アーバンデザイン最前線 アメリカ働くということ

神戸&San Francisco発 “まちづくり”って何だろう? by Hiro Sasaki
   
ここでは、サンフランシスコのアーバンデザイン事務所での実務を通して経験したアメリカアーバンデザインの実情や我々日本人がアメリカで働く上で直面する様々な問題を思いつくままにお伝えしていきたいと思います。内容は全て私自身の独断と偏見による極めて主観的なものであり、また、サンフランシスコのいちアーバンデザイン事務所での経験にのみ基づくものです。あくまでひとつのケーススタディとして気軽に読んでみてください。

Embercadero(San Francisco)

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 アメリカアーバンデザインの実情 
アーバンデザインの“実演販売”
最近ワークショップやステイクホルダーミーティングに参加する機会が増えるにつれ、実は我々アーバンデザイナーはアーバンデザインの“実演販売”をしてるんだと言う思いが強くなってきました。
以前から切れ味の良い包丁を探していたお客さん(積極的まちづくり参加者)や人込みに惹きつけられただけの野次馬(ピザ目当ての興味本位の住民)を前にお客さん(住民)との掛け合いも巧みに織り交ぜながら、包丁の切れ味(デザインのクリエイティビティ)を口八丁手八丁で説明するのが実演販売員(アーバンデザイナー)の腕の見せ所。包丁(デザイン)を売るカギは多種多様なお客さん(住民)の要望にいかにきめこまやかに対応できるセット(デザイン)であるか。キュウリだけでなくかぼちゃも切れるし魚も下ろせる(歩行者に優しいだけでなく車にも機能的だし)、見た目もすっきりしてる(ドローイングも美しい)ことも重要です。実演(プレゼンテーション)が進むにつれ、一人また一人と包丁を手に取り(図面に見入り)始めたらこっちのもの。お客さん(住民)の疑心暗鬼は徐々に驚きの眼差しへと変わり、包丁セット(デザイン)は飛ぶように売れ(住民の同意を得)始めます。お客さん(住民)は自分の眼で確かめた一品だけに包丁セット購入(デザイン承認あるいは計画実施)後も、愛着を持ってその包丁(空間)のメインテナンスを行い末永く大切にしメデタシメデタシとなるわけです。
ところが実際万事これほどうまく進むわけはなく、実演販売員(アーバンデザイナー)の巧みな話術に惑わされ、勢いで包丁セット(デザイン)を購入(承認、計画実施)してはみたものの、後になって魚など自分でおろすことは無い(自分の要望に空間があっていない)ことに気づき、すぐに後悔させられるなどということも多々あるわけです。
結局のところ、実演販売(まちづくり)に参加するお客さん(住民)に求められるのは包丁(デザイン)の切れ味(本質)をしっかりと見極め判断する眼。その場の雰囲気(ブームとしての住民参加)に舞い上がり、参加するだけで満足していては、百害あって一利無し。まがい物をつかまされるのが関の山です。
もちろん一方では良質で長持ちするいい商品(デザイン)を創り出す鍛冶職人(アーバンデザイナー)の存在が不可欠なのは言うまでもありませんが。
土地利用をサポートし民間の投資を引き出す道具としてのアーバンデザイン
僕の勤めるアーバンデザイン事務所はクライアントの95%以上が市や郡などの公共セクターであり、中心市街地の活性化をその主な業務としています。中心市街地の活性化においてはカリフォルニアで、あるいは全米でも最も実績のあるアーバンデザイン事務所のひとつです。
端的にその業務内容を紹介すると、
1.経済的裏づけのある都市の成長の方向性をエコノミスト、交通の専門家などと共同で策定する。
2.その都市の成長の方向性に沿った適切な土地利用計画(規制)を策定する。
3.その土地利用をサポートし促進するストリートやプラザなどの公共空間のデザインを提案する。
  (ここでは土地利用に沿った民間の投資を如何に引き出す公共空間デザインをするかが重要なポイントとなります。)
4.民間開発のデザインをコントロールし都市の形態、景観を適正に導くデザインガイドラインを策定する。
