H12,13


     12月11日     
 従兄弟の結婚式会場に向かう途中、財布をのぞいてみると、お祝いに包むお金がほとんどないことに気づき、途方に暮れていた。すると、巨人の清原似の学ラン番長が寄ってきて、「オレついてこい」と言うのだ。どうやら助けてくれるらしい。

 番長は駅前でマントを大きく翻すと、「よし、やつらからカツアゲするぞ」と僕に告げ、ノシノシと塾帰りの小学生らしき集団に近づいていった。大の大人が小学生からカツアゲとはいかがなものか、と思ったが、学ラン番長は自分の頬をバシバシしばいて気合い十分。無理に止めると僕がカツアゲされそうだし、どうしてよいかわからずに困った。とりあえず、乱闘になったら困るので、僕は財布と結婚式の入場券を駅の荷物預かり所に託し、番長に怒られないようにカツアゲに加わることに。するとそんな僕に駅員さんが寄ってきて、「番長にまかせておけば大丈夫だ」と胸を張って言うのだ。番長にカツアゲされた小学生は、やつあたりのように、僕に向かって小さい Mr. オクレをなげつけた。

 カツアゲが終了し、番長は5000円と僕の腕時計を交換すると告げる。腕時計は2万円で買ったし、5000円じゃご祝儀の足しにもならないしで困ったが、番長は僕のアニエス・ベーの腕時計をいたく気に入ったらしく、腕にはめ、ニコニコ顔で去っていった。途方に暮れつつ、5000円を握りしめて荷物預かり所に行くと、財布と入場券は質流れで他の人の手に渡ってしまったらしい。

 とぼとぼと結婚式場に向かい、式場に入ると、親族がズラリとならび、親族会議を始めるところであった。議題は「なぜタケシ(僕)が遅刻したか」。そこですぐさま、僕が財布と入場券を無くしたことが大問題に。あとは学ラン番長との交友関係も。大激論の末、どうやら従兄弟の結婚式をとりやめるということに!どうして僕が入場券をなくしたくらいで、そんな大事になるのだろう。そう叔母に聞いてみたら、どうやら風水学的に仕方がないらしい。「番長さえいなければなんとかなったんだけど」との事。

 「仕方がないなら仕方がないなあ」なんて、僕は妙にあっさりとあきらめつつも落ち込んでいると、そこに番長の秘書が現れた。番長の秘書は、僕に財布と入場券を差し出し、「番長が質流れ品として出回っていたのを探して20万円で買いました。大沼さんへのプレゼントだそうです」と得意げに告げた。でもいまさら「ありました」と親族にも言えず、そして僕の財布と入場券に20万円の価値などあるわけもない。しかたがないので、僕の感謝の言葉を心待ちにしている番長の秘書に「番長、あんたバカ、と伝えておいてください」とお願いした。


     10月26日     
 我が家に両親が遊びに来るということなので、ケーブルテレビに加入してもてなそうとがんばった。ケーブルテレビ会社に電話し、希望するチャンネルを告げると、「そのチャンネルはあなたしか希望していないので、放送せずに直接あなたの家で行います」と、言われ、ヒューストンロケッツvs. サクラメントキングス(NBA)の試合が僕の家で行われてしまった。でも両親に喜んでもらう為だから、ということで、選手達にドリンクを渡したり審判を指導したり頑張った。

 それなのに、「バスケの試合よりスパゲティーでも食べていた方がよい」などと両親にそっぽを向かれ、へこむ僕。さらに困ったことに、両親が手をだしたパスタは、「ここはオレの家なんだよ!」などと、最近になってから居住権を主張しだし、僕と一触即発になっていた3mの細長ネズミの宝モノだった!宝モノが無くなった細長ネズミは大激怒。僕は両親をベランダに避難させ、細長ネズミに「パスタが無くなったのは僕らとは関係ないことだ」と主張し、しぶしぶながらも細長ネズミを納得させた。それなのに、どうしてか油断した僕。「ゆでなくてもなかなかいけるしょ」などとのたまいながら、パスタをポリポリ食べて廊下を歩いているところを、細長ネズミに見つかってしまった!怒った細長ネズミは目からレーザービームを照射しながら、6mに巨大化!「こうなったら手がつけられない」とご近所でも評判の「特長(とくなが)ネズミ」に変身してしまったのだ!

