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−−− 生理食塩水で鼻を洗おう −−−
 

生理食塩水の作り方
 


 0.9パーセントの食塩水なんですが、これはおおざっぱにいって、1リットル(1キログラム)の水に9グラムの食塩を混ぜればできあがりです(厳密な化学や生物関係の実験に使うとかだったら、正しい方法を調べてください)。

 ただ、衛生状態には気をつけなければいけません。よごれた水を鼻に噴霧するのはイヤですからね。
 精製水や蒸留水を購入するのもいいですが、めんどうですしおカネがかかります。
 でも、だからといって、水道水をそのまま使うのはやめたほうがいいです(実際にはだいじょうぶでしょうが ← 追記:井戸水や自然の湧き水・雨水などは絶対ダメ。簡易水道の地域も要注意。飲める水だからだいじょうぶ、なんてことはないです。飲み水は胃で殺菌されるので同じに考えてはだめです。じつは水道水でも、完全に無菌かというとそうでもないので念のため。怖がらせるのがイヤだったので書かなかったんだけど、心配してたことが起きてしまいました。日本ではないのですが、鼻を洗う水に含まれていたアメーバという微生物によって死者が出てしまいました。浄水器を使う場合も、逆浸透膜式でもない限り、やはりいったん沸かしたほうがいいと思います。イイカゲンなことをやって事故を起こさないようにしてください、お願いします)。やかんなどで沸騰させた湯冷ましを使ってください。沸騰の時間は10分以上のほうがいいです。

 なぜかといえば、水道水に微量の有機物がまざっていると、塩素と反応をおこして、いわゆるトリハロメタンのたぐいができてしまうからです(それがなにかわるい影響があるかどうかは別にします)。沸騰直後がいちばんトリハロメタンの量が多く、ほぼ完全に無くすのには1時間ぐらいの沸騰が必要といわれます。
 しかし、10分程度も沸騰させていると、もとの水道水よりは有意に量が少なくなるといわれています。
 そのため、10分以上の沸騰というのがお勧めできます(別に強火じゃなくてもいいから、できれば15分ぐらいがいいと思います)。塩素やトリハロメタンも飛んでしまうし、殺菌にもなるからです……というか、念のための殺菌ということで、沸騰させることをお勧めします(こうした水は飲み水にも適しています。規制のゆるいミネラルウォーターよりも、水道水の湯冷ましのほうが安心です)。


 では作ってみましょう。
 軽量カップやはかりなどがあれば簡単ですが、ないお宅もあるでしょう。
 そこで、そういう計量グッズを使わないで作る方法を考えてみました。

 計量カップのかわりにジュースが入っていたペットボトルを使います。
 500ccのジュース(炭酸飲料)の空きボトルを使うことにしました。
 量ってみると、下の画像のような状態で、ちょうど500ccです。少し上にすきまができるぐらいですね。
 1リットルでは多すぎますし、もっと少ない量だと誤差が大きくなるので、この程度が適量でしょうし、作りやすいと思います。

500ccというのはこれぐらいです

 塩の量ですが、これははかりがないとむずかしいです。
 ティースプーンのようなものではかるといっても、大きさがまちまちです。
 そこで、100円ショップで売っている計量スプーンを使いました(この程度のものならどこでも手に入るでしょう)。

 水が500ccですから、塩は9グラムの半分の4.5グラムです。
 何回か量ってみると、下の画像のように、大中小の計量スプーンのうち、中のサイズのスプーンにすりきり一杯というところで、おおよそ4〜5グラムというところのようでした。2杯で9グラムだったので、1杯ならちょうど4.5グラムということです。この「中」のスプーンには「5SPOON」とありましたので、「5さじ」ってことでしょうか(←よくわかってない)。

4.5グラムというのはこれぐらいです

 まあ、誤差はあるでしょうが、1グラム以上の誤差はないと思います(あったとしても、その程度は問題ないです。迷ったら、若干少なめにしてください。濃いとしょっぱいです → 追記:3パーセントの濃度で鼻洗浄をすると、生食での洗浄よりも鼻炎の治療効果が高かったという研究結果もあるみたいですが……まあ、それを何日も継続するのはやめておいたほうがいいでしょう。長期にわたってやると、粘膜に異常が発生しないとも限らないです ← ごめんなさい、生理食塩水より効果があったんじゃなく、単に「効果があった」という研究でした)。ちなみに、上の塩は若干つぶの大きなあら塩(ではないけど)みたいなものです。粉みたいな塩だと、少し誤差が出ると思います……が、そこまで気にする人は1グラム未満も測れる精密なはかりやメスシリンダーとかを買いなさい。

