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−−− 加湿器と除湿機について −−−
 

加湿器の種類と特徴
 


 加湿器には、大きく分けて3つの種類があります。
 まずは水を沸騰させてお湯にし、湯気を出すもの。スチーム式ですね。ファンがついているので、スチームファン式ともいいます(ファンがついてないのがあったとしたら、それはただのスチーム式ですね)。
 それと、水を細かな粒々にしてそのまま吹き出すという超音波式。
 もうひとつが気化式といって、まあ、風を送って水を蒸発させる方式です。

 これらが基本ですが、最近はスチーム式と気化式のいいとこ取りともいえるハイブリッド式というのもあります。「3つの種類がある」などという場合、あまり目にしなくなった超音波式には触れず、ハイブリッド式を加えることが最近では多くなりました。でも、これは基本的には気化式の変形ともいえると思います。
 また、一般の気化式はスポンジのようなものに水を含ませて、そこに風を通すようなしくみなのですが、そうではなくて、水を容器内でシャワーのように吹き出し、そこに風を通すことで湿り気を与える方式もあります。ここでは、これも気化式の一種と考えることにします。

加湿器選び4つのポイント



〔スチーム式の特徴〕

 スチーム式というのは、お湯を沸かすものです。電気ポットと同じといえば同じですから、そのふたを開けておくことでも代用ができます(電気ポットにはファンがないですけどね)。
 ワンルームなどだったら、お勝手で鍋やヤカンでお湯を沸かしてもいいでしょう。冬だけに限られるでしょうけど、ストーブを使っているのだったら、ヤカンを乗せてお湯を沸かしてください。やってることは同じです。

 この方式の一般的な特徴としては、まずは加湿能力が大きいことがあげられます。
 本体の大きさにもよりますが、普通サイズのものだったら、かなりの加湿能力があると思っていいと思います。
 最近ではペットボトルを水の容器にするというコンパクトなものが出ていますが、あのようなものだと少し弱いと思います。リビングなどの広い部屋向けとしては物足りないかも? でも、それでも卓上に置いて6〜8畳ぐらいの自分の部屋だけを加湿するのだったら、いちおうの効果が期待できると思います(ただ、水の量が少ないと、頻繁に追加してやらないといけないので、めんどうかもしれません)。

 もうひとつの特徴は、衛生的であるということです。
 多少のしくみの違いはありますが、お湯を沸かすのですから、ばい菌などが水に入っていても死んでしまいます。
 また、水蒸気として気化するのは「水」だけですので、不純物は本体の中に残ります。「蒸留」というやつです。空中に出て行くのは蒸留水の湯気なんですね(この表現はあまり正確ではないです。なぜなら、水より低い沸点のものも蒸発するから。実際、モノによってはミネラル分などもわずかに出ていくこともあります)。
 この点で、赤ちゃんやお年寄りなど免疫機能が弱い人がいるお宅には、このスチーム式が勧められます。

 ただし、あまりよくない特徴もあります。
 そのデメリットというのはなにかというと、まずは電気をたくさん食うので電気代がかかるということです。湿度計を置いて、それを目安に、こまめにスイッチを入れたり切ったりするのがよいでしょう。
 高級品であれば、湿度センサーがついていて、自動でオンオフをしてくれるものもあるようです。

 もうひとつのデメリットは、ちょっと危ないということです。
 電気ポットのようにタンク全体を温めるものはないですが、倒してお湯をこぼしたら危ない。出てくる湯気も熱いから、子どもが手をかざしたり触ったりすると危ない。小さなお子さんがいるお宅は注意が必要だと思います(最近は吹き出し口が熱くならないものも出ているようです)。
 万一を考えて、コードの接続部分が磁石式になっているもの(足を引っ掛けてもすぐに抜ける=本体は倒れない。マグネットプラグといいます)を選ぶとよいと思います。

 スチーム式にはもうひとつ特徴があります。お湯を沸かすので、部屋の温度があがるということです。
 これは、場合によってはデメリットになるかもしれませんが……経験上、ほとんど関係ないといっていいと思います。冬は暖房してるんだから、それでいいと思いますよ。春先になると、ちょっと関係してくると思いますが。

