ホームヘルパー2級講習会


基本的学習(日々の学習・基本的技術)
第2日(6月20日)
午前:ケア計画の作成と記録・報告

 ホームヘルパーは、ケアマネージャーの作成するケアプランに基づいて、具体的援助目標を掲げて仕事をすることになる。おのおのの利用者の現状をよく把握し、問題点を発見する。それには原因と誘因がある。そして、望ましい結果としての目標。それに向けてのお手伝いとしての具体的援助方法を考えなければならない。

 たとえば、高齢者で、自分の食事が自分で作れないが、配膳されれば自分ひとりで食べることのできる人がいたとしよう。この人の問題点は、自分で3度の食事が調理・配膳できないことで、栄養が保てないことが考えられる。望ましい結果としては、自分で電子レンジ・オープントースター・ホットプレート程度が使え、時分で配膳できるようになること。そのための具体的援助方法としては、テーブルの上に調理済みの料理が入ったなべを置いておくので、自分で盛り付けてもらえるように。電気調理器具については、いっしょに説明をしながら使ってみて、さらに使い方を紙に書いて貼っておくことで、覚えていただけないだろうか。

 他に「記録ノート」の意義についても習った。父がお世話になっているデイケアの施設でも記録ノートを作成してもらっている。その日の体温・血圧やレクリエーションのプログラム・昼食の献立とともに、父の一日の様子が書かれて返ってくる。家庭からの要望や、父の体調などもここに書いておくようになっている。1日に10名以上の利用者がいて、空き時間に細かにノートを書いてくださる施設職員の人には、本当にお世話をかけている。 

 我が家では、デイケアに通うだけで、ホームヘルパーの派遣は受けていないので、記録ノートは、ケア施設ごとに1冊ずつ用意してもらっている。これが複数のヘルパー派遣を受け入れたり、地域の民生委員や保健婦さんのお世話にもなるようになると、情報の共有化という意味でも、1冊の記録ノートは重要だ。利用者の家庭に備え付けておき、介助者がその都度書き込んだり、家族が書き込んだりすると、利用者の状態がすぐにわかる。もちろん個人的な情報を書くものではないし、プライバシーやホームヘルパーの信頼関係にもかかわるため、慎重に扱わなければならない。秘密は秘密として、保持しなくてはならないのだ。 

 ホームペルパーの記録の種類は、「初回訪問時記録」・「活動訪問記録」・「連絡ノート」である。
よい記録を書くためには、多くの記録を読み、多くの記録を書くことであろう。事実だけを記載し、自分の感情(今日は何度もオムツを取り替えなくてはならなかったので、くたびれた。など)は書くべきではないのはいうまでもない。

午後:ボディメカニクス、体位変換・起居動作

 ボディメカニクスという言葉を習った。体位変換・起居動作を介護する際に、利用者と介助者の双方にとって安全で安楽な方法(省力化された方法で、余計な力が要らない)を用いるのである。やみくもに体位変換の介助をしてしまうと、ヘルパー自身の腰をいためてしまうことになりかねないのである。

 それは、5つの基本動作(寝返り・起き上がる・座る・立ち上がる・歩く)を理解して、その自然な動きを極力利用して、介助する。さらに物理学的に、てこの原理・トルクの原理・ベクトルの法則を理解しておかなければならない。以上の解剖学的・運動力学的に合理性のある方法であることから、全介助の状態から、半介助・自立へと、スムーズに連動できる方法である。

 実際の体位変換・起居動作の実習が、私にとって初めての実技になった。健常者相手の実習とはいえ、手順だけを学ぶのではなく、実際の現場を想定して、声かけをして行うとよいようだ。気持ちもほぐれ、また、手順の確認にもなる。

 しかし、実際には寝たきりの全介助の人など、もっと重たく感じるはず。声かけひとつで利用者の意識の力も働くだろうから、ひとことひとことを大切にしたいと思う。
このころの父の様子

 恐れていた再出血がおこった。
 先週のCT検査の結果、大きな脳内出血が見つかり、かなり脳を圧迫しているらしい。硬膜下出血という症状だそうだ。すぐに入院&手術の必要があったのだが、その週は脳外科の先生が出張ということで、今週になってからの入院となった。

 前回の入院で、やはり事故のショックもあるのか、かなり痴呆の症状は進んだ。今度は手術もするという・・・。

 今週の月曜日(6月19日)に再入院して、21日に手術。頭蓋骨をくりぬき、そこから出血を吸い取る手術だったそうだ。
 手術後3日目にして、集中治療室から一般病棟に戻ってきた父は、ぶつぶつとわけのわからない言葉をつぶやき、意識が不明。意識不明の重態というのではなく、意識が何処かに飛んでいって、夢とうつつの間をさまよっているようだ。手や足も痙攣を繰り返している。「パパ、パパ」と呼びかけても返事はない。ぶるぶる震えている手をさすってあげようとすると「うううー」とか怒り出す。

 もしこのままだったらどうしよう??? この状態を手術のショックだと信じたい!!!





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