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パニック障害(PD)とは。。。?
■ パニック障害について
パニック障害で苦しんでいる人が沢山おられます。
しかしまだこの病気は一般の人になかなか理解されていません
そこで少しでもたくさんの人に理解していただける事を願い 
これから始めたいと思います               

目次:

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1.脳の構造とパニック障害

2.パニック障害はどんな病気か

3.パニック発作の症状

4.パニック発作に
 引き続き出現する症状
  ◆外出恐怖症・
   乗り物恐怖症(広場恐怖)
 ◆うつ病
  ○非定型うつ病:
  ○定型うつ病、
    または メランコリー型うつ病:

5.残遺症状
  −自律神経失調症状

6.家族カウンセリングルーム
 パニック障害

7.家族カウンセリングルーム
 うつ病

8.自律訓練法






■ 脳の構造とパニック障害

脳には大脳皮質があり、その下に大脳辺縁系、
その下に視床下部とか 間脳といわれる部分があり、
そこにある青斑核(中枢神経系の ノルアドレナリンという
神経伝達物質を分泌している核)が
パニック 障害と関係しているということがわかってきています。

大脳は意識をつかさどってる部分で、
視床下部や間脳は血圧、呼吸、 血糖、自律神経、セックスとか
生命機能をつかさどってる中枢です。
そこがパニック障害と関係しているということがわかってきています。

パニック障害は、早期治療できるならば、
抗不安薬という薬 がいくつかあります。

とくにパニック発作と予期不安の時期
発病して1,2ヶ月の間に治療をはじめれば、効きめは高くなります。
抗不安薬を3、4ヶ月間のんでいれば、80%以上の人は良くなるそうです。
抗不安薬の一部は青斑核の活動を抑えることが証明されています。

しかし、大脳には抗不安薬のレセプターはほとんど存在していません。
これ以上病気が進行し大脳皮質にまでいくと抗不安薬は効きません。

何度も発作を経験して恐ろしい思いをすると
大脳辺縁系とか大脳皮質 が間違った学習をして
修正が困難になります

しかし行動療法や曝露療法という専門的治療で
多少時間はかかりますが この段階に進まれた方には、
抗うつ薬を併用した行動療法や認知行動療法 が
行われ時間はかかりますが良くなります。


※ 貝谷 久宣 氏 の「パニック障害」から引用しました

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■ パニック障害はどんな病気か

パニック障害という病名が
最初に使われたのは、1980年のアメリカにおいてでした。
しかも、国際疾病分類に
パニック障害という病名が登場したのは、1992年のことです。
それから、まだ7年しかたっていませんから、
パニック障害という病名は非常に新しい病名であるということです。

ですから、一般の人たちに
あまり知られていないというのはなんの不思議もないわけです。
パニック障害は昔からあった病気です。
それが、近年になって、
あらためて注目されるようになって病名が付けられたわけです。

パニック障害の顕著な症状は発作です。
パニック発作、不安発作ともいいます。
この発作は、思い当たる理由がないのに、
突然、激しい不安にかられる、 今にも死にそうな感じがしてくる、
自分で自分がコントロールできなくなる状態になり、
それとともに動悸やふるえが起こったり、
居ても立ってもいられない状態になるというものです。




■ パニック発作の症状

(1)呼吸困難、または息苦しい感じ
(2)めまい感、頭が軽くなる感じ、またはふらつく感じ
(3)心悸亢進、または心拍数の増加
(4)身震い、または振戦
(5)発汗
(6)窒息感
(7)吐気、または腹部の不調
(8)離人感、または非現実感
(9)しびれ感、またはうずき感(知覚異常)
(10)紅潮(突発性の発熱)、または冷感
(11)胸痛、または胸部不快感
(12)死への恐怖
(13)気が狂ったり、何か制御できないことをしてしまうという恐怖

上の症状のうち少なくとも4つ以上の症状が、
各発作時に存在する場合パニック発作とされる

この「パニック障害」という病気は
早く治療を始めれば80%以上の人が治ると、何かの本に書いてありました。
発病してすぐの人は我慢せずに早く心療内科へ行って診察を受けてほしいです。




■ パニック発作に引き続き出現する症状

◆外出恐怖症・乗り物恐怖症(広場恐怖)
 パニック発作を一度経験すると、
発作がまた起こるのではないかという不安(予期不安)のため、
逃げれることが困難な場所や
すぐさま助けが求められないような状況にいることに強い恐怖感をもち、
そのような場所や状況にいることに強い不快感を感じ、
避けるようになります。

これを専門的には「広場恐怖」といっています。




 ○非定型うつ病:

悲観する、絶望的になる、悲しい、孤独、
くよくよする、いらいらする、些細なことを深く悩む、
マイナス思考ばかりしてしまう、といった状態が
パニック障害患者にみられます。

この状態は一日中続くことは少なく、
主に夕暮れから夜間にかけてある一定時間出現しています。
そして、この状態は、好ましいことがあると
治ってしまうという特徴があります。