 あと、ミネラル分がお湯を沸かす部分に残るので、掃除をしなくてはいけないです。これもデメリットといえばそうかもしれないですが……掃除をしなくちゃいけないのは何でも同じだと思います。
 ちょっとこびりついたようだったら、電気ポットと同じように、クエン酸を使うといいようです(ただ、管理人が使ったものは、こびりついたように見えても、手でペリペリと剥がすことができました)。

 なお、いまはスチームファン式もスチーム式と略して表現されていますが、本当にファンのないスチーム式だったら、とくにお子さんのいるお宅は敬遠してください。スチームファン式よりも熱いので危険であることが多いようです(名称もふくめて製品によりけりなので、よくたしかめてください)。

●検索「加湿器+スチーム式」「加湿器+スチームファン式」「加湿器+ペットボトル



〔超音波式の特徴〕

 これは水を超音波振動によって細かく破砕し、それをファンによって吹き出すという方式です。霧吹きのようなものですが、出てくる水の粒はたいへん細かいです(超音波というのはヒトの聞こえる音の高さを越えた音=振動のことです。ヒトはだいたい2万ヘルツまで聞こえるとされていますので、それ以上の振動の音波のことです。というわけなので、簡単にいえば、小さなスピーカーを2万ヘルツ=1秒間に2万回以上の高速で振動させ、その上にある水を微細な粒々に砕いて吹き出すというのが超音波式のしくみです。もっと詳しい仕組みが知りたかったら自分で調べてください。なお、2万ヘルツまで聞こえるのは若い人だけで、管理人はもう1万2000ヘルツぐらいまでしか聞こえません)。
 特徴としては、まず安い製品が多いということです。また、比較的小型です。
 消費電力も小さく、ランニングコストもかかりません。
 加湿能力も高いです。
 ファンの音はしますが、スチーム式のようにぐつぐつと水が煮える音もしません。

 それらはよい面ですが、よくないこともあります。
 いちばんの大問題は、汚れた水でもなんでも、そのまま霧状にして吹き出してしまうので不衛生であるということです。
 これはばい菌などだけが問題なのではありません。水中のミネラル成分も吹き出すので、それらが結露したところが乾燥すると、ミネラルが析出します。そこらじゅうが白い粉でおおわれます。とくにテレビのブラウン管画面などは静電気を帯びるので、真っ白になります(追記:この記事を書いた当時は、ブラウン管が絶滅するとは思ってなかったです。そうです、あなたが読んでるこの記事は、それぐらい古いんです)。
 まあ、量にもよりけりでしょうし、人体に害のあるものではないとは思うのですが、電気器具やパソコン内などに入り込んだら、どうなるかわかりません。あらゆるところが白くなるので、掃除もたいへんです(関係ないですが、ガスコンロの炎がオレンジ色になります。ミネラル成分の炎色反応が出ているんですね。たぶんナトリウムとかカリウムとかが燃えてるんだと思いますがよくわかりません)。

 以上のようなわけで、お勧めしません。
 お勧めしないという消極的な言い方ではなく、買ってはいけないといっておきましょう。

 ただし、缶ジュースサイズの、ごく小さなものもあります。パーソナル向けとでもいうんでしょうか。短時間、自分に向けて霧を出し、自分だけ湿った空気を吸いたいなどの場合にはいいかもしれないです。吸入器がわりにもなりますし(実際、超音波式の吸入器もありました)。
 でも、部屋の湿度をあげるには超音波式はだめです。あまり売ってないとは思うのですが、最近になって再びよく見かけるようになってきました。安いのをみつけてもやめておきなさい。管理人も使ったことがありますが、経験者としては絶対にお勧めできません(当時はパソコンなどは使っていませんでしたが、いま思えば、オーディオのボリュームがガリオームになったりテレビが不調になったのはこのせいかもしれません)。

