小公女:A Little Princess
19世紀のイギリスが舞台。インドで暮らしていたSaraは、ロンドンの
寄宿舎付学校で教育をうけていたが、突然の父の死により、不幸な境遇
になる。それでも誇りを失わないCera。そして、彼女の屋根裏部屋には
不思議な魔法が展開されるのだった。
ひどい境遇の中、誇りを失わないSaraを描いたこの本は、100年ちかく経過した
現在でも感動をよぶ。屋根裏部屋の魔法をぞくぞくしてよんだ人にとって
それは今なお、ある種の「宝物」にちがいない。
1887年:出版:SARA CREWE OR WHAT HAPPENED
AT MISS MINCHIN'S
1905年:出版:A Little Princess
当初、「セント・ニコラス」という雑誌で1887年から連載。
連載終了後、単行本として出版。このときには、あとに出版されるものから
比較すると、Saraの回りのキャラクタは、書きこまれていない。
1903年に1887年にだした本を劇にしてかいたところ、大ヒット。
1905年に大幅に加筆していまの"A
Little
Princess"が世に出た。
本邦初訳
1893年に「セイラ・クルーの話」として
(「少年園」に1894年まで掲載)訳者:若松賤子氏の
死去により中断。
1910年に藤井白雲氏が「聚精堂」より出版
(完訳かどうかは、未確認)
Saraの名前
小公女を読む場合、ひとつだけ気になることがある。それは、Saraの名前である。
英語は唯一"Sara"なのだが、日本語の表記にしたとたん、以下のバリエーションに
なってしまう。
大多数:セーラ(かの名作アニメも題名は「小公女セーラ」でした)
伊藤整訳:サアラ(新潮文庫はこの表現。私が持っている講談社版では、セーラ)
岡上鈴江訳:サーラ(旺文社文庫:現在絶版)
このなかの伊藤整訳は、よい訳ですし、完訳としても入手が簡単なのですが
名前でアレルギーを起こすかたもいらっしゃるようです。
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