同期生への手紙(III)

Hitoshi Takano May/2018

Hさんへ(2)


前略  H先生、ご無沙汰しています。職場がSFCから三田に移ったせいでこまめに顔をだせずに申し訳ございません。
 昨年も、5月のSFC体育館での団体戦練習でSFCの生徒と取ったのと、11月の文化祭の模範演技の見学をさせていただいたくらいでした。

 さて、この間、4月20日(金)の読売新聞の朝刊に気になる記事を発見しました。
 「学ぶ育む」との欄で「聞いてみました」ということで、日本部活動学会の長沼豊会長がお話になっている記事でした。 タイトルは「文化系部活にも余裕を」でした。
 学校の教員にも生徒にも大きな負担になることが多い部活動において、運動部への注目が集まっている中、文化系の部にも問題のあるケースがあるということでお話されています。
 大変なのは吹奏楽部で長時間の練習になることを説明されたあとに「競技かるた」が指摘されていました。「チームで瞬発力を鍛える必要があり、『運動系』といわれる。」と紹介されていました。
 文化系の部活は、運動部よりも外部指導率が低いことも指摘されています。文化部は中学・高校ともに14%で運動部の中学23%、高校17%を下回っているということでした。
 また、興味深いデータも記載されていました。

ジャンル
設置校数
部員数
部員数/校
小倉百人一首かるた
414
4,032
9.7
囲碁
864
5,983
6.9
将棋
1162
9,114
7.8
吹奏楽
3495
122,611
35.1
美術・工芸
3879
52,955
13.7

 囲碁と将棋は、個人戦あり団体戦ありの同じような競技会形式の典型的な勝敗を競う文化系部活なので比較しやすいので紹介しました。 意外なことに将棋人口のほうが多いのは、藤井効果のせいでしょうか?
 吹奏楽と美術・工芸を紹介したのは、部員数最多と設置校数最多を比較のために記しました。記事では、その他の一般的な文化部の学校数や部員数も出ていました。 日頃見ないデータなので興味深く拝見しました。(全国高校文化連盟の2017年度調査を基に作成された表だそうです)
 競技かるたは、平均すると9.7人の部活で、将棋の7.8人や囲碁の6.9人よりも1部あたりの人数が多いというのが意外な結果でした。

 若手のOB/OGがコーチで指導に来ている状況があっても、顧問としての日頃のご指導・気遣いは、大変なこととお察しいたします。特に高校1年生が一気に5人増え、中高で19人と大所帯になりましたね。これで中学1年生が入部してくるのですから、初心者への指導体制を整えていかないと収拾がつかなくなりそうですね。上級生にとっては、よい経験になると思いますが、近江神宮を目指すための練習も必要ですし、練習場所も2箇所となるとどのようにわけてどのような方針で練習するかも含め課題がいっぱいのようにお見受けします。
 私で協力できることがあれば、お声がけください。微力ながら、生徒たちの練習相手くらいはできると思います。
 また、練習の際に、お目にかかりたいと願っております。
草々

追伸  大石天狗堂に直接8組取札を注文されたと聞きました。なんと納品は7月だそうですね。手仕事の部分があるので、大量生産できないことはわかりますが、おそらく各学校からの注文が殺到しているんでしょうね。割引価格で取り扱ってくれるのですし、しばらく待つのはやむをえませんね。札がどうしても足りないということであれば、私の自宅に手持ちの札をお貸しすることも可能です。その際は、ご用命ください。

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