調査方法

 本論文の調査方法は、主として文献調査であるが、現在の同性愛者の実態をつかむためにフィールドワークを実施した。そこでまず、ハッテン場2であるバーで聞き取り調査を行なった。

場所:札幌市中央区すすきのの某所
日時:1998年10月10日 午前0時から約二時間

調査は、店員と来店していた二名の男性同性愛者にインタヴューを行なった。店員と来店していたお客の一人は、俗に「オネェ」3と呼ばれているトランスジェンダーであり、もう一人は、ストレートな(この表現が適切ではないかもしれない)ゲイである。前もってアポイントをとっていなかったにもかかわらず、いろいろと話を聞かせてくれた。このインタヴューによって同性愛者の生の声を聞き、実際に同性愛者が抱えている問題や不安を知ることができた。
 また同性愛問題を扱う団体、北海道セクシャル・マイノリティ協会HSA札幌ミーティングのブランチミーティング(勉強会)にも参加させていただいた。日時と場所は次のとおりである。

場所:札幌市中央区南2条西5丁目 ロジェ札幌25 411号室 HSA札幌ミーティング事務所
日時:1998年10月10日 午後5時から約三時間

このブランチには私も含めて9人の参加者がいた。参加者のセクシャリティは同性愛のみではなく、異性愛の者も参加していた。ここで個別にインタヴューをすることはできなかったが、テーマは特に限定せず、同性愛における諸問題を広く扱ったので、私自身のスキーマ構築に大変役立った。
 以上が調査方法についてである。フィールドワークで得た情報に関しては、該当個所でその都度触れていきたいと思う。