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気分障害 (Mood Disorders)

1.気分障害の分類
2.うつ病 (Major Depressive Disorder)
3.気分変調性障害(抑うつ神経症) (Dysthymic Disorder)
4.躁鬱病(双極性障害)(Bipolar Disorder)


気分障害の分類

気分障害は、体験するうつや躁(そう)の程度、期間などによって種類が分けられます。その、体験するうつや躁の事を、エピソードと呼びます。どのエピソードをどのくらい経験するかによって、気分障害の診断が変わってくるのです。そのため、気分障害の診断を下すには、一つ一つの障害について知る前に、まずはエピソードの特徴について知っておく必要があります。エピソードは、全部で4つに分けられます。

2.うつ病エピソード
うつ病エピソードは、気分が落ち込んだり憂鬱になったり、今まで好きだった事に急に興味を覚えなくなったり、楽しかった事が楽しくなくなるなどの症状が、殆ど一日中、毎日最低2週間続いた時のことを言います。他の症状としては、食欲や睡眠パターンの変化、イライラする、疲れやすい、何もする気が起きない、動きが遅くなる、集中力の低下、理由のない罪の意識、自殺願望などです。また、混合性エピソードの条件を満たさない事がポイントです。つまり、躁病エピソードとうつ病エピソードが同時期に1週間以上続いた事がないというのが条件なのです。


2.躁病エピソード
躁病エピソードとは、少なくとも1週間の間、殆ど毎日、気分が高揚したり、自分は何でも出来るのだと感じたり、睡眠の必要を殆ど感じなかったりする事です。他の症状は、普段よりおしゃべりになる、動きの速度の変化、頭の中で考えが止まらない、集中力が欠ける、また、お金を短期で計画性のないままものすごく使ったり、複数の人と妊娠や性病などに対する防御をせずに性的関係を持つなど、リスクの高い行動に走る、などがあります。このため、躁状態を抜けた時には、自分のしたリスクの高い行動に唖然としたり、その代償を払わなければならない為、深く後悔したりします。また、あまりに無計画な行動の程度がひどい場合、その行動を規制するために、入院が必要になったりする場合もあります。また、躁病エピソードの間は、うつ病エピソードの体験がない事が条件です。もしある場合は、混合エピソードになります。

3.混合性エピソード
混合エピソードは、最低1週間の間、うつ病エピソードと躁病エピソードを体験する事です。うつ病エピソードの、2週間という条件以外、うつ病エピソードと躁病エピソード両方の条件が満たされています。

4.軽躁病(けいそうびょう)エピソード
軽躁病エピソードとはその名の通り、気分が高揚したり、自分には何でも出来るのだ、という気がしたりするのですが、躁病エピソードの条件に合うほどは、気分の変化が顕著ではない場合の事です。この場合、軽い躁状態が、最低4日続く必要があります。



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