 僕は両親を守るためにも、そしてNBAの審判を守るためにも(選手はどうでもいいらしい)、ピコピコハンマーを右手に、鍋のフタを盾に立ち上がった!特長(とくなが)ネズミのこうげき!特長(とくなが)ネズミは6mの高さからヘットバットを繰り出した!僕はせっかくの武器(ピコピコハンマー)を早速放り投げてジャンプで特長(とくなが)ネズミの首に飛びかかった!僕のこうげき!とりあえず特長(とくなが)ネズミの首をひねってみた!特長(とくなが)ネズミは余裕で倒れた!僕は特長(とくなが)ネズミの顔を鍋のフタで隠した!特長(とくなが)ネズミは「まいった!」と降参した!それを見ていた母親は、勇敢に戦った僕を誉めもせず、「午後5時の飛行機で帰りたいから成田まで送って」なんて良いやがる。そのとき時刻は午後4時。すこぶる間に合いません。


     10月15日     
 僕の家はものすごく大きいので、西友やチビ・ガスト、それに事務室や守衛室まであります。ただ、電気代や電話代なんかまでも、なぜか全部僕持ちなので、お金がかかって仕方がない。そしてトイレ掃除は僕がしなければならないので納得いかない。しかも、自分の家なのに、夜11時を過ぎると守衛さんが鍵をかけてしまって家の中に入れないのです。さらに納得行かない。なので居酒屋を家の中に作った。だけど、「大家さんは入店禁止です」と言われましたよ。大家さんなら家賃払わなくていいと思うけど、払っているので、たぶん僕は大家さんじゃない。


     9月26日     
 兄・範貢と窓際のソファーでオセロをしていると、突然、窓が開いて、ダンボールが入ってきた。窓の外には郵便配達のおっちゃんがいて、不敵な笑みを浮かべていましたよ。「ハンコを押したいけど、ちゃんと玄関から出直せ」と僕は怒ったのですが、郵便配達のおっちゃんは不敵な笑みを浮かべながら、何も言わずに走って逃げたのです!おろおろする兄・範貢をとりあえずトイレに避難させた僕は、なんだか危険を察知してダンボールに耳を当ててみた。するとなんだかかちかちと音がするではないか!「間違いなく爆弾だ」と判断した僕は、「間違いなく爆弾だ!」大声で叫んで助けを求めたのですが、外でフルーツバスケットをして遊んでいるサラリーマンと子供達は全然構ってくれない。ムカッとした僕は、「やつらならどうなってもいいや」と素早く判断し、窓からダンボールを投げ、伏せたが、隣の家の壁にぶつかって壊れたダンボールから出てきたのは、ラブラドールレトリバーだった。超かわいいの。ただ、僕がダンボールを放り投げたことをレトリバー(リュウくん)は怒っていて許してくれない。そこで、僕はレトリバー(リュウくん)に誠意を見せるため、一緒にチベットを目指す旅に出た。


     9月4日     
 矢田亜希子と名古屋のなんとか駅(地下鉄)で知り合った。そして名古屋の事なんて全く知らない僕が道案内をすることになったのだが、矢田亜希子が「高低差20m以上の移動はしたくない」などとワガママを言うので、従順な僕は文句も言えず、直線距離400mのところを20kmも歩くハメに。おかげで名古屋発松本行きの飛行機に乗り遅れたので、教会に泊めてもらった。ただ、案内されたのは水浸しの部屋で底が見えないくらいに深い。よく見ると古い街並みが水没しているのだ。やはり何としても上田に帰ろうこんなところでどうやって眠ればいいんだい!てことで上田行きの夜行通勤快速電車(満員)に乗り込んだところで、上田市が中国軍に制圧された事を知る。そして僕が名古屋まで車で来たことをも思い出すのだった!何で飛行機とか電車の交通手段を選択したんだか!それから名古屋まで戻るのに3日もかかったので、三越の立体駐車場でいくら取られるか心配で泣きそうだったが、900円だった。友達は山崎努に案内されて、社員寮の食堂に泊まった。水浸しかつ猫だらけだったらしい


     12月12日     
 サルや人間の脳味噌を食べるオバケに気に入られて困った。

 サルとか人間を捕まえると、なんだか不思議な念力使って脳味噌を凝縮させるのです。僕は脳味噌なんて食べたくなかったので出来ればオバケと一緒にいたくなかったのですが、嫌われると僕も脳味噌を凝縮されちゃうので仲の良いフリをしていた。

 そして、当然の如く、そんな変なオバケとつるんでいる僕は近所のマダムに評判が悪かった。オバケに魅入られた唯一の仲間、おっちゃんと帰りに料亭に行き、オバケのグチを言いながら熱燗のみましたよ。


     10月20日     
 スキー学習のバスに遅れそうだったので、パパのフェラーリで学校まで送ってもらおうと思った。ただ、パパは歌をうたったりふざけてばっかりで、ぜんぜん学校まで行けない。おかげですっかりバスに遅れたので、お兄さまのボンゴフレンディーでスキー場まで送ってもらおうとしたら、着いた先はバイク屋だった。

 お腹がすいたので、学校の隣にあるデパート地下に行った。山岸さんがやっている、駄菓子屋兼食堂があるのだ。そこで僕は確定申告を山岸さんにたのんだが、ツケがたまっているのでダメと言われた。