 このうつ状態は不安・焦燥・すなわち、いらいら感が強く、
その気分を紛らわすために、アクティングアウトがみられることがあります。
これはパニック障害にかなり特有な非定型うつ病の症状です。
そして、入眠困難、中途覚醒または過眠、過食、
全身が鉛のように思い、といった身体症状が伴うことがしばしばあります。




 ○定型うつ病、または メランコリー型うつ病:

次にあげる症状が4つ以上がかなり持続的に認められれば
定型的なうつ病が強く疑われます。

●ほとんど1日中気分が落ち込んでいる。
●何に対しても興味も喜びも持てない
●食欲がない
●3日以上続く不眠
●頭の回転が鈍い
●理由もなくいらいらする
●疲れ易く活力が出ない
●やる気が起こらない
●些細なことに申し訳ないと思う
●自分は価値のない劣等な人間だと思う
●根気がない
●簡単なことが決断できない
●特に朝方に憂うつ
●いつもより2時間早く目覚める
●生きていても仕方がないと思う



※ こちらの情報は「日本パニック障害の会」より引用させていただいております。




■ 残遺症状-自律神経失調症状

激しいが持続時間は短いパニック発作の症状は、
病気の経過とともに程度は激しくないが
持続的な残遺症状に変わっていきます。
この残遺症状はいつの間にか現れて、気がつかないうちに消えています。
この残遺症状は発作症状よりは軽いのですが、
1日のうちでかなりの時間、持続的に起こるため、大変不快なものです。


 パニック発作の残遺症状はどんな症状か

◆頭痛
◆血圧が上がり頭が膨れる感じ
◆頭に何かが乗っている
◆身体がフワフワする
◆頭に血が上り、首や顔、特に目が浮いている
◆視野がチカチカと揺れる
◆脈が飛ぶ
◆軽い動悸が続く
◆身体全体が脈打つ
◆軽い息苦しさが続く
◆胸が痛くなる
◆胸がチクチクする
◆胸が重苦しい
◆喉元がビクビクする
◆喉が詰まった感じ
◆肩凝り
◆首の痛み
◆手が冷たい
◆じっとりと汗をかく
◆汗がひかない
◆熱感がある
◆身体がゾクゾクして鳥肌が立つ
◆背中がピクンピクンする
◆気が遠くなりそう
◆感情が湧かない
◆自分の周囲の感じがピーンとこない
◆雲の中にいるようだ
◆フッーと現実感がなくなる
◆自分だけ取り残された感じ
◆胸騒ぎがする
◆そわそわしている
◆神経がビリッとする



などなどです。このような症状があるとパニック障害の患者さんは
どこか身体に重大な異常があるのではないかと悩むことがおおいですが、
パニック障害の残遺症状である可能性が強いですから、
主治医に相談する必要があるでしょう。


※ こちらの情報は「日本パニック障害の会」より引用させていただいております。




■ 家族カウンセリングルーム

パニック障害

どんな病気でも、ご家族の力で回復をスムースにすることができます。 パニック障害はまだあまり一般に知られていないこともあって、
本人・家族ともに戸惑ってしまうことが多いようです。

●まず病気であることを理解する

パニック発作が起きて病院で検査を受けても何も異常がない。

これがパニック障害のよくある発症パターンです。
検査で異常がないと病気ではないと思いがちですが、
そんなことはありません。
パニック障害は医学的にも認められている病気のひとつです。
現代の検査ではまだ
異常所見が発見できないだけ、と考えた方がいいでしょう。


●「気のせい」という言い方はしない

「気のせい」という言い方は患者さんを傷つけることが多いものです。

つらい症状が確かにあるのに、
気のせいだと言われてはもっとつらくなります。
検査で異常がないと、残念ながら医者の中にも
「気のせいだから大丈夫」という説明をする人がいます。
こうした場合、「大丈夫」ということは確かですが、
「気のせい」という言葉は聞き流して、
専門の先生の診察を受けるようにしましょう。


●一度はからだの検査を受けさせる

明らかにパニック発作の症状であっても、
一度はからだの検査を受けることは必要です。

検査で異常がないことがわかってはじめて、
パニック障害の診断になるのです。
心臓の検査が中心になります。
検査は精密に行った方がいいことはもちろんですが、
あまり念をいれすぎたり、何回も同じ検査を受けることは考えものです。
一度正常とわかれば、パニック障害の治療をはじめる方がいいでしょう。


●薬も必要ということを認める

パニック障害の大部分は薬の治療が必要です。

検査で異常がない→気持ちの問題である→薬に頼るべきではない、
と考えがちですが、これは間違っています。
薬を使わずにすめばその方がいい、というのは
一般的には言えることですが、パニック発作で苦しんでいる場合、
まずは薬が効くという体験をすることが回復の第一歩です。
薬を持っていれば実際にはのまなくても安心というのが次の段階です。
詳しくは薬局に行ってみてください。


●あせらない、あせらせない

パニック障害は基本的には治る病気ですが、経過は様々です。

治ったと思った矢先にパニック発作が起きることもあります。
発作そのものに危険はないのですから、あせらずに治療を続けることです。
本人をあせらせるようなことも禁物です。



