地を確認し終えた頃に、GPSレシーバーも測位完了。
 それでも、急な分だけ順調に高度を稼ぐ。つづら折れを越えると周囲はガスに覆われ、台風9号の風が吹いて涼しい。
 北東の鞍部には案内板が立ち旧美山町大野簡易水道への下山口がある。9年前に下った道だ。
 ガスの中さらに舗装路を行くと山頂の西側、無線アンテナの小ピークとの鞍部。ここからはシングルトラック。階段なので押し上げる。最後のひと登りだ。
 山頂は、地図を見るのが大変なほどの風が吹いて心地よい。結果的に、暑い夏場にしては標準の半分程度の飲料補給で済んだ。ガスで展望はないが、9年ぶりに見る京都国体の採火台が懐かしい。ここでダウンヒルの前の小休止。
森林ふれあいロード上部はMTBには極上の道
 先ほどMTBを押し上げた階段は、段差の縁の丸太が濡れて滑る。下の方だけ乗車できた。アンテナ管理道路を山頂の西のアンテナピークまですすみ、やがてダートのダブルトラックへ。カラフルなイラストの描かれた登山道の案内版は、木目の浮いた板。いいねぇ。
 最後のアンテナ(跡地)を過ぎると、シングルトラック。でも、シングルに太し、ダブルに狭し、といった感じ。快適に乗車できる。さらに、西にのびる尾根区間もMTB冥利に尽きる極上の道。切りに煙る緑のトンネルは幻想的だ。
 足下は濡れているが、湿っている程度でぬかるんではいない。体も自転車も泥んこにならずに済む。
 785mピークの北側を巻いてから西から北寄りに進路を変え、しばらく行くと分岐。鋭角的に右折するのが本ルートだが、直進してみる。すぐに展望台と案内板に記された東屋がある。その先にも道が続いている。地図にはしばらくいった先で行き止まりとなっているが、どこまでも続いている。倒木を越え、標高700m付近まで下り、両側からオーバーハングするブッシュに覆われながら急斜面で続いているのを見届けて引き返す。地図では720m付近で道が途切れていた。
 もしかするとかつてはこちらも登山ルートだったのかも知れない。別ルートの整備等で廃道状態となり、展望台も周囲のブッシュに覆われてあまり展望が利かない感じだし、その展望台と書かれている案内板も支柱から折れて地面に転がっている。
 さて分岐に引き返して、正規ルートへ。ほぼ真北へ向かう。
680m展望台 仏主を見下ろす 登山口
 階段やスイッチバックを越えて、やがて左(西)側の展望が開けたトラバースルートとなる。その先の680mにも展望台。ここは絶景だ。ここではガスが晴れて、周囲の展望が開ける。遠くの山々の稜線は雲の中だが、周囲の谷や麓の集落も見えてしばし見とれる。
 その展望台が分岐となり、二通りのルートがあるようだが、一般的と思われる右側の道をとる。ここからはガレ場と階段で乗車率が急降下。濡れた丸太でサンダルが滑り、押している自転車にエルボードロップを落とすように転倒。
 しばらく我慢の末、植物採取園。下りでも汗をかいてしまった。しかし、ここからは舗装路。風を切って体を冷やし、汗を吹き飛ばす。仏主の集落を見下ろしながら登山口へ。
→電脳徘徊へ