うりちゃんのおうち



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■ Q&A − その他
 避妊に失敗 ・危険日安全日 ・薬で中絶 ・未成年者についてなど、主に掲示板に良く寄せられる質問のまとめと回答です。
Q&Aは4つに分類されています。

   ◇ 妊娠 : 生理前の症状、体調、検査薬、つわり、受診まで。
   ◇ 中絶 : 検査、エコー、費用、同意書、手術内容など。
   ◇ 術後 : 経緯、出血、検診など。
   ◇ その他 : 避妊法、後遺症に関してなど。


1.妊娠の可能性
 生理予定日より前の方や、セックス直後の方など、検査薬で調べることがまだできない時期に、ご自分の妊娠の可能性を聞かれる方が多いです。
 妊娠の可能性が高いか低いかは、避妊の有無・生理周期や次の生理予定日、危険な行為のあった日などからある程度は分かります。ただし、セックスした以上妊娠の可能性はゼロではありません。妊娠の可能性を聞かれても、『可能性はある』としか答えられないことをご理解ください。

 膣外射精による妊娠の可能性を尋ねられる方もいらっしゃいますが、膣外射精は避妊と呼べるものではありません。妊娠の可能性は高いですし、今は妊娠しなくても、膣外射精を続けていけばいずれ妊娠することでしょう。

 避妊はしたけれども失敗した場合や、避妊のない性行為をしてしまった場合、72時間以内でしたら緊急避妊をおすすめします(緊急避妊に関してはこちら)。72時間を過ぎてしまったときには、予定日に無事生理が来ることを待つしかありません。

 生理が遅れている方から、妊娠の体調変化についてよく質問を受けます。
 確かに妊娠している時は普段とは少し違った体調を感じる方が多いですが、生理前にも同じような体調変化がありますので、体調によって妊娠しているかどうかは分かりません。
 着床出血のような茶色いおりものがあった場合や、生理の様子がいつもと違った場合でも、その出血の原因がいったい何であるかは、掲示板では正しく答えることはできません。

 生理が来ないとき、不安になっていろいろ質問される気持ちは分かりますが、質問しても何の解決にもなりません。まずはご自分で検査薬を購入し、予定日から1週間経ったら調べてみてください。そして陰性だったら更に1週間後に再検査をしてください。
 生理予定日から2週間、あるいは最後の性行為から3週間以上経過しても生理が来ずに陰性だったなら、早めに受診することをおすすめします。特に微量な出血が続いているなどの異常を感じたら、早めに受診してくださいね。

 生理を待つ間には、避妊の知識を深め、ピル服用の検討や基礎体温計の購入など、することはたくさんあります。同じ不安を繰り返したくなければ、まずは自分で考え自分で行動しましょう!

2.避妊に失敗(緊急避妊とは)
 緊急避妊とは、性交後72時間以内に緊急避妊薬を服用し、妊娠(着床)を防ぐ方法のことです。
 緊急避妊の成功率は97%以上で、この方法をとっても絶対に妊娠しないとは言い切れません。ですが、妊娠の可能性が高いまま放置するよりは良いと思います。

 緊急避妊薬(モーニングアフターピルと言います)は病院で処方してもらえます。現在の日本では、中用量ピルを処方されることが多いようです。服用時間や錠数など、指示通りに服用することがとても大切ですので、必ず注意事項を守るようにしてください。緊急避妊薬を服用した後、数日〜数週間で生理様の出血があれば避妊成功となります。

 中用量ピルを重ねて飲むため、吐き気などの副作用がとても強いと言われていますが、実際副作用を感じたのは服用者の半数程度だそうです。副作用を嫌がって飲むのをためらわれる方もいらっしゃいますが、もしも失敗したのが危険日だったのなら、服用することをおすすめします。中絶することに比べたら、絶対によいと思います。

 緊急避妊薬処方してくださる病院は結構少ないそうですので、各自電話で問い合わせてみてください。処方病院は「日本家族計画協会クリニック(03-3235-2638)」で聞くこともできますが、簡単な質問(どこでこの電話相談を知ったか・年齢・社会人か・都道府県・セックス日・避妊の有無or方法・紹介を希望する病院の所在地)を聞かれますので準備しましょう。(上記TEL.Noがもしダメな場合はこちら→事務局03-3269-4727) (ROBBYさん情報ありがとうございました)