 以前はかなり超音波式がブームになり、ずいぶん出回りました。
 ミネラル分を抜く純水器などもオプションで用意されたりしましたが、業務用など特殊な事情でもないかぎり、そんなものを使ってまで超音波式を使うことはないです。
 どれを選ぼうかと考えたときには、超音波式は候補にあげないでください。こうしたものが原因で肺炎などの病気になったという報告もあります。加湿器病などともいわれます。まあ、使い方がわるかったのでしょうけど、そういう話題が過去のものになるにつれ、上記のように、また出回るようになってきているのだと思います(追記:新しめの超音波式加湿器には、以前のものとは比較にならないほどの量のイオン交換樹脂=水中のミネラルを取り除く純水装置が備えられていたり、いったん沸かした湯を超音波で破砕するもの、しくみはわからないけど除菌装置などが備えられたものもあるようです。イオン交換樹脂は、あれなら実用になるだろうなとも思うし、再生できるからいいとしても、除菌装置などは定期的に交換しろということになっていたりもします。しますか? 交換……ということを考えたほうがいいと思います。そういう装置があるということは、それがないとそれなりのリスク・デメリットがあるということをわかって作ってるわけですよ。管理人は、そこまでして超音波式を売りたいというメーカーの思惑が理解できません……いや、まあ、昔と同じ、なーんもついてない方式のものをそのまま売り続けるよりはいいですが)。



〔気化式の特徴〕

 気化式といっても、実際の製品は少ないです。
 日本製のまともなものは数えるぐらいしかなく、あとは海外製品です。

 その「海外製品である」ということと、デザインがなかなかカッコイイということで、オシャレな人には人気だし、けっこう出ているようです。ベンタボネコが2大勢力で、カズボルネードなども気化式のものを出していたと思います。日本製のものはサンヨーだったと思います。マイナーなものを入れればもっとあるでしょう。ほとんど役に立たないと思いますが、卓上サイズの小さなものもあります

 大きな特徴は、安全であるということでしょうか。
 熱くはないし、水そのものが蒸発するだけですので、ミネラル分やばい菌が吹き出されることも、基本的にはありません(ないわけではないです)。
 ただし、その気化部分はスポンジ状のフィルターになっています。そこにカビなどが繁殖したら、その胞子(いわゆるカビ菌)が吹き出される場合があると思います。長時間手入れをしないと水が腐ってしまうなどのこともあり、定期的な掃除が必要です。
 また、フィルターの寿命というのもあります。そうなったら交換しないといけないです(スポンジ状のフィルターではない、ディスク式というのもあります。ばい菌対策として特殊な液を使うものもあります。中身は界面活性剤=洗剤のようなものらしいです)。

 もうひとつ、私たち花粉症患者にとってうれしいことは、空気清浄機なみではないにしろ、いちおうの空気清浄効果もあるということです。
 湿ったフィルターを風が通るのですから、能力は小さいでしょうけど花粉ぐらいのものはキャッチしてくれそうです。部屋のほこりやタバコの煙、そしてホルムアルデヒドなどの水溶性の有害ガスなども多少は……まあ、逆にいえば、それだけ水が汚れるよということでもあるのですが。

 あまり喜ばしくない特徴はというと……第一に、加湿能力が弱いです。
 日本の冬の太平洋側の乾燥対策としては物足りないと思います。だから、日本ではあまり製品が出てこないのでしょう。日本の気候風土には適してないと思われます。マンションなどの高気密の部屋で、連続運転するのであれば、考えてもいいでしょうけど。
 そのかわり、つけっぱなしにしておいても、加湿のしすぎになるということはないです。部屋の湿度が高くなれば、洗濯物が乾きにくくなるのと同じように、自動的に蒸発しにくくなりますので。
 加湿はしたいけど冬場の結露がいやだなどというわがままな人にはいいかもしれないです(結露しないわけではなく、スチーム式などにくらべれば、加湿能力が弱い分だけ結露しにくいということです。冷えているところがあれば、ほぼ必ず結露はします)。

 もうひとつ喜ばしくない点。それはファンの音がうるさいということです。
 弱運転をしていればいいのでしょうが、それでは物足りなくてもっと早く加湿をしたいなどのときは、(製品によるでしょうが)かなりうるさくなると思ってください。うるさいぐらいにファンが回らないものは……まあ、加湿能力も弱いです(弱いというより、加湿されるまでに時間がかかります)。

 まだあります。
 海外製品ゆえ値段が高い。性能をおぎなうため本体が大きい。売ってるところが少ない。

※2005年1月追記
 現在、気化式(ヒーターレスファン式)は人気が出て、各社から発売されるようになってきました。いったんやめたように思えたナショナル(現パナソニック)も力を入れ出しましたし、シャープなども出してきています。アマダナもすばらしいデザインのものを出しました。エマーソンというファンの部分を取り外せるユニークなものも出ています。ハネウェルのものも手に入るようになったようです。
 ちょっと人気になったからって、みんな追随する……節操がないなあ。(^_^;)