5.これらの提案を通常3回程の住民参加型ワークショップを通して合意形成する。
と言ったところです。
ここでは、まちの健全な発展をその方向性に沿った都市空間の創出によりサポートすると言う視点でアーバンデザイン提案を行うのが大きな特徴と言えます。すなわちアーバンデザインが単に都市の美観を整備するための道具として使われるのではなく、望ましい民間の投資を引き出す手段として活用されるのです。
都市の形成が民間の投資を前提としている以上、行政が土地利用やデザインガイドラインにより民間の開発に対し一方的に規制をかけるのではなく、(必ずしも全ての規制が民間の投資にマイナスに作用するわけではないのですが)、適切なアーバンデザインを伴うインフラ整備によって民間開発者にとって魅力的な都市基盤を提供する事が重要なのです。
日本においてはこのような行政による基盤整備を通した土地利用の誘導、都市空間創造の視点が欠如し、単なる都市計画による規制のみにより都市の形態をコントロールしようとし過ぎているのではないでしょうか。
デザインワークショップ
アメリカでパブリックセクターをクライアントとするアーバンデザインプロジェクトに従事していると、ひとつのプロジェクト完成までに最低3回ほどの住民参加型ワークショップが開かれます。ワークショップにおけるアーバンデザイナーの役割は大きく3つ。
1.ワークショップの進行
2.具体的なデザイン提案
3.ワークショップを通した住民教育
まずはワークショップの進行。これは多少の例外もありますが、多くの場合アーバンデザインファームが行います。ワークショップに必要なマーカーなどの道具の調達からベースマップの準備、グループディスカッションの進行などがその主な役割です。参加者に自らが案の作成者であるという自覚を持ってもらいながら彼らの積極的な意見をいかに引き出すか。アーバンデザイナーの腕の見せ所です。最近は僕自身もグループディスカッションの進行役は担当する事がありますが、ディスカッションをスムースに進行しながら参加者全員から意見を上手く引き出すのは骨が折れます。当たり前の事ながら全て英語なので・・・
次に具体的なデザイン提案ですが、これはアーバンデザイナーの本業ですね。最も楽しい部分でもあります。住民参加のアーバンデザインプロジェクトに関わっていると、自分の思いではなく住民の思い、すなわちどう暮らしたいかと言う彼らの意を専門家として実際の空間に創り上げることの大切さを再認識します。最近はこれがデザイナー本来の職能であると思えるようになってきたので、非常に遣り甲斐のある作業です。
最後にワークショップを通した住民教育ですが、実際にアメリカでワークショップを通して住民と接していると、アーバンデザイナーとしてこの役割の重要性を痛感します。具体的な方法はスライドを使ったプレゼンテーションやグループディスカッションでのやり取りなどがあります。日頃まちづくりやアーバンデザインなどを学ぶ機会のあまりない住民の人たちにまちの空間のあり方がどのように日常生活に影響を与えるかをわかりやすく説明するのは意外と難しいものですが、適切なまち空間のあり方を住民が正しく認識をし、まちの完成後も彼らがまちを維持、発展させていくためには不可欠なプロセスです。
      
 アメリカアーバンデザインファームの実情
就職最前線
ベイエリアウォッチングで書いたように、僕の下で働く新しいエントリーレベルのデザイナーの採用担当に任命され、早速先週の金曜日、いくつかのWeb Siteに求人情報を掲載しました。週があけて今日月曜日。早速オフィスに行き、e-mailをチェックしてみると、来てる来てる。予想を上回り10件以上のレジュメが送られてきました。いくつかのプロジェクトが佳境に入り、ゆっくり目を通す暇もなかったのですが、ざっと目を通したところ、予想以上にいい加減なメールが多いことに愕然。e-mailのタイトルからは件のジョブへの応募とわからないものや、募集しているジョブタイトルと違うジョブに応募しているもの。この不況の折、多くの職に応募しているのはわかるのですが、宛先が僕とはまったく別人であるもの。(要はコピーコピーを繰り返し、応募しつづける間に宛名を変えるのを忘れてしまったわけです。)