作品紹介・読者からの寄稿

作品番号4:仮面の告白(三島由紀夫)


三島由紀夫の名を文壇で決定的にした作品。 幼年時代から女性に対して不能である事を発 見した青年が否定に呪われたナルシシズムを 心根にその心理的葛藤を率直に語る。 貧弱な肉体の主人公が逞しい同級生に対する 思慕とその劣等感は同性愛者の誰もが体験し た事のある甘くせつない片思いの感情ではな いだろうか。


作品番号5:禁色(三島由紀夫)


女を愛せない美青年南悠一は結婚してしまう と同時期に男色の世界にどんどんと足を踏み 入れてしまう。それと同時期に高名な老作家 と出会い、嘗て彼を裏切った女性を唆すこと を南悠一は頼まれる。老作家の復習は嘗ての 女が悠一に引き付けられる程に達成されたか に思えた。しかし、老人作家の想いは予測し ていなかった方向に向かう事になる。 50年代の日本の同性愛事情や風俗が実にリア ルに描かれてあるこの作品は当時のおねえさ んの実態を知る手がかりにもなるでしょう。 三島由紀夫氏はこの作品を期に同性愛に関わ るもの一切を発表していない。彼の結婚にも 関係していたのでしょうか?。


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開設日 1998年9月14日
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