※2006年12月追記
 最近になって、空気清浄機に気化式の加湿器が備えられたものがいくつか出回るようになりました。スチーム式のものが清浄機や電気ストーブやオイルヒーターなどに備えられていたものは以前からありましたが、目新しさもあって人気のようです。
 しかし、こういう「兼用」のものは、えてして水の補給がめんどくさかったり、掃除がしずらいなどのことがありがちです。また、清浄機のフィルターのすぐそばに気化式の蒸発装置(フィルター)があるなどで、もしかしたら運転を止めているときは、清浄機のフィルターが湿気っぽくなるかもしれません。清浄機のフィルターは汚れていますので、そこに湿気があると、カビなどの繁殖の原因になるおそれはゼロではないでしょう。
 個人的には、まだ海のものとも山のものともつきません(評判などが不明)ので、とりあえずお勧めはしません。メンテナンスの点でも専用のものを買ったほうがよいと私は思います。

※2008年追記
 気化式のうちのディスク式ですが、ベンタやボネコしかなかったところ、日本の三菱も出してきました。専用のラクリアミストや、清浄機と一体のラクリアエアなどです。

●検索「加湿器+気化式」「加湿器+ヒーターレス



〔ハイブリッド式の特徴〕

 スチーム式(というよりヒーター式・加熱式)と気化式のいいところをあわせたものです。
 お湯を沸かすのはスチーム式と同じですが、そのお湯をフィルターにしみこませて、そこに空気を送るという方式で加湿をします。これだと加湿能力がある程度高いので、すみやかに加湿ができます。
 一定の湿度になったら、センサーがそれを感知し、お湯を沸かすのをやめます。普通の気化式になるわけです。
 言ってみれば、蒸しタオルを干すのと同じしくみですね。

 違う方法もあるようで、基本的には普通の気化式だけど、早く加湿したいときには、あらかじめヒーターで温めた空気を送風するというのもあるようです。そして、同じように一定の湿度になったらヒーターを切るというものです。
 こちらは蒸しタオルではない普通の濡れタオルを干す。だけど風そのものが温かい、と(追記:現在のハイブリッド式はほぼこの「温風式」だと思います。上の「お湯を沸かす方式」はないと思います、たぶん)。

 いずれにしろセンサーによって自動的に切り替えるようになっていますので、いきおい、そうした自動装置のぶんだけ高価になります。中のしくみも複雑ですからね。
 同じヒーターを使うものですが、スチーム式に比べれば電気代はお得でしょう。
 しかし、しくみそのものは気化式ですので、そんなに小型のものはないようです。スチーム式や超音波式ほどは、急激に湿度を上げることもできないと思います(サイズにもよりますが……実際は問題ないと思うけど)。

 衛生面では、普通の気化式として使っているときでも、一定時間ごとにお湯をフィルターにかけるなどして殺菌しているようですので、まあ安心でしょう。日本の大手メーカー製であれば、そこらへんは手抜かりはないはずです。日本人はきれい好きですから(追記:電解水がどうとかイオンがどうとかいうのもありますが、効果についてはよくわかりません)。

 いちおう、よいものではあると思いますが……値段も高価ですし、スチーム式で充分かもしれません。
 お子さんがいるなどして、念には念を入れたいけど気化式では物足りないという人は、ハイブリッド式を選んでもいいかもしれないです。温かくて湿った空気が出てきますが、スチーム式の湯気ほどは熱くはありません……というか、ほとんど熱くないと思います。

 あと、宣伝にはあまり出てこないですが、気化式同様にフィルターを使うものですので、劣化したら交換が必要です。メーカーでは1年ごとに交換しろなどといっていると思います。こういうメンテのことは、買わないとわからないようになってます。

●検索「加湿器+ハイブリッド



〔特殊な気化式〕

 最初にも述べましたが、フィルターを使わない気化式です。
 気化式のうちのディスク式も特殊といえば特殊ですが、ここでは水のシャワー(霧といってもいいかも)の中に風を通すという方式について述べます。