     9月28日     
 盆明けのある日、高校時代の友達が札幌から上田に飲みに来るとの事だったので、長野市まで車で迎えに行った。ただ、途中、あまりの暑さに国道横の斜面で雪崩が起こり、スキー場の経営が危ぶまれるとの事だったので、スキー場の再建に手を貸した。僕の企画により、スキー場は大盛り上がりとなってオーナーに感謝された。そのお礼として、廃車寸前の僕の車をタダで引き取ってくれるとの事だったので、車を渡し、お別れした。僕は長野駅に向かわねばならなかったのだが、車はなくなっちゃったので、リフトを乗り継いで長野駅へ急いだ。

 友人2人は長野駅のベンチで24時間耐久あっちむいてホイの終盤にさしかかっており、だいぶ疲労していたが、目の輝きだけは失われていなかった。僕をするどく発見するやいなや、「あと22秒で終わるからカクテルバーに行こう」と力強く告げた。

 僕は長野市のカクテルバーなんてしらなかったので、上田市に向かうことにした。ただ、電車に乗ってもなかなか出発せず、僕らは車輌の中でダンスの練習をしながら待った。いくら待っても動かない事にしびれをきらし、運転席に行ってみると、運転手はサギでつかまって警察に連行されるところであった。運転手は僕に「あとはまかせた」とすてぜりふを残して消えた。

 納得いかないなあ、と思いながらも、「おいにいちゃん早くしろヨ!」と、酔っぱらいのおっちゃんに志村ケンのモノマネで言われたので、しぶしぶ出発。途中、国境の税関で手続き等をして上田についた。電車の運転は自動車と要領が一緒だったので問題なかったヨ。そして、日本国ではなく、アジアの発展途上国になってしまった上田市にはカクテルバーなんてなかったので焼き鳥を食べたのだが、その焼鳥屋には「ブロイラー串焼き」など豪快な焼き鳥があった。ブロイラーがまるごと3羽、串にささっているの。


     9月22日     
 占いをしたら、「青い召喚師*1が吉」と出た。

*1 青い召喚師ってなんすか?


     9月21日     
 宿泊学習*1で、友達と4人で洞爺湖に旅行に言ったら、有珠山が噴火した。水蒸気爆発とかじゃなくてもうすごいヤツ*2。僕は温泉に入っていたので、温泉にもぐって溶岩の吹雪をさけたのでした。そこからとりあえず避難しようと、車に乗り、高速道路で札幌に向かおうとしたところ、川村亜紀似のカワイイ女の子*3が泥流に流されそうになっているじゃないですか!僕は船*4を出して助け、なんとか女の子を救出したのでした。

 すると女の子は、「お礼にもっと景色のいいところから噴火が見たい」*5なんてわけわからんことを言い出すのです。なので僕は火山灰をよけるために傘をさし、泥流で流されそうになる寸前の食堂でウドンを食べ、津波をさけるために地下道を通って太平洋に突き出す岬に出たのであった*6。岬の下の岸壁に行くと、フェリーがすごいスピードで岸壁に向かって直進してきてさ、岸壁に接触寸前で急転回。そして船首を沖に、船尾を岸壁に向けると、その船尾にある甲板にはタキシードとウェディングドレスの新郎新婦が立っていたのであった!新婦はブーケを投げたのですが、僕はとれませんでした。なんか中学生がとっていた。

*1 大学8年生の宿泊学習
*2 溶岩ボッコボコ
*3 ちょうかわいかったっす
*4 手こぎゴムボート
*5 恩を仇で返す?
*6 噴火は見えません。海はカモメが飛んでいていい天気だった。ちょっと波が荒かったけど。


     7/12     
 警察に追われたので、病院に逃げ込んで両肩の手術をした。ボクを秘密兵器にするためです。でも傷口をボンドでとめてあったので気になった。そしてやっぱりボンドじゃだめだったらしく、役立たずになったボクは閑職に追いやられたのであった。

 役立たずのボクの赴任先は上田温泉ホテル。上田温泉ホテルを信州大学が買い取って学校の仮宿舎に!ただ、その建物はすべてのトイレとキッチンにかなり強力なオバケが出るという困った代物なのですが、見事にボクはトイレとキッチンの清掃担当だった。トイレもキッチンもすぐに血だらけになってしまうのでしんどかった。建物横の巨大な菩提樹の上ではよくCMのロケをするのですが、ひとえちゃん以外のスピードの3人の撮影場所がブッキング(みんなヨーグルトのCM)していてかなり険悪なムードであった。3人はすぐにケンカしてしまい、ヒロコが木から落ちそうになった結果、事務所の関係で山田まりあが落ちることになって大変そうだった。ボクは助けようと頑張ったのですが、伊集院光が邪魔をしたので、強力なオバケを見方につけて伊集院を撃退した。

 あと、健全なアイドルビデオ撮影会を企画したけど、お金が無くてホンジャマカの太った方しか呼べなかったので、巨漢力士がキッチンを血だらけにして忽然と消えた。たぶん、強力なオバケが怒ったんだと思う。