
そんなこんなで、おかしなメールも来るもんだと思ってい たら、こんなことはわりとよくあることらしい。広告があ るでもない意味のわからん一行メールは、何度受信したか わからん、と言う友人もいた。さらに、場合によっては差 出人アドレスが自分自身のメアドになってることも、たび たびあるということだ。メールヘッダの詐称くらいなら簡 単なので、自分自身からメールが来ても技術的にはとくに 不思議な事はない。が、一体何のために、、、と思ってい たら、こんな気の効いた(?)メールが来ることもあるらしい。 件名:2003年の僕へ 差出人アドレス:自分自身 僕は、2016年の○○(受取人の名前)だ。今はつらいだろう が、2016年でも元気にやってる。 これは本文内に受取人の名前が必要なので、おそらく受取 人を知っている人がヘッダを詐称してジョークでやってる んだろうが、なかなか面白いネタだ。ネット初心者(という 言葉はなんだか違和感があってきらいだが、他に良い言葉 も思いつかない)は、メールヘッダの詐称とかまでなかなか 気が回らないだろうから、当初は結構驚くに違いない。ま あ、愉快犯と言うヤツだな。 などと考えているウチに、そう、きっと愉快犯なんだな、 広告もない、一行メールを乱射しているヤツは、と思い当 たった。SPAM(今でもこの言葉は通用するんだろうか)をい ちいち手動で発射しているとも思えないので、適当に到達 性のある、あるいは単にランダムに作ったメールアドレス にスクリプトか何かが、無意味な一行メールを乱射してい るんだろう。私的にはそれが面白いとも思えないが、 上述の例はなかなか面白いいたずらだと思うし、なにが面 白いと思うかは千差万別だからね。 ということで、無意味な一行メールは愉快犯ということ で、私的には消化しておく、つもりだった。 が、さらによくよく考えてみると、最近久しく聞かなく なった(そうでもない?)メールボムという言葉を思い出した。 言うまでもないとは思うが、これは、特定のメールアドレ スに大量にメールを送りつけてメールボックス、あるいは メールサーバをパンクさせるというクラッキングの一種だ。 以前(ていうか大昔かも、、、)は、この手のクラッキング はそれなりに技術のあるクラッカーがやるものだったんだ が、インターネットでwww掲示板が流行り出した頃、嫌い なヤツ等のメールアドレスを掲示板等に貼りまくって、本 人を詐称し不特定多数の人にメールを乞うような書き込み をするタイプの嫌がらせが流行ったことがある。最近はネッ ト上でのいやがらせ行為でもそれなりに警察が動くように なったので、このタイプのクラッキングは減ったんだろう と思っていたが、よくよく考えれば、今回私のとこに来た 謎の一行メールも同様なタイプの(差出人は意図してないが )メールボム誘発型クラックと構造は同じだ。差出人アドレ スがビジュアル系バンドの名前をもじった形だったことを 思い出すと、なんだか納得がゆく。 差出人アドレスを使用していた人に何らかの恨みがあるヤ ツが、差出人アドレスを詐称することで、当該メールアド レスに知らない人からのメールが大量に舞い込み、実質的 に携帯を使用不能に陥れることができるというわけだ。で、 私のところにこのSPAMが届いた時点では、すでに問題の メールアドレスの本来の使用者は、メールアドレスを変更 していた、と考えるのが妥当かな。 ということで、こっちの方がなんだか道理にかなってる ので、今回の謎のメール事件は、メールボム誘発型クラッ クの一形態であろう、ということで私的には一件落着。 トップに戻る