あなたの中にも誰かいる??

多重人格テスト
(DES=解離体験スケール)
TENMARUバージョン


オリジナル→Dissociateve Experiences Scale(解離体験スケール)
著者→F.W.Putnam & E.B.Carlson


これは模擬テストです。よって、原典とは訳、順序が変えてありますが、聞いていることは同じです。
次のような経験の有無を問うもので、即座に多重人格であると診断するようなものでもありません。

次からの質問に、全く経験が無ければ0%、毎日している場合は100%というふうに、
経験度をパーセントで表した場合、何%になるかを答えてください。

<<復刻版 監修者 注>>
経験度をパーセントに換算する場合、次の頻度を目安にしてください。
これは、藤崎 葵が、大学病院で二種類のDESを受けた時の参考です。

0% ここ数年、まったくそのような経験(感覚)はない
10% そういえば、月に2〜3回、そんな経験(感覚)がある
20% 季節にもよるかもしれないが、週に1度は、そんな経験(感覚)があるようだ
30% 3日に一度はそんな経験(感覚)がある
40% 気にならないときもあるが、週に2〜3日はそんな経験(感覚)の中にいる
50% 週の半分くらいは、そういった経験(感覚)に悩まされている
60% 2日に1度か、3日に2度は、そういう経験(感覚)がある
70% そういう経験(感覚)のない日は、週の半分より少ない
80% 週に1〜2日くらいしかそういう経験(感覚)を気にせずに過ごせる日がない
90% このような経験(感覚)に悩まされない日を数えた方が早い
(年に5日もあるかないか)
100% ここ数年(あるいは記憶にある限り)ずっと、そんなことは日常であり
それが普通だと思う(誰もがこういう経験をしているものだと思っている)

ただし、アルコール(お酒)や薬物(クスリ)の影響だと思う場合はそれを省いてください。
(つまり、酔っ払っているときや、クスリの副作用だと思う場合はすべて省くのだ!)

なお、当店にはCGIによる送信・解析機能がありませんので(笑)、
メモ帳と電卓をご用意ください(本当です……情けないけど)。

復刻版掲載にあたり、印刷して使う場合に計算しやすいよう、記入欄を設けてあります



「友達や家族がわからないことがあるなんて、あなたのほうが分からない人だ」
と親しい人に言われる。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
物事に没頭しすぎて、周囲で起こっていることに気づかない。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
場所や状況によって、普段とは全く別の行動に出るので、まるで自分は、複数の
違う人間のようだ。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
買った覚えも貰った覚えもないものが、持ち物の中にある。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
目的地へ向かう道中の記憶が定かでない。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
いつもなら絶対選ばないような服を着ている、あるいはアクセサリー等を着けている。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
見知らぬ人が親しげに違う名前で呼びかけて来たり「絶対前に会ったことがある」
などと言うが、人違いやしらばっくれている訳ではないようだ。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
元々は我慢強いわけではないのに、痛みを無視できるときがある。
そういう時は、その痛みは他人事のようだ。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
はっと気づくと、さっきまでとは別の場所にいるのだが、何故そこまで来たのか、
自分でも分からない。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
10 自分の行動を傍観している別の自分がいる。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
11 参加したはずの重要なイベントの記憶が無い。
(入学式、卒業式や、毎年恒例になっている行事など)

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
12 鏡の中の自分は『他人』だ。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
13 それまで聞こえていた人の話し声や周囲の物音が、急に聞こえなくなることがある。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
14 周囲の人間や物事を、自分とはかかわりの無い絵空事のように感じる。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
15 夢か現実か区別できない出来事(過去の記憶)がある。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
16 いつもなら絶対に出来ないことが、時として何の苦も無く出来たりする。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
17 よく知っているはずの場所なのに、はじめて来たような気がする。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
18 現実と空想の区別がつかない。空想の世界で起きたことなのに、現実の世界で
起きたことのようだ。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
19 言った覚えの無いことで嘘吐き呼ばわりされる。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
20 周囲が霧にかすんで見える。そのため視界が利かない。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
21 ふと気づくと、全く何も考えずに空を見つめていた。しかも何時間も経っている。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
22 書いた覚えの無いメモなどが出てくることがある。記憶は無いが、確かに自分の字だ。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
23 一人になると、まるで他人に話しかけるように、大声で自分に話しかけている。
傍から見たら一人芝居にしか見えないだろう。

