前立腺のはなし の要旨



 前立腺は膀胱のすぐ下にあるクルミぐらいの大きさの臓器で、精液をつくる役目を果たしています。 年をとるにつれて前立腺が肥大してくると、中を通っている尿道が圧迫されて、尿が出にくくなります。 これが前立腺肥大症です。症状は,尿がすぐ出ない、時間がかかる,残尿感がある、夜間に行く回数が多い, などです。放っておくと、膀胱に残る尿の量が増え、腎不全などの病気を引き起こすことがありますので、 早めに泌尿器科を受診していただいた方が良いのですが、受診するのは恥ずかしい方のために、 尿の勢いを自己チェックする方法をお教えします。トイレに、秒針つきの時計と計量カップ (紙コップにご自分で100ミリリットルと200ミリリットルのところに目盛りをつけたものでも十分) を用意しましょう。時計の秒針を見ながらカップに排尿し、出始めから出きるまでの時間を測ります。 そして、尿の量を排尿の時間(秒)で割ります。たとえば、200ミリリットル排尿するのに30秒かかれば、 200割る30で6・7。つまり、1秒あたり尿が流れる量(平均尿流率)は6・7ミリリットルというわけです。 この数字が毎秒5ミリリットル以上であれば、まず安心ですが、5未満の場合には要注意です。

前立腺ガンは、早期には症状が出ないことがあります。最近は, 血液検査で前立腺抗原(前立腺の細胞の中だけで作られている蛋白)が調べられるようになり, 無症状のうちに前立腺ガンが診断できるようになりました。。