人事を尽くして天命を待とう

―正しい情報収集のすすめ―

 患者に対し、善意で「がんばれ」と言う人がいるかもしれません。では、いったい患者は何をがんばればいいのでしょうか。いったん治療が始まってしまえば、運を天に任せるのみでやることなんてありません。あえて言うなら、何かおかしな症状が出たときに早めに看護師や医師にはっきり伝えることでしょう。むしろ努力が必要なのは、治療が始まる前の情報収集ということになります。最新かつ信頼できる情報を入手して、よく理解し、自らが十分納得した上で治療を受けたいものです。古くなった情報、怪しい情報は役に立たないどころか、かえって有害といえます。

1.書籍による情報収集

 図書館が近くにある人は利用するとよいでしょう。ただ、近所の図書館にどれだけ医学関係の書籍があるのかわかりません。医学部の図書館が利用できるならば、それがいいでしょう。一部の書店で買うこともできますが、やたら高いです。近くにそういう書店がないならインターネットで買うという手段もあります。

amazonbookspot.gif

bk1-17-a-1.gif

2.インターネットによる情報収集

 今の時代だと、情報収集の手段はもっぱらインターネットということになるでしょう。多くの情報を得ることができますが、正しくない情報の方が多いから鵜呑みにしてはいけません。(このサイト=ゴ医大もかなり怪しい?!)なるべく信頼性の高いサイトを参照しましょう。 

〈step.1〉まず、基本的な知識をつけましょう。はじめからマニアックなところを追い求める必要はありません。血液の知識、自分の病気の基礎知識をインプットしましょう。

公立能登総合病院血液内科 http://www.noto-hospital.nanao.ishikawa.jp/~ketunai/Contents.html

わかりやすい白血病の話 http://aids.med.nagoya-u.ac.jp/leukemia2/index.html

〈step.2〉自分の治療に使っている薬のこと、特に副作用について知っておくと安心でしょう。

薬のメモ http://home.highway.ne.jp/geki/homepage/index.htm

医者からもらった薬がわかる http://www.eminori.com/drug/drinf001.html

医薬品情報提供ホームページ http://www.pharmasys.gr.jp/index.html

〈step.3〉医師がEvidence-Based Medicine (EBM)を実践する際に参照するであろうサイトを紹介します。

Cochrane Library(英語) http://www.update-software.com/cochrane/ …いくつかのトピックスについて、根拠に基づいた現時点における結論が示されている。

UpToDate(英語) http://www.uptodate.com/index.asp …名前のとおり。職場でよく利用してます。有料。

がん情報サイト http://cancerinfo.tri-kobe.org/ …米国国立がん研究所の最新がん情報を日本語で読むことができる。日本と米国のギャップはあるかもしれないので注意。

〈appendix〉そのほか役立ちそうなサイトをご紹介します。

日本造血細胞移植学会 http://www.jshct.com/  …移植に関わる数値が満載。

日本骨髄バンク http://www.jmdp.or.jp/ …患者さん向け情報も多く掲載。

メルクマニュアル http://merckmanual.banyu.co.jp/ …医学書のオンライン版

造血幹細胞移植とは http://medwebsv.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/book.html

Pubmed 世界中の文献検索。要約は見られる。英語。

医中誌  日本の文献検索。

Minds医療情報サービス  ガイドラインを見ることができる。

home