3.疑わしい症状 4.日常生活・体への影響


[ 3 ] 睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる症状   
   いびき”がひどくて 下記の様な症状のある方は、SASが疑われます。

  [ 睡眠中に酸素不足であった事による症状 ]
    ・朝(起きた時〜午前中)は、だるい、頭が重い〜頭が痛い。
    ・夜間のみ、突然動悸がする。

  [ 慢性の睡眠不測による症状 ]                        
    ・目覚めが悪い。 居眠りが多い。 集中力が無い・・・。

  [ 口呼吸や"いびき"の振動 の影響] 
    ・朝起きた時、口の中が乾いていて、ノドが痛い。
    ・朝、少量の血痰が出る。(←あまり”いびき”がひどいと、粘膜が破ける)

  [ 眠りが浅い事による症状 ]
    ・夜、おしっこが近い(回数が多い)

  [ 気道(空気の通り道)が狭い事による症状 ]
・夜間苦しくて目が醒める。
・首を絞められる夢を見る。
・いつも口を開けている(子供に多い)。
(← 実際、苦しいと
  思います。)
・息を吸う時、鎖骨の上が凹む、
 "みぞおち"が凹む (子供)
(← 息を吸えないので、
 まわりの肉まで吸い
 寄せてしまいます。)
・胸の下(横隔膜)部が凹んでいる。
  胸の形が 平べったい(子供)。

(← 息を吸う時、横隔膜
 (呼吸する筋肉)に力が
 入り肋骨を引っ張るの
 で、胸が変形します。

  [ 狭い気道を、広げよう〜対応しよう という(無意識の)動作]
・睡眠中に、咳払いや、何かをなめる
 / 飲み込む 等の 動作が多い。
(← 何とか 気道を広げようとしいます。)  
・睡眠中の呼吸が不規則、浅く速い (← 長く息を吸うと 気道が閉じてしまうので、
 短く小さい呼吸で 換気しようとしています。)
・座った姿勢で眠る (←仰向けに寝ると、舌や 顎の脂肪が 落ち
 込み、気道を塞ぐので、息が吸えません。

  [ 胸の過剰陰圧(気圧の低下)になっている事の影響 ]
   ・特に朝方、ノドの下がヒリヒリする。(←胃酸が逆流してなります(逆流性食道炎)。)

[ 4 ] 無呼吸の(日常生活や体への)悪影響   

  [ 日常生活への影響 ]

    ([3]症状で既述しましたが)睡眠不足や睡眠中の酸素不足による様々の症状がでてきます。
     慢性疲労、眠気(居眠り)、集中力低下、活動性の低下、うつ(ゆううつ)状態・・
     起床時頭重/頭痛、交通事故・・・


  [ への影響 ]
    全身が、酸素の薄い状態に長く居るわけですから、全身への影響が有ります。
    特に、(自分も低酸素状態なのに)全身に血液を送る心臓、低酸素に弱い
    (狭い気道で換気している)呼吸関係の筋肉とその周囲の骨に負担がかかります。

    ・脳(頭痛 等)、呼吸関連の筋肉・骨(みぞおちが凹む 等)への影響は、既述の通りです。

心臓・血管系への影響
  細かい説明は、難解で、かえって解りにくくなります。

  要するに、
  「高血圧不整脈心臓肥大(伸ばされただけで、力は無い)
  なる。」
  と、考えれば良いでしょう。
   (この循環器系の病気は脳卒中(出血・梗塞)の原因になります。


  *余談に近いですが・・、(右図)心臓の絵にマウス・ポインター(マウスと
      一緒に動く矢印)
を重ねてみて下さい! どんな時でも正確な鼓動を打つ
    心臓さんに、感謝〜! でも、もし、これが、降参したら・・・・・・・・?

