第四回ブルフォレと黒トド


1.ブルフォレとは?

 ブルフォレ。正式にはブルーフォレスト物語RPGは、元々ツクダホビーから出版されていたファンタジーTRPGで、一度は絶版になってしまった作品なのですがその後THE DESIGNER'S EDITION としてFEARから再び出版されました。その後ボードゲームなどにも展開しています。

 このゲームの良いところとしては、どことなくほんわかした世界と、 そのくせに実は冷たい現実にも立ち向かえると言う世界観(何せどことなく東南アジア風と言う所が珍しい)そして、ひょこひょこGMが時間を進められる(そのために寿命ルールも存在する)世界設定などがあります。
 また、「悟り」などの独特なルールや、使い放題だが頻繁に暴走する魔法なども特徴かなと思います。他にはサイコロの振り方(ロール)に特徴があります、 これは普通の%ロールなのですが、難易度が低いと2回に1回や3回に1回成功すればOK。逆だと2回とも成功しなければ失敗となります。
 この判定法はあまり一般的ではありませんが、私は結構気に入りました。何故かというと、確率の期待値が描くカーブが普通の%ロールよりもなだらかになるからで、バランス調整がし易かったからです。
 

こんな、世界観がウリだけどルールにもきらりと光る物があるゲームがブルフォレなのです。


2.ブルフォレと黒トド

ブルーフォレスト物語と黒トドとの出会いは、中学2年生の時。今は亡き、コンプRPG誌にブルーフォレスト物語RPGのリプレイが掲載されていて、黒トドがそれを読んだ事から始まりました。
その時の印象は、妙なゲーム(世界)だなと言う物でした。ソードワールドRPGやロードス、D&DとGURPSあたりしかプレイしていなかった黒トドにとって、「悟り」だの「可愛いゴブリン」だのが横行し、魔法が使い放題の世界を舞台にしたTRPGというのはいささか奇異に思えたのです。
結局、中学生の頃はブルフォレに、それ以上触れることはありませんでした。

ブルフォレに再会する事となったのは高校生になってからです。
その頃、私は高校に入って幻文の会員らと新しいTRPGをプレイしたいなと言っていました。そんなある日ゲームショップに立ち寄ると、緑色のA4サイズの箱が眼に飛び込んできました。これがブルーフォレスト物語RPGとの再会です。
あろうことか、思わず衝動買いしてしまった私はそれから10シナリオほどキャンペーンシナリオを組んで怒濤のようにプレイしました。
ちなみにここで判明したことは、A4の箱が軟弱であると言うことと、バランスが微妙なところで保たれていると言うことです。
このキャンペーンの結果、幸いにも相性が合ったようで、衝動買いしたわりには私がTRPGをするときの定番となっています。

3.ぎりぎりのバランス 

しばしば、幻文の中でブルフォレについて言われる事に「ぎりぎりのバランス」と言う物があります。これは何かというと「バランスが破綻しているようなのに、何とかバランスが保たれている」と言う物です。
確かに、ルールを考えるとバランスが破綻しているところ。例えば、自動的にカウンター攻撃をくらわされてしまう技などのように、バランスが壊れている所がいくつも見られます。
ところが、実際のプレイになるとバランスは何とか保たれているのです!
こんなところが、私にとってこのTRPGをより印象深い物にしているのです。

軟弱な箱、何時崩れるかどきどきしてしまうバランス。こんな欠点がありながらもブルフォレは私の好きなTRPGの一つです。もし、興味があるならば是非とも買うことをお勧めします。
     


次回は蓬莱学園RPGについて書きます。
 

元に戻る