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
24 計画したことと実行したことの区別がつかない。
(例=手紙を投函したのか、投函しようと思ったのか)

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
25 現在進行形で体験できる過去の記憶や出来事がある。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
26 自分の体にどうしても違和感がある。自分なのに自分でないようだ。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
27 頭の中で声が聞こえる。
      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
28 自分では記憶が無いのに、あることをした形跡がある。
(例=食べた記憶は無いのに、気づくと明らかに食事の痕跡がある)

      %
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
総合計



÷28=







 さていかがでしたか? 経験の有無をパーセントで尋ねるテストと言うのは、実は他には無い形式なので、何を基準にパーセンテージを出せばいいのか? と迷った人も多いと思います(実は私もそう。仮に「50」で迷うとして、一日のうち半分なのか、それとも週のうちなのか…あれ? 一日のうち半分なら100じゃん? となったクチです)。

 ここに出てくるような、ちょっと特殊な体験を、多重人格患者はしているわけです。ですから、「こりゃなんじゃ? 質問の意味もわからんぞ??」となった項目があっても心配は要りません……と言うか、むしろ安心してください。

 さてさてと、集計のしかたですが、自分がチェックしたパーセントの数字をすべて足し、その合計を28で割る……全体の平均を出してください。あなたの平均値はいくらでしたか?


 実はこのテスト、30%がボーダーラインです。30%未満の人は正常ですが、それ以上になると、病的なレベルでの解離体験があるということで、解離性障害の疑いが濃厚というわけです。

 30と言うと一見低いようですが、質問事項の特殊性から、0を選ぶことが多いはすで、なかなか『平均が30%』には行かないものです。もちろん項目によっては、普通に見うけられそうなものもありますが(質問2など)、通常は質問の意味すらもわからないことが多いものなのです。

 ちなみにアメリカの多重人格治療の専門家、コリン・A・ロスの報告によると、
「多重人格患者のDESの結果の平均値は41.7%だった」とのことで、他にも、
「仮病(意図的に病気を真似ること)や詐病(何か利得があってそれを目的に病気を真似ること。仮病とは違う……詳しくは別項で)、あるいは医原性多重人格(意識的・無意識的を問わず、患者と治療者の間に何かがあって、結果として治療者が多重人格状態を招いてしまうこと。これも別項で)者のほうが、平均値が高かった」
とのこと。

 それでは診断TENMARUバージョンです。


0〜29……心配無いでしょう。

時に異常感を覚えることがあっても、疲労時、発熱時など、正常人にも解離感(と言うより離人感)が出現することがあります。
ただし、「ほとんど0なのに、特定の項目だけ、パーセンテージが異常に高くてこうなった」場合は、話は別です。
どの項目に飛びぬけて高い値がついたのか、きちんと見なおす必要があります。
次項で述べる要注意項目だったら黄信号!

30〜49……解離性障害の疑いがあります。

記憶の脱落(健忘)はありませんか? また、記憶は繋がっていても、現実感が無いと言うことは? あるいは、自分に違和感を覚えることは?
それらが強い苦痛を及ぼしている場合、特に『離人症』と呼びます。
これは「周囲に現実感が無い」。「自分が自分でないようだ」。「綺麗なはずのものを見ても、綺麗だと思わない」。などと訴えられることが多く、かつては『離人神経症』と呼ばれていたものです。
近年ではこれが、解離と関係があることがわかっています。あまり苦痛が大きいようなら専門家(精神科医またはセラピスト)に。

50以上……テストに不慣れ、あるいは該当項目の多さなどから、オーバーに答えていませんか?