中には少しでも目立とうとローマ字で最初に日本語のあいさつを添えているものもありましたが、あまりプロフェッショナルな印象は受けずかえって逆効果?僕が職探しをした時には細心の注意を払い、送信前に何度もチェックを繰り返したものですが、どうやらそこまできっちっとやるのは日本人ならではなのでしょうか。ただ採用する立場になり感じた事は予想をはるかに上回るレジュメが送られる中でインタビューまで漕ぎつけられるように印象づけるのはかなり難しいと言う事。ぼくも昨年はかなりの数のレジュメを送りましたが、実際何らかの形で返事が来たのはごくわずかでした。インタビューの相手を絞り込むのはまだしばらく時間がかかりそうですが、何を基準に選ぶか結構頭を悩ませそうです。
外国人アーバンデザイナーの悩み 
外国人としてアメリカで働くわけだから、当然悩みも色々ありそうなものだが、幸い現在の職場は人間関係も良好でほとんど悩みもないに等しい。ところが唯一の悩みは意外と身近なところに転がっている。実は電話の応対、これが意外と難しい。まぁ、かれこれアメリカに来て4年が経とうとしてるわけで、普通に電話を取り次ぐくらいなら特に問題はない。問題なのは相手の名前。これがいかにも始末が悪い。どうもプランニングの分野にはマイノリティーが多いらしく、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツなどと言う聞き取りやすい名前の人はほとんど存在しない。実際初めて聞くような名前はほとんど聞き取れず、相手にスペル・アウトしてもらう事になるのだが、それでもどう発音していいのやらわからない名前がかなりある。最近のアメリカのオフィスはヴォイスメールがあるところがほとんどで、電話の応対といってもかかってきた人の電話に転送するだけで済むのが普通だが、ビルが古く、ヴォイスメールのないうちのようなオフィスになると、未だにこんな問題が残っている。もともと電話の応対はビジネスの第一歩。プランニングの分野できちんと電話の応対が出来るようにならなければ、まだまだアーバンデザイナーとして一人前とは言えないと言う事だろうか?
アーバンデザイナーのアフター5 
これはアーバンデザイナーに限らない話だと思いますが、アメリカ人のアフター5の過ごし方は日本人のそれとは随分違うようです。ひと言で言うと、"Indifferent"。すなわち『無関心』。日本のサラリーマンに比べれば随分早く仕事が終わるにもかかわらず、金曜の夜以外は皆まっすぐ家族のもとに帰って行きます。金曜の夜こそオフィスの仲間とバーに繰り出す事もありますが、1、2杯ビールを飲んだらさっと引き上げるのが普通です。僕のオフィスの場合は通常より更に無関心。働き始めてもう5ヶ月が過ぎますが、同僚と飲んだのはただの一度きり。それも夏のリフレッシュイベントとしてエンジェルアイランドに日帰りで出かけた帰り道。それ以外は皆無です。もちろん働き始めた時も歓迎会があるわけでもなく、僕が働き始めてからすでに2人のスタッフが辞めていきましたが、彼らの送別会が開かれるわけでもなし。以前働いていたカルソープのオフィスの方がもう少しスタッフ同士のコミュニケーション機会はあったような気がします。とは言っても現在もスタッフ同士の関係は極めて良好なので、これがアメリカ流アーバンデザイナーのアフター5の過ごし方と言う事でしょうか。仕事が終わればあとは出来るだけ仕事から離れて思い思いに過ごす。僕も仕事帰りのリフレッシュの相手はもっぱら昔の仕事仲間です。
アーバンデザイナーの労働時間 
