<私の場合>

うーん。気がつかなかった。15歳くらいでお酒をおぼえたけど、ほんとに、最初っから、潰れるまで飲んでしまっていた。そして、前日の記憶が無い日が殆ど毎日だった。それが、普通だと思っていた。飲むとみんな、こうなるもんだと思ってた。

そして、社会人になっても、毎日飲みつづけた。そして、迎え酒をおぼえた。これが、アル中さんへの第一歩?

朝、起きると毎日、「気持ちワリー!」と思って、ふと、ベットの横に転がっていた、ウイスキーのビンに手が伸び、それを口にすると、スーっと気持ち悪いのが消えていった。

「おおー!いい特効薬があるじゃないか。」と大きな勘違いをしてしまった。これが連続飲酒発作(アル中さんなら殆どの人が経験する発作です。一日中、切れる事なく、毎日お酒を飲み続ける発作です。)の始まりだった。

最初は、朝飲めば、夕方までもった。

そのうち、昼休みに飲むようになった。そして、三時間おき、一時間おき、三十分おき、最後には十五分しかお酒を我慢できなくなっていた。

たった、十五分しかもたなかった。そして、職場のロッカーにお酒を何本か用意しておき、ロッカーに首を突っ込み飲んだ。この時の格好は、今、想像すると、ゾーっとする。

営業でお客先を回る時も、背広に文字どおりポケット瓶を忍ばせ、「ちょっとトイレ。」と言って、十五分おきに飲みに行った。

これ、オーバーじゃないんですよ。お酒を我慢しようとすると、離脱症状(禁断症状)がでてしまい、イライラして、人と話す事が出来なくなるんです。だから、お酒を体の中に入れるのです・・・・・・・・。

こんな状態だから、自分がアル中とは気がつくはずが有りませんでした。

ただ一つ。

「このままでは死ぬ!」

と思った。

死の影がヒタヒタと近づいている事を実感た。

・・・・・・・・・・・つづく。

 

 

 

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