
| 1940-50年代 アメリカでは、1948年と1953年にアルフレッド・キンゼイが、個人の性行動に関する調査を大々的に行い、その結果をレポートに発表した。宗教団体や新聞、連邦議会などから糾弾されたがそれに屈せずに、その数18,000人分にも及ぶ性のライフ・ヒストリーを記録したのである。 キンゼイ・レポートによると思春期以降の性的活動と性的指向をもとに判断すると、「完全な異性愛者」米国の男性の半数しかいない。また8%は三年以上の間、同性愛活動のみ行い、10%の男性は同性愛活動と異性愛活動を同程度おこなっている。さらにキンゼイのレポートの中でもっとも目を引いた点は、37%の男性が少なくとも一回は同性愛体験で、オーガズムを経験していることであった。また13%の男性は、同性愛的求愛を感じたが、行動には移さなかったのである。 この調査の女性の割合は、男性に比べて低いものであった。完全な同性愛者は米国女性の2%であり、同性愛を経験したことのある女性は13%にとどまった。しかし一方で、行動には移さなかったが同性愛的求愛を持ったことがあると認めた女性は15%と報告されている[ギデンス1992]。 |