一般にアーキテクトやアーバンデザイナーと言うと夜型の人間が多く、夜中でも煌々と明かりをつけ眉間にしわを寄せながらドラフターに向かっていそうですが、当オフィスはそこまでストイックではありません。というより実情はその正反対。基本的に残業時間はゼロ!1日8時間週40時間の就業時間を超える事はほとんどありません。ワークショップが夜開かれるような場合は別ですが、そのようなケースでも翌日午後から出社するなどして週単位で調整します。これはプレジデントのポリシーに基づくもので、『残業をしてダラダラと働くのはプロフェッショナルではない。早く仕事を終えあとは家族との時間を大切にすべき。』と言うもの。日本のサラリーマン時代から残業嫌いだった僕としてはこのポリシーは大歓迎。お蔭で集中力は高まるし、アフター6にも充実したプライベートライフが送れるし、言う事ナシです。先日もクライアントからワークショップを住民が多く集まる土曜日に開催したいとの申し出がありましたが、うちのボスは『当社は土曜日にはサービスを提供していません。』と、正々堂々断ってました。限られた時間の中でいかに質の高いプロダクトを生み出すか、まさに集中力の勝負です。
アーバンデザイナーの服装 
アーバンデザイナーと言うと日本の建築家チックにダークカラーのスーツにスタンドカラーのシャツ、意地でもネクタイは締めないと言ったイメージが先行しがちですが(実際東海岸を中心に活躍しているフロリダシーサイドのディベロッパーRobert Davisはこんな感じ)、西海岸でも特にカジュアルなカリフォルニアのアーバンデザインファームとなるとかなりイメージが違います。端的に言って『服装は自由!』。皆思い思いの恰好で過ごしています。ワークショップやクライアントとの打ち合わせのある時こそスーツにネクタイと言うのが暗黙の了解となっているようですが、オフィス内で過ごす時は何の制約もありません。当オフィスの場合はプリンシパルは基本的に毎日ネクタイをしていますが、それ以外のスタッフは結構ラフな格好です。特に女の子はジーンズにタンクトップ、ヘソ出しルックといかにもアメリカ娘らしい恰好で周りの目を気にすることなく気ままにやってます。僕はと言うと、最初は服装で舐められないようにいかにもデザイナー然としたダークカラーでビシッときめていましたが、やはり長くは続かず、最近はネクタイを締めていくのは週に1回程度。それ以外は気楽な恰好で働いています。それでも黒いタートルネックを着ていったりすると、『今日のヒロは"Very Architecty!"』などと言われ、ベージュのタートルネックに茶色のスエードのベストなどを着ていくと、『今日のヒロはVery Landscape Architect!!!それもEDAWのDesigner!』などとからかわれます。別にたいした恰好をしているわけではないのですが、これもカリフォルニアンは根っからカジュアルと言うことの証でしょうか。もっともPrincipalが耳にゴールドの大きなピアスをしている事を考えれば、『デザイナーとしての個性さえ主張しておけばIt’s up to you!』と言う事でしょう。
アーバンデザインファームのロケーション
アーバンデザインファームと言うとロフト風の広々とした室内、高い天井、個別のワークステーション、心地よいBGM、トップライトから降り注ぐ光・・・などとついつい想像しがちですが、近年賃料の急騰したサンフランシスコのダウンタウンのオフィスではなかなかそうもいきません。ここ数年はサンフランシスコのオフィスが手狭になり、バークレーやオークランド、あるいはサンフランシスコのSOMA地区などに広いスペースを求めて移動するアーバンデザインファームが増えています。そんな中、僕のオフィスはサンフランシスコのど真ん中で依然として頑張っているのですが、やはりその狭さはいかんともしがたく、各自に割り当てられたスペースはとてもアーバンデザイナーにとって十分とは言いがたいものです。それでもオフィスを一歩出ればサンフランシスコのど真ん中。今はやりの店が軒を連ね、ランチタイムの散歩でも結構贅沢な街歩きを楽しめます。また、通勤もバス一本、Door to Doorで20分ほどと日本では考えられないような恵まれた境遇。卒業前にムリしてサンフランシスコに引っ越してきた甲斐があったと言うものです。
結局ダウンタウンのど真ん中と言った恵まれた立地を取るか、ロフト風の広々としたスペースを取るか、どのアーバンデザインファームも難しい選択を迫られています。僕のオフィスも近い将来サンフランシスコのSOMA地区に移る意向ですが、それまでしばらくの間は今の最高のロケーションをエンジョイしたいものです。
とにかく議論好きなアメリカ人
