速達の出し方

 

 急がなければならない用事があった。急いでなるべく早くこの封筒を送らなければならない。
出来れば明日までにこれが届いて欲しいのだ。しかし、そんなときに限って祝日で郵便局が休みだった。
さぁ、そんなときどうすればいいのか!という誰もが知っているようで、知らない人は知らないお話。

 そもそもなんで、そんなに急いでいるのかというと、この前秋田から東京まで帰ってくるのに最近マイブーム
の青春18切符を使ったのだけれど、それが4回分余ってしまった。その余った分を誰かに売ろうと思ったのだ。
まず、ネットで『
18切符掲示板』というHPに行き、“4回分余っているのですけれど誰か買いませんか?”という
ような内容の書き込みをしてみた。このHPは18切符が欲しい人、売りたい人が集まって、売買をし合うところだ。
その書き込みに対して2件の売って欲しいというメールが届いた。

 彼は3月23日に使いたいのですが、定価9200円+送料で譲ってください、という。とてもいい条件だ。問題はお
金の受け渡し方なのだけれど、彼は宮城県に住んでいる人なので当然手渡しは無理。そこで銀行振込サービス
を使っての受け渡しとなった。
 3月19日の23時頃、お金を振り込みました、というメールが届く。3月20日に銀行へ行き、お金が振り込まれてい
ることを通帳記帳によって確認し、早速郵便局へ!・・・・、と思ったのだが銀行へ行ったときに気がついた。今日
は春分の日だ。すっかり春休みになってしまっているので、曜日間隔、特に祝日などに関してはまったく関心が
なかったために気がつかなかったのだ。
 さてさて、どうしたものか。明日速達で送ったとしても次の日にきちんと着くのかどうか少し不安である。22日まで
に届かなければ、この人は23日に18切符を使えない事になる。出来れば21日、つまり明日までには届くように送っ
てあげたいのだ。

 今このまま普通にポストに入れて送るべきか、明日まで待ってから、朝一番で速達で送るべきか・・・。しばらく考
えていた。そしてふと思う。郵便局を通じないと速達で送れないのか?何か方法があるんじゃないのか?
 だって、ポストには郵便物の回収時間とともに、速達料金について書かれた紙が張られてあるのだ。ということは
郵便局へわざわざ行かなくても、なんらかの“出し方”というものが存在して、きちんと料金分の切手を貼ればそれ
でいいのではないのか?
 そう思って早速その方法を探した。友達に電話をしてみるが、誰も知らない。そこでネットで検索してみることにし
た。いくつかのサイトを回っているうちに『
ゆうびんホームページ』というところに辿り着いた。このサイトでは様々な
郵便事業サービスについてを事細かに紹介してくれている行政のHPのようだ。
 早速、「速達」のところを見てみる。すると、こう書かれていた。

“縦長の郵便物なら表面の右上部に、横長の郵便物なら右側部に、赤い線を表示してください。郵便局の窓口に
 差し出すか又はポストへ投函してください。

 図とともにこの文章が載っていた。なるほど、右上に赤い線を引けばそれで速達になるのかぁ・・・。結構すごい
発見だった。本当にこれで届くのかなぁという不安とともにその通りに18切符を入れた封筒を送ってみると、しっか
りと翌21日に“無事到着いたしました、ありがとうございます”というメールが届く。
 ちゃんと届いたことに安心と、なんだか1つのことをやり遂げたという変な満足感でいっぱいの夜を迎えるのでし
た。「そんなことは常識だよ!」なんていう人がいるかもしれないね。そう、知っている人は知っていて、俺みたいに
知らなかった人はちょっと特をしたお話。

※速達料金表(この料金+通常の郵便料金がかかります)

速達

通常郵便物 250gまで 270円
250gを超える1kgまで 370円
1kgを超える4kgまで 630円
小包郵便物 2kgまで 310円
2kgを超える4kgまで 460円
4kgを超える20kgまで 570円
 ちなみに「速達」と「普通郵便」の違いは、配達回数なのだそうです。普通郵便だと1日に1回しか配達されないの
ですが、速達では1日に数回配達するそうです。土日や祝日でもきちんと配達してくれるため、速達の方が早いと
いうことらしいです。タメになったべ?


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