 なお、今回使った計量スプーンのうちの「中」サイズというのは、よく料理でいわれる「おおさじ、こさじ」のうちの「こさじ」です。真ん中のサイズなのにこさじというのはおかしいですが、このセットでの小さいスプーンは「こさじ2分の1」というサイズなんですね〜。
 というわけで、「食塩はこさじ1杯」というのが簡単な説明になります(指摘してくれた人、ありがとー)。


 この塩を混ぜればおしまいです(ボトルに塩を入れるのに、漏斗というかジョウゴというかもあったほうが便利ですね)。できあがり♪
 できた生理食塩水を、鼻洗浄スプレーの空き容器に入れて使ってください(スプレー容器に移すには、スポイトとかがあると便利です。これも百均に売ってます)。そのまま鼻で吸い込んで「鼻うがい」をしてもいいですが、そのときは人肌程度に温めたほうがいいです……というか、最初からそのつもりだったら、ぬるま湯の状態で作ったほうがいいでしょう。

 余ったのは捨ててください。
 冷蔵庫などに入れて保存してもいいですが、衛生状態についての責任はもてません。いわゆる塩素が抜けているので日持ちがしない可能性があります(まあ、栄養分がないので雑菌が入っても繁殖しにくいとは思いますが、ある種のカビなどは水中のミネラルや微量の有機物を栄養に繁殖してしまうようです。ちなみに、本当は塩素は入ってます。塩化ナトリウムを溶かしたのですから)。
 もったいなかったら、目を洗ったりうがいをするのに使ってください(もちろん、料理にも使えます。ダシの素を入れて、吸い物でも作ってください。どーしてもとっておきたかったら、ペットボトルごと大きな鍋で20分ぐらいゆでてください。炭酸飲料のボトルならだいじょうぶかと思いますが、そうじゃないボトルだと縮んだり歪んだり、破裂したりするかもしれません……いや、炭酸飲料のボトルでも熱で縮みますね。破裂はしないでしょうが。こんな感じで「瓶詰め」を作るならガラス瓶のほうがいいでしょう、たぶん)。


 ペットボトルや鼻洗浄スプレーの空き容器なども、できるだけきれいにしておいてください(香料入りの台所用洗剤で洗うと、その香りが残ることがあります)。
 煮沸殺菌をしたいところではありますが、スプレー容器とかは歪む可能性があるし、まあ、そこまではしなくていいでしょう。どうせ自分で使うものですから、そこらへんは自分で自分に責任とってください(塩素系漂白剤で殺菌するのを勧めます。その後、上で作った煮沸した湯冷まし、または作った塩水ですすいでください。管理人は長期放置した容器内にカビが生えたのを経験してます)。
 塩はなんでもいいです。JTの塩でもいいし、にがり入りの天然塩でもいいです。アジシオはやめたほうがいいと思いますが。(^_^;)

 鼻洗浄スプレーの容器に入れたものも、「なくなったら交換する」のではなく、衛生面からいえば、一定期間ごとに交換したほうがよいでしょう(管理人は、そんなに交換してませんが……ま、このあたりは自己責任でよろしく。キズのスプレーをわずかに混ぜると、殺菌成分が保存料になりますが、スプレーによっては血管収縮剤が混ざっているので、できればそれがないやつがいいです。保存料自体もないほうがいいのですが、知らないうちに水がカビるよりマシでしょう。鼻スプレーの容器は密閉されているようにみえるかもしれませんが、そうでもないです。気温の高いときはスプレー口から水がしみだし、気温が下がると、その水がまた容器に吸い込まれたりします。つまり水は外気に触れるので、雑菌がまざります。必ず混ざります)。


 なお、管理人は甜茶に塩を入れたもので鼻洗浄を試みたことがありますが、よけいに鼻水が出て止まらなくなり、おまけに頭痛までしてきて、寝込んでしまったことがあります(爆)。
 なにがわるかったんでしょうかね〜。お茶が濃すぎたのかな?
 ま、たまたまだと思いますが、それ以来、怖くてやってません。
 シジュウム茶の鼻噴霧は効果があるとかいわれてますけどね〜。
 まあ、あまりヘンなものは鼻にいれないほうが無難ですな。(^_^;)


 サーレというものがあります。ハナクリーン用の洗浄液を作るやつなんですが、こういうのを使ってもいいでしょう(つか、そのためのものだからいいに決まってるけど)。追記:作るのめんどかったら、ハナノアを買って小分けしてください(香料が入ってるけど)。コンタクトの保存液も、添加物の入ってない生理食塩水であれば使えます。




 なんつーか、この記事を出してからというものの、同じような方法で生理食塩水を作る方法がいろんなところで紹介されることが多くなったけど……パクられるような記事を作れてシアワセです。(^_^;)




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