/
/
/
/
/
/
/
/
/
/
/
*尚、かいつまんで記載すると*

 @低酸素、呼吸努力、覚醒反応⇒交感神経(活動している時の自律神経)が興奮
   ⇒高血圧。(本来 睡眠中は副交感神経が主になる。疲れも取れないよね!)
 A無呼吸中の胸腔内圧低下⇒心臓の処理待ち血液量の増加
 B低酸素⇒肺の血管収縮・肺高血圧
   (AとBで、心臓は、”前門の虎、後門の狼”状態ですよね。それでも頑張る心臓!)
 C無呼吸の度に起きる、血圧上昇、頻脈、不整脈の 負担〜定着化。
  
*「心臓は、大きな負担を背負い、興奮状態で 変調を来たしたまま 突っ走って、
   最後にダウンする。」 と、まとめる事ができるでしょうか?          *
/
/
/
/
/
/
/
/
/
/
/

    ・夜間に(苦しくて)ストレスホルモンが過剰に分泌されると、インスリンに対する感受性が
    低下し、血糖が高くなり、(インスリン抵抗性)糖尿病と似た状態となります。
    (→肥満なだけでも、体重あたりのインスリンが少ないのに、ダブルパンチですね。)

    ・低酸素で体の細胞が壊れ、(痛風の原因の)尿酸が増える。(これは、まぁ、青魚を食べた時よりは、
      少ないだろうから、肝臓・腎臓が正常なら、大丈夫かな? でも細胞が壊れる事が恐いですね。)


  [ 悪循環/死の四重奏 ]

   ・(肥満と睡眠時無呼吸の悪循環)
     睡眠時無呼吸だと、日中の活動性が低下し、カロリーが余り、肥満になります。

     また、「眠くて元気が出ないのは、カロリー不足のせいではないか?」と感じ、
     (実は、食欲亢進・抑制のホルモンのバランスが崩れるせいらしい。)
     さらにカロリーを取るようになり、さらに 肥満になります。

     (→当然、無呼吸は更に悪化します。高血圧も糖尿病も高脂血症も悪化します。)


    ・(死の四重奏)
     狭心症・心筋梗塞等の心臓病になり易い病気(〜状態)として、肥満高脂血症
     糖尿病高血圧 があげられています。この四つ病気(〜状態)を、合わせて、
     ”死の四重奏 (deadly quartet) ”と呼んでいます。(最近は、メタボリック・シンドローム
     と言う呼び名でも注目されています。

     心臓病になり易いという意味では、これに喫煙を加え”死の五重奏”という呼び名も
     あります。しかし、相互に悪影響を及ぼし合うという意味では、四重奏に”睡眠時無呼
     吸”を加えて”死の五重奏”と呼んだ方が良いように思われます。
     肥満になると他の4つが悪くなります。睡眠時無呼吸も、他の3〜4つが悪くなります。
     糖尿病も、エネルギーの有効利用が出来ないので、カロリー源が体に残り、かつ余分
     カロリーを摂取する様になります。
     どこかで、この悪循環を断ち切らねば!

      日本の企業労働者12万人の調査では、それぞれの病気(〜状態)が軽症であっても、
     「肥満」、「高血圧」、「高血糖」、「高脂血症(中性脂肪、またはコレステロール)」の危険
     因子を1つ持つ人は、心臓病の発症リスクが5倍、2つ持つ人は10倍、3〜4つ併せ
     持つ人では31倍にもなることがわかりました。



 [ 生命予後(長生きできるか?短命で終わるか?)への影響 ]

   ・睡眠時の無呼吸が長くなり、そのまま死亡するのは、稀(まれ)です。
    (成人であれば、苦しくて目が醒める!)。

   但し、乳幼児・超高齢者・肺の病気で日中も低酸素状態に慣れている人・脳の該当部
     に障害が有る人では、「体の酸素が低下して、危険だよ。」とゆう体の信号に気づけず
     (または対応できず)、亡くなってしまう場合も有ります。


   ・生命予後に大きな影響を与えるのは、やはり、心臓・循環器系交通事故です

    睡眠時無呼吸によって発生した 高血圧、心臓の肥大、不整脈は、やがて、
     心筋梗塞や脳梗塞・出血の原因になります。
     (50歳未満の方だけで比較した報告では)睡眠時無呼吸症候群のかたの死亡率は、
     そうでない人の 2.5〜5倍の死亡率になるとされています。

    強烈な眠気に襲われ、交通事故を起こす確率は、同じく2.5〜7倍とされています。




”いびき・SASの説明の続き(検査)”へ進む?

キーステーションから この頁を表示した場合、(別)ウィンドウに表示されています。
離れた頁を読みたい時は、このウィンドウを消して(ウィンドウ右上隅の×をクリック)下さい。
それともキー・ステーションへもどる?