特にはじめての人は、「あ。これ当てはまる」というものがあると、「これも、これも」というふうに、連続して高くチェックしがちです。
70や80、あるいは100とチェックした項目は、本当にそんなに頻回に体験していることなのでしょうか?(50でも1ヶ月に半分の割合です)
もう一度よく一項目ずつ検討しながら再挑戦!
それでもやっぱり高得点を取った場合は、早めに専門家(精神科医かセラピスト)に相談を。


☆★要注意項目★☆

 このテストには、大きく分けて3つのカテゴリーとひとつのサブカテゴリーがあるようです。

 ひとつは、記憶の脱落や曖昧さを問うもの(質問4、5、6、10、11、15、17、19、21、22、24、25、28)、もうひとつは離人感の有無(同8、9、12、14、20、26)、そして空想&ぼんやり度とも呼べるもの(同2、3、7、13、16、18、21、24、25)。ダブっているものは個人的な分け方なのでご了解を。

 そしてあともうひとつ……サブカテゴリーとして、『作為体験』の有無を問うもの。作為体験とは『させられ体験』とも呼び、心理学的には無意識からの被影響体験と言えます。が……よく知られているのは総合失調症(旧:精神分裂病)の症状として挙げられた『シュナイダーの一級症状』です。
 実は質問27がそうで、23はその他覚症状…と言えばおわかりでしょうか。

 これは幻聴の有無を問うもので、『幻聴がある場合はそれを自覚し、他者からは独り言として観察できる(総合失調症(旧:精神分裂病)のチェックリスト)』というやつの親戚です。親戚、という表現をした理由は、総合失調症(旧:分裂病)の幻聴は『外から、現実の声と同じように多くは敵意を持って、有害な内容として聞こえる』のに対して、解離症の幻聴は『中から、現実とは明らかに違って聞こえる』という特徴があるからです。前述したコリン・ロスは、これを称して『頭の中の声』と呼んでおり、総合失調症(旧:分裂病)との識別点として、
「分裂病患者の幻聴は外から、多重人格患者の幻聴は中から聞こえる」と言っています。
(原文ままのため、旧病名になっています)

 それはちょっと置くとしても、このふたつを、特に高値でチェックした人はやはり要注意と言わざるを得ないでしょう。

 ちなみに日本のとある大学で、DESを実施した結果、この27番に100%とチェックしている人が何人か居た(服部雄一著『多重人格者の真実』巻末収録)そうで……年がら年中、頭の中で、誰かの声がしていると言うのは、それが多重人格に由来するものかそうでないのかは別としても、やはりそれだけで問題ありでしょう(差別発言なんて言われそうな気が……汗)。

 この他に要注意はなんと言っても離人項目で、これは診断のところにもあるように、正常人にもある感覚ではありますが、パーセンテージが高い場合はやはり問題で、それによって苦痛が大きい場合は『離人症』の可能性もあるわけです。


☆★これはスクリーニングテスト★☆

 見出しにもある通り、このDESはスクリーニングテスト=第一次テストであり、ここで高得点を取った人が、即多重人格と決定されるわけではありません。ここで引っ掛かった人は、更に別のテストや医師の診察を受けて(つまり、他の病気との鑑別を受けて、それが該当しないと判断されて)、はじめて多重人格=解離性同一性障害(DID)と診断されるわけです。
 DESのスクリーニングテストとしての信頼性は高く、アメリカではよく使われています(日本ではまだ認知度は低いようですが、それでも使っている所は使っている)。

 ちなみに私は、これとMMPI(ミネソタ多面人格テスト。主に精神病患者と正常人を区別するためのテストで、そのためかヘンな質問が多い…)とロールシャッハテスト(左右対称のインクのしみを見せて、何に見えるか聞くテスト)とで、
「ほとんど分裂病」(笑)と診断されました。
「テストの結果だけ見ると分裂病なんだけど、実際接してみると全く違う……よってあなたは空想虚言症」と言われたときは、本当、どうしようかと思いましたがね……(ぼそ)。


 模擬テストではなく、本物そのまんまの訳をご覧になりたい方は、上記の服部雄一著『多重人格者の真実(講談社ソフィアシリーズ)』または同著者の『多重人格=知られざる心の病の真実=』の巻末をごらんください。訳も順序も違いますが、聞いていることは全く同じです。



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