身の回りの出来事




地元の小学校に「ゲスト・ティーチャー」として招いてもらう
〜「開かれた学校」と、「地域の教育力」の向上を目指して
(01年2月14日)
 何かと慌ただしい3学期も半ば、毎日寒い中にも、日差しは少しずつ春の兆しも感じられる。
そんな折、地元の小学校に「ゲスト・ティーチャー」として招いていただき、2年生2クラスにジャズダンスを指導することになった。

 実はわたしの前職はジャズダンスインストラクター、3歳児から70歳を超える方まで、ジャズダンスやリズム体操・健康体操教室を12年間担当していた。現在は舞台(ジャズダンス)の仕事は退き、それでも主婦層対象の健康リズム体操教室講師は、続けている。

 さて、ジャズダンスのレッスン・レポートはまたの機会に譲るとして、「なぜわたしが地元の小学校に招かれたのか。」
 地元も地元、距離にして200メートルくらいにある小学校だが、私自身、幼少時代にこの学校で過ごしたわけではなく、いま現在も小さい子供がいないこともあって、子供会活動もしなければ小学校も縁が遠かった。つまり、どんな活動をしているのか、まったく知らなかった。

 ところが、この小学校は、「開かれた学校」づくりを目指して、各方面から、さまざまな人材を招いて、講義・講習を依頼しているそうだ。この講師を「ゲスト・ティーチャー」と呼び、昨年度実績250名以上、本年度も300名を超える「ゲスト・ティーチャー」で、賑わっているという。その活動が活発なことが評価されているので、遠く四国や九州の小学校からも視察にこられるそうだ。

 そこで呼んでいただいたのがこのわたし!?!
「自由に45分間の単元を使って、外の世界からきた講師として、小学校の先生の授業とは違った、異なる世界を見せてあげてください。」との、自由裁量の講師依頼。だったらお手のもの、と、音楽に合わせて身体を弾ませることの楽しさを表現することにした。

 講習前後に校長先生とお話させていただく機会を得た。「開かれた学校」づくりのために、地元の老人介護施設訪問も続けておられるそうだ。この訪問も、1回限りでは体験しただけになってしまう、ずっと継続してこそ、経験になるのだと語ってくださった。

 「地域の教育力」という言葉も教わった。過去の「ゲスト・ティーチャー」の中には、本当に地元の方も大勢いらっしゃるようで、さまざまな方が、ご自身の経験に基づいた講義をされてきたそうだ。小学校内の先生方にとどまらない、学校教育。いろいろな方の、生の声を聞いて、子供たちも目を見開くという。

  「地域の教育力」という言葉は、そのまま「地域の介護力」と応用できるのではないだろうか。
私自身、今回小学校に招いていただいたおかげで、近所の道行く小学生がより身近に感じられるようになった。もしこの子達に、通学道中で何か危険が及ぶようであれば、私の目の届く範囲内であれば、何とか守ってあげたいと思うようになった。今回レッスンを担当した2年生の子供たちは、もしかすると私のことを覚えてくれていて、道で出会っても、にこっとしてくれるかもしれない。ほんの1回限りのレッスンだったが、子供たちとの交流を体験できた。そしてこの子達が、より身近な存在となった。

昨秋から、ヘルパーとして仕事をはじめて、道で出会うお年よりの方の足元に気を配るようになってきたわたし。何かに触れるたび、すこしずつ世界がひろがっていくのを感じている。
ご近所付き合いが密接だった一昔前は、地域で子供たちの面倒を見て、また、お年よりの方のお世話をしてきていたのが、日本の従来の姿のはず。少し前から、都会では特に核家族化が進み、子供もお年よりも、それぞれの家庭の単独分担になってきてしまっている。

 とはいえ、いまはじめて感じた「地域の介護力」向上のために、何をすればいいのか、何ができるのか、私にはまったく手足が出ない。
せめて、自分の意識だけでも、このように感じることが出来るようになってきたことを嬉しく思って、体験を経験につなぐことが出来るようにしていきたいと思う。






葉ホームヘルパー講習会
葉パパの介護記
葉娘のヘルパー日記
葉介護について思うこと

娘はマラソンランナー




メール アイコン

トップ アイコン