 緊急避妊薬を服用したのに妊娠してしまった場合には、胎児への影響は少ないとは言われていますが、中絶を勧められることが多いようです。『もし妊娠した時には産む』と決めているのであれば服用はおすすめしません。
 この薬は24時間以内に服用することで更に効果が高まります。産むことができない状況にあることが確実なら、なるべく早めに診察を受けるようにしてください。
 統計に、緊急避妊薬を服用した理由のグラフもありますので参考にどうぞ。

【 参考リンク 】
・ ピルとのつきあいかた(http://finedays.org/pill/)
 内、緊急避妊に関するページ(http://finedays.org/pill/emergency.html)

・ 妊娠と避妊の情報室(http://900.org.cn/ninsin/)
 内、緊急避妊体験談(http://900.org.cn/ninsin/faq/epill_repo.html)

3.避妊法について
 避妊については、当サイトでちょっとした知識を得るよりも、避妊専門のサイトでしっかりした知識を得た方がよほど良いと思います。避妊に詳しいサイトをリンクにいくつかあげてありますので、ぜひそちらを参考にしてください。

 100%の避妊法は、セックスしないことだけです。セックスする以上妊娠の可能性は必ずあることは忘れないでください。
 例えば一番使用率の高いコンドームは、避妊率85〜90%と言われます。これを高いと考えるか低いと考えるかは個人の自由ですが、破れたり外れたりと失敗の多いコンドームを単独で使用し続ければ、いずれ妊娠してしまうことは分かると思います。

 各避妊法を単独で使用するのではなく、正しい避妊知識を身につけ、二重三重の避妊を心がけるようにすれば避妊率はあがります。その努力を惜しまないようにしてくださいね。

4.薬で中絶できるの?
 薬で中絶することはできます。
 ですが、現在日本では薬での中絶は承認されていませんので、日本国内では手術以外での中絶方法はありません。

 薬での中絶(人工流産)は、フランスやアメリカなど一部の国で認められている方法で、経口妊娠中絶薬(RU486:ミフェプリストン錠)で人工的に流産させます。
 薬というと手術より簡単そうに聞こえますが、流産させるほどの強い薬です。身体への負担はとても大きく、激痛や大出血を伴うこともあります。死亡事故もある危険な薬です。認可されている国でも、医師の指導・監視下で服用し、無事に流産が終わるまで通院する必要があるそうです。服用可能期間も妊娠7週目までと非常に短い期間に限られています。

 日本では平成16年、この薬をインターネットで個人輸入し服用した女性が出血多量で病院に運ばれるという事態が何件かおきました。そのため、厚生省が注意喚起と個人輸入代行業者の取り締まりに乗り出しています。現在は、個人輸入に対する制限も行われているようです。
 個人輸入の商品は法外な値段のことも多く、品質が粗悪で効果が全くないものまであるそうです。当然、医師の指導も一切受けられません。簡単そうだから、知人にもらったから、親にばれなさそうだから、といった理由で選ぶには、あまりに危険の高い方法と言えるでしょう。
 詳しくは厚生労働省の発表をご覧下さい。

厚生労働省:個人輸入される経口妊娠中絶薬(いわゆる経口中絶薬)について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/10/h1025-5.html

5.術後の妊娠
 『術後に不妊になるってホントですか?』と不安に思う人と、『術後はまた妊娠しやすいと聞いたのですが?』と不安に思う人がいます。相反する二つの質問ですが、実はどちらも正しいです^^

 中絶手術後はホルモンバランスが崩れやすく、排卵の予測がつきにくくなります。排卵の予測が出来ないと、妊娠したい人にとってはなかなかタイミングが掴めません。逆に、妊娠して困る人にとっては、妊娠の可能性が低い時期の予測ができないことになります。つまり妊娠しづらく、妊娠しやすい状態です。
 特に手術直後は次回の生理予定日のがいつなのか全く分かりません。せめて手術後はじめての生理が来るまでは、 妊娠の心配が無いようセックス自体を避けることをおすすめします。その間、これからの避妊について相手の方ともよく話し合っておきましょう。

 中絶経験者が再度妊娠を繰り返しやすいと言われる理由には、避妊がルーズであったり、間違った避妊法を実践していたりすることもあげられます。医学的な面でも、中絶後は子宮の内膜がきれいで着床しやすいそうですが、着床するからには受精、つまり無防備なセックスがあったということです。
 中絶経験者が、これまでと同じ考えのまま、同じ避妊法でセックスを続ければ、当然また同じように妊娠してしまうと考えた方が無難です。

