
engin_tuning
エンジンのチューニング
素人が金も使わずにエンジンのパワーアップを、なんていう考え方であるが、これで出来ることはたかが知れている。しかし、一方、やみくもにパーツを付けたり改造したりすればパワーが上がるわけでもない。ここが狙い目だ。特に我々のぱる子はNAである。そして、4AGやB6ならいざ知らず、NAエンジンチューンのパーツなんぞ出ていないし(知らないけど)、仮に出ていてもNAぱる子をカリカリNAエンジンに仕上げてる人なんざいないと考えてよかろう。ということは、ノーマル+アルファのエンジンさえ手に入れればエンジンの戦闘力は十分と考えて良い。噂によれば特別仕様車の速いNAミラがいるそうだが、これは無視。ていうかそうするしかない。
ということで、まずノーマルの性能にまず回復することが重要。これはぱる子に限らずすべからくエンジンチューンに言えることである。ウチのぱる子たちは、(実はよく調べてないけど)走行距離はそれなりに行っており、まず整備から始める。
エンジンがヘタるとは、一体どういうことか考えてみよう。
別のページにも書いたのだが、エンジンの基本は、混合気、圧縮、点火の三点である。
混合はキャブレターで行なわれるが、キャブが壊れる、消耗するなんてことは基本的に無いと言っていいだろう。厳密には、バタフライバルブ、加速ポンプなど可動部の摩耗等は考えられるわけだが、今時の国産車でこんなトラブルが出ることはないだろう。あとは、ニードル、ジェット類の汚れが考えられる。この汚れっていうのはいろいろあるけど、一番ありがちなのは、ガソリンの揮発成分が蒸発したあとに残るガム状の物質が溜ってつまること。毎日動かしているエンジンならそれほど溜らないとは思うが…。で、これらを取り除いてやればキャブは新品になると言って良い。いわゆるキャブクリーナーの類は化学的にガソリンの残りカスを溶解させるものだと思う。しかし、キャブをばらして掃除するのがベストであることは言うまでもない。
次に圧縮。燃焼室はピストンリングとバルブシートで密閉されてるわけだが、この2点は摩耗する。古いクルマにはヘッドチューンを、というのは要するにバルブシートの密閉性を向上させるのが重要な訳だ(ヘッド面研磨とかそういうのはとりあえずおいといて)。ヘッドを下ろしてシートカットするのがベストなのは言うまでもないが、ヘッドを下ろすとヘッドガスケットを買わなければならない。ミラのヘッドガスケットの値段は知らないが、数千円はするだろう。これは痛い。では、ヘッドを下ろさずにシートの密閉性を向上させるには…。バルブの当り面には燃えカス(いわゆるカーボン)が堆積し、シール性を低下させる。このゴミを取り除いてやれば、シートカット程でないにしろ、ある程度密閉性は向上するはずである。じゃどうやってこのゴミを取るか。ここでケミカル製品の登場である。前述のキャブクリーナーの類をバルブに吹きつければよいのだ。キャブクリーナの類はエンジンをかけておいて、インテークから吹き込むと書いてあることが多いが、こんなやり方では、クリーナーは仕事をする前にバルブをすり抜けてエキマニから大気解放されるのがオチである。正しいクリーナの使い方はプラグ穴かポートから直接バルブに吹きつけ、数時間浸けおきすることである。この後、全開走行を行い、混合気、排ガスを高速でバルブにぶつけてやることで、クリーナに解かされたカーボンは吹き飛ぶことになる(と思う)。
そしてピストンリングだが、燃焼状態が良くなかったり、オイル上がりなどのせいで、リングがピストンに固着してしまっている可能性がある。ピストンリングは自由に動けないと、シール効果が半減なのである。腰下にも手を入れるのがベストなのは言うまでもないが、とりあえず、ピストンリングにたまったカーボンを取り除くことも重要だ。ここでも、前述のようなケミカルが使える。バルブと同じようにプラグ穴から、市販のカーボン除去クリーナを吹き込んだ後、浸けおきし、全開走行だ。
結局、プラグ穴からカーボン除去ケミカルを入れてやることで、バルブ周りとピストンリング周り両方同時にオーバーホール出来るわけやね。
そして、最後に点火である。点火コイルで発生した高電圧は、通常デスビによって各気筒に分配される。デスビの中を掃除する。そしてプラグコードだが、これは古いものはリークしたりして、具合が悪い。アイドル中にプラグコードを握ってぴりぴりきたら、もうダメである。ぴりぴりがコワかったら夜になってから、プラグコードを見て、ぴかぴか光っていたらアウトだ。新しいものに変えたいところだが、こんなものでも買えば二千円はするだろう。プラグコードなんか実はどんなクルマのものでもつけば同じである。なので、解体車から適当にひっぺがして具合のよい物を探す。
内燃機関の基本三セットは以上でOKだが、その他にも調整すべきところはある。まず、バルブクリアランス。これはきっちり調整しておく。そして、エンジン腰下だが、ここに手を入れるのははっきり言って厄介だ。これは、良いオイル(良いオイルというのは高価なオイルという意味ではないですぞ、相性の良いオイルです)を入れてやっておしまいだな。
以上のメニューをこなすことで、古いクルマなら結構具合がよくなるはずだ。ここまできっちりやってから、やっといわゆるチューニングを行なう意味が出てくる。
以下、工事中
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