※ Dr 林の「こころと脳の相談室」から、引用しました。     

うつ病
「うつ病は励ましてはいけない」とよく言われます。
だからといって、ただ見守るしかないということはありません。
うつ病を治すために家族ができることはたくさんあります。


●まず病気であることを理解する
病気であることが納得できないと、ただほうっておいたり、
性格のせいだと言って叱ったり、強く励まして元気づけようとするなど、
してはならないことをしてしまうことになります。
肝臓病や心臓病と同じように、うつ病は病気です。
ふつうの病人に対するふつうの態度が、うつ病に対する正しい態度です。


●休息を取らせる
たとえば肝臓が痛んだ時は肝臓を休ませることが回復への第一歩です。
うつ病は脳に原因があるのですから、脳を休ませることが必要です。
頑張らずに休息を取ることが第一です。


●医者の診察を受けるようすすめる
しかし残念ながら休息だけではうつ病が治ることはなかなかありません。
病気であれば医者にかかるのがまったく自然のことです。
うつ病は、きちんと治療すれば、大部分が2-3週間で効果が見えてきます。


●治療すれば治ると励ます
うつ病は励ましてはいけないとよく言われます。
ではどうしたらいいのかとご家族が途方に暮れることはよくあります。
おすすめしたいのはきちんと治療を受ければ治る、という形の励ましです。
励ましてはいけないというのは、
追い詰めるようなことになってはいけないということです。
いわゆる「叱咤激励 (しったげきれい)」はしてはいけませんが、
治療を受けることをうながす励ましは大いにするべきです。


●重大な決定をさせない
うつ病の人は自信を失っており、辞職や転職を望むことがよくあります。
家族も、うつ病は仕事のストレスが原因であると考えて、
転職すればよくなると思ったりするものです。
これは誤りです。
うつ病の時はなかなか正しい判断ができにくいものです。
決めなければならないことはできる限り先にのばし、
うつ病が治ってから判断することです。
転職などの重大な決定をすると、あとで後悔することがままあります。
また、うつ病はストレスの原因を断っただけではまず治りません。


●根気を持つ
たとえうつ病が病気であると説明されても、
実際に治療で回復することをみるまでは、
なかなか心から納得できないでしょう。
本人はもっと納得できないものです。
治るという希望を持てないこともうつ病の症状なのです。
早く治療を受けた方がいいことはもちろんですが、
たとえ遅くなっても遅すぎるということはありません。
治療のすすめに耳を貸そうとしないからと言ってすぐあきらめず、
根気を持ちましょう。


●ほかの人の力も積極的に借りる
自分ひとりだけでできることは限りがあります。
本人が信頼している人がいれば、
その人からアドバイスしてもらうことでうまくいく場合もあります。



※ Dr 林の「こころと脳の相談室」から、引用しました。




■ 自律訓練法
自律訓練法は、ドイツの精神科医 J.Hシュルツが
1932年に考案した、自分の力でリラクゼーションを得る方法です。
一度マスターすれば、特別な器具を使わずに、
いつでも、どこでも出来るセルフコントロール法です。

自律訓練法を行うときの姿勢
やや暗めの、なるべく静かな部屋が好ましい環境。
あお向きに寝ても座っても構わない。
背もたれのないいすでは、頭を自然に前にたらす

※<注意>
強度の精神異常や分裂病、痴呆、強いヒステリー性格、離人症、夢遊病
などの病気では、効果がないばかりか、かえって副作用が
出ることもあるので、訓練を行わないようにする。 



@気持ちがとても落ち着いている
  ゆったりした気分になるまで繰り返して自己暗示


A
 (1)右手が重たいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (2)左手が重たいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (3)右足が重たいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (4)左足が重たいと自己暗示(30秒)ぐらい

緊張を取り、筋肉をゆるめる効果がある


B
 (1)右手が暖かいとても暖かいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (2)左手が暖かいとても暖かいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (3)右足が暖かいとても暖かいと自己暗示(30秒)ぐらい
 (4)左足が暖かいとても暖かいと自己暗示(30秒)ぐらい

お湯につけている日光が当たっているなどを
イメージしながら行ってもよい


C心臓が静かに規則正しく打っていると自己暗示(30秒)ぐらい
  ※血圧変動の大きい人心筋梗塞などの心臓の持病のある人は省く


D楽に呼吸していると自己暗示(30秒)ぐらい
  ※喘息、肺結核などの人は省く


E胃のあたりが温かいと自己暗示(30秒)ぐらい
  手のひらを胃の上において、あたたかいと何度か繰り返して思う
  ※活動性の消化器疾患、糖尿病のコントロールの難しい人は省く


F額が涼しいさわやかだと自己暗示(30秒)ぐらい
  ※てんかん、脳損傷、頭痛のある人は省く


G打消し動作
  「大きな伸び」または「両手の屈伸」などをしてすっきりした気持ちで終わる