 今のところ、妊娠を避けるためにできる最大限のことは低用量ピルの服用です。低用量ピルが無理なら最低でも基礎体温を測り、排卵日より前のセックスを避けましょう。もちろんピルや基礎体温と、コンドームを併用するようにしてくださいね。基礎体温やピルに関しては、リンクの避妊サイトを参考にしてください。

 一度妊娠できたって事は、少なくとも不妊ではなかったはずですから、再度妊娠する可能性はとても高いと言えます。短期間に繰り返し妊娠することによって、子宮にはかなりの負担がかかります。中絶後は、次の妊娠まで半年程度間を空けたほうがよいと言われます。手術後の不妊を心配する前に、次の妊娠を避ける方法を考えるべきだと思います。
 再度自分の避妊法をしっかり見直し、同じ過ちを繰り返さないよう相手の方ともしっかり話し合ってくださいね。

6.手術の後遺症
 手術の影響として一番多いのは、当サイトによせられる経験者の投稿から考えると、ホルモンバランスが崩れて排卵が不規則になり、生理不順になることではないかと思います。
 基礎体温を測定してみて、高温・低温期がはっきりせず排卵も無い様子なら、基礎体温表を持参して受診してみてくださいね。ホルモンバランスの崩れによる無排卵は、比較的簡単に治療できます。

 手術の合併症で起こりやすいのは細菌感染による炎症です。これは術後の検診にしっかり通い、術後の薬をしっかり飲み、お風呂やセックスなどの術後の決まりをしっかり守ることで防ぐことができます。痛みや下腹部痛、違和感を感じたらすぐ受診するようにしてください。もしも炎症を起こしてしまっても、痛みが無くなるまで薬を服用し治療すれば問題はほとんどありません。

 細菌感染による炎症の結果として卵管が塞がったり、子宮内膜が癒着を起こしたりすることがあります。癒着を起こしてしまうと下腹部痛がずっと続いたり、生理が激痛になったり、不妊になったり、子宮外妊娠になりやすくなったりもするそうです。そうならないためにも必ず術後検診に通い、術後の身体に違和感を覚えたらすぐに受診することがとても大切です。

 他には、妊娠中の子宮はとても柔らかくなっているため、手探りで内容物を掻き出す中絶手術によって子宮に傷がつくことがあります。子宮穿孔といって子宮に穴があいてしまうことすらあります。
 この場合は入院し点滴による治療を受けるか、状態によっては開腹手術を行うそうです。中には子宮の半分以上を摘出せざるを得ない状況となった方もいらっしゃいます。非常に数は少ないですが、中絶手術にはこういった危険性が伴うことを忘れないで下さい。

 何の原因も見当たらないのに、術後不妊になってしまった方もいらっしゃいます。はっきりとは分かっていませんが、中絶経験者は流産しやすいとも言われていますし、遅延分娩(出産までの時間が長引いてしまうこと)や、前置胎盤(胎盤の位置が子宮口付近に重なること)などになりやすいとも言われています。
 将来赤ちゃんを『産む』ことが出来るかどうかは、手術後実際に妊娠して経過をみなければ分からないことなのです。今心配しても仕方の無いことだと割り切ってもらうしかありません。

 中絶手術は比較的安全な手術であり、次回の妊娠に対する影響は低いです。それでも、確率は少なくても実際に不妊となった方がいらっしゃる以上、あなた自身が『次も絶対妊娠し、無事出産できる』とは言い切れません。
 もしかしたら最後の妊娠になるかもしれないことをしっかり考慮し、中絶手術を選択するなら不妊となる覚悟だけは必ず持ってください。どうしても不妊となるのが嫌ならば、中絶手術を受けてはいけません。
 その他、詳しくは参考リンクの『メルクマニュアル-人工妊娠中絶』をご覧下さい。

◇ 参考リンク
『メルクマニュアル-人工妊娠中絶』
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec22/ch255/ch255c.html

