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花粉症のセルフケア(自分でできる工夫)(1)
 


花粉と接しなければ症状が出ないよ

 花粉症は花粉のせいでおこります。
 当たり前ですが、花粉と接しなければ症状は出ないのです。
 そのための工夫を書いておきましょう。

 いちばんいいのは、花粉のシーズンは「花粉のないところ」で暮らすことです。
 ま、普通は無理でしょうけどね(でも、「その時期は疎開する」という人もいるんですよ!)。

 次善の策としては、できるだけきれいな部屋に引きこもることです。
 窓も、開けてはいけません。

 ……無理ですか? (^_^;)

 仕事はあるし、買い物もしたい。
 なるほど。

 では、外に出なくてはいけないときも、できるだけ花粉に触れないようにしなくてはなりませんね。

 花粉症患者にとってイチバンの味方は「マスク」です。
 マスクで鼻と口をおおってしまえば、花粉を吸い込むことはありません。
 恥ずかしがらずに、マスクをしてください。

マスクはだいじです
マスクしてね


 マスクをするときのポイントは、花粉を通さないように作られたマスクを選ぶことと、できるだけ隙間をつくらないことです。

 さて、「目」はどうでしょうか。
 目にマスクをしたら見えません。困ります。
 そこで、いまは花粉症向けのゴーグルが売っています。そういうのを利用しましょう。

ちょっとオオゲサだけどゴーグルも有効
花粉向けのゴーグル


 そこまでおおげさにしたくない人は、度の入ってないガラスがはめこんである「だてメガネ」でもOKです。サングラスでもいいでしょう。

 専用のゴーグルほどではありませんが、メガネをしているとしてないとでは、目に入ってくる花粉の量がぜんぜん違います。
 普通のメガネやサングラスはわきがあいていますが、スポーツグラス(スポーツをするときに、おでこから流れる汗が目に入らないようにするもの)であれば、かなり顔のカーブにフィットしていますから、隙間から入ってくる花粉も少なくなります。

 すでに日常的にメガネをしている人には、メガネの上からつけられるゴーグルもあります。
 そういうのを選んでください。

 もちろん、この程度の工夫で完璧ということはありませんが、花粉症の症状はほとんど顔(鼻と目)に出るものなので、そこをカバーするというのは基本です。



花粉があるなら取らなくちゃ

 普段から裸で外に出るという人はめったにいないでしょう。
 「服」を着ているはずです。

 その「服」に花粉がくっつくことがあります。
 服にくっついてもどうということはありませんが、その服を着たまま家に帰って、部屋に入ると、その花粉がまき散らされます。

 そのことを考えると、最初から花粉がつきにくい生地の服を選ぶというのがいいですね。
 下着からなにから考える必要はないと思いますが、いちばん上に着るのは、できるだけ「ツルツルした素材のコート」などがいいでしょう。

 また、髪の毛にも花粉がつきますから、ロングの人は髪をたばねたり、帽子をかぶったりして、頭に花粉がつきにくい方法をとったほうがいいともいわれます。

似合う人は帽子もいいよ
帽子はファッション性が高いので
似合う似合わないということが
あるけどね。


 さあ、こうした工夫をしても、どうしても花粉はくっついてしまいます。
 くっついたものは落としましょう。
 それも、部屋に入る前に落としましょう。

 玄関のドアを開ける前に、パタパタワサワサと服をゆすったりはたくだけでも、少しは違うと思います。

患者自身が服をはたくときは、吸い込んじゃうから注意
せめて軽くはたいてね


 できれば、玄関の外に洋服ブラシをぶら下げておいて、ドアを開ける前にざっとブラシをかけましょう。ハタキでもほうきでもいいと思います。

動物の毛のブラシが静電気がおきなくていいようです
背中まで届くという点では
ハタキのほうがいいけどね


 そのようにして花粉を落とした服(コートなど)は、玄関にハンガーを置いておいて、そこにかけましょう。部屋には持ち込まないほうが無難です。

 これは、花粉症ではない家族の人にもお願いして、やってもらったほうがいいですね。
 自分だけが「花粉を家に入れない工夫」をしていても、家族の人がどんどん花粉を持ち込むのではしょうがありません。