 とはいうものの、多くのものが「マイナスイオン発生装置」として売られていると思います(イオンコンディショナーなんてことを勝手に言ってるようです)。
 ……あほくさ。(ーー;)

 しくみとしては、高速で回転するディスクの円周から容器内の壁に水滴をぶつけ、そこでさらに細かく水滴をくだきます。
 この砕かれた水滴のうち、微細なものがマイナスに帯電するんだそうですが……アヤシイです。実際に帯電したところで、それがどうだというんでしょうか(これは遠心噴霧式といいまして、もともと業務用の空気清浄機・加湿器の方式のひとつでもありました。とくに松下=現パナソニックはずいぶん昔からこの形式の家庭用加湿器を市販しています)。

 ま、その容器の中に風を通すんですね。容器の中は雨が降っているわけです。目に見える水滴そのものは出てこないようになってます(追記:業務用のものでは、ディスクが高速ではなく超高速で回転し、それによって砕かれた微細な水=霧を放出するしくみの加湿器もあります。上に書いた遠心噴霧式です。作物栽培用の温室などに使われます。また、舞台上で霧を出したりする演出装置などとしても使われることがあるようです)。
 ちょっと違う方式もありますが、基本的にはお湯にするわけでもなく、超音波で破砕するわけでもなく(じつは超音波を使ったやつもあったのですが)、水滴を取り除いた湿った空気が出てくるということで、気化式に含めていいと思います。

 アイデアとしてはなかなかのものだと思います。フィルターのような消耗品も使わず、超音波式のようになんでもかんでも吹き出すということもなく……いや、ないわけじゃないけど超音波式よりは少ないはずです。

 しかし、気化式は気化式。
 加湿しすぎになりにくいという点はいいですが、水や本体内部が汚れたら危ないです。汚れた水のシャワーの中を空気が通ってくるのですから。においもしてきます。ばい菌だって出てきます。
 そしてもちろん、加湿能力は弱いし、ファンの音はうるさいです。
 しくみが複雑なので、掃除もたいへんです。本体も大きいです。

 それに、大手メーカー品以外はべらぼうに高価です。詐欺です。
 そういう高価なものは買ってはいけません。

※2005年1月追記
 性能は不明ですが、エアートルネードという安価なものも出ているようです。
 なお、上で説明した「汚れたら危ない」という点ですが、管理人も経験しました。なにを隠そう、うちにはアクアデューというマイナスイオン発生器 加湿器があるのですが、あるとき、どうもくしゃみが続くのに気が付きました。部屋は締め切っているのにおかしいと思いました。花粉はないはずなのですから、こんどはハウスダストのアレルギーが出たかと思ってビビりましたが、加湿器を掃除したらくしゃみが出なくなりました。内部が汚れていたので、なにかわるいものが出ていたと思われます。こまめに掃除をしないズボラな人には向いてないといえると思います(そもそも、その掃除がたいへんしにくいです。本体は分解しなくちゃいけないし、タンクには補強のためのリブがあるのですごく洗いにくいです)。なお、こういうことが続くと、「わるいもの」に感作してしまって、アレルギーになり得ます。加湿器病の一種です。

※2006年12月追記
 ホルムバスターというものもあります。定価は高価ですが、実売価格はそれほどでもなさそうです。こういう妥当な価格のものであれば、電気も食わず、かなりよいものだと思います(加湿能力が弱いという点には目をつぶらないといけないですが)。

※2013年1月追記
 久しぶりの追記ですが……数年前からマジックボール、あるいはその類似品が出回っています。しくみはここで書いたものと同じですが、水を気化させる能力はたいへん弱く、加湿器の代わりにはなりません(メーカーでもそう言ってるはず。まあ「ないよりはマシ」程度の加湿器ならぬ保湿器程度にはなるかもしれませんが)。基本的にはアロマのデュフューザー(拡散器)であり、空気清浄の効果もひじょーに弱いと思います(風量が弱すぎます)。これは容器内で水をばしゃばしゃ跳ねさせるものですから、うすいプラスチック製の類似品は音がうるさいです。もしも購入を考えているのだったら、本物でも類似品でも、水を入れる容器が厚いガラスでできているものがいいです(なぜ知ってるかというと、モドキを買ってしまったから。この騒音については、ざわざわした店頭でたしかめてもぜったいわかりません)。(^_^;)