7.親に内緒にしたい(成人の方)
 二十歳以上、成人されている方なら、保護者の同意なく中絶手術を受けることができます。手術に必要なのは相手の同意だけです。

 ご両親と同居している方で内緒にする場合は、妊娠を隠すことを優先するあまりに身体をおろそかにしないよう気を付けてください。つわりで身体がキツイとき、中絶手術という選択を深く考えるとき、精神的な負担が大きいとき、手術後に安静にしたいときなど、周りの誰かの協力を得ることはとても大切です。

 成人していても誰かに扶養されている方は、保険証を提出した場合に行政から通知がくることがあります。これは保険証の不正使用を防ぐためのものです。詳しくはこちらをご覧下さい。

 私個人の意見では、親に内緒にすることはおすすめしません。内緒にすることで、出産という選択肢を自ら狭めることになるからです。親に話すことで何らかの身体的問題が発生し、流産の危険が増すようなときもあるでしょう。そういった場合も含め、ご自身で決断されることも構わないとは思います。ですが自身の親に話すことも含めて、できる限り出産への可能性を探して欲しいと思います。

 最後に当然のことなんですが、隠して中絶するということは、これから先のことも全て自己責任だということです。後々彼との関係や、金銭的な面、身体や精神の異常などで迷惑をかけることのないようにしましょう。隠すからには、そういう覚悟も必要です。

7.親に内緒にしたい(未成年の方・学生さん)
 親に内緒で手術を受けることはできますし、実際内緒にしている方も大勢います。でも、ここではその方法を教えることはできませんし、親に内緒にすることを決しておすすめしません。その理由は、

・ 未成年者が中絶手術を受けるためには、必ず保護者の同意が必要。
・ 金銭面での苦労や、万全の医療が受けられないことを避ける。
・ 安易な考えでの中絶や、妊娠を繰り返すことなどを避ける。
・ 麻酔や手術の事故があった場合に大変危険。
・ 術後の体調管理を親に内緒にするあまり疎かにする場合が多い。

などがあげられるからです。
 親に隠したいという気持ちは分からなくもないですが、他に頼れる成人がいなければ必ずご両親の同意をもらってくださいね。

 親に言えない理由は何でしょうか。『親が厳しくて怒られるから』『彼のこと知らないから』なんてよく聞きますが、要は単に自分が怒られたくなくて黙っていたいための言い訳にしか聞こえません。その考え方自体が子供の発想です。
 どのような言い訳を並べてみても、それらは全て妊娠する前から分かっていることです。セックスと妊娠を甘く見て、避妊を怠った自分たちの責任を棚に上げないように。赤ちゃんの命や手術の重大さを考えたら、厳しく叱責されることくらい当然です。

 本当に産みたいと自信を持って言える人も必ず親に言ってくださいね。中絶を考えていたけれど、親に言って出産となった人もいます。もしかしたら救われるかもしれない命なのに、黙って手術を受けたら全て手遅れです。

 残念なことに、親に相談したところ酷く殴られ流産された方もいました。自分と赤ちゃんの命が危険にさらされるおそれがあるなら、無理に相談しろとは言いません。
 もしも意図しないセックスで妊娠されたのなら、無理に話す必要はありません。病院には守秘義務がありますから、事情を全て説明してみてください。何らかの対応をしてくれると思います。その際は、妊娠12週を過ぎてしまわないよう気を付けてください。万が一のことを考えて、連絡先だけは必ず正しいものを記載するようにしましょう。

 身近に頼ることのできる大人が全くいない、周りの大人から虐待を受けているなど、様々な事情もあると思います。思春期の方向けの人権相談や電話相談がありますので、是非利用して解決するようにしてください。

参考:JFPA Homepage(http://www.jfpa.or.jp/01-topics/)
思春期の心とからだの相談室(03-3235-2638)

8.安全日と危険日
「生理が終わった日にセックスしました。危険日ですか?」

 性行為後にこのような質問をされる方は非常に多いですが、まず言いたいことは、セックスをする前にちゃんと知識を付けてください。危険だったらいったいどうするつもりなのでしょうか。全ては手遅れです。

 安全日と危険日というのは、明確な区別はありません。あるのは比較的妊娠しやすい日と、比較的妊娠しにくい日です。安全日とは、全く妊娠しない日ではありませんのでご注意下さい。

 比較的妊娠しやすい、いわゆる危険日というのは、排卵日から前7日間と、排卵日後3日までの約10日間です。精子は7日間、卵子は1日生きるとして、排卵日のずれを含めた計算です。

