No. 21
Titre
L'Affaire du boulevard Beaumarchais
邦題名
(翻訳名)
ボーマルシェ大通りの事件
執筆記録
Rédaction
1938年7月、ラ・ロシェルにて
La Rochelle; Juillet, 1938
参照原本
Éditions
短編集「メグレの新事件簿」所収
ガリマール社版、1985年10月
"Les nouvelles enquêtes de Maigret"
Éditons Gallimard ; Oct.1985
ISBN : 2-07-025970-6
邦訳本 長島良三・訳、角川文庫
短編集「メグレ夫人の恋人」所収、1978年6月

(←)
短編集「メグレの新事件簿」
ガリマール社版、1985年10月
"Les nouvelles enquêtes de
Maigret"
Éditons Gallimard ; Oct.1985




                
           角川文庫版(⇒)
短編集「メグレ夫人の恋人」所収
               1978年6月

物語の季節
Saison
 冷え込みが厳しく、長雨の降る11月初め、万霊節で菊の花が教会に
供えられ、その香りが抹香と混じってあたりに漂っている。
(C'était justement le dimanche de la Toussaint. Il pleuvait, une pluie froide,
et l'air sentait les crysanthèmes et l'encens des églises- - -)
メグレの状態
Son état 
 警視庁内ではここ2日間のあいだ、この事件で持ちきりで、新聞記者た
ちも廊下から動こうとしない。メグレ自身もこのへんでけりをつけたいと思
っている。(Si je n'en ai pas fini ce soir avec cette enquête, je l'abandonne.)
事件の発端
Origine
 11月1日万霊節の日曜日、ボーマルシェ大通りに面した建物の5階に
住む若い主婦が急死した。様子から見ると毒を盛られたようである。検
死でもそれが裏付けられ、夫の宝石細工師と身を寄せていた実妹が交
互に事情聴取を受けることとなった。
表題の意味
Ça veut dire
 パリの大通りの名前が出てくるので、白昼堂々と街中で・・・というよう
な大事件かと思わせるが、実際は庶民の一家庭に起こった小さな事件
である。なぜ訊問を長々と続けても埒があかないのかも、人間の思惑のす
れ違いだから、としか言いようがないむなしさが残る。
 メグレの事件には、妻の妹(いずれも美人)が同居してその夫と愛し合
うようになって争いになるケースがなぜか頻繁に出てくる。

事件の場所
Les lieux cités
オルフェーヴル河岸quai des Orfèvres, 1er

ボーマルシェ大通り boulevard du Beaumarchais, 3e

警察関係者の動向
Situation de collègue

リュカ Lucas: メグレの取り調べ室の隣で待機させている被害者の夫を見張る。メグレの指示でサンドウィッチとビールを注文しに行く。

マルタン Martin : パリ警視庁の賭博班の警視。退庁する際に廊下に詰めた記者たちを見てメグレの様子を見に来る。
事件にかかわる登場人物
Personnages dans l'affaire

フェルディナン・ヴォワヴァンFerdinand Voivin : 善良な宝石加工技師。37歳。小さな口髭をはやし、痩せて不健康そうに見える。

ルイーズ・ヴォワヴァン Louise Voivin : フェルディナンの妻。26歳。オルレアン出身、靴屋の娘だった。北欧人のような金髪。病気がち。

ニコル・ラミュールNicole Lamure : ルイーズの妹。18歳。実家の親が死んだので姉夫婦のもとに身を寄せている。

ブリンド医師 Dr. Blind : 検死を行った町医者。


メグレ警視
のパリへ
メグレ警視の全作品データNo.1
(発表年代順: 1〜60)
BIBLIOGRAPHIE DU COMMISSAIRE MAIGRET
捜査員の
手帳BBS
メグレ警視の全作品データNo.2
(発表年代順: 61〜102)
BIBLIOGRAPHIE DU COMMISSAIRE MAIGRET
メグレ警視の履歴書へ 関連サイト&
相互リンクへ