これから超音波検査をやってみようと思われる方に
   役に立てていただければ幸いと思います。


はじめに

 いまや超音波診断は画像診断法として重要な位置を占めるようになった。
近年のカラー(パワー)ドップラー法、造影剤、ハーモニック法、三次元画像の出現にて、さらに確固たるものになっていくだろう。
だが機器の性能が格段の進歩を遂げたとはいえ基本的な操作が簡単になったわけではない。
やはりガスや骨の後ろは見えないのである。
この面では、まだまだ“OPERATOR DEPENDENT"な検査であることに変わりはない。
習得には時間と労力のかかる検者側の努力が要求されるのが実情である。
また自戒を込めて、カラーだパワーだと近頃どうしてもその方に関心が行き、基本操作がおろそかになってないかが懸念される。
この辺で超音波のスクリーニングとしての価値観を見直し良質な画像が得られる基本操作をトレーニングしてみたい。

                      超音波検査士 阿南 辰巳