 ご自分の生理周期や排卵日などは、基礎体温などで調べましょう。排卵日が分からなければ、危険日も安全日も全く分からないことになります。
 ただ、排卵日からおよそ2週間後に生理がくると言われています。つまり逆に考えれば、「生理の始まった日から約2週間前」が排卵日となります。
 これらのことから「次の生理予定日の約3週間前から10日間が妊娠しやすい時期」と予想されますが、あまり正確とは言えません。

 それ以外の日は比較的妊娠しにくい、つまり安全日になりますが、もちろん避妊を怠ると妊娠する可能性があります。生理なんて、ちょっとしたコトで簡単に早くなったり遅くなったりします。いつも周期が安定しているからって適当に排卵日に目安をつけていると、セックスしたときに限って突然生理が遅れ、慌てることになります。

 生理周期が安定している人でも、排卵周期は不安定なんだそうです。性行為の刺激で排卵が早まる場合もあります。生身の人間の体を、あまり過信しないようにしてくださいね。
 基礎体温ではガクンと体温が下がった日が排卵の目安ですが、その当日ではなく、前後三日間くらいで排卵するそうです。基礎体温が上がり始めるまでは、気を抜かないようにすることが大切です。

 危険日には“セックスしない”、安全日には“二重の避妊避妊”、これを徹底すれば妊娠の可能性はグッと減ります。避妊について詳しくは、リンクの避妊項目の各サイト様を参考にして下さい。

9.生理中のセックス
 生理中の性行為は、なるべく避けてください。妊娠とは別に、衛生面で非常に問題があるからです。
 子宮から排出された血液は、雑菌にとって非常に栄養があり、暖かくてとても居心地の良い場所です。雑菌がたくさん繁殖して汚染された血液を、性行為によって膣内や子宮口近くに押し戻すことは、いろんな病気に感染する原因にもなります。

 また、生理中は排卵日より前ですので、妊娠する可能性も高いです。性行為によって脳が刺激され、排卵が早まることもよくあります。
 生理中は、できるだけセックス自体を避けましょう。

10.生理不順の妊娠
 生理不順にはいろんな原因がありますが、少なくとも排卵を伴っていれば妊娠の可能性は出てきます。
 生理不順の人が妊娠したいと思ったとき、いつ排卵するか分かりにくいため妊娠しにくいでしょう。でも裏を返せばいつ排卵するか分からず、いつでも妊娠の危険があると言えます。
 基礎体温できちんと自分の身体を観察し、グラフに異常があれば早めに受診し身体を理解しておくことが、妊娠したいときにも、したくないときにも役に立ちます。

 私個人のことですが、若い頃からかなり酷い生理不順で、妊娠を希望していたときには不妊治療も受けました(結果は流産でした)。現在は低用量ピルを飲んでいますので基礎体温は測っていませんが、以前に何年間か基礎体温を付けていたグラフの中で、薬の影響なく自力で排卵したことが分かったのはたった一度だけでした。そんな私も中絶経験者。世の中上手く行かないものです。

11.薬の影響
 市販されているお薬は、胎児にはほとんど影響ないそうです。
 どうしても気になる方は、お薬を飲んだ時期のメモと、飲んだお薬と同じものかそれに添付されている説明書を持って、産婦人科を受診し相談しましょう。

 病院で処方されるお薬は、胎児に影響を及ぼすものもあります。そういう場合は事前に知らされていると思いますが、処方された病院、または産婦人科にお薬を持参して相談しましょう。
 薬を飲んだことを理由に中絶を考えるのは、まずプロの意見を聞いてから、でも良いのではないでしょうか?

 妊娠が分かった頃から安定期に入る頃までは、胎児に影響の出やすい時期でもあるそうです。服用したお薬の影響だけでなく、母親が長期で高熱を出したりしても胎児に影響があります。薬を飲んで早めに病気を治した方が良い場合もありますので、妊娠中に病気になったら、すぐに産婦人科を受診しましょう。

参考:くすりの掲示板(http://www.medicabi.org/bbb/)
   くすりの掲示板内、よくある質問(http://www.medicabi.org/bbb/ex/)

12.過去の手術
 過去の中絶経験を、医師や新たなパートナーに言った方が良いかどうか。これも意外と多い質問ですね。

【 医師に対して 】

 次の妊娠をしたとき、あるいは妊娠を望むときには、産婦人科では必ず過去の妊娠経験を聞かれます。この時、手術経験は必ず言うようにしましょう。もちろん、医者には守秘義務がありますので勝手にバラしたりはしません。