〔さらに特殊な気化式〕

 夏になると売られる「冷風扇」というのがあります。「打ち水の涼しさ」「自然のさわやかさ」みたいなことを言ってますが、涼しくなんかならず、ただただ湿ってくるので不快だなどという意見がほとんどのようです。
 あれ、はっきりいって加湿器です。
 そう考えると、日本には適してない気化式の加湿器、けっこうあるんですね(笑)。
 ベンタやボネコなんかより手軽でいいかもしれないです。
 ちょっと本体サイズは大きいですけどね。
 持ってるけど押し入れにしまっちゃったなんていう人は、冬場の加湿器として再利用してみてください。

 なお、この冷風扇が冷風を出して活躍できるのは、春〜秋の暑くて乾燥した日だけです。日本の真夏はおおむね湿度が高いですから、「冷風」には期待しないほうがいいでしょう。



〔その他〕

 超音波式は部屋の温度を下げるといわれます。水が気化するときに気化熱を奪うからですね。この点は気化式も同じなんですが……そこを改良したと称するものも売られています(ちなみに、超音波式は噴霧量を多くすると気化しきれず、床がびっしょりになったりします)。
 基本は超音波式なんですが、吹き出す前にヒーターで温めてやるというものがあります(が、生産終了らしい)。しかし、超音波式は超音波式なので、やめておいたほうがいいです(が、温熱吸入器代わりにはなりそうです たしかめましたが、たいして温かくないのでだめですね)。


追記:気化熱をうばって室温を下げないように、ということではなく、水に入っている(かもしれない)バイキンを殺菌するために熱する(紫外線ランプを使ったりしてるものもあるようです)というようなことを言ってる超音波式(ハイブリッド式)加湿器もありますが、ちょっと温める程度では効果はないと思います。それに、なにをしようとも水中のミネラルもろとも吹き出すのは変わりありません。だまされないでください。たぶん責任問題になるのがイヤなのでしょう、大手家電メーカーは出してないということを考えてみてください。たしかに、デザイン性に優れていたり、かわいいキャラクターものがあったりして、ほしくなる気持ちはわかりますが。


 また、サンゴを水につけておいてミネラル濃度を高くし、その水を超音波式で吹き出すという「マイナスイオン発生装置」も売られています
 加湿器だとは言ってないのでわからない人もいるかもしれませんが、あれは立派な加湿器です。テレビ通販などでも出てましたね。
 高価ですし、ばかばかしいので買ってはいけません。空気清浄機などといって売られていることもありますが、アホとしか思えません。詐欺商品です(家電の業界では、一定の規格以上の性能がないと空気清浄機とはいえないことになってます)。

※2006年12月追記
 なんと天下のボネコも、超音波の霧を温めて出すというハイブリッド式を出しています。いったいぜんたい、どうしたことでしょう。ミネラル分をとるイオン交換樹脂も入っているようですが、これも永遠に性能が続くものではありません。どうしても超音波式を使いたいなら、ミネラル分のない純水を使うといいでしょう(赤ちゃんのミルクを溶く水として売られています。高いですが)。




 以上が加湿器の特徴ですが……けっきょくなにを選んだらよいか?
 予算と相談して適当なサイズのスチーム式を選び、同時に湿度計も買うというのが経済的だと思います。ホームセンターなどの安売り品なら2000〜3000円もあれば買えるでしょう(あまり予算がきつきつではないのなら、ハイブリッドでもなんでも買ってください。電気代を考えればそのほうが得だと思うし)。
 加湿能力が足りないとか、もっと急速に加湿したいなどの場合は、濡れタオルを部屋に干すなどの補助的手段も考えてください。
 部屋全体を加湿するものではないですが、いうまでもなく濡れマスクや蒸しタオルも、鼻やノドにはいいです。

 水タンクの掃除がしやすいしくみになっているものなどもあります。
 持ち運びしやすいか、コードを引っ掛けたときも安全か、水の交換は簡単かなどもチェックするといいでしょう。
 加湿をするという機能そのものは同じです。高いからいいということはない(まあ、いろいろと便利ではあると思います)です。
 あまりチェックする人はいないと思いますが、清浄機のように「何畳向け」かというのもカタログを見ればわかります(騒音もね)。充分な効果を得たければ、充分な加湿性能をもったものを選んでください。