これは大学院時代も感じていたのですが、アメリカ人はとにかく議論好き。よく言えば、自分の意見をきちんと主張する教育を受けて来てるということですが、悪く言えば中身が無くても口が達者であればそれでまかり通ってしまうと言うこと。議論が少々過熱するともう話のポイントはどこへやら、とにかく口数の多さと声の大きさが議論の勝敗を決してしまうことが多々あります。この議論好きな傾向はデザイン事務所といえども例外ではないようです。仕事を始めてまだ日は浅いのですが、ほぼ毎日のようにデザインに関する議論を同僚と戦わしています。勿論議論の中で様々な新しい視点が生まれ、デザインが改善されていく事もあるのですが、どう見ても議論するレベルまで達していないデザイン案に関してまで胸を張って主張されてしまうと少々閉口してしまいます。この議論好きな傾向、デザインが苦手な人によりありがちで、手が動かない分、口を動かして勝負しているみたいですが、その議論に付き合わされるこちらにしてみれば迷惑な話です。ネイティブでないこちらはタダでさえ議論で多くのエネルギーを消耗するわけで、その議論が建設的でない場合にはなおさらです。いずれにしても手数では決してネイティブにはかなわないので、デザインの質と有効打の数で勝負して行くしかなさそうです。そうは言っても僕自身結構議論を楽しんでいるところもあるので、結局は議論の相手次第といった感じですが。
職探しは「縁」と「運」と「タイミング」+「実力」
アメリカでアーバンデザインの実務を経験するための第一歩は職探し。通常の流れでは建築、ランドスケープデザイン、シティプランニングなどの大学院を卒業後、1年間のPractical Trainingを活用し、とりあえず就職。その後は雇用主にスポンサーになってもらいH-1Visaを申請する事になります。H-1Visaの有効期間が3年。1回の更新が可能なので、計6年働けます。それ以上アメリカで働きたい場合にはH-1Visaの有効期間内にグリーンカードを取得する必要があります。我々外国人にとってはかなり長い道のりですが、何と言っても卒業後希望の職を見つけない事にはどうしようもありません。ところがこのアーバンデザインの職は以外と限られています。プランニングオフィスが多いベイエリアにおいても建築系の求人に比べるとアーバンデザインの求人はかなり少なく、ましてや景気後退時にはかなり厳しい状況になります。このような中で我々外国人が希望の職を見つけるためには、大学院在籍中から卒業後のことを視野に入れ、十分な準備をしておく事が必要になります。デザイン系の教授と良好な関係を築く事は勿論ですが、それ以外にもインターンシップを通してアーバンデザイン事務所にコネクションを作る、プランニング分野の人的ネットワークを構築する、いざ面接に臨む時に自信を持って携帯できるポートフォリオを作成しておく等々、日頃から常に備えをしておく事が不可欠でしょう。それでも面接まで漕ぎつけるには結構骨が折れます。教授の口利きや、インターン時代の上司の紹介など使えるものは全て使い、何とか相手を土俵に引きずり出さないことには話になりません。そこまではやはり「縁」「運」「タイミング」。それから先は「実力」の世界です。デザイン系の職の場合には他の職に比べ幸い言葉のハンデはそれほど重要視されないので、とにかく自分のデザインの力を見せつけることです。僕の場合には大学院の最終セメスターの大半を卒業プロジェクトであるPRに費やし、それをポートフォリオとして面接に持参しました。テーマもその事務所のプロジェクトに深く関係したもので、幸いにもデザインをかなり気に入られたため、何とか現在の職をGetすることが出来ました。それでも、レジュメとポートフォリオを送付した事務所の殆どからはろくに返事も来ないのが実情でした。電話で問い合わせても「必要があればこちらから連絡するから。」などと言うつれない返事が殆どです。実際アメリカ人でも職探しには結構苦労しているみたいなので、とにかく日頃から出来る限り来るべき日に備え準備をしておくしかなさそうです。後は、「縁」と「運」と「タイミング」。運を天に任せ吉報を待ちましょう。

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