 過去の中絶で胎児自身には影響はありませんが、流産 ・ 早産しやすくなったりすることはあります。過去の中絶経験を言っておくことにより、医者が診察時により一層気を付けてくれるようになり安心です。隠すことで不利益を被ってしまいますので、必ず言うようにしましょう。

【 男性に対して 】

 新たなパートナーに対し、過去の手術を言うか言わないか。
 この問題の答えは非常に難しく、また正しい答えもないと思います。どのような理由で相手に言おうと考えるのか、それによっても違うでしょうが、管理人は“不必要に言わなくても良い”と考えておりますので、それを基本に書いてあります。参考程度にお読み下さい。

 手術を受けたことで自分が不妊になっているかも知れない、それを隠すことは良いことではない、と思いこんで告白する女性もいます。
 術後検診で炎症が起こっていない、または炎症後しっかり治療してあれば、不妊はあまり心配することではありません。まず基礎体温や排卵チェッカーなどで排卵の有無を確認してみましょう。そのほかにも生理の異常を感じる、体調が術後すぐれないなど、何か問題点があれば医師に相談してみましょう。
 不妊を悩んで相手に告白するのは、その次ではないのでしょうか?

 “将来子供ができなかったとき、女性側の手術経験を責めてしまうかも知れない。そんな自分に嫌気がさす”と言う男性からの投稿もありました。
 実際不妊治療を受けてみると分かると思いますが、女性に一度でも妊娠経験があると、医師は過去の手術経験による不妊問題よりも、現在の排卵の有無、二人の相性問題や男性不妊を疑います。それなのに過去の手術を話してしまったことで、男性は女性を責めてしまう自分を責め、女性は自分の過去の手術を責めて、全くおかしな方向でお互いに苦しむ羽目に陥ってしまいます。
 不妊の原因は、パートナーが変わればまた問題も変わるのです。新たなパートナーと子供に恵まれないときは、まずお二人で共に受診し、原因をしっかり探ることが大切だと思います。

 相手の男性に支えて欲しい、過去の手術も含めて受け止めて欲しいと考える女性も多いようですが、それは難しいことだと思います。
 過去の手術でなくても、妊娠した相手の男性が、こちらの気持ちを理解することだってほとんどないのです。早く元気になれとか、いつまでも落ち込むなとか、見当違いの励ましをする男性が非常に多いことはご存じだと思います。これらは彼らなりの優しさなのでしょうが、女性としては余計に落ち込み、男性に対する不信感が募る原因になってしまいます。
 正直なところ、うち明けた相手が例え女性だとしても、中絶経験のない人とある人では全く反応が違います。逆にひどく傷つけられることすらあります。出産か中絶か、といった問題に現実的に直面したことの無い人には、それを決断するまでの苦悩は分かり得ないと思います。
 ましてやうち明けるのはそんな経験すら全くない無関係の男性。過去の中絶が苦しくて、支えて欲しくて相手にうち明けるのなら、良い結果はあまり期待しない方が身のためだと考えます。

 告白された男性から、どう支えて良いか分からないという相談もありました。
 自分ではない相手との妊娠、中絶。聞かされて良い気持ちになる人はまずいないと思います。愛しているからこそ受け入れがたく、大きなショックを受けてしまう。その気持ちも分からないとは言えません。
 手術に対する偏見なども持ち合わせているかもしれません。過去の手術を告白された男性からの体験談によれば、 “まさに理解したくても許せない”という気持ちになったそうです。支えてもらう以前のお話ですね。(この方は知人女性や体験談を通じ、うち明けた方の気持ちを理解して下さったことを付記しておきます)
 無駄に相手を悩ませない、という配慮も大切ではないでしょうか?

