クラッシュ症候群 crash syndrome

交通事故や地震災害などで、救出や搬送が遅れたため、
救出後に急性腎不全や心不全を起こす全身障害をいう。
「挫滅症候群」ともいう。
初期症状のうち尿が茶色に変わり量も減少するのが特徴。
傷ついたり圧迫されたりした筋肉から出るたん白質「ミオグロビン」や
カリウムなどが、急激に全身に広がり、腎臓や心臓の機能を
悪化させるものとみられている。外傷や意識の有無には関係ない。
阪神大震災の際に注目されたもので、救出から治療を始める
までの時間が、患者の明暗を左右するとされている。
早期発見、早期治療という災害医療の原則が、
これほど当てはまる障害はないので、日本救急医療学会などでは、
実態調査を行いその対策に乗り出した。