 あと、同じスチーム式でも、海外製のものには、水に塩や重曹を入れなくてはいけないものもあります。これは電極(ヒーター)部分のしくみが違うためです。
 日本のものは、いわゆるヒーターになっていますが、海外のものは、2本の電極が別々になっているものがあります。水そのものに電気を通してお湯を沸かすしくみなので、電気を通しやすくするために塩などが必要になるのです(真水は意外と電気を通さない)。
 このしくみのメリットは、水が切れると自動的に電気が通じなくなるので安全だということがあります。そうした安全装置は日本のものにもついていますが、フロート磁石を用いた水位(水量)センサーなどであったりして、ちょっと手間がかかってます。
 こうした海外製のものには、アダプターをつけるとスチーム吸入器・美顔器のように使えるものもあります(はっきりいって、カズのものです)。ただ、鼻(だけ)の吸入にはむいてないです。顔が熱いと思います。

 大きさも問題で、とくに通販を利用する人は、サイズをよく確認してください。
 海外製のものは倒れないように背が低いものが多いですが、そのぶんだけ設置面積がおおきくなります。買ったはいいけど置き場所に困るなどいうことになったら、それこそ困ると思います。

 まあ、いろいろ調べてください。すごくユニークな形のものとかもありますし、なんと気化式だけど電気を使わないなんてのもあります。エアコンの暖房の風やファンヒーターの風があたるところに置くと効果的だと思います(濡れタオルを干しても同じだとは思いますが)。

 ちなみにですが、上で「スチーム式は能力が高い」「気化式は能力が低い」などといっていますが、これは製品によりけりです。小さなスチーム式より大きな気化式のほうが能力が高いということは当然あります。空気の温度・湿度とも関連するのでいちがいには比較できません。
 同じ消費電力ならどちらがいいかという比較方法もあるでしょうが、消費電力量のケタが違うので、やはり比較はできないです。サイズで比較するのもナンですし……現実的には店頭の値段で考えるしかないかもね。

 あと、加湿によって結露するかどうかというのも、窓や壁の温度によりけりです。断熱性のよいお宅だったら、そんなに結露しないかもしれないです(追記:基本的に結露というのは「冷えたところ」でおこります。もしもお宅が結露する家であった場合、どこが結露しやすいかたしかめてください。「となりの部屋に接した壁」ではなく、「外に面した壁(あるいは窓やドア)」であるはずです。つまり、そこが冷えているからツユがつくのです。その「冷えた壁」に接するように家具などを置いてあると、そこでの空気の循環が遮断され、完璧にびっしょりになって、カビる原因になります。壁紙などもはがれます。冷えた壁のそばには家具を置いてはいけません。その裏側はたいへんなことになります。管理人も経験者です。これでも結露そのものを防ぐことにはならないですが、いちおう被害を大きくしないための、結露対策の基本中の基本です。より積極的に結露を防止したいのであったら、その「冷えた壁」に扇風機などで風を当ててやることです。室内の温かい空気で、その壁を温めてやることで、ある程度の対策となります。暖房効率は落ちますがしょうがないです。さらにもっと積極的にというのであれば、そのための結露防止ヒーターも売ってます。根本的な解決方法というのはほぼないに等しいですが、一軒家の持ち家だったら、いわゆる外断熱にリフォームするなどのことがあります。もちろん窓は二重サッシなどにして。ホームセンターなどで売っている結露防止シートなどは、効果があることもありますが、被害を拡大することもないではないです。リクツはわかりますよね。もひとつついでにですが、このように冬でも高温多湿な環境だと、ダニが増える原因ともなります。つまり、北欧の家屋のような24時間暖房ではなく、寝るときは暖房を消してしまって、冷えてそこらじゅうが結露する。そういう中途半端なツクリの家屋&暖房のしかたが増えたことが、日本人にアレルギーが増えた原因のひとつだという説もないではないです。いちおう防ダニのひとつの方法として、こちらのページを読んでみてください。たぶん、防カビにも、ないよりはマシ程度の効果はあると思います。まあ、新しく家を作る場合は、いまは換気しないといけないようなので、結露もダニもどうなるかわかりませんが)。






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