No. 47
Titre
La Pipe de Maigret
邦題名
(直訳名)
メグレのパイプ
Rédaction 1945.08; Paris (rue de Turenne)
Éditions 10/18 Union Generale d'Editions
邦訳本 長島良三・訳 / 講談社文庫、1981

(←)
プレス・ドゥラ・シテ社版
1962年12月刊のもの
表紙全体
Édition: Presses de la Cité
1962.12

              (⇒)
       パイプを吸うシムノン
      シテ社版の裏表紙から
          Simenon en pipe
           Photo @ Meyer
        La presses de la Cité

物語の季節
Saison
7月、バカンスの季節の始まり。何人かの同僚は休みを
取っていて庁内はがらんとしている。暑い太陽が照りつけ
るが、時折大粒のにわか雨も降る。
Il y a des périodes comme ça. Deux de ses collègues
étaient en vacances. Le troisième avait téléphoné le
matin pour annoncer que de la famille venait de lui
arriver de province et qu'il prenait deux jours de
congé. (Chap.I)
メグレの状態
Son état 
普段仕事机に置いてある3本のパイプのうち、誕生日のお
祝いで夫人からもらった大きなやつ(une grosse pipe en
bruyère legèrement courbe --- celle qu'il appelait sa
bonne vieille pipe)を盗まれたと断定するや、パイプを取り
戻すべく執着心をむきだしにして捜査をする。(年代的には
本文中に出てくる新聞記事から1919年7月の事件となっ
ているが、すでに警視となっていたとすると年齢が計算上
合わない。おそらくこの年号は間違いで、その約15年後の
1930年代後半の事件と考えるべきと思われる。)
事件の発端
Origine
メグレの一番愛用していたパイプが見えなくなった。あちこち
捜してみるが、見つからない。思い起こせばその日の午後、
警察長官を訪ねて来た中年婦人と若い息子に会ったとき
があやしい。あの息子が盗んだのか?しかしその息子は、
その夜スリッパのまま自宅から突然消えてしまったのだ。
表題の意味
Ça veut dire
君が私のパイプを取らなかったら、おそらく君は死体となっ
ていずれマルヌ河べりの藪の中から見つかることになった
だろうよ。メグレのパイプさね!
(Si vous n'aviez pas chipé ma pipe, je crois bien qu'on
aurait retrouvé votre corps un jour ou l'autre das les
roseaux de la Marne. La pipe de Maigret, hein!) (Chap.5)

各 章 の 表 題 と 場 所
Table de matière et les lieux cités
1 家の中の物が動く話  
La maison des objets qui bougent
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er
リシャール・ルノワール大通り boulevard Richard Lenoir, 11e
2 ジョゼフのスリッパ
Les pantoufles de Joseph
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er  
シャラントンCharenton パリ東部郊外 
ボンヌ・ヌーヴェル大通り boulevard Bonne Nouvelle, 9e 
リシャール・ルノワール大通り boulevard Richard Lenoir, 11e
3 家族の利害関係を当たれ
Recherches dans l'intérêt des familles
ボンヌ・ヌーヴェル大通り boulevard Bonne Nouvelle, 9e
シャンピオネ街 rue Championnait, 18e
シェル
Chelles (パリ東方22Km)
4 釣師のたまり場
Le rendez-vous des pêcheurs
シェル
Chelles (パリ東方22Km)
5 ジョゼフのむちゃくちゃな逃走
L'extravagante fuite de Joseph
シェル
Chelles (パリ東方22Km)

警察関係者の動向
Situation de collègue
リュカLucas : 休みの多いスタッフの中でメグレと一緒に捜査に加わる。単刀直入に尋問するので、言い逃れされはしないかとメグレは心配。

ジャンヴィエ Janvier : 最初の子供が生まれそうなので休んでいる。
事件にかかわる登場人物
Personnages dans l'affaire
ルロワ夫人 Mme Leroy : 未亡人。乏しい年金で切り詰めた生活をしながら息子を育てた。一時下宿人を置いたことがある。

ジョゼフ Joseph : ルロワ夫人の息子。理髪店に勤務。

マティルド Mathilde : ジョゼフの恋人。かばん屋で働いている。

ステファヌ・ブルースタイン Stéphane Bleustein : 行商人。かつてルロワ夫人の下宿人だった。

ニコラ Nicolas : 2年前の宝石強盗の一味。


関連記事へ
Ver l'article relatif
メグレ警視
のパリへ
メグレ警視の全作品目録No.1へ
(発表年代順: 1〜60)
BIBLIOGRAPHIE DU COMMISSAIRE MAIGRET
捜査員の
手帳BBS
メグレ警視の全作品目録No.2へ
(発表年代順: 61〜102)
メグレ警視の
履歴書へ
関連サイト&
相互リンクへ