No. 98
Titre
Maigret et le marchand de vin
邦題名
(直訳名)
メグレとワイン商
Rédaction 1969.09.29; Épalinges, Vaud
Éditions Presses de la cité #49; 1977.02
ISBN2-258-00176-5
邦訳本 飯田浩三・訳、河出書房新社#33、1978.11.15;
1984.04.25

(←)
プレス・ドゥラ・シテ社版
1977年2月刊のもの
Edition: Presses de la Cité #49
1977.02



                  (⇒)
      河出書房新社旧版#33
           1978年11月刊

物語の季節
Saison
寒風が吹き、粉雪が降りしきる12月15日。
On était le 15 décembre. La bise soufflait, faisant voleter de
minuscules flocons de neige qui glissaient sur les pavés comme
de la poussière.(Chap.I)
メグレの状態
Son état 
真冬の事件の捜査で出たり入ったりするうちにメグレは風邪をひく。くしゃ
み、鼻水、鼻づまり、熱などの風邪の症状と戦いながら捜査するうち、謎の
男から「事件から手を引け」と脅迫の電話が入る。
事件の発端
Origine
金目当てで祖母を殺した不良少年を尋問中に事件の連絡が入る。モンソー
公園近くの街路で男が射殺されたという。彼はワイン業界の大立物で、高級
でおしゃれな「密会の家」 maison de passeを出たところだった。

各 章 の 表 題 と 場 所
Table de matière et les lieux cités
1 (金がほしくて殺したんだろう、な?)
(Tu l'as tuée pour la voler, n'est-ce pas? )
シシリーの王様街 rue du Roi-de-Sicile, 4e
フォルチュニー街 rue Fortuny, 17e
ヴォージュ広場 place des Vosges, 4e
トゥルネル河岸 quai de la Tournelle, 5e
2 (夫人がコーヒーを運んできてメグレの肩をつつ
いたので)
(Quand Mme Maigret vint lui toucher l'épaule,
une tasse de café à la main,….)
リシャール・ルノワール街
boulevard Richard-Lenoir, 10e
シャラントン河岸 quai de Charenton, 12e
オペラ通り avenue de l'Opéra, 8e
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er
ヴォージュ広場 place des Vosges, 4e
3 (メグレはある環境、特に富裕な階層の中では
身の置き所がない感じがして仕方がなかった。)
(Maigret n'avait jamais été à l'aise dans un
certain milieu, dans une certaine bourgeoisie opulante……)
フォルチュニー街 rue Fortuny, 17e  
リシャール・ルノワール街
boulevard Richard-Lenoir, 10e
シャラントン河岸 quai de Charenton, 12e  
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er  
ヴォージュ広場 place des Vosges, 4e
4 (おおよそ5時ごろだった。メグレの部屋の戸を
誰かが静かにノックした。)
(Il était environ cinq heures quand on frappa
discrètement à la porte du bureau de
Maigret.)
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er  
ヴォージュ広場 place des Vosges, 4e
5 (前の日にメグレは映画に行こうと思っていたが、
行けなかった。)
(Ils n'allèrent pas au cinéma comme Maigret
l'avait projeté la veille.)
リシャール・ルノワール街
boulevard Richard-Lenoir, 10e
シャラントン河岸 quai de Charenton, 12e  
フロワドヴォー街 rue Froidevaux, 14e  
アレジア街 rue d'Alésia, 14e
6 (「みんな掛けてくれ。」とメグレはパイプに火を
つけて一人一人の顔を次々と見つめた。)
(《 Asseyez-vous, mes enfants.》  Maigret lui-
même allumait une pipe et les regardait l'un
après l'autre -----)
オルフェーヴル河岸 quai des Orfèvres, 1er  
リシャール・ルノワール街 
boulevard Richard-Lenoir, 10e
グランド・トリュアンドリ街
rue de la Grande-Truanderie, 1er
7 (「わたしのことをどう思っているんですか?」)
(《 Qu'est-ce que vous pensez de moi? 》)
リシャール・ルノワール街
boulevard Richard-Lenoir, 10e
8 (「君かい?」とメグレは訊ねた。)
(《 C'est toi? 》 Questionnait Maigret.)
リシャール・ルノワール街 
boulevard Richard-Lenoir, 10e

警察関係者の動向
Situation de collègue
ラポワント Lapointe :いちばん若い警視庁の刑事。最初から事件にかかわる。容疑者を教会で見かける。

リュカ Lucas :メグレの忠実な部下。ワイン作業場を見張る。

トーランス Torrence :被害者の家を見張る。

ジャンヴィエ Janvier :警視庁の建物周辺を見張る。

ルールティ Lourtie :大柄で太った刑事。容疑者の家を見張る。

フルケ Fourquet :富裕層が多く、犯罪が稀なパリ17区担当の刑事。
事件にかかわる登場人物
Personnages dans l'affaire
オスカー・シャビュ Oscar Chabut :辣腕で鳴らした大手ワイン取引業者「坊様ワイン」の経営者。無類の女好き。

ジャンヌ・シャビュ Jeanne Chabut :オスカーの妻。驚くほど上品な物腰を身につけている。

デジレ・シャビュ Désiré Chabut :オスカーの父。70歳過ぎてもセーヌ河岸でビストロを経営。

マダム・ブランシュ Mme Blanche :密会の家の女主人。

アンヌ=マリー・ブータンAnne-Marie Boutin :オスカーの秘書。痩せて骨張っているので「イナゴ」la Sauterelle とあだ名。

ルプレートル Leprêtre :「坊様ワイン」の調合と樽詰めの責任者。

ステファヌ・ルーセック Stéphane Louceck : 「坊様ワイン」の財務役。冷血動物のような感じの男。

ジャン=リュック・コーカッソンJean-Luc Caucasson : 美術書の出版社の経営者。オスカーの知人。

ジルベール・ピグー Gilbert Pigou :解雇された会計係。

リリアヌ・ピグー Liliane Pigou :ジルベールの妻。


雀宮雄馬助さんの「フランスきまぐれ選果」中にある
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