 男性には、手術に対する認識不足もあります。手術に直面したことがない、まして男性となれば知識などないのが当然でしょう。中には中絶手術の次に出来た子供は障害を持っているという、間違った知識で悩まれている男性もいました。
 新たなパートナーに告白しようと思っている人は、まず告白された側の男性の気持ちになって考えてみましょう。そして告白することでいったい相手のどのような対応を期待しているのか、自分自身の気持ちも再度整理してみましょう。
 相手が女性であれ男性であれ、話すことの利益は少ないと思います。うち明けるときは相手をよく見て、差別や非難をする相手ではないか、ショックに耐えられるか、支えてくれるか、話を聞いて離れてしまわないか、よくよく考えてください。

13.男性の方へ
体験談から転載 (投稿者kaoさん) 

【 彼女を妊娠させてしまった男性へ 】

色々な事情があると思いますが、
少しでも産んでも良いと言う気持ちがあるならば
『どっちでも良い』と彼女に決断をゆだねるのではなく、
『産んで欲しい』、『二人で頑張ろう』と言ってあげてください。
彼女はその言葉を待っていると思います。

『どっちでも良い』という言葉では、実は迷惑なんじゃないかとか、
子供の命の責任を一人で背負わなければいけないような気分になります。
『産みたい』と言い辛いです。

もし、それでも中絶と言う決断になってしまったとしても、
彼女のあなたに対する信頼感は揺るがないと思います。

いろいろ考えてどうしても無理であるならば、
早いうちにはっきりと決断してあげてください。
週数が進むほど彼女の体に負担がかかります。
そうなった時は、彼女を優しく支えてあげてください。
中絶は悲しくて、辛いことです。一人で乗り切るのは困難です。

時には取り乱して、あなたに暴言を吐くことがあるかもしれません。
怒ったりせず、静かに受け止めてあげてください。

手術の前には、彼女にはもちろん、お腹に手を当てて、
赤ちゃんに「ごめんね」といってあげてください。
彼女は自分のことより赤ちゃんを心配していると思いますので、
赤ちゃんに優しくすることは彼女に優しくしていることと同じだと思います。

手術が終わっても赤ちゃんのこと、忘れないでください。
彼女は絶対一生忘れません。たまには二人で赤ちゃんの話をして下さい。
あなたが忘れないでいてくれることが、彼女は一番嬉しいはずです。


掲示板から転載 (投稿者むぎさん) 

【 中絶を考える男性の方へ 】
(先ほど)男性の方とチャットでお話させて頂いて、
なんだかとても勘違いが多いのでは?と感じました。
思い返せば自分のパートナーとて、
同じような勘違いはしてきたのではないかとも思えます。
勘違いをしたままでいると、
いずれ私たちのようにしなくてもよい苦労を背負い込む事になります。
一助になれば。そう思い、いくつか気になる点を書き留めます。
ご参考までに。

●中絶は簡単ではありません。

セックスを合意の元に楽しまれるのは大変結構な事です。
ですが、その結果として妊娠となった場合、
簡単に中絶すれば?と考えていませんか?

中絶はそんなに簡単に選んで良い事ではありません。
女性にとっては肉体的、精神的なリスクを伴う事です。
あなたがもしも相手を大切に思うなら、決して選んではいけない選択肢です。

●妊娠したらどうするの?という話し合いの前に避妊方法の確認を。

セックスをする前に、女性と「もしも子どもができたら中絶しようね」
と約束をする人がおられます。
しかし、その前にしなくてはいけないのは、
中絶しなくてはいけないような事態を、二人で極力減らそうね、
という話し合いではないでしょうか?
ピルや基礎体温、リングとコンドームを合わせて使いましょう。
子供さんがいらないのであれば、男性のパイプカットも大変有効です。
妊娠したらどうするの?という話し合いはもちろん大切ですが、
その前にありとあらゆる避妊方法をしっかり学び、徹底して実行してください。

●二人で決めたのに・・・でも悲しく辛いのが女性です。

恋人が妊娠した。でも、あなたの体には何も変化が起きません。
しかし、考えてみてください。
彼女の体の中にはもう命がいて、
彼女はその命のメッセージを、体で感じているのです。
手の中に小さな小鳥がいるように。

あなたの手の中に暖かな小鳥がいて、
あなたはその小鳥の暖かな体温もいじらしい小さな動きも感じているとします。
そこで誰かに「いらないから、今すぐ握りつぶして。だって約束したでしょ?
君だっていいよって言ったじゃん。ほら、早く」と言われたとして・・・

あなたはその命令する相手を尊敬し、愛する事ができますか?
そして、やむをえず握りつぶした自分の手を、ステキな手だと思う事ができますか?
そして、そんな事を愛する人にさせられますか?
そして、実際につぶしてしまおうとしているのは、小鳥ではなく自分の子供だとしたら。



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