 外で遊んで帰ってきたお子さんなどは、そのまま服をぬがしてお風呂にいれてしまうのもいいと思います。
 大人でも、こうするのが理想的です。

 そして、それでも部屋に入ってしまった花粉は……やっぱり取りましょう。
 それには、空気清浄機の利用と、掃除です。
 空気清浄機で部屋の中にただよっている花粉を吸い込んでしまい、落下した花粉は掃除をしてきれいにするのです。

アイラブ清浄機ぃ〜!
空気清浄機は強い味方


 掃除は、できれば濡れ雑巾で拭き掃除をするのがいいでしょう。
 そうでなければ、静電加工された化学モップや掃除機を使いましょう(畳の場合は、最初から掃除機を使ってください)。
 いまは排気が出ない掃除機などもあります。排気で床の花粉を巻き上げてしまっては元も子もないので、こういう掃除機を使うのもいいと思います。

 しかし、高価ですから、わざわざ買うのもナンです。もしも買い換えるチャンスがあったら、こういうのを考えてみてくださいというにとどめておきたいと思います。
 長いホースを使って、掃除機本体を部屋の外に出してしまうのもいい方法です。

 なお、玄関に入ってから服の花粉をまき散らさずに取りたい場合にも、掃除機を使うといいです(ちょっとおおげさですけどね)。
 コロコロクリーナーも、繊維の隙間に入った花粉は取れないと思いますが、やらないよりはマシでしょう。

 直接、花粉を取るものではないですが、加湿器で部屋の湿度を上げるのも、対策としては有効です。
 浮遊している花粉が湿って、早く落下するからです。
 皮膚や、ノド・鼻にも、適度な湿度はよいはずです。



入ってこないようにもしなくちゃね

 こうした工夫で部屋の中の花粉がまったくなくなるかというと、そうともいえません。
 とくに暖房をする季節では、たまに換気が必要です。
 自分は窓を開けたくなくとも、家族の人が開けてしまうことがあります。隙間風というのもあります。

 窓を開けないまでも、料理をするときは換気扇をまわすでしょう。
 部屋の中の空気を外に出すのですから、どこかから空気が入ってくるはずです。

 これは家のつくりにもよりますが、昔ながらの木造家屋では、窓の隙間というのがけっこうあります。
 目に見える隙間があるのなら、市販の隙間テープで、できるだけ隙間を少なくしておきましょう。

 マンションなどでは、換気扇を回したときに空気が入ってくるように、通気口が設けられていることがあります。
 そこが素通しだと、花粉が入り放題です。
 いまはそこにつけるフィルターも市販されています。そういうものを利用しましょう。

 そういうフィルターが手に入らなかったり、サイズがあわないために取り付けられない場合は、ティッシュでもキッチンペーパーでもタオルでもいいですから、なにかをフィルターにしましょう。
 あまり通気性をそこなうものではまずいですが、ティッシュ程度のものでも、たとえば2枚重ねるなどの工夫をすれば、あるとないとでは、少しは違うと思います。
 不織布のマスクを切り開いてフィルターにするのもよいでしょう(目詰まりしやすいので、ひんぱんに交換してください)。

 そして「花粉が入らないようにする」という意味でもっともだいじなのは、外に干した洗濯物や布団を取り込むときです。
 外には干さないというのが基本ですが、干してしまった場合には、取り込むときに「よくはたく」「掃除機をかける(布団の場合ですね)」などのことをしてください。
 取り込んで、窓を閉めたら、空気清浄機を全開(最強)で運転です。

布団を吸い付けない掃除機ヘッドもあるよ
布団は、布団たたきで
たたくよりも、
掃除機で吸い込む


 経済的な余裕があったら、乾燥機の導入を考えるのもいいことです。
 洗濯物の乾燥機は高価で場所もとりますが、布団乾燥機なら、小さいですし価格もそんなにしません。




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